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まさかずきゅーぶりっくさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 848
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 思春期の学生時代、何気なく見た水曜ロードショー「ローマの休日」でアン王女との運命的な出会いをしてからウン十年、ひたすら好きな映画を何十回観るような偏食家です。

ホラー&感動映画&難解映画大好き♪ホラー映画も好き!監督別にも観ます。キューブリック、リンチの2人は別格!スピルバーグも大好き!ホドロフスキーもナタリも好き!ハネケは苦手!

レビュー点は相対的に甘めです(ボーダーは6点)。期待に背き大ハズレ、虐待モノ、悪意を感じるバッドエンドな作品には低い点も付けますがよっぽどです。逆に最高点は9点に設定し、10点は人生観を変えられる程大好きな作品だけにしてます。人生であと何本10点の映画に出会えるか、ワクワクしてます♪

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61.  涙そうそう 《ネタバレ》 
あんなに可愛い長澤を置いて逝っちゃうなんて可哀想すぎるじゃないか!血の繋がらない妹とはいえ、彼女の為に尽くして尽くして。妹もそんなにぃにぃを大好きで大好きで。妹の成人式の着物を買うために栄養もろくに摂らずに頑張って頑張って。台風が来たら妹の家に行って守って守って。それなのに死んじゃうなんて!全くツマブキのブキは、不器用のブキかっつうの!(キム兄パクってごめん…)。でも胸にぐっと迫るいい映画です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-08-27 14:16:32)
62.  マリー・アントワネット(2006)
どういう切り口で描きたかったのかは分からないが、キルスティンは物凄く可愛かったし、セットも装飾品もオシャレで高貴だったので(音楽だけは現代的でしたが)思い切り違う次元の世界を覗けて、それだけでも価値がありました。子供を作る作らないで1時間も引っ張れたのは、映像とヒロインにそれだけ魅力があったからだと思います。ただし伝記モノという題材だけを借りた作品で創作的な脚本も展開も薄く、夜遊びしたり散財し出す頃には中だるみも感じました。彼女の生涯を知らずにこれだけを観ると、ただの世間知らずのセレブみたいな印象になりますが、それを狙った気もします。終わり方も中途半端で何とかならなかったのかなあ?そして王子様は本当に王との間の子だったのかな?とか妙な余韻が残りました。キルスティンと映画の雰囲気に5点。
[DVD(字幕)] 5点(2007-08-19 17:20:46)
63.  トゥームレイダー2 《ネタバレ》 
全くピンチを感じさせないヒロインってどうなんでしょう?ハラハラしないし(パンドラの箱とか扱ってるのにまぁ映画の雰囲気が全体に軽い)どうせハッピーエンドなんでしょと思って観るから、無難と言えば無難だけど、新鮮味もありませんでした。彼氏の死に方も最後までぶざまでしたね(笑)しかしヤン・デ・ボンは作品に恵まれてないなあ・・・。「スピード」のように全編緊張感溢れるアクションをまた撮って欲しいです。というわけでアンジーの見事な肉体に4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-05-15 00:11:08)
64.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
