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feroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 204
性別 男性
年齢 46歳
自己紹介 専門は邦画とヨーロッパ映画(特にフランス)。気に入った監督や俳優がいればひたすら観つづけるので、どうしても同じジャンル・国に集中してしまうようです。(だからあまりハリウッドを観ない。)

最近引っ越してしまい、なかなか映画を気軽に観ることができなくなりました。撮りためたビデオとDVDばかりになりますが、観たものは書き込んでいこうと思っています。

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41.  空の穴
いやなんと言うか、寺島進主演って地味すぎじゃないですか?SABU監督で「幸福の鐘」って映画が公開されるらしいんですが、また主演ですよ!地味で、濃くて、脇役でばっか登場してた俳優さんなんだけど(しかもチンピラ役ばっか)、ちゃんと評価されてるんだなと思いました。とても嬉しい。ものすごく地味だけど、華はないけど、さすがにいい演技しています。こういう日常とか、細やかな表情の動きをきちんと演出してくれる映画は個人的に好きなので、楽しんで観ました。淡々としてますな、この映画も。ちょっと切ないですな、この映画も。寺島進は不器用ですな、この映画も。不器用な中年男の切ない恋愛ストーリーってだけじゃないです、この映画は。
7点(2003-12-12 00:57:58)
42.  カンゾー先生
俳優さんが頑張ってますね。麻生久美子が好きで、よく観てるわけですが、こうなりましたかと唸らされました。やっぱり監督さんによって変わるもんだ。柄本明さんはいいですね、あの声が素晴らしい。胡散臭いところも非常にいいと思います。それに脇役陣も唐十郎や世良公則なんかが熱血にいい演技していて、いいと思います。ソノ子の岡山弁いいですね。なんか、いいな。パーティーでカンゾー先生が激賞されるところもいいな。ところで、本当に肝臓病ってそんなに頻発していたんでしょうか?ウイルスだから肝炎なんだろうけど、どうなんだろ?
7点(2003-12-03 23:07:25)
43.  害虫
恐ろしい映画ですね、背筋がゾクゾクと寒気がしました。救えない世界に生きる少女は、これからどこへ行くのでしょうか?燃え上がる家の炎で明々と照らされた宮崎あおいの顔は、美しい。そして決して理解できないほどの、奥深い闇を感じさせます。救えない母親、りょうも、その美しさは変わりません。しかし、その美しさの質が違う。よく説明できませんが。不満な点は、ちょっと男性陣が頼りなかったかもしれません。あんまり必要ないんじゃないかなと思ってしまいました。
7点(2003-12-03 22:49:49)
44.  あの夏、いちばん静かな海。
こんな、殺人だとか事件が特に起こらず、日常に近い形で淡々とストーリーが消化される映画って個人的に好きなわけですが、さらにシンプルにシンプルに無駄を削ぎ落としていった、そして重要な表情や演技を丁寧に丁寧に描写していく映像は、素晴らしい、実に素晴らしい、と思う。主役二人は話さないし、脇役は下手だし、そこらへんはなんともダメなわけですが、それでこれだけのモノを作りあげるんですね。いや素晴らしい。
7点(2003-12-03 22:14:45)
45.  Stereo Future SF episode 2002
「ストーリーなんていらない!映像美だけが良いのだ!」という映画で、自分の好みに合った。といっても、この映画には入れすぎってくらいにメッセージがあって、それは過飽和に達していて逆にマイナスになっているんだけど、やっぱりこの映画にはストーリーがない。それは評価に入れるべきだけど、僕は入れていない。映画にはいろんなスタイルがあっていいし、そのうちの1つとして成り立っていると思うからこそ、意外なくらいに多くの俳優が参加して、それで盛り上がる監督さんなんだろう。中野監督は、自分の気に入った俳優をとことん使う。どうして?と思うシーンに端役で登場させたりする。それを探すのも、気付けば楽しみの1つになっていて、それもアリかなと思い始めるものだ。黒沢清監督だとか、この中野監督だとか、どっちも単純なストーリーはめちゃくちゃで、コンセプトやメッセージのみの映画になっているような気がする。しかし、そのスタイルを批判ばっかりするのもどうかと思う。受け入れてみようじゃないか。竹中直人にひいてしまってマイナス3。これは生理的に。
