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1.  ピストルオペラ
相変わらず強烈なインパクトを放つ色彩映像に妖しげな雰囲気の清順ワールド。清順の世界は好きで惹かれることが多い。だけれど江角のマキコさん・・彼女だけが妙に現実的でしっくり溶け込んでなくて浮いていた。それに比べ、山口小夜子さんは相変わらずの世界を持ってらっしゃる。彼女は年をとらないのか、、?化粧は昔より薄くなった気がするし、小夜子の健在ぶりにはアッパレでございました。最後にドーンと〝終〝の文字、監督らしいね。
6点(2004-05-23 15:09:51)
2.  必殺! 主水死す
必殺好きだったと言っても映画は二本しか観ていないが、、。いつからひかる一平は出なくなったんだ、という妙な疑問は置いといて、、と。何かTVっぽかったよなあ~。東ちづる姉さんに細川フーミン、当時人気があったタレントだったのですね。それに主題歌、葛城ユキだもの。しかし、あれで本当に主水の最後でしょうか!? 納得いかんなー。死んでないよね、焼け跡から這い出てくるぞーと思ったが・・。主水、カムバ~ックと願いながらももう2004年。やっぱあきらめるしかないか。
4点(2004-05-11 18:41:13)
3.  ある殺し屋
成田三樹夫や小池朝雄は〝いかにも〝といった感じを漂わせているのに対し、市川雷蔵は全く殺し屋の雰囲気を漂わさず、ただの小料理屋の亭主といった感じなのだが、そこがまた魅力なのだった。ジタバタしてる成田や野川由美子の傍らで始終クール、それでもって分け前はきっちりやる、といった粋な仕事人に、観終わった時は自分も弟子入りしたい気分でした。なぜか若い小林幸子も出ておりました。(地味な役者時代なのかな) 塩沢の仕事ぶりは〝必殺仕事人〝の秀と妙にダブった。(こっちがオリジナル?)雷蔵、シブし。
7点(2004-05-10 22:13:10)(良:1票)
4.  キル・ビル Vol.1(日本版)
やっと観れたVol.1。(かなり遅い)期待してたのですが、、ハハハ・・笑わせてもらいましたです。とりあえずユマちゃんはかっこよかったですが。でもやっぱり〝変てこ〝だった。バイクに日本刀刺して走ってるし、あのアイマスクは何だ、グリーン・ホーネット!?などとゲラゲラ笑いながら観ちゃったよ。梶芽衣子・修羅雪姫を先に観てたせいでしょうか、ルーシーは迫力ありません。〝やっちまいなー〝ぐらいですね。これは〝修羅雪姫、タランティーノ風味〝といったところでしょうか。日本のヤクザ映画観てた方が面白かった気がしますが、まあタランティーノ監督の趣味、ですね。何だか可愛いじゃないですか、監督。やっぱり日本刀は金髪には似合わないですね。千葉ちゃんも普通のおっちゃんみたいだったし。〝修羅の花〝もかなり違和感あり。だけれど、面白くなくはなかったんで6点ほど。 
6点(2004-05-05 16:12:32)
5.  女囚さそり 701号怨み節
シリーズ完結編。梶芽衣子バージョン4作目のこれは、監督が変わったせいか何となく今までの過激な感じがちょっと少なかった気がします。でもこれはナミが心から惚れた男が出てくるんですね。(それが何とマサカズ様なんですが、、、若い、髪型が今とは違う、いかにもお坊ちゃま、肌がツルンとしてる・・なんでこれに出てるんだろうかと始めは思った)その惚れた男の裏切りがナミは許せなかったのです。愛したぶんだけ怨みも深いという、、怖いですね~。女は怖いですよぉ~。だけれど、かっこいい梶芽衣子。黒マント着てどこかへ行っちゃった。サソリシリーズその後いろんな女優さんが演じたみたいだけど、やっぱりオリジナルにはかなわないでしょうね。美しい梶さんに睨まれたら、怖い反面ドキッとしてしまうかも。 
7点(2004-05-03 17:10:58)
6.  青春の殺人者
この頃の水谷豊ってのは“ア~ニキ~”ってやってた頃だったのかなあ。昔の方がアクが強くてどんどんいい人になってったような気がします。高評価な方もたくさんおられる中申し訳ないのですが、どうにも私はダメでした。市原悦子はすごいです、確かに。でも母と言うより女で、父を殺してしまった息子を問いただすより息子と一緒に暮らせるという思いで目を輝かせてたり。そして美枝子さん、(セリフ棒読み、若いし仕方ないか。しかしボディはダイナマイト級)あぁいう破滅的な男について行きたいという気持ちにどうにも共感できずじまいでした。やたら“じゅんちゃん~”という声が耳ざわりだったし。生々しすぎて私には受け付けられませんでした、好きじゃありません。すいません。 
