1. もらとりあむタマ子
《ネタバレ》 こののんびりとした流れ、好きだなあ。 タマ子もいずれはそれなりに自活できるようになるんだと思わせる。 父親との微妙な距離感もリアルで面白い。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-11-05 08:20:04) |
2. 模型の国
《ネタバレ》 廃墟マニアの聖地、「軍艦島」を描いたホラータッチのドキュメンタリー。 国内最強の廃墟であり、孤島でもある「軍艦島」。 しかも、廃坑直後で、まだまだ生活感の残る「軍艦島」をカメラに収めているので、非常に貴重な作品である。 数年前、この「軍艦島」は一般解放され、関係者や許可を受けた人でなくても、上陸できるようになった。 それにより、この島の廃墟としての魅力は少し落ちた気がする。 少なくとも、神秘的な印象は失せてしまった。 数年前まで一般人は、許可を受けずに上陸する、いわゆる“無法者”という形でしか上陸できなかった「軍艦島」。 その当時は、本当に神秘的なベールに包まれた島で、廃墟としての魅力、孤島としての魅力を存分に放っていた。 その頃が非常に懐かしい。 本作は、そんな「軍艦島」を丁寧に描写している。 しょっぱなからバラバラ人形が出てきたり、音楽が怖かったりと、ホラー仕立て。 ホラー仕立てなのはどうでもいいような気がしたが(笑)、廃坑直後の「軍艦島」を観ることができたのだから、文句はない。 圧巻なのは、「軍艦島」内最大の建造物である、コの字型のビルの映像。 すさまじく魅力的だ。 在りし日の、香港の九龍城を彷彿とさせる凄さ。 この様な貴重な映像を、DVDで気軽に観ることができることは、非常に喜ばしい。 [DVD(邦画)] 7点(2012-09-28 09:53:40) |
3. 盲獣
船越英二が“キチガイめくら”に成りきっているのがまず素晴らしい。 触覚だけが異常に発達した船越英二は、理想の体と肌を持つ女性を見つけ出し、自室のアトリエに監禁することに成功し、日夜からだを触りまくる。 そしてついにはその女を犯してしまう。 なんという偏執的でエロティックな設定なんだろう。 やっぱり、こういう設定を考え出した江戸川乱歩という人は偉大だ。 偉大すぎる。 しかし、その乱歩が描き出す世界は極めて小説的であり、それを映像化することは困難である。 本作がその困難さを乗り越えたかといえば、やや疑問。 やはり、乱歩が創りだした倒錯の世界は、小説の中だからこそ生きるのではなかろうか。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-11-25 01:28:51)(良:1票) |
4. もののけ姫
《ネタバレ》 やっと鑑賞できた。 全体的にグロテスクな描写が多い。 人と自然とが共存できれば確かにベストだ。 [DVD(邦画)] 6点(2023-01-31 19:14:07) |
5. 殯の森
《ネタバレ》 私も尾野真千子に後ろから温められたい! その欲求でモヤモヤしたまま終了。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-07-25 22:19:48) |
6. モテキ
《ネタバレ》 劇中で真木よう子が「ボーイズ・オン・ザ・ランじゃないだから」的なセリフを言うが、まさにこの作品はそれの逆をいくストーリー展開。 好みの問題だが、終わり方が好みではない。 中盤までは楽しめたが、不倫のくだりからイマイチに。 ポップなナンバーが盛りだくさんなのは楽しめたけど。 あと、麻生久美子の扱いがあんまりなのも、好きくない。 [インターネット(邦画)] 6点(2021-06-28 00:49:19)(良:1票) |
7. 猛吹雪の死闘
《ネタバレ》 菅原文太が思いっきり悪い役やってます。 宝石泥棒が逃走経路に険しい雪山ルートを選ぶ。 そこで起こる仲間割れや雪山との戦い。 見応えは大してありませんが、無難には楽しめます。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-09-08 16:48:26) |
8. もう頬づえはつかない
《ネタバレ》 けだるいなぁ。 不器用な生き方だなぁ。 だけど若い頃って、こんなもんか。 それにしてもラブシーンが多くて、鬱陶しい。 奥田瑛二は発情しまくりだし。 なんというのかな、昭和の頃の嫌な思い出が甦えるような感覚。 もうあの頃には戻りたくもないな、と。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-05-17 22:30:21) |
9. もっと超越した所へ。
《ネタバレ》 これは思わぬ拾い物、、悪い意味で。 ここまで奇想天外な内容とは知らずに見てしまった。 全く好みに合わない内容だった。 特にラスト付近。 やたらにテンションの高い女性4人がセリフをまくし立て合うところ。 うるさくて仕方なし! 黒川芽以のクレジットが後ろの方なのも個人的には気に食わず。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-02-16 01:41:53) |
10. 萌の朱雀
《ネタバレ》 面白いかといえば、面白くはないが、この作品はストーリー展開ではなく、穏やかな時間の流れや自然の雄大さ、そこに住む人々の静謐な暮らし等を堪能すべき作品ではないかと思われます。 それらの余韻を楽しみ、それにどっぷりと浸れば良いのだと思われますが、いかんせん面白くない! これは尾野真千子の初々しさをもってしても、如何ともし難かった。 [インターネット(邦画)] 4点(2021-08-02 08:16:09) |
11. 燃えつきた地図
勅使河原宏監督、最大の失敗作。 特に、安部公房とのコンビは、『他人の顔』『砂の女』という傑作を残しているだけに、これはなんとも哀しい作品となってしまった。 唯一良かったのは、勝新太郎と渥美清のからみの部分だ。 そっけない勝新太郎に、しつこくからんでくる渥美清。 この対照的な二人が、絶妙な間でもって電話で話すシーンは、自殺という暗いネタが背後ありながら、とてつもないユーモアを感じてしまった。 話をロクに聞いてもいない勝新太郎に、たたみかける様にしつこく話しかける渥美清のセリフまわしは、後の寅さんのごとく天才的なものを感じた。 虚しい朝の訪れを、独特のセリフまわしで話す渥美清を観られたことが、この作品を観た唯一の収穫であった。 [映画館(邦画)] 3点(2009-09-06 00:18:54) |