81. ルパン三世 カリオストロの城
もう好きで好きでしょうがない作品。 この映画で批判があるとすれば「こんなイイやつ、ルパンじゃない」でしょう。 しかし、この映画を何回も観ている自分にとってはこれこそがルパンです、恥ずかしい銭型警部です。それでいいと思った。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2010-12-05 00:23:47) |
82. 平成狸合戦ぽんぽこ
《ネタバレ》 ジブリ作品の中でも圧倒的不評を誇る作品。 ラストの緑がよみがえるシーンがとってつけたようにしか感じられないし、人間に一矢報いたつもりが逆に利用される展開が悲しすぎる。 環境破壊を訴えるメッセージは悪くはありません。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-12-05 00:09:34) |
83. 魔女の宅急便(1989)
子ども時代、本気で「魔女」になりたかった。 おかげで台風の日にほうきに乗って倉庫の屋根から飛んで叱られた。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-12-05 00:03:50) |
84. 武士の家計簿
《ネタバレ》 今年のがっかり映画大賞はこれ。 前半は楽しめたけど、後半は観ていて非常につらい。「家計簿」の話はどこへやらで、とにかく身内が死ぬ、死ぬ・・最期のテロップまで死去、死去と書かれる。あまりにセンチメンタルすぎる。エンドロールも切ない音楽で気が滅入る。 世代が変わっていくドラマなので身内が死ぬ描写があるのはいい、しかし自分は死で悲しむ映画が観たいのではない。武士の時代に、会計をつとめる者がどのように生き、工夫したのかを観たかった。その工夫も、持物を売る、単なる節約だけではなくて時代ならではの方法も見せてもよかったと思う。「絵の鯛」のエピソードはよかったのだけど・・。 「四銭」のエピソードによる親子との確執も解決じまいで後味が悪くなってしまっているのは残念というほかない。 クスクス笑える描写を押しつぶすほど、悲しみを助長させる演出があまりに多くバランスの悪い映画になっている。 ◆上司に不正な会計があることを上司に告げるが、保身のために見て見ぬふりをしたりするのは現代の汚職と同じ。結局下っ端なので何もできなかったというのも含めて、いつの時代も変わらないのだなと思えた。 [映画館(邦画)] 4点(2010-12-04 22:38:33)(良:2票) |
85. パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT
なんとも地雷臭のする本作ですが出来は悪くなく、ほどよく怖がれる作品に仕上がっています。退屈なシーンが前作より少なく感じたのも好感触。 ただ良くも悪くも前作を踏襲した内容なので新鮮さに欠けていたのは惜しいところ。もっと奇抜なアイディアが欲しかったです。 あと前作と大きく変わったところと言えば夫婦の設定が、仲の良い姉弟になったこと。この2人のやりとりが可愛くて萌えれます。思わぬ誤算でちょっと嬉しかった。 あとこのシリーズは「2」が日本版と本土アメリカ版の2バージョン存在するというややこしいことになってますが、正直2つも観る気は無くします。どっちかでよかったんじゃ? [映画館(邦画)] 6点(2010-11-21 00:13:11) |
86. 耳をすませば(1995)
《ネタバレ》 これってスタンドバイミーと同じく、大人になってから良さがわかる映画なんじゃないかと思った。 だってこれ子どものころ観たらすげー恥ずかしいよ。そのポイントは数多いですが何といってもラストの「結婚してくれないか」「うん」「好きだー!」♪カントリーロード。この流れに顔がポーッとなって一緒に観ていた母親にニヤニヤされたのはトラウマ。 大人になって観てみると、恥ずかしさよりももう戻ってこない思春期の甘酸っぱさが際立って、幸せな気分に・・・ならねえよ!やっぱ!ちくしょうー! (赤面) [ビデオ(邦画)] 7点(2010-11-19 23:54:08)(笑:1票) (良:1票) |
87. 北斗の拳(1995)
