1. キングコング対ゴジラ
《ネタバレ》 この映画って、完全な企画モノだったのでは?前二作と比べて、あまりにゴジラの存在意義が薄いし、ものすごいコメディタッチだし!でも、娯楽映画としてはかなり高いレベル。かなり笑わせてくれます!せっかく日米のモンスターが暴れまくってくれるんだから、この映画だけは、難しいこと忘れて楽しめって感じだね!ところで、ヒロインがゴジラから逃げるシーン…。どこまで逃げても逃げ切れないような緊迫した演出が秀逸!さすがだね。 8点(2004-02-03 01:23:52) |
2. モスラ対ゴジラ
《ネタバレ》 文明社会を客観的に見ると、確かに不信感が蔓延しているのかも。嫌味なまでに資本主義社会を皮肉ってますね!今回のゴジラは悪役に徹していて、放射能を捲き散らしながら登場するシーンは生物感に溢れ、実に危うい。工業地帯や名古屋を蹂躙する姿はまさに圧巻!オープニングの嵐のシーンには、特に円谷氏の職人技を感じます。伊福部氏の音楽も、怪獣としてはもちろん、生物としてのゴジラ、モスラが強調され、躍動感漲るモチーフとして完成されている。ストーリー的には勧善懲悪だけど、娯楽映画の一つの完成形だと思う。でも、インファント島の人々の話し方には笑ってしまった。昭和のゴジラはここまでだね。 8点(2004-02-03 01:00:35) |
3. ゴジラ2000 ミレニアム
やばすぎる!これは映画か?何のためにゴジラを復活させたのか意味不明だし、アマチュアが作ったようなCG丸出しのUFO!なにもかもがチープ!よくもまあ、この程度の完成度で世に出せたなと、別の意味で感心する。ファンの声援に制作者サイドが勘違いして応えちゃったケースですね。せっかく阿部寛が出てるのに…。もう勘弁してください(泣)! 1点(2004-02-02 20:09:54) |
4. ゴジラの逆襲
前作のヒットを受けた形で急遽制作された作品なだけに、シナリオに重さが感じられなかった。仕方のないことかもしれないが、制作者側のモチベーションが低くなってしまったようだ。でも、都市破壊シーンや、日本特撮映画史上初の怪獣同士の戦いは、生々しく不気味で、見応えがあったぞっ! 7点(2004-02-02 20:01:55) |
5. ゴジラ×メカゴジラ
《ネタバレ》 今度の相手はメカゴジラと聞いて、その時点でもう駄目だと思った。だが、予告編を観たら、激しく動き回るメカゴジラが非常に格好よく、これは「vsギドラ」のようなSF重視の楽しい映画になるかも!と期待した!だが、観てみたらどうだ。まず、世界観が中途半端だ。作戦中の女主人公のミスにより同胞を死に至らしめ、その後トラウマを払拭するためにゴジラに挑むというシナリオは、「×メガギラス」と同じではないか!しかも、今回のメカゴジラは初代ゴジラの骨格と遺伝子を使ったバイオサイボーグだからゴジラ型であるとするの設定は、やはり無理がある。第1作を侮辱しているのか?続編として扱うならば、もっと世界観を統一させなければ!そうまでしてメカゴジラを出したいのか?それならば、スーパーX2を10台作った方が絶対強い!暴走もエヴァンゲリオンから既に存在したアイデアだし、挑戦心が足りないんですよ。メカデザインもウルトラマンチックだし。時間配分も機龍に時間使いすぎて、ゴジラは存在感すげぇ薄いし弱いし。最後もドローな感じで、なんだかなぁ。戦争や核兵器の哀しみの象徴であるゴジラと、人間が作ったメカゴジラが引き分けてしまったら、ゴジラ映画の意義が失われる危険があるのではないのかねぇ手塚監督?あなたはウルトラマンでも、作っていた方がいいんじゃない?子供を出すと急に映画のバランス崩れますよ。釈さん頑張ってたけど、この出来じゃ可哀想でしょ。でも、今回のゴジラのデザインはなかなか良い感じなんだったと思います。冒頭のゴジラには痺れました!熱線青いし、特撮も良かった。真面目に「メカゴジラ」の映画を作っている姿勢は買いたいのだが、やはり全体の感想として、ゴジラ映画にメカゴジラと子供はタブーだなと改めて思った。って、次回作も機龍出るんかい! 4点(2003-07-17 20:20:06) |