3点(2004-04-03 22:10:07)
7.  田園に死す
すごいな、寺山修司の世界。一歩足を踏み込めばそこから逃げ出せないような妙な感覚に陥ってしまう。そして見ているとぞくぞくと鳥肌が立ってしまった。いきなり恐山、白塗りの人々、異様なサーカス団、、時間と空間のねじれた間で物語はすすんでいくようだった。三代前のおばあちゃんを殺したら自分はどうなるのか?と問われ、その答えを探し過去の自分と出会う。過去なのかと思ってみたら現代だったり、ことごとく期待を裏切られた。これは日本人にしか描けない世界なのだろうな、あの映像、、。この世とあの世をつなぐ場所、恐山はまさにぴったりであった。余談になりますが、主役の高野浩幸君、昔「なぞの転校生」などにも出てたのですが、今彼はどうしてるのかなと、思ってしまいました。
7点(2004-04-02 15:12:39)
8.  必殺4 恨みはらします
懐かしき必殺。昔、わたしゃ秀さんのファンでした。だけどこれは深作バージョン。いつもの必殺とはちょっと雰囲気が異なっておりました。これはこれでまあ面白いのかも。真田広之、顔がツルっとしてて動きもシャープで、千葉ちゃんと合わせてもろJAC色が濃かった。やたら色彩があざやかでしたね。深作版必殺の中にJAC,そして相楽ハル子のスケバン刑事がブレンドされてたって感じでした。相変わらずのひかる一平、頑張ってた“パッション”堤大二郎。でもやっぱ盛り上がったのは、千葉ちゃんVS蟹江のシーンかね。 
7点(2004-03-30 16:14:29)
9.  野良猫ロック ワイルド・ジャンボ 《ネタバレ》 
私も野良猫ロック仲間に入れてもらいましょうか。本当は「暴走集団’71」ってのが観たかったのだが、何処探してもなくて、これと「セックスハンター」ってのがあってセックスハンターってのはちょっとなあ~って悩み、結局これにした。この「ワイルドジャンボ」ですが、何なのでしょう。まったりと過ぎてゆき、海へいったかと思ったら合宿のようなことをするし、結局最後みんな殺されてしまい、あれれ・・って感じで。でもファッションや音楽にしても時代を感じますよね。“ん~、マンダム:byチャールズ・ブロンソン”にしても“ダッコちゃん人形”にしても、、、それを知ってる私も私だが。夏夕介が若く懐かしかった。あと、梶芽衣子も可愛かったが范文雀もなかなかセクシーでした。でも観終わったらかなり疲れた事は間違いない。 
4点(2004-03-29 21:27:30)
10.  切腹
重々しく一度見たら忘れようと思っても決して忘れようがない作品ですよね。後味も凄く悪いし、思わず目を伏せて見たのですが、やっぱりすごいの一言。仲代達矢の迫力の演技に恐れ入った。死んでいった娘と孫は気の毒だった、、。三国連太郎のチョンマゲ姿はあまり似合ってるとは言いがたいが、私はこの作品を忘れることはないと思う。
8点(2004-03-27 15:59:45)
11.  殺しの烙印
いきなりオープニングから“殺しのブルース”ですよ~、すごい。昭和42年っつうと自分が生まれた年なんですよね。モノクロってのが実にいいし雰囲気にしても車にしてもかっこいい、60年代の匂いがプンプンします。“エースのジョー”さんの映画を観るのは初めてですが一匹狼ぶりがなかなか渋くていいです。これ観てると所々「ルパン三世」を観てる時の印象とダブってたんですが、そりゃそうだ。監督の鈴木清順氏、共同脚本の大和屋竺氏、二人とも「ルパン三世」に実に関係が深く、この二人が携わっているわけでなるほどなって思いました。この時代のハードボイルドってのはなかなか骨があっていいです。それにしても、【すぺるま】さん、、お若いのによくご存知でいらっしゃる。いつもいつも感心しております。 
8点(2004-03-27 13:07:32)
12.  氷点
大楠道代さん(当時安田道代)が可愛らしい。原作を昔読んだ時は涙、涙、、だったのに映画はなぜか感動しなかった。残念。成田三樹夫さんとかすごい若いです。
4点(2004-03-27 09:31:56)
13.  冬の華
