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FSSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 854
性別 男性
自己紹介 <レビュアー引退について>

他の方にとってはどうでもいい事ですが(笑)、
こちらでのレビュアーを引退させて頂きます。
理由はあまり映画自体を見なくなった事と、
結局、映画以外にもレビューを書けるAmazonが
レビュー投稿の中心になってしまった事ですね。

長い間、お世話になりました。 2021/11/27
   
<ジャンルの好みについて>

・好きなジャンルは「ホラー」「サスペンス」「ミステリー」。
・嫌いなジャンルは「ミュージカル」「恋愛」「韓国映画」「感動押し付け系」。
・どちらでもないのは「アクション」「SF」「コメディ」「時代劇」。

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221.  スカイハイ[劇場版](2003)
<原作未読・TVシリーズ未見・映画のみの評価です>   何たる駄作。原作は知りませんが、幾つかあるエピソードのひとつなのかな?それとも完全に監督オリジナル?どちらにしても、よくこんな陳腐で幼稚な脚本を平気で作れるものです。いったい対象年齢はいくつなの?まともな感性があれば、今どき「悪魔を呼び出すために、人間の心臓を六芒星(ダビデの星)の頂点に捧げる」なんてウルトラ・スーパー・ド陳腐なオカルト要素を大真面目に入れるなんて、とても恥ずかしくて出来ませんよ(地図に三角形を書き始めた時、「ま、まさかなあ」と思ったら案の定)。  おまけにこの監督らしい中途半端なアクションで味付け。「ALIVE」や「VERSUS」、「あずみ」以来、相変わらずの演出センスの発展性の無さに呆れます(全部見てきている自分も自分ですが)。その他、「愛のためならこの世を地獄に変えたっていい」とか、「君のためなら世界を敵にまわしたっていい」といった、もはやギャグにしか使えないようなセリフの陳腐さ、クサさや、役者の学芸会レベルの大根っぷり等、いくらでも突っ込み所はありますが、疲れるので止めます。
1点(2004-08-29 08:31:09)
222.  ゲロッパ! 《ネタバレ》 
型破りなコメディを気取っているように見えて、実際は笑い所も泣かせ所もベタで古臭い。コメディ部分で笑わせておいて、後から人情ドラマで泣かせようという、あざとい作りが見え見え。そうした邦画特有の「泥臭さ」が悪い意味で目立つ。  それでいて「万人受け」を計算して、笑い所も無難なレベルに止めているのが丸分かりなので見ていて白ける。ナンセンスさを気取ったギャグもドラマもミュージカルっぽい演出も、何もかもが中途半端。おまけに全体のテンポも悪い。終始ダラダラしているのにウンザリさせられ、開始10分で早くも恒例の早送りモードに突入した。  その媚びた作りと、コメディにもなり切れていないセンスの無い笑いに、見ているのが苦痛だった。この作品の「中途半端なバランス」こそが、監督自身の中で「万人受け狙い」と「一般人には迎合しないという斜に構えた姿勢」とのバランスが取れていない証拠。
[ビデオ(字幕)] 1点(2004-06-11 17:38:28)(良:2票)
223.  キル・ビル Vol.1(日本版)