《ネタバレ》 圧倒的なつまらなさになすすべもなく惨敗(寝た)。レビュアーの【目隠シスト】さんも書かれていましたが、一番面白かったのがDVD冒頭の「本編が古いので、お見苦しい点が~」うんぬんのテロップ。確かにお見苦しかった。ピップエレキバンにか見えない胸の傷にも失笑。いさ子さんがエセ外国人風の「ケンシー↑ロゥ」という発音で天丼かましてくれるのもひき笑い。あんた日本人だろ。あ、そうそう例の北斗百烈拳らしきペチペチ敵を小突くシーンは吹き替えにするとそれなりに見れます。声だけ。 <追記>すみません、寝たとか書くのはだめなのですよね、管理人様失礼いたしました。 ちゃんと最後まで観ましたよ、2倍速で。 [DVD(字幕)] 0点(2010-11-19 23:26:40)(笑:6票) |
88. ファイナルファンタジー
《ネタバレ》 個人的には好きな作品。 評価できるのはCGの出来うんぬんより、世界観だと思います。 人類がほぼ死滅した世界で生きる主人公たち。 この題材は人間をCGで描く映画に最もマッチしていたのだと思います。 なぜならモブ(群衆)を描く必要がない。また荒廃した世界は無機的なのでCGキャラクターに似合うのです。 ラストシーンの「鳥」は本当に美しかった。ただそれだけでも自分はこの映画が観れてよかったと思うのです。 [映画館(字幕)] 6点(2010-11-19 22:35:53) |
89. キャタピラー
《ネタバレ》 寺島しのぶさんの鬼気迫る演技は圧巻です。しかし、脚本がそれに追いついていない印象を受けました。 反戦映画として、戦争の悲惨さを訴えるねらいはよくわかるのですが、歪んだ夫婦の物語を無理矢理反戦というテーマに繋げたようにしか感じられませんでした。 この映画では戦争に行く前の夫婦の生活がほとんど描かれていません。「戦争によって幸せを引き裂かれた夫婦」を描きたいのであれば、四肢をもがれる前の生活描写は必須だと思います。さらに劇中で夫が以前から暴力を振るっていたことがわかるので反戦のテーマよりも夫の人間性に対しての嫌悪感ばかりつのります。性描写を執拗に何度も描くよりも、心理描写を大事にして夫婦に感情移入できる余地があればより良い映画になったと思うのですが・・・ 元ちとせが歌う「死んだ女の子」は反戦を訴える楽曲として素晴らしいのですが、歌詞を画面に見せるわりには、映画の内容にあっていないと思います。せめて歌詞の「女の子」にあたる少女を劇中に登場させても良かったのでは。 役者の演技を期待する方以外にはあまりおすすめできない内容だと感じます。「嫌悪感」以外にもっと描くべきものはあったはずです。 [映画館(邦画)] 4点(2010-11-19 21:42:54) |
90. さんかく
これはいい!いいんだけど面白さを説明するのが難しい。何を言ってもネタバレになってしまいそうだから。 一点だけ言うなら「超痛い」映画です。もう本当何度「勘弁してくれ」と思ったことか。 予告編の時点ではこんな映画だとは思わなかった。いい意味でだまされた。 こんな地味そうな映画が面白いの?と疑問に思う人がいるかもしれないけど、こんなに人間の痛さと愛おしさを感じた映画はなかなかない。面白い恋愛映画が観たい人全てにおすすめします。ラストシーンはこのうえない素晴らしさでした。 ◆ネタバレはこちらでhttp://kagehinata64.blog71.fc2.com/blog-entry-26.html [映画館(邦画)] 9点(2010-11-19 18:26:44) |
91. 牙狼<GARO>~RED REQUIEM~
これは楽しかった。 TVシリーズをまったく知らなかったのに、「特撮もの」なのにPG12指定?という点だけが気になって観に行きました(仮面ライダーでも同じことがあったけど)。後から知ったのですがもともと深夜に放送されていたシリーズで、大人をターゲットにしていたものだったんですね。 確かに子ども向けじゃない怖い、またはエロスなシーンもありますが、これなら十分全年齢でも問題ないとは思います。親御さんをびっくりさせないように指定しているんじゃないか、程度。 むしろ大人が観るとセリフがいちいちクサくて、赤面したくなるポイントが多数。男の子が観ると格好よくて大興奮できる内容だと思うのでむしろPG12指定は勿体ないかも。 固有名詞は多いけど、ストーリー自体は非常に王道ですんなり理解できました。ただ終盤のバトルが抽象的すぎてよくわからない感じになってしまっているのは残念。 3Dも頑張っている、というよりかなりいい部類に入ると思います。 少年時代に観た特撮ものの記憶を呼び覚ましたい人にもお勧めです。 [映画館(邦画)] 6点(2010-11-07 12:18:22) |
92. 北京原人 Who are you?