6. ゴジラ×メガギラス G消滅作戦
ミレニアムから続けてみましたが、正直失望の嵐です。ミレニアムよりはマシですが。なんだ!このショボい特撮は!学生が作ってんのか?(時々、オッと思う場面はありましたが…)それになんだ!あの科学特捜隊みたいなマシンデザインは!ゴジラにはスーパーXのような、ダサカッコイイ兵器が似合うのだ!さらに、メガギラス出現時にピアノ線が見える(少なくとも2回!)のは、映画として、プロの仕事として失格ですよ!真面目に作ったんですか?ストーリーは空想科学的要素満載で良かったよ!でも、ゴジラの人間くさいアクションや、その他の目をつぶりたくなるような演出で、幻滅してしまいました。ていうか、いくらスーツを着ているとはいえ、生身の人間が放射能の塊であるゴジラに接触するのは危険すぎますぞ!この映画、マニアの間では人気が高いようですが、初代を凄まじさを観ていながら、この作品を評価できることには、理解に苦しみます。ゴジラ映画は、哀しみを背負っている映画なんです!作る側も、観る側も、このシリーズをウルトラマンと同じ次元に据え置くのはやめてほしいものです。それに、メガギラスなんて中途半端な怪獣出すぐらいなら、モスラ抜きでバトラや、アンギラスを復活させて下さい!怪獣映画としては面白いが、ゴジラ映画としては落第です。時折見せるゴジラの表情が極悪で良かったことと、ストーリーと音楽に3点! 3点(2003-07-16 13:46:11)(良:1票) |
7. ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強
ドラゴンボールZの映画の中では、かなり好きな部類に入るねこれは。変身後のクウラは映画だけのキャラクターにしておくには勿体無いほどのかっこよさ!このクウラのキャラクターデザインに鳥山明キャラの真髄を見た!アニメーションもそれに応えている。ただ、同時上映作品の都合か、上映時間が短いことが惜しまれる。 8点(2002-12-30 02:42:14) |
8. サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS
ふむ、他人の心の声が聞こえるのではなく、自分の心の声が他人に聞こえてしまうという設定は意外性があって良いです。人間の思考は心の中で逐一文章になっているわけではないけれど、やはり心の中で強く念じる言葉はある。おばあちゃんの手術のシーンでは、それが見事に演出されていますね。口に出す言葉ではなく、心の言葉であることで、胸が締め付けられました。ずっと繰り返してしつこいけど、それが良いんです!主人公の人間味が溢れています。人間の心って、そういうものでしょ? 8点(2002-12-23 01:28:53) |
9. 御法度
素直に面白かったです。新撰組を題材にした映画やドラマは多いですが、また違った味が出ていました。ますます新撰組が好きになりました!役者さんもそれぞれがハマっていました。特に松田君は頑張ってますよ!ビートたけしが土方なのには「ん?」な感じでしたが。映画を観た後に原作を読んだのですが、しっかり再現されていたんだな、と感心してしまいました。 8点(2002-12-23 00:57:11) |
10. 天空の城ラピュタ
宮崎監督の作品の中で一番好きです。少年はこの映画を見て、冒険に憧れます。誰もがパズーになりたかった。大空に羽ばたきたかった。僕もその一人です。この作品を今までに何回観ただろうか。観る度に胸が高鳴り、大人になった今でも冒険心をくすぐられます。人間の愚かさや醜さ、それを超える人間の優しさや勇気がこの作品には込められているのです。 10点(2002-11-01 01:58:01) |
11. ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
最初にこの映画の情報を知ったときは、正直、今年もダメかなと思った。あの金子修介が監督とはいえ、センスのないタイトル、ポスター、強引な人気怪獣の設定に戸惑った。でも大好きなキングギドラが10年ぶりにゴジラに出るということなので、あまり期待せずに観に行った。ところがこれが予想外の傑作だった!初代ゴジラのコンセプトを踏まえ、あらゆる場面に深いメッセージが込められている。神話的なストーリー設定も、つっこまれがちな矛盾点をうまくカバーしている。さらに怪獣たちのキャラクターも光っていた。初代やモスゴジ、84ゴジにも負けない凶悪なゴジラ、顔の演技が凄いバラゴン、硬派なモスラ、そして千年竜王キングギドラ!いいっすね~。宇崎竜童もよかった!ただ、ギドラに関してはパワーアップ時には100mになってほしかったし、CGがショボイのが気になったかな。あと、いらんゲスト出演が多すぎて映画のバランスを崩していると思う。もっと金と時間をかければ、ものすごいエンターテイメントになったと思う。でも、そういう点を考慮しても、ゴジラ映画として久々に手応えのある、良質な作品だと思います! 9点(2002-11-01 01:37:50)(良:2票) |
12. ゴジラ(1954)
第二次大戦から9年、奇しくも第五福竜丸事件と同じ年に公開された娯楽映画を超越した傑作。この日本という国、このタイミング、このスタッフでなければ作ることはできなかったでしょう。このゴジラという怪物こそ、「戦争」という人間の醜悪な姿を投影しているんだと思う。戦争を知らない僕らの世代には永遠にこの映画を超えるものは作り出せない。ゴジラの圧倒的な存在感、それをさらに引き立てる伊福部サウンド、そして物語に込められたメッセージ。当時は、この映画を見て笑える人などいなかっただろう。それにしても、この映画は半世紀も前に作られたというのに、世界は未だに同じことを繰り返しているのだから皮肉なものだ。だからこそ、誇りを持って世界に紹介できる映画なのだ。その価値はとてつもなく大きい。 10点(2002-10-31 02:41:14) |
13. リング(1998)
グロい描写が殆どないのにこれほど恐い映画は初めてだ。長髪で白い服を着ただけの女がなぜこんなに恐いのだ?俺は臆病なだけか?最後までビビりまくりでした。日本的な良質ホラーでした。真田広之最高です。原作?そうか、皆さんがそんなに薦めるのならば読んでみようか! 8点(2002-07-02 22:43:36) |
14. GODZILLA ゴジラ(1998)
パニック映画としては合格点。かなり生物的な描写が多くて存在感がリアル。本編は、あくまで娯楽として楽しむための内容になっている。少しジュラシックパーク的な部分もあったが、楽しむために見る価値はある。それにしても、やはりハリウッドの映画は見せ方が上手い!この映画にも邦画が見習うべき点は多い…が!ゴジラ映画としては不合格。別にゴジラでなくても良い。ゴジラ誕生の原因をフランスの核実験としている点も、いけ好かない。いくらビジュアル的に技術があっても、ゴジラというテーマを扱うには内容がチープだ。もっとも、唯一の被爆国である日本以外が主張できるものでもない。わかってねぇー、わかってねぇーよ! 5点(2002-06-23 06:24:20) |
15. アナザヘヴン
主題歌歌ってるLUNA SEAが好きだったし、テレビ版を観てて生じた疑問を解消しようと思って観に行った。うんうん、そうか、なるほど!期待以上でした。ドキドキハラハラ!映画の方が面白いね。柏原くん最高ですね。音楽きれいですね!久々にまた観たいと思った邦画でした。これ以降、カルボナーラが好きになった…。 7点(2002-06-23 05:58:33) |