アクションも世界観もストーリーも「バカの徹し方」も、何もかもが中途半端で薄っぺらい。荒唐無稽さには目を瞑るとしても、生々しい復讐劇の妙な「シリアスさ」と内容の「バカさ」のバランスが取れていないのが問題。そのため真面目に見ても、バカ映画として見ても、どっちつかずで中途半端な作品になってしまっている。  「似非日本」の描写も、「演歌」や「スシ」といった、よくある「外人のイメージする日本」という程度の感覚で、どこが日本通なんだと言いたい。日本刀のふざけた使い方や女子高生の殺し屋、アホなヤクザ、途中のアニメシーン等、何のオマージュにもなっていない、ただのふざけ半分のようなパクリ演出のオンパレードを見れば、とても日本文化に対する理解や敬意があるとは思えない(女子高生の殺し屋も「BLOOD THE LAST VAMPIRE」のパクリだし、ラストの「頭部切断」も監督が好きだと言う漫画「殺し屋1」のパクリ)。完全な監督のオナニー映画。  血をドバドバ出したり、意味無くアニメを挿入するという、少し「過剰な演出」と、「タランティーノ監督」という名前で過大評価され過ぎという気がする。  これで凄いんなら、オレが監督なら「刀で相手の全身を五センチ角の肉片にみじん切りにするシーン」とか、「盲目の居合の達人女子高生、座頭(ざがしら)市子」とか、「全身に武器を埋め込んでいる暗殺者」とか、「身の丈5メートルの巨大忍者が、全長2メートルの巨大手裏剣を投げてきて、それを刀で受け止める」とかやるけどなあ。どう?  しかしこういう映画を見るとやはり「北斗の拳」や「魁!男塾」はスゴいと思う(笑)。
[映画館(字幕)] 1点(2004-05-30 21:52:07)(良:1票)
224.  ドラゴンヘッド 《ネタバレ》 
<原作未読・映画版の評価> これはヒドイ。覚悟はしてたが、ここまでつまらないとは。まさに駄作の見本。とにかく映画化する上での脚本構成や編集、演出の仕方等が下手くそ。監督さんにクリエイターとしてあるべき「基本的なセンス」を感じない。  原作の問題なのか、そもそも「日常が崩壊した後の世界」というありがちなシチュエーションに新鮮味が無いことに加え、独自のアイデアや解釈も皆無。序盤からダラダラとした展開にイラ立ち、早々に「早送りモード」に突入。いちいちワンシーンが長く、見ているこっちはとっくに状況を把握しているのに、作中人物はいつまでたっても生まれたての子鹿みたいにヨタヨタして「な、何が起こったんだ~」とか、「う、うわ~!」とパニくってるだけで、話が一向に進まない。とにかくダラダラし過ぎ。監督さんも自分で見てみて「テンポ悪いな~」とか思わないのか?「観客のテンション」を意識する事って、映画作りの基本だと思うけどなあ。  非常時における「醜い人間性の露呈」という展開もワンパターン。それくらいしかやるコト無いだろうけど、もう少し何か工夫があるべきなんじゃないの?それぞれの話が独立していて、まったく相互関係が無いというのもお粗末。漫画の連載上、話が断片的になるのは仕方ないかも知れないけど、だったらそのままバカ正直に映画化するんじゃなくて、もう少し独自の解釈なりを加えて、各登場人物やストーリーに「繋がり」や「流れ」を持たせるべきなんじゃないの?  「感情を殺すカンヅメ」も何でそんなモノがあるのか説明されないし、双子の話共々、必然性が無く、ストーリーに絡んでいない。期待していた「全身ペインティング男」も結局、「主人公の内面の暴力性が象徴として幻覚化した」ってだけ?ホントにそれだけ?まさか原作でもそうなの?  ラストも「希望か、絶望か」だ?そんなもん絶望に決まってるだろ!生態系も狂って人間も動植物もほとんど絶滅してそうだし、その日の飲み水にも事欠くような状況で、サバイバル経験も無い高校生が生きていけるかっつーの。単に「偶然」と「ご都合主義」によって生き残れただけで、「絶望に立ち向かう姿勢」を丁寧に描かないからカッコつけた言葉だけが空回りするんじゃないの?  CG・特撮担当の人のガンバリに敬意を表して、せめて+1点献上します。
1点(2004-05-16 06:01:11)(良:2票)
225.  梟の城