《ネタバレ》 個人的名シーンベスト10 ◆10位 オープニングは普通にいい出来。だまされる。 ◆9位 マンモスが研究所を脱走 ◆8位 スペースシャトルでの実験。丹波哲郎が「人間が神になるぞ~」とトンチキなことを言い出す。 ◆7位 丹波哲郎が「何故原人との性交渉に応じなかった」と人間としてアウトなことを言う。片岡礼子の返しは「愛してもいないのにですか」。 ◆6位 アフロヘアの我次郎登場。ちなみに研究者。 ◆5位 原人が何故か運動場に登場し、モブキャラが言う「あの人、おかしくない?」おかしいのはこの映画だ。 ◆4位 ラストで原人とマンモスを自然に返し、緒形「あそこには本当の自由があるんだ」原人「ウパー」。映画館で観ていたらキレていた。 ◆3位 プリンセス天功登場。原人をイリュージョン。 ◆2位 緒形直人が「原人と仲良くなる」という目的のため脱ぐ。 ◆1位 片岡礼子が続いて脱ぐ。おっぱい。 あと地上波でもおっぱいがでていて、我が家のお茶の間が凍りついたことを報告します。偉いぞTV局、いい時代でした。 [CS・衛星(邦画)] 0点(2010-11-01 23:17:15) |
93. スープ・オペラ
《ネタバレ》 「愛のむきだし」で素晴らしい演技を見せたAAAの西島隆弘が見たくて鑑賞。 今回もなかなかはまり役でいい演技でしたが役どころはちょっと不満。いつもニコニコしているけど何かを抱えているというキャラクターなのですが、終盤では旅立ち、そのままフェードアウト気味だったのは残念。 ラストの「夢」のシーンはこっぱ恥ずかしかったですが画は素敵!でも主人公の幼少時のエピソードをからめたりして、もう少し感情移入できるようにして欲しかった。ちょっと唐突な感じは否めません。 「エジプトのバス」のエピソードや「好きのその先がない」という台詞は出色。それなりに不満もある作品ですが、登場人物たちの素朴さが心にしみる邦画の佳作でした。 個人的には平泉成のスケベオヤジを見れただけで結構嬉しかったりします。 [映画館(邦画)] 6点(2010-10-28 17:51:55) |
94. 十三人の刺客(2010)
《ネタバレ》 すごく面白い。 娯楽性の高い時代劇にして紛うことなき三池監督作品でした。だって十分格調高い映画にできそうなのに下品なおふざけを入れるのだから。特に中盤の伊勢谷友介と岸部一徳のアノシーン。本作はPG12指定ですが小中学生にどんな助言指導をしたらいいんだか・・・三池監督のクセを知らない人はどんびき必死。 でも自分は大好き。悪趣味な自分は稲垣吾郎の残虐っぷりをもっと観たいと思ったくらいで、監督らしさを観てニヤニヤできるのはファンとして嬉しいし、これからもこうあってほしいと思いました。 自分はこの映画を観る前に気になっていたことが二つあって、ひとつは「クライマックスの50分の戦闘シーン」が大きな宣伝文句になっていたこと。 「クライマックスどころか普通の映画の半分の時間じゃん、長げーよ、絶対飽きるって」って思ってましたが、あくまで「戦闘が始まってから映画が終わるまでが50分」であって実際乱闘が続くのは30分くらいのもの。血みどろで戦う姿に圧倒され、それほど長くは感じませんでした。むしろ映画自体2時間以上もあったの?と思うくらい時間を感じさせません。 ふたつめはタイトルにあるとおり刺客が13人もいること。 しかし実際にキャラ立てさせてあるのは13人中7人くらいで、それほど登場人物が多くて理解が大変というほどではありません。敵側も手下一人に焦点を当て、余計なドラマを極力排除したのも成功していると思います。 前半はほとんどがその登場人物たちによる会話シーンなのですが、これも役者たちの演技が素晴らしく飽きさせません。 マイナス点は最後の決着が個人的にあまり盛り上がらなかったこと、役名を画面に出すのなら顔のアップのときにして欲しかったことくらい。残虐描写が苦手な方以外に強く推薦できる作品です。 [映画館(邦画)] 8点(2010-10-18 21:17:58) |
95. REDLINE(2010)