前半は展開が全く読めずに非常に面白かったが、ジュリアン・ムーアがあまりに早く消えたので、私が思っているような展開ではなくなっていくのだなと直ぐに分かった。子供が生まれなくなった未来という展開と、その中で妊娠した女性を守るというテーマは面白いが、その先の膨らませ方が何とも中途半端で面白くない。後半部分を、内戦の中をこの女性と子供を守る事だけに全て費やしてしまって、しかも締め方が結構投げやりな感じがしてしまった。またインフルエンザの蔓延で世界が壊滅した中、何故イギリスだけが残れているかという事や、政府に反抗している組織の明確な目的、理由付けが薄い分だけスケールもリアリティにも欠けてしまった気がする。戦闘シーンのリアルさは素晴らしく、その中で赤ちゃんを見て一瞬平和な空気が流れるシーンは感動したが、作品はやはり締め方が重要だなと改めて感じた。最後の方でもう一盛り上がり展開があれば、もっと大作という雰囲気が出たと思う。少し残念でした。
[DVD(字幕)] 5点(2007-04-29 21:35:09)(良:1票)
65.  DEATH NOTE デスノート(2006) 《ネタバレ》 
原作との比較対象で損をしてるような作品でしょうけど(尤も原作が漫画で、原作よりいいなんて評価される映画ほとんどないでしょうけど)、単体でこの作品を観て、しかも尻切れトンボな事を前提に見たら、なるほど結構良く出来ている作品だなと思います。お互いが(こいつが最大のライバルだ)とわかっていつつ、たまに探りを入れたり、色々先手を打って主導権を奪い合ったりする心理戦にゾクゾクします。ポテチの中でのデスノートの切れっ端、同じ銘柄のポテチを食いながら颯爽と登場したL。後編と続けて観たら、この前編の評価も少し上がった気がしました。松山ケンイチという才能をブレークさせただけでも価値を感じてしまいました。
[地上波(邦画)] 7点(2007-04-22 19:17:04)
66.  DEATH NOTE デスノート the Last name
原作を読んでないので、比較対象が無い事すら幸せを感じながら魅入ってしまいました。原作がオリジナルだろうが漫画だろうが、元々の物語にパワーがあればこれ位作れるんだよなあと思っても結構肩透かしの多い邦画の中でも、抜きん出て秀作だと思います。  脚本に全くムダがないし、締め方も上手い。勿論心理描写が浅いとか、人の死をゲームのように軽く扱ってしまいすぎという意見もごもっともだと感じましたが、月とLの心理戦という大前提から派生した様々な人間関係の細部まで凄く良くまとまっていたと思いました。スピンオフを作る前から既にこれは松山ケンイチの為の映画。彼が無表情に親指を突き出すシーンはLでもロボでも何とも魅力的。あと戸田恵梨香さん、アナタが自分自身で思っている以上に、世の男性はその髪型が好きです。全ての要素をひっくるめても軽くこの点数は献上します。
[DVD(邦画)] 8点(2007-04-22 19:08:34)(笑:1票)
67.  サラ、いつわりの祈り 《ネタバレ》 
子供がひたすら健気で、母親がひたすらバカでも親子という絆からは逃れられないんだなって思いました。いきなり冒頭から里親から引き離される設定だったが、もう少し里親の所での幸せな様子から入った方が、対比としては子供の辛さが増したのではないだろうか?アーシアは本当にお父さんに顔が似てますね(笑)演技も上手いけど、脚本に監督と才能人だなって思いました。ただ物語としてみると、もう少し救いが欲しいです。逃げても引き離されても結局親子は戻る。それを運命と呼べばそれまでだけど、幸せの形なんてそれだけではないと思った。だから最後、子供がサラに寄り添った瞬間、淡い期待を持って観ていた観客の私を残念な方向で裏切ってくれた。物悲しくなってしまったので2度観るのは辛い作品だなと思いました。
[DVD(字幕)] 5点(2007-02-26 14:21:03)
68.  ジョゼと虎と魚たち(2003) 《ネタバレ》 
これは男性的視点からすれば、わがままだけどマッタリできる癒し系の女の子と一緒にいたいという気持ちと、障害者だしやっぱり面倒くさい(重いし)という現実の葛藤が凄く理解できる内容ですが、女性(ジョゼ)的視点だとさらに物悲しい話だと思います。彼女の心は常に孤独で、いずれは捨てられる事を見据えながらの恋愛(初恋だし)でありながら、今の幸せをめいっぱい楽しもうという姿勢がひしひしと伝わり非常に痛いです。それもこれもジョゼを演じた池脇千鶴の静かながら完璧な演技の賜物だと思います。ラスト、ジョゼから逃げる形で別れた恒夫が、道端で突然涙するのは本当にリアルだし、男はジョゼを愛し続けられる程大物ではない事を早い段階で悟っていた香苗の台詞が的を得すぎていて、複雑な気持ちになりました。ただ、ジョゼの祖母があんなに世間離れしたキャラである必要があったんですかね?個人的には帰らないで欲しいと上目遣いで引き止めるジョゼの可愛さは尋常ではなかったですね。いい作品ですがジョゼのほうに感情移入すると痛くて辛い映画です。
