1. 鍵泥棒のメソッド
《ネタバレ》 安易に人殺して盛り上げようって映画が多い中、「人殺さなくてもエンタメは作れるよ」ってメッセージを感じられる映画。 バカバカしいようなシナリオを、豪華役者陣がクソ真面目に演じているのが面白い。役者以外には、あまり予算使ってなさそうなところも、好印象。 あえて難点を上げると、堺雅人はチャランポランは似合わない。大泉洋とかオダギリジョーあたりの方が良かった気がする。広末涼子自体は頑張ってるけど、脚本がちょっと無理っぽい。香川との抱擁シーンのリアリティを出そうとして、やりすぎちゃった感じ。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-01-11 09:19:14)(良:1票) |
2. さびしんぼう
今観るからノスタルジックに感じるのではなく、公開当初から 観た人の中にはノスタルジーを感じたの人もいたのではないかと思われる。登場人物のそれぞれが幻影を持っているとして、それの集合体みたいなものが さびしんぼうということか。で、それは観客にも共有可能なものなのかも知れない。 尾道を昭和の日本風景として、きれいに残していただいたという事にプラス1点。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2023-01-11 09:14:13)(良:1票) |
3. 鬼滅の刃 兄妹の絆
乗り遅れた形だけれど、フジテレビで観ました。 大人でも飽きたり幻滅することなく 最後まで観られましたし、あれだけ流行ったのも分かる気がしました。 次の日に放送された「浅草編」というのも観ましたが、あれは劇場公開ではなく テレビのアニメ放送をまとめたものなのかな? 浅草編では剣術(壱から拾の型)が出てきます。これはおそらく、山での修行中に鱗滝左近次から教わったように思いますが、この「兄妹の絆」では紹介されていないように思います。なので「浅草編」を観ると、いつ覚えたの?となってしまい、唐突に感じます。 軽くでいいから この「兄妹の絆」で触れられていると、つながりが良かったのかなあと思います。 [地上波(邦画)] 7点(2021-09-14 10:39:49) |
4. 私たちのハァハァ
まあ私は女子高生ではないので、感情移入できないのは当たり前かと思われる。 ホームビデオ風で、画面が揺れまくったり声が重なってうまく聞き取れなかったりするところも、私は傍観者であり ただ覗き見ているだけだと考えると、その状況を表していると言えるかもしれない。 彼らが夢中になっているバンドの音楽も 私にとってほとんど興味のないものであり、そんな中でもこの映画を最後まで見ることができたのは、内容は異なるにせよ 私も将来に対する漠とした不安を感じたことや、傍から見たらおかしいと思えるような事にのめり込んだ 昔を思い出すからなのかもしれない [地上波(邦画)] 7点(2021-08-28 06:19:46) |
5. 河童のクゥと夏休み
《ネタバレ》 いやー、予想外にすごく良かった。存じ上げませんでしたが、クレしんの監督さんなんですね。 犬のおっさんの最後の扱いだけがマイナス。あれは、犬飼ってる人の逆鱗に触れるの分かりそうなものなのに、スタッフに犬好きがいなかったのかなあ? あと河童は川遊びの怖さを子供に教える役割もあるので、かわい過ぎるクゥちゃんはその年代に見せると効果が薄れそう・・・ 人間の嫌な部分が描かれてるからこそ、リアリティがあって良い。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-08-17 10:15:13) |
6. サマーウォーズ
絵はいいと思うけど、ストーリーはツッコミどころも結構あってなあ。かなりヒットしたことを考えると、映画の質と興行成績って比例しないものだなあと再認識。本当に、この監督には絵に集中して、ストーリーは出来物を使って欲しいと切に願う。 [地上波(邦画)] 6点(2021-07-18 22:46:20) |
7. 物置のピアノ
《ネタバレ》 NHKがやってる「地域発ドラマ」を彷彿とさせる内容。映画にするには、ちょっとクオリティ不足かなと感じた。 一番違和感があったのは姉の描き方。最初は高圧的だったのが、急変するのだが ちょっと不自然。 福島をテーマにした作品というので 低い点数はつけにくいのだけれど、純粋に映画としての点数はこれかな。 [地上波(邦画)] 5点(2021-05-27 15:20:27) |
8. アフタースクール
二度目の鑑賞。観た事自体は覚えていたけど、普通に楽しめるほどに核心部を忘れている自分のアホ脳に感謝。 丁寧な作りで、とても好感が持てます。 [地上波(邦画)] 7点(2021-05-17 22:38:18) |
9. 今日も嫌がらせ弁当
映画館で観る作品じゃ無いな。テレビでだらっと観るにはまあまあな感じ。まあよくこんな薄いネタで映画を作ろうと思って、実際に作れたもんだと思う。 篠原涼子だから 最低限もったものの、他の女優だったら撃沈だったかも。 [地上波(邦画)] 6点(2021-02-17 16:46:16) |
10. 天気の子
うーん。ちょっと何が言いたいのか分からなかった。窓開けるまで浸水してないとかありえない描写も乗れない原因。 一番疑問なのはストーリーは突拍子もないのに、アニメ自体はリアル感を出していること。そのギャップを楽しめってこと? 写真をトレースしたほうが楽だからって理由だったら、しょうもない。リアルに寄ったアニメはAIが簡単に侵食できるエリアで、将来性がない。 [地上波(邦画)] 5点(2021-01-17 19:26:06) |