《ネタバレ》 これはちょっと・・。せっかくのレースものなのに抜きつ抜かれつつの攻防戦やカタルシスがほとんどありません。クローズアップされるのはキャラのしかめっつらの顔面ばかりで、アイディアやキャラの掘り下げも圧倒的に足りません。 目につくのがレースを妨害する軍隊のパートのつまらなさ。さらによくわからない巨大生物を乱入させてもうぐだぐだ。 エンディングにさしかかるつれ、「もう勝手にしてくれ」としか思わなかった。石井克久氏が関係している映画はもう観たくないと思えるいいかげんさでした。初めから一般受けを諦めているような内容なのに、声に豪華俳優をあてるというチグハグさもどうかと。そういうところにお金を使うなら、脚本をもっと工夫してよと文句も言いたくなります。 でも音楽は素晴らしかった。映画はもう一度観たいとは思えませんがサントラが欲しくなる格好良さ。爆音が響く環境でないと作品の魅力はさらに半減しそうです。 [映画館(邦画)] 4点(2010-10-18 19:33:17) |
96. ルー=ガルー
あんまり評判のよくない作品ですが思いのほか楽しめました。 もっと哲学的だったり専門用語だらけの難解な作品だろうと思っていましたが、なかなか万人向けのSFサスペンスに仕上がっていると思います。 ストーリーにつっこみどころは(終盤の警備ロボとか)多くあるし、決め台詞が多すぎてちょっとくどいけど、キャラクターの魅力やテンポの良さで一気に魅せてくれるので、素直に観た後「面白かった!」と思えました。 某批評家の前なんとかさんの点数なぞ気にしなくていいから、アニメファンやSF好きはそれなりに期待して観ていいと思います。 [映画館(邦画)] 7点(2010-10-17 18:22:38) |
97. ちょんまげぷりん
《ネタバレ》 いや~楽しかった。侍が現代にタイムスリップして、菓子職人として活躍するという単純なプロットですが、始終クスクス笑える良質なコメディ映画に仕上がっています。 ともさかりえの持ち前のギャグっぽさもいいですが、それ以上に錦戸亮の侍のハマリっぷりが素晴らしい。彼が昔の言葉で話すだけで滑り知らずで、なおかつ格好いい。映画初出演にして初主演ということですが、もっと映画に出て欲しいと思います。 ハンバーガー店で子どもに一喝するシーンが素敵。こういうしかり方をすることって現代では少なくなってしまったのかもしれないので、ハッとする親御さんは多いでしょう。老若男女すべてにおすすめできる良作です。 [映画館(邦画)] 8点(2010-10-01 23:21:27)(良:2票) |
98. L change the WorLd
《ネタバレ》 ナンちゃんで出落ち [地上波(邦画)] 2点(2010-09-21 19:54:21) |
99. 天空の城ラピュタ
《ネタバレ》 自分はムスカ大佐が大好だ。おそらく最も愛されている悪役の一人なんじゃないだろうか。 子どものころは全く気づかなかったのだけど、そんなムスカは始まってすぐにヒロインに後ろから殴られて気絶している。ラスボスなのに弱すぎである。こんな彼が「君のアホ面には~」「人がゴミ~」なんて後に言うのは全く片腹が痛い。 彼のものまねが流行っていた青春時代は楽しいものだった。 たとえば高校時代、友達が英語の試験開始と同時にムスカのものまねで「読める!読めるぞ~!」と大声で言ったときのことを自分は忘れない。退場させられる友人。腹を抱えて笑う自分。英語の試験はおかげで散々だった。ありがとうムスカ。これからも世代を越えて語り継がれていくことでしょう。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2010-09-21 19:28:42)(笑:6票) |
100. となりのトトロ
《ネタバレ》 有名な都市伝説で「ラストシーンでサツキとメイは死んでいる」や「トトロは死神」というのがあります。ガセですが。見直してみると確かにそういうことを思わせるさせるシーンも多いなあと。 ていうか結局川に落ちていたメイのものではないサンダルは誰のものだったんでしょうか・・・そういう深読みもできるようになっているのも、何度見ても観飽きないのに一役買っているような気がします。 どうでもいいですが、子どものころこれのおかげで本気で「おじゃまたくし」だと思っていました。あとおばあちゃんの登場シーンで泣いてました。怖くて。 [レーザーディスク(邦画)] 9点(2010-09-12 20:05:39) |