[DVD(邦画)] 7点(2007-01-02 18:24:33)
69.  花とアリス〈劇場版〉 《ネタバレ》 
この映画は岩井演出を象徴するキーワードすなわち、「洋館等の建物の中に注がれる木漏れ日」 「セリフとは思えないような自然な日常会話」 「スーパーの袋が「マツモトヒトシ」になってたりと細かなユーモアセンス」 「映画の柔らかさを助長する効果的なピアノのBGM」 「フェアリーテイル的世界を構築しているプロット」 「純粋無垢でSEXの匂いのしない少女」 「スモッグをたいたような褪せた自然の色」 「客観・主観が混在する独特のカメラ目線」 「ラストの回帰」これらが濃縮されている意味でも快作であり傑作でしょう。 「リリィ・シュシュ」は数回観ないと感想書けなかったけど、この作品は1回で傑作と分かります。岩井的世界の集大成であり、極小の主要キャストを活かした映画ですね。 個人的にはアリスが、過去の満ち足りない父親への愛情と、先輩への気持ちを重ね合わせたりもするんですが、結局彼女は父親が教えてくれたトランプマジックのハートのエースに気持ちを封印する点が切なかったです。 でも私が思うに、岩井監督は絶対、アリスを演じた蒼井優ちゃんに、木漏れ日注ぐ夕方近くの練習場で、バレエを躍らせたかったんですよね。最後、大沢たかお演じるカメラマンの前で、数分にわたってバレエを踊るシーンがあるんですが、珠玉の美しさです。あの演出はすごい。「リリィ・シュシュ」は残酷な美しさだったけど、この作品は棘の抜けた美しさがあります。 伏線も実に見事。電車を降りる時の父娘の別れの言葉「ウォーアイニー」と「サイツェン」のすれ違い、本当に切なくなります・・・。 岩井監督は、太陽はカンカン照りに撮らず、雲をかけてソフトに撮りますが、反対に雨は強く降らせます。この陰陽は女性的な観点で撮る男性監督ならではの演出です。 というわけで、岩井作品の中での最高得点を付けますw
[DVD(邦画)] 8点(2006-12-24 13:49:40)(良:2票)
70.  リリイ・シュシュのすべて 《ネタバレ》 
この作品(というかこの監督)に関してはレビュー点の付けようがないなあと思ってずっと避けてたんですが、レビュー500本近くなってきたので踏み込もうと決意。もう何度も観てる作品なんですが、「映像だけで作品を語れる術」を持っているのは、北野武と岩井俊二だけだと思います。セリフや音楽一切無しでも魅力的な映画を魅せられるのは実力だと思いますし、素人のようなカメラワークは、逆に見ている側もまるでそのコミュニティにいるかのような錯覚を感じさせます。この作品も、まるで現在のいじめ社会を象徴するかのようなリアリズムで観ていてとっても痛いのですが、田舎の綺麗な風景と残酷なまでのイジメ、逃げられない中学生という狭いコミュニティでの窮屈さと、田園の中で目をつぶり、リリィ・シュシュの音楽を聴きながら現実逃避する対比。マジメで優等生で男子にも人気のある伊藤歩演じる生徒がレイプされ丸坊主になったり、岩井監督映画の象徴とも言うべき蒼井優演じる女性も、売春を繰りかえしながら必死に自分の存在意義を求める。灰色の日発足後(犬伏の前でナイフを見せた教室のあの日)忍成君演じる星野の世界になった灰色を、最後は市原君演じる蓮見が、同じようにライブ会場外でナイフで決着を着ける。全てがリアルであり、それでいて無味乾燥な映像に、もう数回観てるのにまた胃が痛くなりました。とは言ってもこんな作品、他の実力の無い映画監督ではとても撮れないし、この監督特有の、まるでカメラの前に霧をかけたかのような「残酷なメルヘン」の世界は日本に留まらず海外での評価も肯けます。