1. 時をかける少女(2006)
《ネタバレ》 とにかく絵が綺麗で、見ていて気持ちのいい映画でした。ただ主人公の真琴の描き方が、最初は天真爛漫で真っすぐで可愛い子だなーと思って見ていられたのですが、話が進むにつれ少し頭の回らなさが気になって来ます。カラオケの為には何度も力を使ったりする割には、女友達が消化器に当たってもそれ以上戻ろうとしないのも多少引っかかる所。制作者としては「力を使う事で他で良くない思いをする人間がいる」というのを主人公に噛み締めさせる為のシーンだったのかもしれないのだけれど、それならそれで主人公の性格を犠牲にしない演出をきちんと考えて欲しかった。それに緊張感のあるシーンもあった方が確かに作品にメリハリは付くとは思うけども恋愛が話の主軸である以上、親友とその彼女が自転車で線路に突っ込む様なシリアスなくだりが本当に必要だったのかは疑問。でも仲里依紗の声は良かった。やっぱりこなれたプロの声優さんには出せない味ってありますよね。今回の「時をかける少女」という映画においての「時」は「時空」という意味よりは、行ったり来たりはするものの「今という時」を全力でかけるという感じで、終始爽やかで良かったです。どうでも良い事も言えば、スカートの鉄壁ぷりもアニメならではで非常に良かった。とりあえず機会があれば今度ちゃんとDVDで通して見たいと思います。やっぱり地上波は酷いなあ。(その辺考慮して+1点) [地上波(邦画)] 7点(2007-08-09 09:07:44) |
2. サイレントヒル
《ネタバレ》 原作ゲームのファンで、シリーズは全部やっていてサントラもよく聞いています。ので冷静なレビューができない事は予め記しておきます。とりあえず妥協を知らない再現ぶりにもう終始ずっとにやにや、うっとりしっぱなしでした。使われている音楽はほぼ全てがゲームの原曲そのままで、世界観も本っ当に細かいディテールまで完璧に再現されています。既存のゲーム原作映画と違い、監督の原作に対する単純なゲームファンとしてではない一表現者としての眼差し、世界観やビジュアルに対する深い愛情を感じるので、原作未経験者でも相性さえ合えば雰囲気や映像で楽しめない事もないかと思います。登場人物やクリーチャーのデザインもダリア以外ほぼ皆良かったし(アリス・クリーグは見事でした)、CGもそれ自体が目的にはならず見事な仕事をしていると思えたし、要所要所のテンポもとても良かったです(特にベネット捜査官の関連シーンはどこもかっこよかった)。あとはやっぱり映像に力有りでした(繊細な美しさが目立つ原作よりは良くも悪くも大分表現が力技になっている部分もありましたが)。とりあえずファン無視でタイトルだけ借りて有名女優にただ暴れさせている様な映画にはなっていなくて安心しました。のでもう大アマで9点。エンディングの「You'Re Not Here」に乗せた映像も最高にかっこ良かった。ストーリー展開にはちょっとお粗末な要素もありありですが、その辺の指摘は皆さんにおまかせしますー。 [映画館(字幕)] 9点(2006-08-02 17:37:36)(良:1票) |
3. 天空の城ラピュタ
もう今更私なんかがわざわざここでコメントする様なこと何もない気がするんですが。やっぱり傑作だと思います。これはずっと残りますよね。もう本当何度見たか解りません。最近では余りの無駄の無さに可愛げが無くすら感じます。 ていうかここの評価だけでも半数近い人が10点付けてるんですよね、何だか恐くなってきました。もしかすると私達多少なりとも洗脳されている部分が無いことはないかも知れません。良い意味で。子供の頃に沢山の人がこれを見て沢山の人が思い思いに感動して物語を話し合って台詞を真似し合ってお互い盛り上げ合って評価を高め合って、それがまた繰り返しTV放送をさせまた循環し続けているのかもしれません(もちろんそれだけの力が作品にあっての話)。そう考えるともうこれはちょっとした奇跡であり、歴史ですね。と少し話大袈裟にしてみましたよ。 しかし今でこそ宮崎アニメは映画のジャンルの様になってるけど、ラピュタやナウシカを公開当時劇場で観ていたらどんな感動の仕方をしていたのだろう。体験してみたかったな。 [地上波(字幕)] 10点(2006-02-06 17:47:50)(良:1票) |
4. ドラゴンヘッド
《ネタバレ》 まあこんなもんだろうなーあ。オープニングタイトルあたりの演出は、ほんの少しかっこ良かったけど。あとは転びすぎの妻夫木聡と近藤芳正(メガネ)の、2人してわめくだけの演技にただイライラ。CGに関しては、もはや何も言いません。何か、山田孝之がなかなか良い声してるなーと、関係ない所で少し感心してた記憶が。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2005-05-23 04:28:15) |
5. 刑務所の中
