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poppoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 363
性別 女性
自己紹介 とにかく毎日忙しい、とか言ってなかなか映画を観ないと、観たい映画リストがどんどん長くなっていく。
このまんまじゃ死ぬまでに間に合わなくなっちゃうから、とにかくどんどん観ようっと。

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1.  悪人
この世に完全な悪人も善人もいない、あるのは相手との関係性と、ただほんの僅かな運の良し悪しだったりする。 「俺、なんででこんな人間なんやろ」という妻夫木君も、「あたしはそんな人間じゃないっ」と絶叫する満島ひかりちゃんも、同じように今という不安を彷徨っていたのだろう。 よくよく胸に手を当ててみたら、妻夫木の不器用さも、深津のみっともなさも、満島の計算高さも、岡田の虚勢も、余貴美子の身勝手も、松尾ズズキのあくどささえ、全部自分自身に当てはまるではないか。 そんなヒリヒリする思いに加えて、シーンは雨、雨、雨、と、閉そく感と胸苦しさをかきたてる。  なんと完成度の高い映画でしょう…と思ったら、フラガールの李監督なのですね。 で、原作者が脚本も書いてらっしゃる。なるほど。 難しいテーマの作品を、長い尺にも関わらず、巧みな場面転換により飽きずに一気に観せてもらいました。 人物の背景も説明臭いセリフではなく、映像できちんとみせてくれる。 そして、キャストが揃いもそろって熱演。 一人ずつ褒めたらキリがないし、誰か一人をとりあげたらもう全員褒めなくちゃならないほどだけど、強いて、強いて言うなら満島ひかりさんは出色ですね。  観賞後は救われたような、やるせないような、複雑な思いが残る。傑作と言って良い出来だと思う。
[DVD(邦画)] 10点(2011-08-08 00:00:43)(良:2票)
2.  それでもボクはやってない
日本の司法の問題点を、ひたすらリアルに正攻法で描いた本作は、周防監督の真摯な問いかけがストレートに伝わってくる。 実はこの映画が公開されるよりずっと前に、知人の弁護士から「痴漢冤罪」について聞かされていた。 微罪だから、という理由でなかなか表面化しなかったこの問題を通して、この国の司法制度は根本から見直さなければならない、という極めて重大な社会問題を、誠実な取材と堅実な演出で見事なエンターテイメントに仕上げた監督の聡明さと手腕を、諸手を挙げて褒め称えたい。 ことに、最後の最後まで、観客であるわたしたちに真実を明かさずに、客観的な事実のみを積み重ね見せていく手法は、実に示唆に富んでいる。 公開当時、深夜2時からのレイトショーで観たのだが、観終わって拍手したくなった作品は久しぶりだった。 お見事というほかない。 
[映画館(邦画)] 10点(2009-04-18 15:09:59)(良:1票)
3.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 
この映画はそもそもファンタジーなわけで、主演のトム・クルーズを侍の国に登場させ、その設定が日本史に疎い日本人以外の人々にも受け入れられるためには、史実との相違などは、もとより制作者にとってはたいした問題ではなかったのだろう。 事実、明治初期の世相や歴史にこだわりのない私としては「?」という部分があっても軽く右から左へうけながすことができた。 作品の核となるストーリーのテーマは異文化交流で、「いかに死ぬか」を尊ぶ侍と「いかに生きるか」が問われるアメリカ人が、各々の背景にある揺るぎない信念を越えて尊敬という名の絆で結ばれるという、美しい友情の物語。 ゆえに、勝元は誇りのために滅び行き、オールグレン大尉は誇りを取り戻すために生き続けるという、それぞれの結末が悲しくも清々しい。 大作の名に相応しい戦闘シーンの壮大さや、殺陣の美しさに充分すぎるほど楽しませてもらい、ラストでは久し振りに劇場で大泣きしたので、点数はもちろん「Perfect」です。