わざと嫌悪感を持たせる作品ながら、役作りとは思えない登場人物のセリフ回しも相まって、本当のリアルがここにあるんだなと今回も感じました。いじめや理解の無い大人の多い世界に苦しむティーンエイジャーにとって、この作品のように、共感できる歌手に救いを求められたら、不幸中の幸いだと思います。ラスト、まるで市原君が首をくくって自害したかのように見せるカメラワークは、岩井監督としては希有なユーモアセンスある演出を感じました。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-12-17 19:53:37)
71.  女必殺拳
志穂美悦子様の美貌とアクションの両方に心から酔う事の出来た作品です。こりゃ長渕も惚れるわなとか思ってしまったり・・・。私が少林寺拳法を習っていた事もあって益々感情移入が楽でした。勧善懲悪モノは安心して観られますね。そして女ドラゴンの名に恥じないカンフーで、まさに敵を倒した時のイッちゃってる悦子様の表情が、全然似ていないのにブルース・リーっぽく映ったり・・・。ソニー千葉は思った程手助けもしてくれませんでしたが、その分悦子様がバッタバッタと敵を倒す豪快ぶり、異名ばっかりゴリッパで結局なす術なくやられていく個性的な敵グループも70年代アクションの古き良き時代を彷彿させ、堪能いたしました。1976年にはブロマイドの売り上げが1位になったという悦子様、なるほど納得です。これを観ちゃったらもう「キルビル」のユマ・サーマンでは満足できなくなってしまいました。
[地上波(邦画)] 8点(2006-10-01 14:46:00)(良:1票)
72.  ドッペルゲンガー 《ネタバレ》 
黒沢清って監督は「この後どう展開されるんだろう?」と興味を持たせる演出が非常に上手いですね。ホラーなのかと思ったら、ブラックコメディになっていくし、人工人体や「もう1人の自分を見たら死ぬ」なんて序盤の脅かしは中盤からもうどうでも良くなっていきますし、非常に実験的だと思います。ドッペルゲンガー的役所のあのハイテンションが妙にツボに入ってしまい面白かったですが、確かに人間には2つの自分がいて「どこかで現状を打破したい!」と思っているのかもしれませんね。でも人間不信に陥って殺し合いになるような展開にするのであれば、ユースケも永作も柄本もドッペルゲンガーだらけで観客を大混乱に陥らせてしまった方が意図的な破綻としては良かったかと思います。殴られ損のダンカンもいい味出してましたねー。あ~、俺この監督の作る世界、結構好きかもと思った映画でした。
[地上波(邦画)] 6点(2006-09-20 11:12:42)
73.  ゲッタウェイ(1994) 《ネタバレ》 
ゴミ収集車の中に隠れて、集積所でゴミ溜めの中に夫婦揃って落ちていくとは、まさに腐れ縁ですね。まぁそれはともかく、オリジナル未見なので他の方よりも楽しめたのかもしれません。とどめを刺さなかった元仲間と、ボスを殺された復讐に燃える部下の双方から追いかけられる終盤のホテルの銃撃戦は面白かったです。ラストのリチャード・ファーンズワースに癒されましたwボニー&クライドみたく殺されるワケじゃないのかと一瞬戸惑いましたが、逃げ切るパターンもまたアリですね。
[地上波(吹替)] 6点(2006-09-18 11:44:55)
74.  回路
この作品をそれほど深いテーマ性があるとは思いませんが、単純に先の展開がとても気になるホラー映画としてレベルが高いと思います。音楽もオーソドックスな驚かし方で恐怖を助長しているし、出演者が淡々と演じている部分にもリアルなものを感じました。解釈は色々あるみたいですが、インターネットを介してあちら側の人間がこちらに入ってきてしまうという設定は斬新ですし、「あかずの間の作り方」への流れは少し強引な気もしますが、死んだ場所に出来る黒い影の使い方も面白く、怖がらせ方だけをみれば清水崇監督より上だと思います。ただ終盤の締め方が、説明を投げ出してしまったかのような感じで残念でした。ゴーストタウン化した街並みと色褪せ方が最高だっただけに、それに負けないようなエンディングをもう一ひねり欲しかったです。それでも全体的に見れば非常によくできたホラー映画です。