16. ゴジラVSメカゴジラ
モスラに続いてやってくれました。イラストのポスターすんげぇカッコイイのに。現代社会にどうやってメカゴジラ出すんだろって考えてたけど、見事に玉砕してくれました。せめてポスターのメカゴジラの方がイイよ絶対!メカキングギドラの勝ち!でも、今回は伊福部先生とラドンに救われたかな。プラズマ・グレネイドは面白いアイデアだし、メカゴジラの設定をもっと突き詰めたら面白くなったと思うよ。 3点(2002-06-23 05:39:04) |
17. ゴジラVSモスラ
《ネタバレ》 ぎゃー!!なんじゃこりゃ!というのが第一印象。モスラはダメですね。完全に子供向けの映画になってしまった。「モスラ対ゴジラ」は傑作だったのになー。何でこんなに違うかな。自然破壊がテーマなのはいいんだけど、わざとらし過ぎる。出演者の演技も何か不自然。土橋(小林昭二)のキャラ変わり過ぎだよ!モスラもオモチャみたいだし。ていうか富士山から出てくるなよゴジラ!泣きたい。でも救われるのは、バトラの存在。行動が徹底的だし、硬派だし、名古屋に来てくれたし、カッコイイ!どうせなら「ゴジラVSバトラ」にしてほしかった。2点のところだが、バトラに免じて3点献上! 3点(2002-06-23 04:55:59) |
18. ゴジラVSキングギドラ
全く予習をせずに観に行ったので、そのストーリー展開には興奮しっぱなし。大森監督の夢溢れる、娯楽映画の見本ともいうべき傑作。僕はこの作品、かなり好きです!誰が何と言おうと好きだー!!前作とは趣向が大きく変化し、未来人が出てきたりしてゴジラ映画の本質が失われたかに見えるかも知れないが、どっこいストーリーの中枢は、やはり「核」。未来人はゴジラを抹殺したが、世界に散在する核によりゴジラは必然的に復活してしまう。未来人を出すことによって、僕ら自身が現代人の愚かさを客観視できるのさ。でも、そんな暗いテーマにも関わらず、本編のテンションは上がりっぱなし!このギャップがいいのさ。復活の伊福部サウンドは最高だし、現代の核の洗礼を受けた凶悪ゴジラに、メカキングギドラもカッコイイ!惜しむらくは、合成のヘボさ。もったいない!でも、本当に核のない未来が来るといいですね。 9点(2002-06-23 04:31:17)(良:1票) |
19. ゴジラVSビオランテ
初めて映画館で観たゴジラ。面白い!対決モノでは最高の出来では。ゴジラのポスターって、イラストと写真の2種類あるけど、特に写真のポスターの出来が全作品中一番かっこいいと思う!んで、内容は真面目だけど、時々笑えるのがポイント。そして最後まで目が離せない!一般公募したストーリーと大森さんのセンスが光ってる。CGの使用も適度で、火薬、照明もバランスが良いから、今でも遜色なく観れる。すぎやまこういちの音楽も意外にハマってた。ビオランテのデザインも秀逸!スタッフの皆さん、今更だけど、ありがとう!そうそう、DVD出ますよ(2002.5)。みんな買いやがれ! 10点(2002-04-22 12:56:36) |
20. ゴジラ(1984)
初めてみた「ゴジラ」。それまでは絵本の中の「正義の味方のゴジラ」しか知らなかった僕にとってのゴジラ像が「恐怖」に一変した作品。オープニングから音楽、ゴジラのキャラまで、何もかも怖い!対戦する怪獣がいなかったのにもビックリ!スーパーXとの首都攻防戦もかっこいい!当時は子供だったから政治の話はよく分からなかったけど、年齢を重ねるうちに理解できるようになって面白くなった。テーマの設定も良い。そう、一番の怪物はゴジラを創った人間なんです。僕のゴジラ映画に対する考え方の基準になった作品です。でも、1作目と比べるとつらいかな。そういえば翌年、三原山噴火したんだよね。 9点(2002-04-19 13:03:50) |