以前にビデオで見た時もさっぱり印象に残らず、今一度テレビで見てもやっぱり同じ。色々な意味でヘボい。  とにかく「娯楽時代劇」として中途半端。基本的にアクション演出やカメラワーク全般に工夫が無く、悪い意味で単調過ぎる。昔ながらの時代劇の「お約束」の上にしか成り立たないような古臭いチャンバラにしかなっていない。その上、ストーリー展開にも盛り上がりがなくダラダラとしているので、余計に退屈に感じる。  不遜なことを言わせてもらうと、この監督さんが時代の感覚について来れてないのに、昔の時代劇のセンスのまま無理して今風の娯楽アクションっぽく撮っているのが丸わかり。  村や城などの舞台なども妙に小奇麗でいかにもセット撮影という印象。野外ロケもあるかも知れないが、どうにも生活感を感じない。  そもそも中井貴一が完璧にミスキャスト。人の良さそうな顔立ちと言うか、緊張感の無い顔立ちと言うか、どちらにしても「忍」を演じるには明らかに不向き。  もっと若手の監督に撮らせたら、随分違った印象の作品になっていた可能性があるだけに残念。
[ビデオ(邦画)] 1点(2004-05-02 12:02:16)
226.  アナザヘヴン 《ネタバレ》 
<原作未読。今作のみの評価>   とにかく作品としての方向性が中途半端。  サイコサスペンスかと思っていたら、途中からB級ホラーになったのでビックリ。  そのくせ監督は真面目に恋愛ドラマも撮りたかったみたいで、そこがまた中途半端でカッコ悪い。  で、結局、あの水みたいなのは何がやりたいの?何であの刑事に執着する?猟奇殺人には何か意味があるの?  純粋な心を持っていると支配されないという、安っぽく恥ずかしい終わり方にも脱力。と言うか、助けてくれた先輩刑事を見捨てるなよ!こんな人間性に問題のあるヤツに乗り移っていいのか、水!?  焼け死なず自力で脱出した先輩刑事のバイタリティに+1点献上。
[地上波(邦画)] 1点(2004-03-27 03:12:29)
227.  バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌 《ネタバレ》 
前作も薄っぺらかったが、今作はそれに輪をかけて薄っぺらく、荒唐無稽。  根底にある単純な「反国家権力」や「戦争批判」、「大人社会に対する反抗」といった幼稚な内容にはうんざり。これでは、安易なアメリカ追従主義に対する警告も、どこまで本質を理解した上での発言か怪しい。  相変わらず、国のやる事が真面目なのか、ふざけているのかすら分からない。孤島に篭城しているガキの集団でしかない数十名に対処できない国家って(w。そもそも島に閉じ篭るテロリストなんているか?爆撃されたら終わりじゃん。テロリスト以外、他に被害も出ないし、対処する側にとってこんなにありがたいテロリストもいない(w。  また、送り込む連中に首輪をつけるのはいいとしても、相方が死んだらもう一人も爆死ってどういうコト?敵側を有利にしてどうするよ?投下物資にもアタリハズレがあるって、どういうコト?いったい何をやりたいんだ、政府は?  他にも軍資金をどうやって調達しているのかとか、素人のガキが自衛隊員と対等に戦えたり、国際的に指名手配されてるのに簡単に国外に逃亡できたりとか、もう突っ込み出したらキリがない。あまりにもリアリティと説得力に欠ける内容。
[ビデオ(字幕)] 1点(2004-02-13 11:36:13)
228.  ルパン三世 生きていた魔術師<OVA>
これはひどい。ルパンシリーズの中では最も駄作。と言うより、ルパンだからこそ、辛うじて見ていられるというレベルで、脚本だけで見ても、他のアニメ作品とも比較にならないひどさ。設定だけで、後のことは何にも考えずに惰性で作られたのがよく分かる。安易な「復活ネタ」は、旧ルパンに対して失礼。作画レベルもひどいもの。静止画のような、無意味な「間」が頻出するヘタクソで手抜きな演出に加え、どうしようもないほどチャチで無意味なCGの違和感。こんなセンスの無いものしか作れないなら、最初から作らない方がはるかにマシ。「ルパン三世」という作品を汚していると言っても過言ではないし、ルパンファンに対しても失礼。驚かされるのは、この作品が21世紀に作られたものであることと、東京国際アニメフェアとかいうイベントで「オリジナルビデオ部門」で優秀作品賞を取っているということ。どう考えてもありえない(笑)。
1点(2004-01-23 12:47:58)(良:1票)