[地上波(邦画)] 7点(2006-09-18 11:30:42)(良:2票)
75.  NOTHING ナッシング 《ネタバレ》 
「エレベイテッド」「CUBE」「カンパニーマン」と、ナタリ監督の作品には全て7点以上を付けてきましたが、これはちょっと楽しめませんでした・・・。しかもサスペンスかと思って観たら、シチュエーションコメディでしたので落胆も大きかったです。CUBEでいう所の、外壁設計者と知的障害の少年の絆のドラマです。ある日突然、家以外何も無い真っ白な世界に入り込んでしまったという発想は最高なのに、そこからの展開があまりにも薄いので「CUBE」のように先の展開を楽しむ事ができませんでした。しかも変に細かな笑いを挟もうとしたり、床が跳ねる時の効果音とか、緊張感が無さ過ぎて、一体観客をどうしたいのよ?と思いました。そしてオチも弱いです。「エレベイテッド」「CUBE」は不条理ながらも一応の完結をさせましたが、このほったらかし具合は肩透かしです。エンドクレジット以降の馬の嘶きとかなんなんだよ?って感じで、ナタリ監督やってしまったなあと思いました。この不思議な世界に行き着いた理由や結末を描くと評価の下がる作品も確かにありますが、この作品はあまりにほったらかしなので逆にもう少し周辺を描いて欲しかったですね。お互い消しあって頭だけになってから、絆を分ち合うっていう結末以外にも何かもう1スパイスを求めたくなりました。着目点は好きなのでナタリ監督の次回作に期待したいです。
[DVD(字幕)] 5点(2006-08-30 10:26:33)
76.  輪廻(2005) 《ネタバレ》 
これはホラーとして観ると、無難に楽しめましたし結構怖かったです。でも清水監督の作品に必要以上に復讐の理由付けはして欲しくないかなとも思いました。「呪怨」も屋敷に踏み込んだりした人は片っ端からやられましたが、この作品では前世で殺人を犯した人の生まれ変わりが、今世になって復讐に遭うなんてあまりにも不条理でやり切れないし、そういうストーリーなら最後に救いがあって欲しかったかなと思いました。途中まで優香ちゃんは、あの兄弟の妹の生まれ変わりだと思わせておきながら実は犯人の方だったというオチは良かったですね。同じ一瀬プロデューサーの「ノロイ」と間髪入れずに観たのですが、こっちの方が映画としては遥かにちゃんと成り立っているのでよかったです。しかしどちらの作品でも松本まりかはエライ目に遭いましたね・・・。最後に優香ちゃんがシーツにくるまってるシーンで「呪怨」のビニール袋に包まった奥菜恵を思い出した人多かったと思います。この監督特有の、画面の後ろに子供が見切れる系の演出、結構好きです。
[DVD(邦画)] 6点(2006-08-26 18:25:15)
77.  タッチ(2005) 《ネタバレ》 
まず原作の漫画は、愛蔵版で15冊にもなる長編の作品で、しかも感動の場面が随所に散りばめられているので、2時間の尺の映画にする時、どこを切り取って描くかがまず難しかったと思います。「NANA」のようにまだ続く前提で途中までで一応終わらせるか、もっと長編にして人物描写を丁寧にするか等、色々選択肢はあったと思いますが、この作品は原作15冊分の物語を2時間に凝縮しました。それなのでどうしても駆け足的な内容かつ、上杉兄弟と南がそれぞれを想う気持ちや細かなプロセスを描くまでの余裕は無かったと思います。また恐らく原作のファンで、この映画版に大満足という人は皆無に等しいと思います。でも褒めてあげたい点も沢山あります。斉藤兄弟の上杉も(特に弟は髪型も似てた)頑張っていたし、長澤まさみちゃんの浅倉南も、快活でありながら二人を慕うキャラを体現していて好演だったと思います。ただもう少し和也は南の事に関しては達也に対してムキになる部分が強くても良かったし、達也も野球部に入って弟の遺志を継ぐまでの心理描写とプロセスに時間をかけてもいいかなとは思いました。でもこの映画化はチャレンジだったと思います。20年前に大ヒットした作品を実写で作るのは勇気が要ったでしょう。細かな不満は言ったらキリがありませんが、出演者とスタッフの作品を大事に作ろうと思う気持ちは伝わってきたので、6点を献上します。
