1. すずめの戸締まり
これでやっと心の戸締りできたかな、新海誠 [映画館(邦画)] 9点(2024-04-13 01:15:52) |
2. 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
時系列順に一言 『おっぱい掴むな!』 『おっぱい見るな!!』 『おっぱい揺らすな!!!』 おっぱいに始まりおっぱいに終わる おっぱい星人には堪らない逸作 ( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい! [映画館(邦画)] 7点(2024-02-09 21:15:42)(笑:1票) |
3. 君たちはどう生きるか(2023)
言うなれば難解。ファンタジーというより妄想。 (今更ながら💦)セル画では到底なしえないワラワラとした圧倒的な雑踏感。 近年の宮崎作品に特有な要素はてんこ盛りに含まれていて尚且つ暗示的で哲学的な要素を これでもか!と詰め込んでいるので1度みただけでは理解不能。 ただ言える事は当年82歳にもなる後期高齢者とは到底思えない 底知れないイマジネーションのパワーは見せつけられた気がする。 それこそ頭の中に蟲でも沸いてるのか?と思えるくらいのファンタジー・・・もとい 死生観?或いはインターステラー?・・・とにかく常人に理解できないワールド感に圧倒される。 ・・・と4カ月前に思っていたありのままレビュー、今になってようやく投稿できた 理由は分からないが自分の中で咀嚼できなかったか・・・単に忘れていただけか。。。 後者だな、歳も歳だし忘れる事も肝要。それが普通の人 [映画館(邦画)] 7点(2023-11-21 22:50:02) |
4. バケモノの子
《ネタバレ》 前々作のサマーウォーズといい今作にも垣間見える闇 それこそ『何だコレと!?』思わんばかりの一郎彦の歪み顔に『またか、細田。。』と幻滅 毎度々々思うんだが最大の闇を抱えてるのは細田自身だろ 時かけの頃の様な純粋な心の表現は何処へ行った 映画という媒体を借りて己が自身の心の闇を撒き散らすな、疲れるわホンマ [地上波(邦画)] 6点(2016-08-07 19:02:26) |
5. 春を背負って
一度でも山登り経験のある人、若しくはこれから山登りを始めようとしている人 あるいは今年からアルプスデビューを目論んでいる人にはうってつけのわかり易い作品 かくいう自分もその一人なのだが(なにげに3番目)映像そのもので3000m級の高山に 登った気になれる安堵感を与えてくれる気持ち良さに溢れている ただ如何せん演出や音楽そのものがもの凄く古臭い印象があってわざと昭和感を出しているのか あるいは監督が古いのか・・・とにかく古典的な撮り方をしている 狙ってやっているのであれば間違いなくパーフェクトな撮り方だけど そうでないのならこの時代にとっては明らかに古い作り方だと感じた (蒼井優の洗髪シーンやラストのマツケンとのダンスシーン。。。唖然とさせられたw) 古き良き日本映画を再現したとかその時代の普遍的な作り方を踏襲したのであればそれで良い、 それ以上何もないが監督自身の趣味の映画、悪く言えば妄想映画としか思えない でもまぁ作品そのものはホントに真面目に作られているので 変に気構えてみる事もなく自然体で鑑賞できるのが本作のウリではないのか? そんな感じがした [映画館(邦画)] 7点(2014-06-29 22:04:52) |
6. GANTZ:PERFECT ANSWER
この方をやっつけにいってくだちい かんとく 佐藤信介 とくちょう おりじナルすぎ 好きなもの メロどらま [ブルーレイ(邦画)] 3点(2014-05-04 18:14:58) |
7. 臨場 劇場版