11. 古都(1963)
京都という街を非常にうまく表現していると思いました。ただ若干長いような... 岩下志麻さんのこの頃の暗い表情は悲しさや寂しさが感じられますが、最近の彼女の暗い表情には怖さしか感じません。女優と言う仕事が彼女の顔を変えたのでしょうか? [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-01-14 17:22:50)(良:1票) |
12. 同胞
農村、青年、劇団、観客に対する監督の視線が意識される作品でした。そのどれもが暖かく、こちらの気持ちも暖かくなるように感じられました。 他の役者さんは今と大きくは変わらないように見えるのですが、市毛良枝さんが非常に若く見えました(当時25歳)。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-01-14 17:17:26) |
13. 悪い奴ほどよく眠る
《ネタバレ》 役人・建設会社を絶対悪みたいに描写していて、見る人がそれを素直に受けてしまう様に作るのは如何なものかなあと思います。決して肩を持つ訳じゃないんですが、どんな映画でも一方的な押し付けは嫌いなもので... それでもやっぱり非常に良く出来た映画だとは思います。 姿を見せない悪幕が岩淵に送った睡眠薬が毒薬だったら、娘が死んで岩淵も苦し...まないか...。 老け役でない笠智衆さんを初めて見ました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-01-14 17:15:26) |
14. 植村直己物語
《ネタバレ》 私は山登りを楽しむ人間として、植村さんに共感できる部分が多いから甘めの点数になりますが、これを見て不快になる人も多いのではないかと思います。 まず犬への罵倒で犬好きの人が不快になり、奥さんをないがしろにする事で女性の反感を買い、募金等の金を使ったり、輸送機で物資を届けていたら冒険じゃないじゃないかという批判を受けそう。 でもこういう伝記映画が陥りがちな極端な美化を避け、出来るだけありのままの植村さんを描写しようとしたんだなという製作者側の意図が感じられました。大変な撮影だったと思いますが、西田敏行さんも非常に好演。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2021-01-14 17:11:27) |
15. 海よりもまだ深く
部分部分で印象的なところもあるけど、全体的なトーンがちょっとゆるい。 他の監督の作品なら、「あーそんな感じなのね」で終わると思うけど、是枝監督にはもっと深いテーマの作品を期待してしまう。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-01-12 09:04:00) |
16. 半世界
つまらなくはないけど、特に感動もしなかったし、面白みもなかったかな。前の方もおっしゃってますが、深そうで深くなさそう。思わせぶりなだけ、みたいな。 出演者の中にお目当ての人がいないような場合は、あまりオススメできない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-12-25 21:01:53) |
17. 女囚701号 さそり
ポルノとしては見にくい作品だと思う。前衛的な表現もそこかしこに見られて、飽きずに鑑賞できる。 脚本はあまり洗練されていないようにも思うけど、パワーで押し切れている感じ。 それにしても梶芽衣子さんのメジカラは女優史の中でもトップクラスなのではないだろうか。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-07 10:42:18) |
18. 野獣死すべし(1980/日本)
松田優作も鹿賀丈史も素晴らしい演技をしていると思います。でもストーリーが雑で、あまり楽しめませんでした。雰囲気のある映画なので、リアルタイムで見ていたら のめり込めたのかも。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-11-27 10:44:25) |
19. 東京オリンピック
当時は中継があって、競技そのものに興味がある人は そちらを観ていたんだから、映画では別の撮り方をしなければ ならないのは分かる。でも これはあまりに芸術的に撮ることに寄り過ぎていて、時に面白みを損なっていると思う。 スポーツは それそのものが芸術であり、加工の必要は余りないと思う自分にとっては合わない内容だった。歴史的な知識を得られることだけが収穫。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-24 21:30:51) |
20. 沈黙 ーサイレンスー(2016)
キリスト教徒が原作者なのだから 当たり前だが、キリスト教徒を美化し 弾圧側は極悪非道に描かれている。 キリスト教徒が異教徒を残虐に殺したことなんて 数え切れぬ程ある訳だし、宗教というのはどっちにしても害悪でしかないという印象を強めることにしかならない。 加えて日本・日本人を蔑んでいるような描写まであって、辟易する。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-28 23:25:51) |