7点(2003-11-04 02:40:48)
46.  六月の蛇 《ネタバレ》 
とりあえず、観終わった感想を2つ書こう。一つは、映画としての美しさ。画面を覆う雨、倫子の肌をつたう汗。薄暗い中にも浮き上がるほどの映像美。そして一つ一つがクッきりと耳に残る音響。セリフ、雨音、機械音。観始めた当初感じた不自然さは、いつしか消えていた。その映像の持つ力には、圧倒されるものがあった。しかしながらもう一つの感想は、私が彼の思想に合わなかったことだ。『女性の秘密の生活を覗き、過去を知った男は、彼女の奥底に隠れる蛇を見出す。そして、その美しき蛇を六月の雨の中に解き放つために、女性に次々と指令を出す。』このプロットがそもそも嫌いだ。確かに、道朗は倫子の美しさを崇拝し、憧れを持っているのかもしれない。しかし、彼女の幸せは性的開放であるという思い込み、また、それを指令という暴力的手段で実行していく様は、セクシストのそれと言わざるを得ない。雨の中、自分を開放した彼女は、降り続く雨と似つかわしくないほどの爽快な笑顔で食卓につく。「これが開放だ」と言わんばかりの演出だが、レイプAVにある、力ずくで押し倒して高速指マンで潮吹かせている状態とどう違うのであろう?女性はいけば幸せになるのか?何の問題も解決していないのではないか。 「大きなレンズとフラッシュが女性を気持ちよくする」と塚本は言う。カメラは、開放のツールであり、それが見えない心の奥底を浮かび上がらせる。しかし、人間の本質は性なのか?そんなに単純なものなのだろうか。私は、性は生きる上で重要な要素の一つであるが、それだけではないと確信している。この映画の判断は、ソフト系レイプAVを観て「気持ち良いんだからいいじゃないか」と思うか、「それは違うだろ」と思うかに尽きる。私は、後者だ。
[DVD(字幕)] 6点(2006-01-31 12:47:45)
47.  とらばいゆ 《ネタバレ》 
この映画を観ていて思ったのは、「間」を完璧に作り出しているなということです。監督の手腕なのか演じての技量なのか、とにかく間が完璧でした。特に唸らされたのが最後に麻美と一哉が将棋を指しているシーン。考え込む麻美に対して一哉は「将棋に未練がある」「麻美を抱擁しなきゃいけない」という小さな葛藤で悩みます。この、小さな演出が巧い。このワンシーンで一哉の性格の一端をスパッと描いています。残念だったのは、ちょっと将棋の描写がお粗末だったかなということです。麻美と里奈の対局を熱戦にしたいのはわかりますが、10秒将棋ってのは熱戦の描写としては違うんじゃないかと思います。1分のギリギリまで考えて秒読みの10秒ギリギリで指すのが熱戦ってもんでしょう。しかも最後の詰めが笑っちゃうし。あれじゃ50手の局面だーね。瀬戸朝香、これはキャストの勝利。自分勝手な外面のいい美しい勝気な女といえば、彼女は適役。塚本晋也、文句ナシ。市川実日子、村上淳も十分すぎるほどの演技を見せてくれました。男二人を気の弱い好人物に仕立てた事がこの映画のいい所かも。このメンツじゃなければこんだけ単純なプロット、先の読めすぎる展開は弛緩しきってしまったんじゃないかと思います。途中に挿入される橋の画はコミュニケーションのメタファー?抑えた演出で良し。
6点(2004-03-14 17:06:54)(良:2票)
48.  天空の城ラピュタ
ラピュタの世界には、スルリと冷たさが潜り込んでいる。エンディングのドーラたちとの再会は幸福な結末でさえあるが、「ソドムとゴモラを滅ぼした天の火」は地上に壊滅的な打撃を与えているのである。陸上への一撃であれば、半径数キロが焼け野原。海上へのものなら周辺の海域には致命的な津波が起きているはずである。想像するだけで凄惨な様子だ。そんなことを考えていたら、ムスカの言葉が蘇った。「君はラピュタを宝島か何かのように考えているのかね。」一筋縄ではいかない話だ。