229.  VERSUS/ヴァーサス
何ですか、これは?ギャグなんですか?評価の高いアクションも、そんなに特筆するような出来とは思えません。既にこの手のアクションシーンは、どの映画を見てもパターン化されていて、まるでコピー品のように個性を感じません。またセンスを感じないのは、こうした同じようなアクションシーンを長々と繰り返していることです。超人同士の戦いは、スパイスとして、たまに見るから凄いと感じるのであって、何度も見せるようなものじゃないんです。ジェットコースターに何度も乗せられるようなものです。ストーリーに至っては、荒唐無稽、と言う評価以外の言葉を持ちません。真面目さとおふざけのバランスが悪く、どっちつかずで中途半端。陳腐なプロットに加え、説明不足な展開。出演者のヘタクソな演技と棒読みな台詞回し。ヘタクソな特殊メイクetc.etc.。結局、まともな撮り方や演出が出来ないから、奇を衒ったスタイルに逃げているとしか思えません。
1点(2004-01-19 21:54:20)(良:2票)
230.  模倣犯
<原作は未読。映画のみの評価です> 恐らく監督の自己満足のために犠牲になった作品。いったい、どれだけ映画と違うのか、確認のため原作を読んでみたくなった。基本的に大真面目にやっているように思えるが、あの自爆シーン(?)を見るにつけ、全編がオチのための壮大なフリだったのかも知れない。もし真面目にやっているとしたら、あのような「黒ひげ危機一髪」みたいな爆発シーンにする必然性が分からなくなる。単に監督の「ちょっと違うことをやりたい」という自己満足のためだけの確信犯的演出。「どんな事件もTVを見ている側からすれば、ただのエンターティメントでしかないことの象徴」とか言ったメッセージ性を受け取る必要はない。
1点(2003-10-16 19:16:43)(笑:1票) (良:1票)
231.  狗神
<原作未読。映画版だけの評価です>。  全体的にダラダラして盛り上がりがない上に、何が言いたいのかストーリーが分かりにくい。無意味に安っぽいエロシーンを入れるのもかんべんして欲しい。我慢して終盤近くまで見たが、結局挫折した。まあ、終盤近くまで見ているのに、最後まで見ようという気にさせない作品が、どの程度のものかは言うまでもありませんね。
1点(2003-09-18 02:13:38)
232.  ゲド戦記 《ネタバレ》 
※ 原作未読 ※  今さらですがレビュー。  とにかく登場人物の背景や行動原理が不明で、最後まで何の説明もないまま話が進み、勝手に大団円みたいに終わる。「世界の均衡が崩れた」とか、「光と闇ガー」とか、「生と死ガー」とか、そのまんまセリフで説明しちゃうセンスの無さ。そもそも何がきっかけで「世界の均衡」が崩れ始めたのかも不明。「世界の均衡」なんてそう簡単に崩れるものじゃないはずだから、余程のことが起こっているのだろうと思われるのに、肝心のその理由は曖昧なまま。そうした世界観の構築や背景描写がいい加減なので、世界がそんな緊迫した状況にあるように感じられない。ドラゴンや魔法の影響力がどれだけある世界なのかとか、魔法使いが毛嫌いされている理由とかも分からないまま。もっとこの辺はいくらでも上手く見せることが出来たはず。  アレンが父王を刺した理由も不明のままだし(これは原作に無いシーンらしく、吾朗氏が偉大な父親である宮崎駿を超えてやると言う意思表示のようですが、それならそれで、尚の事、きちんと父子の関係性などの背景を描くべきでは?)、魔法剣を奪った理由も不明。王様が無事なのかも不明だし、そもそも一国の王を刺したら王子と言えど無事に復帰できるとは思えないのに、アレンの後日談的なことにはまったく触れられないまま。  ハイタカも凄い魔法使いのくせにほとんど何の役にも立ってないし、「魔法剣」がどういう力を持っているのかも不明。クモの「不老不死を追い求める悪い魔法使い」というキャラ設定も陳腐すぎて、ボスキャラとしての魅力や凄みが感じられない。  極めつけはテルーがドラゴンに変身するラスト。