原作の漫画の方がやっぱり良かったな。というかもはや、原作と映画化されたものって比べるべきではないのかしら。そもそも、土俵が違う訳だし。とりあえずこれがオムニバス作品の中の一短編だったら、俺あの刑務所のやつけっこう好きとか全部見終わった後に言いそーな、気に入れそーな、そんないい味は出てましたが。1本の映画としては、これでいいのかなというまとまり。原作から感じられる本来の花輪さんの、どっか少し抜けているというよりは壊れた感じの、存在自体が少しブラックユーモア的な人柄(皆さんの言うアーティストとしての面だろうか)とは少しずれ、軽めのキャラクターになっている感はあるが、ここまで雰囲気の固まった演技で見せられる山崎努は流石。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-05-23 02:24:16) |
6. キル・ビル Vol.1(日本版)
どうも自分には、監督の度の過ぎた自己満足作品にしか思えず、ちょっとついて行けませんでした。映画って基本的に監督の自己満足ですが。ノリが合わなかったってことかな。 しかしソニー千葉さん、日本語くらいしっかり喋ろうよ。 [DVD(字幕)] 3点(2005-05-23 00:42:58) |
7. 連弾
《ネタバレ》 竹中直人は、監督としてなかなか良い仕事してたと思います。センス感じました。みんなの鼻歌や、夢の見せ方なんかも面白かったです。ただテーマはそんなに悪くもないと思うんですが、脚本、なんかつめが甘いような気がして。これといった見せ場もなかったですし。竹中さんのエキセントリックな演技も、素敵なんですが、今回テーマがシリアスなだけに「家庭を持ち悩める一人の父」というキャラクターにリアリティーが感じにくくなってしまい、感情移入が少ししずらくて。そんなこんなで、なんとなく中途半端な作品になってしまっているように感じました。 [地上波(字幕)] 4点(2003-09-14 23:22:30) |
8. 不法侵入
自分もレイ・リオッタたんをこれで見て、少しファンになりました。彼の目、怖いです。この映画では某気流映画より彼の演技が活きてた気がする。 [地上波(吹替)] 7点(2003-09-12 00:32:58) |
9. ハウス/HOUSE(1977)
小さい頃に見て、その不気味な世界観が強烈に印象に残ってる映画。純粋に怖がりたい人が見て楽しめる映画かは疑問ですが、独特な演出や、大林監督自らが作曲したという曲等も、世界観を一層濃厚にまとめていて良いと思います。こういう、少し奇を衒った作風のホラーの中では、数少ない成功した映画でないでしょうか。人を選びそうですが、一見の価値はあると思います。 [映画館(字幕)] 7点(2003-08-22 01:29:50) |
10. 北京原人 Who are you?
言葉がでない。膝のふるえが止まらない。 [地上波(字幕)] 0点(2003-08-21 10:35:33)(笑:4票) |
11. シベリア超特急
外人が最初に見た邦画がこれだったら多分ひきこもるよ。 [地上波(字幕)] 1点(2003-08-21 10:10:10)(笑:9票) |
12. 死国
《ネタバレ》 ハンカチの用意をお忘れなく。観賞後時間を無駄にした事に涙が止まりません。当時劇場は何故か立ち見が出る程の超満員。自分も友人と通路の階段に座って見ました。尻が痛い思いをしてまで見たのに、まさに内容通り骨折り損でした。 [映画館(字幕)] 1点(2003-08-21 09:24:19) |
13. ファイナルファンタジー
FFファンとしては、これは辛い。何て色気のない映画を作ってしまったんでしょうか。あのゲームでの美しい町並みや、綺麗な衣装、武器、乗り物、モンスター、そんで植松さんのサウンドが、スクリーンで拝めたらどんなに興奮できたか。脚本もお粗末ですが、そもそもこれじゃキャラクターをCGで描く必要が無いよーな。というかそれ以前に、FFという肩書きが全く意味を成していないよーな。FFというブランドを無視して全く別の独立した作品だと思って見てれば、それなりのSF映画として評価できたかもしれませんが。うーん。期待が大きかっただけに、酷評。でも並外れたCG技術には感嘆しました。 [映画館(字幕)] 2点(2003-08-21 07:09:14) |
14. アナザヘヴン
3点(2003-08-21 03:55:14) |
15. 青い春
悪い映画じゃないのは解ったんですが、どうも趣味と合いませんでした。でも青木役の俳優さん良いですね。 [地上波(字幕)] 5点(2003-08-21 00:48:18) |
16. ピンポン
一枚の絵として綺麗だなーあと思うシーンは結構ありました。キャラクターもいい感じ。でも窪塚さんはどうもちょっと無理でした。 [DVD(字幕)] 5点(2003-08-19 23:23:52) |
17. うずまき
《ネタバレ》 うわーあ。笑 なかなかできないですよね、ここまで。うんこもらすかと思った。そもそも伊藤潤二の作品を映像化しようってこと自体あまりに無謀。でここまでやるんだったらやっぱ大杉蓮は原作通りの死に方で見たかった。 [ビデオ(字幕)] 0点(2003-08-08 22:48:15) |