6点(2004-02-15 20:25:45)
49.  極道修行 決着(おとしまえ)
韓日共同制作のこの作品、なかなか面白いです(たぶん)。主役は(たぶん)韓国の役者さん。舞台はほぼ日本。それで笑いあり、痛快あり、愛ありのいいストーリーなんですよ。哀川のアニキだとか、大杉の親分だとか、日本側のキャストもなかなかのもんです。ここで僕が(たぶん)を連発しているのは、ひょんなことで韓国語で観てしまったから。日本語には字幕つきで、韓国語はとうぜんわからない。もっかい日本語字幕で観たいんだけど、なかなかビデオもみつからないんだよな。
6点(2004-02-15 18:02:16)
50.  歯科医
結構怖いですね、この映画は。ただのエロ系B級映画として見たらえらいことになります。画面も物語りも暗くて、じめじめしていますし、主演の遠藤憲一はかなり気合の入った演技をしています。しかし、少し甘い。SMですが、僕はこの映画で映画的な興奮はしたけどエロチックな興奮はしなかったな。ノンケの僕が、理解できないにもかかわらずその深淵を覗けるような、そんなできを期待していたんですが、ちょっと浅かったようです。不満なのが、妻役の金谷亜未子。もう少し、それらしくない人選をしてくれれば良かったんですが、あまりにB級エロス女優らしくてつまらなかったです。
6点(2004-01-26 21:49:16)
51.  STACY/ステーシー 《ネタバレ》 
このサイトに訪れる映画好きの方々の中には、キネマ旬報を読んでる方々も多いと思います。その中に、珍しいとは思いますが大槻ケンチ゛の「オーケンのなんかヘンなの観ちゃった」を読むのが楽しみという方も含まれていることでしょう。そんな方には是非、この映画を観て欲しいものです。読んでおられない方にちょっと説明を。この大槻ケンチ゛の「オーケンの~」は、大槻ケンチ゛が観た、ちょっと変な映画(ほとんどB級ホラー)を彼のイラストとともに面白おかしく紹介するコラムです。僕はB級ホラーはほとんど観た事ありませんが、このコーナーは大好き!そんな僕がビデオ屋の棚で埋もれていたこの「STACY」を手に取ったのは、自然なことだと言えるでしょう。手に取るには取ったのですが、B級ホラーに縁のない僕です。とりあえず置いてこの「みんなの~」でチェックしてみました。登録ナシ。そこで自分で登録申請してみました。登録されて待っていたところ・・・やっぱり書込みナシ。誰も観てないんだなぁ。そこでようやく重い腰を上げて、恐る恐る借りて観てみたというわけです。いやー僕の感想も、「なんかヘンなの観ちゃったよ。」俳優の演技はちょっと笑っちゃうし、少女達はみんな制服(しかもセーラー)でぐちゃぐちゃ人食っちゃうし、ホラー苦手の僕にはとっても気持悪いんですが、ラストはちょっと上手くまとまってて爽快感すらあるんですよね。ヘンなの。最後の詠子を殺すシーン、音だけで映像を映さなかったところは、たぶんホラー映画としては失格なんだろうけど、僕には嬉しかった。加藤夏希(他にはTOKYO 10+1というB級映画で観た。)のゾンビはあんまり観たくなかったけど、白目むいてて頑張ってたなー。それでも全体としてニアデスハピネス(←観ていない人にはわかりずらいだろうけど。)で気持悪かったという、なんだかヘンな感想です。原作者オーケンやエコエコアザラクの佐伯日菜子も登場(しかもコスプレ)。彼の培ってきたB級映画への情熱が遺憾なく発揮されたこの作品は、是非オススメということでいいと思います。 
6点(2004-01-18 23:07:00)
52.  螢川
原作を見事に、見事に映画化していますね。関根くんのエピソードなどの削ってしまうか不安になるようなシーンまでちゃんとおさえてあって、好感が持てました。しかし、最後のシーンはちょっとメルヘンですね。蛍が、ちょっと恐ろしいような、壮言な雰囲気を出してくれたらよかったんですが、これは個人の読み取り方しだいの面も大きいので、監督と僕の希望が違ったということでしょう。気になったのは、それと主役の少年のたどたどしさ。これも無理にとも言えないところですが・・・。