いくらなんでも唐突すぎて( ゜Д゜)ポカーン。あとで調べたら「世界の法則が変わったから」という理由らしいが、法則が変わったら人はみなドラゴンになる世界なの?なんで?でも作中でドラゴンになったのはテルーだけだよね?なんで?ドラゴンと人間の関係は?テルーの親は人間なの?テルーはドラゴンとのハーフなの?などなど…。  突っ込みどころは他にも幾らでもあるが、とにかく問題はこれらの分かりにくさが監督による「原作の独自解釈」、「省略」、「説明不足」からくる突っ込みどころであるという点。  相変わらず芸能人声優の演技もヒドいですね。まだ岡田准一と菅原文太は感情の起伏に乏しいキャラ担当だから運が良い。棒読みの粗がバレにくい(笑)。一方、テルー役の手嶌葵とテナー役の風吹ジュンのセリフ棒読みがヒドすぎる。田中裕子も小声すぎて何を言ってるのか聞き取れない。香川照之も棒読みに毛が生えたレベル。その辺の素人さんでももう少し感情込めた演技するよ。この芸能人を声優として起用する悪習はいいかげん改めて欲しい。本業の声優さんに対して失礼だよ。それにしても原作者の人が気の毒になる出来だった。
[DVD(邦画)] 0点(2017-12-30 17:33:04)(良:1票)
233.  着信アリ2 《ネタバレ》 
前作以上のカスホラー。続編としての必然性皆無の意味不明なストーリーのおかげで、少し前に見たのにほとんど内容を忘却しているw。嫌な記憶は消去したいという本能なのか…。  原作者を始めとして、ホラーに対する興味も、矜持も、センスも無い人間が、金儲け主義から流行りに乗っかって、適当に他作品から演出や設定やらをパクって作ると、こういう見事なまでの駄作が出来上がる。  台湾という舞台も意味ないし、相変わらず出演者の演技も「キャーキャー」うるさいだけ。
[DVD(邦画)] 0点(2007-02-25 19:38:10)
234.  着信アリ Final 《ネタバレ》 
回を追うごとにレビュー数が激減していくのが、このシリーズに対する評価を明確に代弁しているだろう。  原作者を始めとして、ホラーに対する興味も、矜持も無い人間が、金儲け主義から流行りに乗っかって、適当に他作品から演出や設定やらをツギハギして作ると、こういう見事なまでの駄作が出来上がる。  ダラダラと同級生が殺されていくだけで、もはや続編として携帯を使っている意味すら失っている。恐怖演出にもエッセンスが無いのでまったく怖くない。  相変わらず女性の叫び声は決まって「イヤーーーッ!」。携帯に着信があれば「イヤーーーッ!」。人が死ねば「イヤーーーッ!」。  その他のセリフも、「海に行かない?」、「約束だよ、明日香」、「もう終わりにしよう」、「君に会えて良かった」、「君は強くなった」etc.etc。なんて陳腐で記号的なセリフの数々…。ここまで陳腐で恥ずかしいセリフを平気で使える監督や脚本家のセンスがどんなものかは推して知るべしだ。  とにかく何から何まで「記号」の羅列。  わざわざ韓国を舞台にしている意味も分からんが、やたら韓国人が親切で勇敢で優しく、日本人が陰湿で卑怯に描かれているのは、どう考えても韓国マンセーな「媚び」としか思えない。  またラストでも、あんな怪しげなネット上のメールに何万人も送るわけないだろ。「がんばって!」とか「力を合わせて悪霊を退治しましょう」とか、あり得ないだろ。アホらしい…。ネット回線に潜む悪霊がパソコンをフリーズさせたからって何で退治できるんだ。まあ実際、退治出来てなかったみたいだけど。でも、それならあの爆発シーンは何だったんだ。ぜんぜん問題は解決してないじゃん。なんで二人は無事なんだよ。他のいじめてた連中は?ファイナルとして何も進展も完結もしてないじゃん。  こんなスタッフには二度と映画など作ってもらいたくない。猛省を促したい。
[DVD(邦画)] 0点(2007-02-25 03:42:33)(良:1票)
235.  デビルマン 《ネタバレ》 