渋い、渋すぎるではないか。健さん男のシブさを爆発させてました。結局足を洗えず元にもどってゆく男、洋子ちゃんが目の前にいるのにおじさんだよって言えないなんて切ないね。クロード・チアリの音楽がより一層切なさを盛り上げる。小池朝雄も池部良も同じセリフ言いながら死んだんだよね。高倉健の周りの役者さんもまた皆かっこよかった。 男はやっぱ無口な方がいいね。
7点(2004-03-12 15:14:15)(笑:1票)
14.  神戸国際ギャング
役者陣はとても豪華です。でも全体にドタドタして落ち着かなかった。国際っていっても国際感は感じられなかったしなあ。変な日本語を喋る大滝秀治、出てきてあっけなく死んじゃう丹波哲郎、やたら健さんの横にいてインパクトの強い顔のガッツ。文太さんと健さんの戦いもあっけなかった、えっ!もう死んだのって感じで、もっとどうにかして欲しかった。
5点(2004-03-07 15:51:42)
15.  たそがれ清兵衛
清兵衛さん、ていうか真田広之ってあんなにかっこよかったっけ。ただのりえちゃんとの恋愛話かな、退屈かなって思ってたんだけど最後はもう自分は宮沢りえちゃんになりきってましたね。清兵衛さんが戻って来た時嬉しくって思わず泣いてしまいました。あんな父親を持って、娘たちはとても誇らしく思うでしょうね。不器用な人ですが、私は清兵衛さんのような方が好きです。田中泯さんは怖いくらいでした。
7点(2004-03-05 23:46:15)
16.  春の日は過ぎゆく
何かね~、雰囲気や音楽とかはいいんだけど、今ひとつ入り込めなかったなあ。自分の昔の恋愛と重ね合わせて見たし、うちも私の方が年上なんだけど、別れましょ・・って言ってるウンスが淡々としすぎてるっていうか、その理由がはっきりしてなくて、優しい彼はただあわれなだけで・・・気持ちはわかりますよ~最初は好きで毎日でも逢いたい思い、だんだん相手が別れを切り出す予感なんかも。春の日はほんとに短いですよ~。でも急に相手が嫌になることってあるからね、特に女はそうかもしれないね。それと、サンウ役のユ・ジテさんが近所の旦那さんに妙に似ててどうもシックリこなかった、それも原因。
6点(2004-03-02 22:22:25)(笑:1票)
17.  現代やくざ 人斬り与太
悪いんだけど、最初地井武男と小林稔侍が出てきた時吹き出してしまった。あの若さと髪型に戸惑ったのだが二人とも結構がんばっていた。文太さんはまだ若くちょっぴり青っぽい感じだった。すごいメンバー、見終わったら体のあちこち痛くなった気がした。安藤昇氏は漂ってくる風格が他の人とはやっぱり違うね。
7点(2004-03-01 14:41:50)
18.  凶気の桜
原田芳雄、本田博太郎、江口洋介、、この三人は好きで演技も安心して見ていてられるんですが、その中で窪塚くんの演技が空回りしてたような気がする。ちょっと「時計じかけのオレンジ」意識してたんかなあ?ようわからんけど。W洋介対決シーンはちょっと盛り上がってたけど、江口ちゃんの貫禄がち。窪塚ファンは満足なんだろうか。原田、本田、江口、この三人はまた違う作品で是非共演してもらいたい。
4点(2004-03-01 12:58:01)
19.  仁義なき戦い 広島死闘篇
文太さんは脇にまわっても漂ってくるオーラはすごい。千葉真一演じる大友の切れっぷりは迫力があった。主役を取り囲む成田三樹夫、室田日出男、梶芽衣子、川谷拓三、小池朝雄、、などなどすごいメンバーがキッチリそれぞれいい仕事してくれていました。山中役の北大路欣也の哀愁漂う生きざま、死にざまはすごいと思った。鳥肌立った。  
9点(2004-02-23 22:07:01)
20.  緋牡丹博徒
いやあ~、【緋牡丹のお竜】こと藤純子さんの美しさが際立っていました。その横に、これまた着流し姿、そして日本刀がよく似合う男・高倉健が。立っているだけで絵になる二人、、かっこよかったっス。藤さん、歌は歌わない方がよかったような、、。若山富三郎と清川虹子は存在感があった。清川さんが言った“お竜は私の若い頃そっくり、、”にはちょっと言葉がでなかったが、、。最後は”健さん~、死ぬな死ぬな~”と思わず叫んでしまいました。
8点(2004-02-23 16:29:20)
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