[映画館(字幕)] 10点(2007-09-30 19:14:08)(良:3票)
4.  今度は愛妻家
この手の映画で泣くわけないと思っていたけれど、庭先での写真撮影のシーンでふいに泣けて、そこからはもう、涙でかすんで画面がよく見えないくらい泣きました。 「愛してる」なんて言えないぶっきら棒な夫の、この上ない愛情表現に、もう嗚咽さえしましたよ。 ストーリーなんかはさておいて、主演のふたりの醸し出す空気感がもう抜群にいい。 自然で愛らしくて切ないことこの上ない。 そして、特別派手なエピソードがあるわけではなく、日常的な出来事や会話を積み重ねることで、夫婦のドラマを紡いでいく構成は本当にうまい。 それにしてもこんなに泣いたのは久しぶり。一人で観ていて良かった。
[DVD(邦画)] 9点(2011-10-15 23:39:23)
5.  ALWAYS 続・三丁目の夕日
ストーリーは前作と大きく変わらない予定調和であるが、大ヒットの続編として、様々な制約のあったなかでよくもここまで完成度の高い作品を作ってくれたと思う。 昭和30年代というのは、今と比べてそんなに良い時代だったのか?といえば全然そんなことはないハズだ。 今よりずっと不自由で、差別的で、貧しさゆえの犯罪だってずっと多かったに違いないのだ。 だから私は安易に昭和を「良き時代」にしてしまうことには非常に抵抗がある。 しかしそんな時代に、未来への希望を持って生きた人々と幸福の本質を描くことで、本作もまた普遍的な感動作になっている。 これでもかというくらいに詰め込まれたベタなストーリーの数々は、役者たちが生き生きと演じることで、決して白々しいものになっていないし、前作同様、小物からセットまで見事に再現された三丁目の風景は、もう会えないと思っていた大好きな人に再会できたような感動を与えてくれた。 今の時代はあのころに比べてずいぶん豊かだが、未来に希望が持ちにくくなっているのは事実だと思う。 それでも「今日の夕日はなんでこんなに綺麗なんだろう」と言える幸福はきっと身近なちいさなモノの中にあるんだろうと、素直にそう思えた。
[映画館(邦画)] 9点(2011-09-10 19:56:48)(良:2票)
6.  ヒーローショー
これはもう、すごいモン観ちゃった!というのが偽らざる感想。 まず主演したジャルジャルのふたりがバカいい。 干しシイタケを戻すだけのシーンに半日かかったという福徳は変に役者面せず等身大で演じれば(とは言っても彼の実像は押しも押されもせぬお笑いエリートなのだ)、相方の後藤は半端な役者じゃ敵わないほどの、オーラがあった。 前半の暴力シーンでは、暴力を振るう側の怯えや覚悟のなさ、集団心理なんかも細かく描かれていて、暴力行為そのものよりも普通の人の罠としてのそれが恐ろしさをかき立てる。 後半の展開は失速と見る向きも多いようだが、こここそが今の若者の空疎な空気感を醸していて良かったように思う。 届かなそうなでっかい夢を掲げることで現実から逃避する福徳と、地方や家庭からくる閉塞や、好きな女との一筋縄ではいかない未来から、おとぎ話のような将来を夢想する後藤の行き詰まり感がよく出ていて切なさを感じた。 昔の若者ならもっと無軌道や無鉄砲にもなれたのかもしれないけれど、開き直りにも似た無気力が彼らを支配しているのは紛れもなく今の時代感だ。 もちろんこのお話し、これで終わるハズもなく、解釈の余地が様々にあるラストシーンに繋がる。 この映画を観て誰もが連想する類似事件(被害者を生き埋めにした集団暴行殺人事件)の主犯は死刑が確定している。 決して特別じゃない人間の日常の中に、ぽっかり口をあけて構えている悲惨がきっちり描かれているのだ。 人は簡単に「生き直し」なんかできやしない。せめて「自分の命」なんかより大事なもんを見つけろや、と、そんなメッセージが聞こえてきた気がする。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2011-09-08 00:53:51)(良:3票)