真の駄作。とにかく「映画製作において、やってはいけない事の集大成」。超スーパーミラクル反面教師。  どんなド素人が作ったって、「デビルマン」に対する理解と愛情があれば、ここまでヒドい出来にはならない。断言できる。原作に忠実だったのは登場人物の「名前」とアキラ君の「Tシャツのデザイン」くらい(笑)。いや、笑えない。  「デビルマン 糞」で検索すれば、いくらでも感想は出てくるので、ここで私がいまさら書くことも無いが、映画そのものの感想よりも、それ以前の疑問として、何故、こんなプロ意識の欠如した映画監督に、またよりにもよって原作版「デビルマン」の映画を撮らせようなんて話になったのか???私が分からないのはそこ。この監督の撮った他のクソ映画を見れば、そんな大役をまともにこなせるような「才能」も「センス」も「やる気」も無い事は、今までの悪しき実績から明白なんだからさあ。上層部の馴れ合いと、いい加減な製作姿勢のおかげで、稀代の名作漫画がひとつ穢されてしまった訳で、こんな映画が「デビルマン」として世間に発表されている事が日本人として恥ずかしいし、原作ファンとして非常に憤りを覚える。  主役二人の演技が学芸会以下なのも、ミキちゃんがショートカットじゃないのも、冨永愛が生乳どころか、作り物の乳すらつけるのを嫌がってシレーヌのイメージが壊れたのも(そんなに嫌なら始めからシレーヌ役なんか引き受けるなよ)、すべての責任は、そういう原作無視のキャスティングを組んだ監督を始めとする上層部にこそある。  この作品に価値があるとすれば、映画を作るには何よりも作品に対する「愛情」と「理解」こそが大切であると、その無残な姿を世間に晒す事で訴えた事だろう。  「映画製作において何をやったらダメなのか」。  これを見るだけで、そのすべてが分かる。世のクリエイター全員が後学のため見る必要あり。
[DVD(字幕)] 0点(2005-10-12 19:04:17)(良:3票)
236.  いかレスラー 《ネタバレ》 
始めから期待はしてなかったけど、まさに思った通りの駄作。コメディとしても、スポ根としても、恋愛ドラマとしても、全てが中途半端。  ふざけているからダメと言うのではない。  単に「イカのレスラーがプロレスをやる」という発想の段階で止まっていて、この突飛なキャラ設定をまるで活かせていない徹底感の無さが問題なのだ。笑いにしても、アクション演出にしても、すべてにおいて底が浅い。  せっかくイカやタコに変身しているのに、どうしてその特長を活かした戦い方を演出しないのか(タコの八本の手での百烈拳みたいな必殺技をイカは十本の手で防ぐとか、イカスミとタコスミのかけ合いとか、保護色を使って身を隠すとかさあ…)。  そういう「イカならでは」の戦いを期待していたのに、やっている事はと言えば、ただ稚拙な作りの着ぐるみが迫力の無い「プロレスごっこ」をやっているだけ。着ぐるみゆえに、きちんとしたプロレスにすらなっていないという有様。  また、出てくる「海産物」も三種類だけだから、キャラの個性にもストーリー展開にも意外性やインパクトが無い。もっとショッカーの改造人間ばりに、他の動物(犬とか熊とか虎とか)に変身した敵キャラとのトーナメント戦とか、その動物にしか出来ない「必殺技」とか(「熊レスラーのベアハッグ」とか、「犬レスラーの噛み付き攻撃」とか、「蛇レスラーの締め付け攻撃」とか)、色々とやるべき「お約束」ってものがあるだろ!そうじゃなければ、なんのためにこんなキャラを持ってくるわけ?  この監督さんは、「キン肉マン」とか「タイガーマスク」くらい読んだ事ないのかね?よっぽど、こんな映画よりも奇抜で面白い怪人レスラーが出てくるぞ。  これだけ荒唐無稽なキャラ設定を持ってくる度胸がありながら、どうしてもっと娯楽アクションとして徹底できないのだろうか?  松本人志も「シネマ坊主」の中でこの映画に対して、「バカバカしいことをやるにしても、もっと真面目にやらないとダメ」と書いていたが、まさにその通り。  監督さんもシュールなコメディをやりたいなら、少しはお笑いを勉強してから出直して来い!