6点(2004-01-14 13:34:46)
53.  冷たい血 AN OBSESSION
なんだかわからないぞ!なんだったんだあの防護服の男達!そしてその前で「ジャンプ!」と言いながらジャンプする主人公!わかんない。なんだか黒沢清の作品を観ている印象なわけですが、画面からくる圧力が黒沢清に比べて絶対的に弱い。だから黒沢清の作品のように「ドドーン」と重く感じない。その先に何があるのが感じられない。何も無さそうな気さえする。しかし、設定的には面白いと思いました。主役の刑事と妻との関係性も、なんだか自然で、良かったと思います。あと、この作品は空間が上手い使い方しているな。遠山景織子は肌の白さとか、脆弱さと可憐さがあっていいとも思うのですが、もう少し陰影がでてくればいいと思いました。
6点(2004-01-12 15:23:53)
54.  WiLd LIFe jump into the dark
これも実験的な位置付けがする映画ですね。そういう観方をしてはいけないとも思いますが、ちょっとそんな気がする。この映画を観て感じたのは、青山監督が役者を信用していないんじゃないかなということ。特に強く感じたのが、車で移動しているシーンで主役の酒井と理恵に、お互いの心境を語らせているシーン。観る側にわかりやすくしているようにも思えますが、反面、かなり押し付けがましい監督の思惑も感じます。アクションでもあり、恋愛モノでもありますが、観終わってなんか釈然としない気がしました。 あと、撮影の田村正毅さんの力って大きいですね。
6点(2004-01-12 15:11:51)
55.  宋家の三姉妹
面白いかと言えばそうでもなく、かといってつまらないわけでもなく、史実に正しいかと言われればそうでもなく、かといって間違っているわけでもない。なんというか、中途半端ですね。ドロドロとした愛憎劇を期待していたわけなんですが、とことん美化して伝えたいんでしょうか?現代の、全体を俯瞰できる時代で作っているんですから、また時代考証のされているストーリーなんですから、もっと深く描いて欲しかったなと思います。宗美鈴は公開時にはまだ生きていたはずだから、それに遠慮でもしたんでしょうか?とにかく、綺麗に小さくまとまっちゃったな、という映画。
6点(2003-12-26 23:26:18)
56.  我が胸に兇器あり
青山監督のVシネ、Helplessとチンピラの間にある作品。この作品は、ジャンルとしてはB級アクションですが、そこから一歩踏み込んで見応えのある作品に仕上がっています。ストーリーは主役の刑事(清水宏次朗)とブツを隠した風俗嬢(青葉みか)が、ヤクザ(諏訪太朗)と殺し屋(菅田俊)に追われるという単純なものです。ここで、青山監督は悪役の描き方で力を発揮しています。最近のVシネでも多くみられる、殺し屋の背景を描いて「何故殺しあうのか?」を映すという方法もとっているのですが、注目すべき所は、もう一方の悪役であるヤクザにこの映画の中で一番人間臭い演技を与えていて、憎めないキャラに仕立て上げている所です。これはこの映画を「ちょっと違うな」と思わせる所でしょう。しかしながら、このような"映画臭い演出"のおかげで、肝心のVシネの魅力が半減されたように思えてなりません。例えばアクションシーン。途中とラストで闘いのシーンがあるのですが、おまけで付け加えたような感がぬぐえません。そして、ヒロインとの濡れ場。これには是非があると思いますが、主役とヒロインに修羅場をくぐり抜けることによって愛が芽生えるという"おやくそく"がないと肩透かしを食ったような気がします。それに、途中で中途半端なレイプシーンを挟むなど、どうしてもVシネの制約を最低限クリアするための演出が目立ちます。青山監督は、「冷たい血」などを観ているとどうしてもベッドシーンを描かない方針があるような気がしてなりませんが、ちょっと訝しく感じてしまいます。ともあれ、ストーリーが上手く練り上げられており、制約の多い中かなり上手く出来た映画には変わりません。名作とは言いませんが、初期作品として重要な一本。 
6点(2003-12-25 12:04:36)
57.  フレンチドレッシング(1998) 《ネタバレ》 