7.  リンダ リンダ リンダ
こんなに自分の(遠い昔の)高校時代を思い出したのは久しぶり。 些細な諍い、ものぐさな物言い、好きな男の子からの切りがたい電話、果たせなかった告白、間抜けな「OK?」。 どこを切り取っても普通の、キラキラなんかしていないごく普通の日常だ。 だからこそ、画面から甘酸っぱい汗の匂いさえ漂ってきそうなリアリティがある。 深い意味なんかない出来事を、余計な演出もなく、ただ見えるがままに時間だけを紡いでいく。 そしてその時間を楽しみ、愛おしむ、そんな映画だと思う。 観終わって自然と笑顔になっている自分がいた。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2011-08-08 14:36:49)(良:3票)
8.  ALWAYS 三丁目の夕日
見えない指輪をはめた手をかざして「綺麗」とつぶやく小雪。 このシーンだけでもう感涙、感動、感激、胸一杯。 甘いと言われようが、クサイと言われようが、こういう純愛には目がないんです。 一歩間違えたら、陳腐な泣かせ映画になりかねなかったこの作品には、50年後の今にも通じる普遍的なメッセージが込められており、それが昭和の空気感にぴったり治まったのが多くの人の感動を与えた所以だろう。 それにしても蓮っ葉な役をやっても、ひたすら清らかに美しい小雪って、スゴイわ。 CGと懐古趣味が売りの泣かせ映画でしょ、などと、公開当時に劇場で観なかった自分をみっちり叱ってやりたい。  そして、こういう映画を観て、まだまだ感動できる自分を褒めてやりたい。
[DVD(邦画)] 9点(2011-08-02 13:41:27)(良:2票)
9.  フラガール 《ネタバレ》 
独創性や目新しさはなんにもない、型通りの直球映画。 「揉め事や悲劇なんかが色々あって最後にダンス見せるんでしょ?」はい、その通り。 「ブラス!」とか「リトルダンサー」とか、ああ、裸で踊るって言ったら「フルモンティ」とか、「ウォーターボーイズ」とか、似たような映画いっぱい観たし、と、あんまり気乗りせず観賞したんだけど、中盤の夕張へと旅立つ早苗の「一生で一番楽しかった」あたりから、泣けてしょうがない。 ここまでベタな内容なのに多くの人の心を打ったのは、まずやっぱり役者陣の演技の質の高さがあるように思う。 人生にちょっと疲れたダンサー役の松雪泰子はただ立っているだけで佇まいを感じさせるし、早くも大女優のオーラを漂わせる蒼井優がダンスだけでなくきっちりいい演技を見せてくれる。 トヨエツの不器用な男や、富司純子の凛とした母も素晴らしいし、しずちゃんもなかなかの存在感。 無駄なセリフの少ない脚本も、時代感あふれる映像も、どこをとっても真面目さがにじみ出ている。 奇をてらったりしなくっても作り手がここまで大真面目に良い仕事をすると、こんなに上質な娯楽映画が完成するわけですね。 そう言えば子どもの頃家族で行ったな、常磐ハワイアンセンター…という私のノスタルジーも点数にプラスしときましょう。
[DVD(邦画)] 9点(2011-05-26 10:04:56)(良:1票)
10.  帝銀事件 死刑囚
とにかく淡々と、愚直なまでにひとつひとつのカットをつなぎ合わせていく手法で、徹底的にリアリズムを追及した清廉な映画。 起訴中の事件を真っ正面から描いた本作は、冤罪が起こる背景である、警察及び報道のあり方を静かに、しかし痛烈に批判している。 決して斬新な手法がとられていたり、優れた映像が堪能できたりするワケではないが、こういう作り手の良心と熱意が漲る作品がきちんと作られ、それを観て思いを受け取る映画ファンがいるということが、わたしは無性に嬉しい。  無実を訴えながら39年におよぶ獄中生活のまま95歳で獄死した平沢氏のご冥福を祈ります。 そして例え凶悪犯を見逃す恐れがあろうとも、この世から冤罪がなくなることを私は強く望みます。