[DVD(字幕)] 0点(2005-06-22 20:42:10)
237.  北斗の拳(1995)
ちょっと~、ここでの皆さんのあまりにも面白いレビューに釣られて、「シベ超」、「北京原人」に続いて、またまた見ちゃったじゃないですか!  近所のGEOには行くたびに探し回ったものの見当たらず、もし店員に聞いて「え、何ですか?「北斗の拳」?アニメコーナーにありますよ。え?実写版?ちょっとお持ち下さい。店長~、こちらのお客様が「実写版・北斗の拳」をお探しですけど~」、「え?「北斗の拳」?アニメコーナーにあるだろ?え?実写版?お~い、誰か知ってるか?「北斗の拳」を借りたい人がいるんだけど~」「え?「北斗の拳」?アニメコーナーにありますよ。え?実写(以下略)」となると嫌なので、仕方ないのでTSUTAYAの会員になって借りました。  で、感想。いや~、何でしょうか、コレは。正しいのはメインキャラの名前と、作品の存在が世紀末的ってことくらい(あ、でも名前も「ケンシィロ」だから違うな)。多分、監督は原作の内容を「伝言ゲーム」か何かで伝えられたのでしょう、五百万人くらいの規模の。それなら「七つの傷を持つ男」が、「七つのピップエレキバン、または使用前のコンドームを貼る男」になったというのも、まあ頷けます。その他、伝わらなかったところは監督の湯水の如く沸き出り過ぎて枯れ果てた想像力で補って作ったのだと思われます。でなければ、こんな素っ頓狂な内容になる道理がありません。  ある意味、この映画そのものが、見る人にとっての「死兆星」です。  PS.見るまで「鷲尾いさ子」と「鷲尾真知子」を間違えていて、「いつになったら出てくるのかな~、岩盤の井戸の村のお婆さん」と思っていました。  
0点(2004-09-10 16:56:51)(笑:7票)
238.  五条霊戦記//GOJOE 《ネタバレ》 
これまた中途半端。「義経と弁慶の関係に対する新解釈」という設定はいいけど、肝心の解釈に特筆すべきものが無く、ストーリー展開に盛り上がりが無く退屈。  アクション面での演出も中途半端で「カッコ良さ」の演出にセンスが感じられない。ザコ敵は刀を振りかぶって「わーっ」と突っ込んで来ては、流れ作業のようにズバズバ切られていくだけという古臭いチャンバラパターンで、リアリティもカッコ良さも皆無。義経も弁慶もあれだけ強い理由が作中で描かれていないため、その強さに説得力が無い。  あと、やたら映像が安っぽく見えるのは、ひとつには照明の使い方に問題があるように思う。本来は暗い森や夜のシーンでも、不必要なほど煌々と照明をたいているためか、人物が妙に明るく浮き上がっていて、外での撮影のはずなのに、まるでスタジオ内でのセット撮影のような狭苦しさや違和感を感じる。  ラストも結局は別人を立てて、本人たちは歴史の闇に消えたってこと?何か中途半端な終わり方だな~。   DVDの監督のインタビュー記事で、「これまでにないアクション(殺陣)」と自画自賛しているところを見て、失礼ながら失笑を禁じ得なかった。年齢的な事もあるだろうけど、恐らく監督は現代の漫画をろくに読んだ事がないのだろう。本気でこんな退屈な殺陣が凄いと思っているなら、はっきり言ってセンスが無さ過ぎる。  時代劇とは言えアクションを売りにする娯楽映画を撮るなら、クリエイターとして日本の漫画やアニメを見ておく事は「基本」と言っても過言ではない。