[地上波(邦画)] 6点(2006-08-26 18:15:50)(良:1票)
78.  幕末純情伝
中学2年の時に始めて友達を誘って新宿の映画館で観た作品です。自分で金払って最初に観た作品だけに感慨深く、冷静な評価をする自信もありません。でも当時はそれこそ寝ても覚めても牧瀬って感じで、本当に牧瀬の事が相当好きでした。生まれて初めて買った写真集も牧瀬のでした。先日観返したら意外とよく覚えていて、内容はそれこそアイドル時代劇という感じで、新撰組であってもなくてもいいものですが、16年後に観てもこの頃の牧瀬は可愛いなと同じ印象を受けました。きっと素人同然の牧瀬を、今やハリウッドスターとなった渡辺謙が優しくリードしたんでしょうね。つか牧瀬牧瀬うるさいですね、ごめんなさい。
[映画館(邦画)] 8点(2006-08-24 13:19:58)
79.  シムソンズ 《ネタバレ》 
この映画最高!!俺こういう映画大好きですよ!ヘタな小細工一切なし、正攻法の青春映画の秀作です!シナリオに笑いもあるし、友情あり亀裂もありでハラハラさせながら、徐々にど素人チームが強くなっていくサクセスストーリーに思わず笑顔になってしまいます。ソルトレーク五輪で活躍したチーム青森を基にした、ただの便乗映画で終わらなかった要因は、恐らく出演者が皆好演しているからです。シムソンズのメンバー4人(加藤ローサ、藤井美菜、高橋真唯、星井七瀬)は、各々が持つ女優のイメージに合ったキャラを熱演しているし、何より全員が純粋にカーリングを楽しんでいる様子が全面に表れていたので、自然と応援したくなります!あとやはり大泉洋の芸達者ぶりにも感心!そして王道の泣かせのツボと言うか、大泉洋演じるコーチが、道具を拾ってきたというシーンや、河原の五円玉のシーンの藤井美菜ちゃんのセリフ、逆境でも誰かが必ず笑顔を呼びかけ励ますシーン、コーチ資格を剥奪された大泉演じる男が息子の書いたスケッチブック片手にエールを送るシーン等、本当にジーンときます。それに何よりメンバー全員可愛いですからね!画面からマイナスオーラが出まくってました!個人的には孤高の天才役を演じた、藤井美菜ちゃんのあの存在感には今後も期待したいです。直球青春映画で感動したい方には是非とも観て戴きたいです!
[DVD(邦画)] 9点(2006-08-24 10:44:12)(良:2票)
80.  ノロイ
まずこの作品はフェイクと思わせないような努力を全く怠っている点でダメだと思います。「ブレアウィッチプロジェクト」もネット等メディアを最大限活用し、実際に起こった事件のように見せて成功しましたが、邦画となるとそれだけ信憑性の面も難しいし、本物の怖さへ繋げる部分の配慮が足りません。あとVTR内に登場する素人役はもっと自然であるべきです。よくTVショッピングで実際にその商品を利用した人が感想を述べるVTRに演出を感じる最大の理由はそのわざとらしさですが、この作品でもそれを大いに感じ、全く感情移入できませんでした(「ブレア」はアメリカ映画なのでオーバーリアクションもさほど違和感を感じませんが、日本人のオーバーな演技は嘘くささしか感じません)。そして火祭りや霊らしきものが映っている一連のVTR、霊能者の登場や錯乱を起こすテープの一部始終にもっと自然な恐怖が映っていたら良かったと思います。あと石井潤子にさらわれた矢野加奈ちゃんを演じた子は有名過ぎます。「あ、この子どこかで見た子役だな」と思わせるのもダメです。本当にノンフィクション的な恐怖にこだわるのであれば、登場する素人は本物を起用し、収録から公開までの間は誓約書を書かせる等の徹底をするべきです。登場人物の演技が過剰過ぎて恐怖を全く感じなかったのが残念な作品でした。松本まりかが可愛かったので2点献上。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2006-08-21 10:33:00)
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