[ビデオ(邦画)] 9点(2009-07-25 08:45:40)
11.  パッチギ! 《ネタバレ》 
この映画、間違いなく娯楽作品ですよね。 社会性はあったとしても政治的主張なんて、私はまったく感じられませんでした。 主人公はただ純粋にヒロイン(沢尻エリカが実に可憐)に恋をして、自分の思いを伝えたくて、彼女の国の言葉と歌を覚えただけ。例えばそれがタガログ語であっても、またスワヒリ語であったとしても一生懸命覚えたんでしょう、彼は。 そんな切ない純愛に影を落とす、日朝の間にも流れる「イムジン河」。 そんな川なんか、ずぶ濡れになっても乗り越えて行こうよ、と。メッセージがあるとすればそれだけじゃないかと。どっちがいいとか、実はこうだとか、一言も言っていなくて。 ゆえに、それぞれの青春にどっしり横たわる問題は、何一つ解決されていないまま、新しい命に一縷の希望が託されるという放り投げっぱなしみたいな結末(唯一キチンと解決したのはモトキの仮性包茎だけか?)も当然のことなわけで、だからこそ、ラストのクロスカッティングは、ほんとにベタだなぁ~と思いつつも胸が熱くなる。 それにしても陰惨ではなく、むしろ爽快な暴力シーンはなかなかの迫力。ビー玉を口に入れるあのシーン、私がかつて聞いたハナシでは折った割り箸やつまようじが使われたとか…イタタタタ。 
[DVD(邦画)] 9点(2007-09-16 15:09:54)
12.  のど自慢
軽妙なつもりの台詞まわしも少しわざとらしく、もう少し地に足のついたスタイルでないと、共感を呼びにくい。 また、竹中直人をああいう使い方するのは、日本映画界で何かの協定でもあるのかと疑ってしまう。 とかなんとか文句をいいながら、実は私は、国営放送のこの番組の大ファンである。 見るたびテレビの前で、喝采し、共に歌い、ホロリとし、応援し、カネの音が少なすぎるとブーイングをしたりして、家族に引かれまくりながら、実に楽しませてもらっている。なので、よくぞこれを題材にしたなぁ!と感心しつつ、ツボにはまりまくり、エンディングでは滂沱の涙。 はっきり言って、今日び、あの程度の歌唱力では合格の鐘はあり得ないが、それでもいいじゃん。映画だもん。 人が懸命に歌う姿は、歌唱力にかかわらず、感動や共感を呼ぶものだ。 数々の名曲と共に、歌う喜びを存分に謳いあげた感動作に拍手。
9点(2004-05-18 11:11:05)(笑:1票) (良:2票)
13.  地雷を踏んだらサヨウナラ
結果だけ見れば悲惨といっていいはずの若者の晩年を描いていながら、不思議なほど主人公の内的葛藤や戦場の恐怖に戦慄するシーンが少ない。 浅野演じる泰造は、一時帰国した折、家族の前で、実にあっけらかんと血生臭い戦場の様子を語る。 そんな筈がない、という人もいるだろう。実際の一ノ瀬氏はどうだったのかわからない。しかし私的には、この主人公の様にとてもリアリティーを感じた。 もしかすると一ノ瀬は戦場に身を置いてはいても「命を賭して」などというつもりは全くなかったのではなかったか。 功名心、憧憬、無自覚かもわからないが使命感などの、色々な思いが混沌としている中、押さえられない情熱に従っただけだったのではないか、などということを思いながら観た。 うそ臭いヒロイズムに流されず、浅野忠信は、実にうまく演じていて素晴らしい。 私が見た、一ノ瀬氏の写真の印象に違わない、優しさのあるいい映画だった。
9点(2004-05-13 20:57:38)
14.  TATTOO<刺青>あり