それほど現代の漫画のアクション演出のセンスは高く、こんな旧態依然とした邦画のチャンバラアクションなどとは最早レベルが違う。今やハリウッドやディズニーのアニメスタッフに、日本の漫画やアニメの影響を受けていない者がいないと言われるのも、ある意味当然。  「ハンター×ハンター」「ナルト」「ブリーチ」「ワンピース」「クレイモア」「るろうに剣心」「ベルセルク」といった少年向けアクション漫画はいまだに軽く見られがちだけど、キャラクターの個性、アクションシーンの演出センス、戦闘時の心理的な駆け引き、展開の意外性などは、もはやこんなチャンバラをやっているだけのアクション映画など足元にも及ばないほどの高いレベルで完成されている事が、いまだに一般人どころか、映画監督をやるような人間にも理解されていないのがよく分かる。
[ビデオ(邦画)] 0点(2004-08-23 18:59:59)
239.  北京原人 Who are you?
ちょっと~、「シベ超」に続いて、ここでの皆さんのレビューに釣られて、また見ちゃったじゃないですか!レンタル屋で探す時の参考に、上記↑の「ジャンル区分」を見て絶句。どこを探せばいいんだ~、と思っていましたが、見てみて納得!のキテレツな内容。あえてここに「バイオホラー」と付け加えたい。序盤のスペースシャトルの辺りまでは、相当に覚悟していたせいか、それほどヒドいとは感じませんでしたが、北京原人が出てきてからはさすがにキツかったです。分からないのは、こういう企画がすんなり(か、どうかは知りませんが)通って、現実の映画として具現化されてしまうという奇々怪々。出演者の方達の真面目な演技がこれほど痛々しく感じる映画も珍しいですね。「これが撮影されている時も、日本のどこかでオレは生活していたんだなあ」という訳の分からない寂漠とした思いが去来しました。
0点(2004-03-21 17:12:48)(笑:4票)
240.  ALIVE アライヴ 《ネタバレ》 
<原作未読。映画のみの評価>   陳腐な設定、無意味にランプがチカチカする安っぽいセット、ダラダラとした展開、迫力不足の戦闘シーン、しょぼいCG&ヘボい特撮、俳優陣のベタな演技etc.etc、まるで褒める所が見当たらない。  今時、「未知の宇宙生物=軍事利用」、なんて発想自体も陳腐(「未知の生物に寄生される」という設定では既に「寄生獣」という傑作がある)。前半、密室における死刑囚ふたりのやり取りも中途半端で緊迫感や絶望感、閉塞感に欠ける。  そのまま後半にかけて、政府の研究組織の行う支離滅裂でアタマの悪い実験や、稚拙な演出のアクションを見せられるのにはほとほとウンザリ(何?あの「肉襦袢」は?笑うところ?)。  イメージや世界観、キャラクターが既に出来上がっている原作があるにも関わらず、こんな出来にしかならないというのが分からない。まったくのド素人でも標準的な美的センスと金さえあれば、この程度のものは作れるぞ。  とにかく監督さん、何度も言う事だけど(笑)、もう少し「演出全般」の勉強をしてくれ。
[ビデオ(邦画)] 0点(2004-01-13 17:11:43)
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