変なテーマでいきなりレイプシーンで始まるし、青春モノなのか学園モノなのか、同性愛モノなのか変態モノなのか、よくわかんない映画なんですが、意外に楽しめました。ホント、自分が監督が何を言わんとしているかを理解しているかは怪しいものですが、爽快感と緊張感を持って映画を一本観れたので良かったんじゃないかと思います。結局、謎ばっかり残りましたが、別に謎解きじゃないしいいんじゃないかと思える変な作品です。
6点(2003-12-25 11:19:26)
58.  無問題2
これまであまりB級アクションは観ていなかったわけですが、とりあえず観賞。特に悪いとも思いませんでした。昔の香港映画のアクションと、最近の香港映画のお洒落さを足して4で割って、流行りの映画のパロディーで水増しして、それでもちょっと足りないくらいが、いい感じです。酒井若菜が下手だとか、岡村隆史が下手だとか、サム・リーも下手だとか、ユン・ピョウに失礼だとか、思うかもしれませんが、落ち着いてくださいな。とりあえず、主役の名前の『健介』に笑ってみたり、ストーリーの強引さに笑ってみたり、矢部登場で笑ってみたり、長島一茂に笑ってみたりすればいいんじゃないでしょうか?実家のどこかにたぶん保存してあるANNを聴きかえしてみようかな、なんて思っただけでも収穫です。
6点(2003-12-15 13:36:59)
59.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 
「うわダメだよ、オルグレン、刀を投げちゃダメ、ダメ、ああっ!」と悶絶してしまいました。確かにハリウッドの好きそうな演出だけど、刀は武士の命、ぜったーい手放さないもの。そのあと丸腰で突撃になっちゃうよ!? 勝元の布陣は信長の野望ででも勉強したの?あんだけ起伏のある地形で、戦力差が歴然で、野っ原で闘うか?(というか、場所どこよ!?阿蘇?北海道?) ふつー大将を囮に使う?しかも白馬ってマト状態じゃん!?あえて狙えと言うのか!?普通は氏尾がその役だろ?冒頭の面頬(兜と一緒につける面)はネタフリじゃないのか? 兵士が勝元達を囲んでお辞儀・・・って土下座じゃん!土下座と礼は姿勢が違うっ! 前半の健闘に比べ後半が総崩れ。さすがに本格時代劇には無理がありました。気になったのが、勝元の息子の死ぬシーン。「それだけ元気なら連れて行けよ」という時代劇を観ると毎回ツッこむネタをまだやってる。ハリウッドでもお約束健在か。「ここは私に任せて」と言いつつ、戦おうにも体が動けない、「もはやここまでか。」という表情で果てる。みたいな演出を期待したんだけど、あまりにステレオな演出でがっかり。「戦争映画で家族の回想シーンが出たら、その人物は死ぬ。」と同じくらいにお約束。やっぱりダメ映画なのかなー?見終わった後の満足感はありましたが、思い返すとダメに思えるのはなぜだろう?と考えて、『侍』や『幕末日本』を主題にしているんですが、登場人物が饒舌で侍(というか武士って言うだろ?)寡婦に見えず、村・戦場・住居(寺と仏像は除く)が徹底的に間違っていることが問題だと思います。その前提を除けば『映画』としては上手くできているかな?僕に言えるのは、中野監督の時代劇より時代劇っぽいってことでしょう。(っぽいが抜けないのは同じだが。)というわけで、「これで満足できない貴方は、大人しく三船・黒澤行ってください。」と納得してしまう僕なのでした。最後まで気になったのが小雪の身長。172って!トムよりでかいよ。_| ̄|○
6点(2003-12-13 22:07:59)(良:1票)
60.  コンセント
小市慢太郎さんがいい演技してますね。彼の笑顔はちょっと怖い。それに市川実和子さんも、明るくて明朗なのになぜか恐怖が似合っていて存在感があると思います。村上淳も、実にいい。というわけで俳優陣の活躍はとてもいい映画です。しかし、あんまり映像と音楽に惹かれるところがありませんね。最後は、話が大きくなりすぎている感もありますが、ストーリーは概ね良く出来ていると思いますので、ちょっと残念な気がしました。
6点(2003-12-12 00:25:10)
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