この凄惨な事件は、映画を観るより前に、新聞社によるドキュメントを読んでいたのだが、映画もなかなか丁寧に事実に基づいて描かれている。 冒頭で荻島真一扮する検視医が「TATTOO」と、本人にとっては勲章であり、自己顕示の手段であり、強さの証明であったはずの刺青を、単なる身体的特徴として口述する。 この出だしから痺れてしまった。 日本の犯罪史上稀に見る凶悪で残忍なこの事件の犯人像に、適度に心情的な距離を保ちつつ肉薄していく、という作り手のスタンスが感じられた。 特に私が興味深かった読書家である一面、ストイックなまでに健康管理に取り組んでいた点なども、きちんと触れられており、何がこの男を凶行に走らせたのか、といった主題からいささかもぶれず、最後まできっちりまとめあげている。 さらに宇崎の演技がすばらしい。 虚栄と自己顕示欲に満ち、勤勉で努力家だが、情緒に欠如しており病質的という難解な役を完全に自分のものにしている。 相手役の関根恵子も、圧倒的な美しさと存在感で目を奪う。 ラストにかかる曲も、この犯人への鎮魂歌になっており、渡辺美佐子の好演とともに胸に深く残っている。私の大好きな作品だ。登録感謝いたします>木戸満さま
9点(2004-05-06 17:30:43)
15.  12人の優しい日本人
こりゃあ面白い。いかに日本人が議論下手とは言え、議論どころか学級会にすらなっていない前半部分は「いいかげんにしろよ(怒)」状態で観ていましたが、後半、見事にひきこまれます。最後のオチもきっちり本歌取りになっており、脚本の巧みさに唸らされます。本家ハリウッド版をこよなく愛する私としては、今まで観ず嫌いだったことを、猛省いたしました。
9点(2003-12-24 11:42:28)
16.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
あきらかに自分の世代がターゲットなのだと認知した瞬間に感じた「あざとさ」すら、ふっ飛ばしてしまうほどのノスタルジー。家族と共に鑑賞したのだか、万博について、シモンズについて、懐かしのギャグやアニメについて、喋りたくてたまらない。 東京の(東京ですよね?あれ。)下町の町並みには、ひろしならずとも「何だって、こんなに懐かしいんだ!」と叫びたくなる。 しかし満たしているのはおばさんの懐古趣味ばかりではない。 ギャグはもちろん、スリル満点のカーチェイスやアクションなど見所満載。しかも「未来を生きよ」とのメッセージもしっかりと込められている。う~ん、やるなぁ。ジャパニーズアニメ。
9点(2003-11-17 12:34:08)
17.  青春デンデケデケデケ
これは素晴らしい。躍動感あふれる画面いっぱいに、青春時代のしょっぱさみたいなものが詰まっている。甘くなりすぎないのはドキュメンタリータッチな画に仕上げたせいだろうか。大林監督の最高作と言ってさしつかえないのでは。
9点(2003-06-08 19:07:26)
18.  アポロ13
文明とは、まさに偉大なる失敗の積み重ね。結果ではなくそこに至るプロセスこそがドラマだということを強く感じた。あと一歩のところで、夢に手が届かない主人公の切なさに泣けた。CGを駆使したリアルな映像はもちろん、管制室の人々の熱い思い、地上で信じて待つ家族など人間ドラマの描き方も秀逸。
9点(2003-05-28 11:56:19)
19.  椿三十郎(1962)
痛快時代劇として、芸術作品として、大変完成度が高い本作。もちろん、殺陣のシーンの見事さに見惚れ、小林桂樹のとぼけた味に笑い、終始釘釘付けだったのですが、特筆すべきは奥方によって、浮き彫りにされた三十郎の弱さ、脆さ。「あばよ」と去っていくうしろ姿に、思わず涙が出ました。
9点(2003-05-10 12:06:20)
20.  となりのトトロ
温かく、切なく、懐かしい。日本人の心の琴線に触れる作品です。おばあちゃんとおかあさんと孫、全部の世代が一緒に楽しめる映画って、貴重ですよね。
9点(2003-04-06 11:58:46)
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