この作品はテレビドラマでこよなく愛してきた作品だった。 でも原作はわずか1冊、それもたった12のエピソード。 当然のことながら長続きするワケもなく主人公 倉石演ずる内野聖陽の演技力だけで 2シーズンも作られたのが不思議なくらい嬉しかった。 そんな作品の劇場版とくれば当然期待しないワケがない。 だけどついぞ劇場に行きそびれて見ずじまいでいた。 そんなこんなであっという間に1年が過ぎ早くもテレビ放映となったので リアルタイムで見ようかと思っていたが結局HDDに取り溜めたままだった。 でもようやく見る決心がつき(要はヒマだっただけ)今日というこの日に見た。 その感想のまとめ。 『倉石、相変わらず破天荒だな。帽子くらいかぶれよ、てかそんな検視官おらんて。』 『松下由樹はどんどんブクブクしていくな』 『検視官がここまで捜査に食い込むことはあらへん』 『高嶋政伸、この劇場版ではいまいち憎まれ感が薄いな』 ・・・とまぁドラマの設定そのまま持ち込んだ感じは好感が持てたが どこか違和感が拭えずいわゆる根こそぎ拾えてない。 そんな中、終始頭の中に残った一言がこの作品の体を現している。 『・・・俺のとはちがうなぁ~』 [地上波(邦画)] 4点(2013-09-15 18:49:43)(良:2票) |
8. ボーン・レガシー
作品そのものは上映開始当日に見たけどレビュワーの皆さんの反応が見たくて 投稿が落ち着いてきた今頃になってレビュー。 先ずタイトル的にボーンと名乗りながら全くボーンではないこの作品。 どうしても前3部作を演じたマット・デイモンと比較されせざるを得ない宿命を持った作品なのだが ジェレミーレナーの演技そのもの特にアクションに関しては及第点以上の評価が上げられると思う。 問題はやはり演出の稚拙さ。 そこここに前シリーズの匂いを感じさせる様なシーンが垣間見れるが、ファン以外の人間から見れば正直置いてきぼりな演出に閉口。 もちろんファンじゃない人間がシリーズ作品を見るのか?と言われればそれ迄だが どうみても前シリーズの虎の威を借る狐みたいなオマージュ演出は無くていい。 作品を売り出す側としては完全新作という冒険はしたくなかったのは分かるけど これじゃ2番煎じと言われても仕方ないと。 でもまぁ見どころあるシーンは僅かながらもあった。 物語前半の無人攻撃機プレデターのレーダー探知を回避すべく 足に埋め込まれた識別チップをディスクで挟んで探知無効化するなど面白い。 またジェレミーレナー本人が数十台保有してるというバイク好きという事もあって 本人自らスタントマン無しで挑んだバイクチェイスも存分に楽しめた。 今後のシリーズに再び登場してくると思われるエドワードノートン演じるリックバイヤーもいい味出してるので今度はどんな作戦で彼を追い詰めていく事になるのか ファンなればこそのツボな演出は押えているので今後の2作に期待といった所か。 [映画館(字幕)] 7点(2012-11-03 20:40:11) |
9. アンノウン(2011)
《ネタバレ》 はぁ~なるほどぉ~。。。レビュワーの皆さんの怒りも、ごもっともですなこりゃ┐(´~`;)┌ ホンマに前半はイイんですわ。 序盤の夫婦仲睦まじい演出でウマくミスリードしてるんだけど、そこはかとなく漂ってくる違和感。。。記憶の反芻とも思しき映像のシャワー。 押し寄せる殺し屋をどん臭い動きながら辛くも撃退する素人っぽさを醸し出すリーアムの演技は秀逸でセリフやシーン繋ぎの演技がスルスルと流れていき見事に引き込まれる。 しかし物語後半、ロドニーという怪しいオッサンが出てきた辺りから興醒めですわ。。。 ネタバラシ早過ぎだし、だいいちあの時点でリーアム殺したら物語そのものが成立しない。 また主人公のリーアム含め組織の人間全てが間抜け。 乗ったタクシーが偶然、不幸にも事故って記憶喪失。 ⇒あれぇ?確かこの時点ではまだ組織の記憶(反射神経)があるんだよね?なんで窓なんかに頭ぶつけるかな? ロドニーは拉致った車に入ったまま墜落死。 ⇒何で車に入った!?逃げるのがフツーの行動と思うが? 一緒にいた子分はタクシーのチャンネーに正面から轢死(圧死)。 ⇒あのなぁ、猛スピードで迫ってる車の前に居るなよ。フツー避けるだろ。 妻役のスパイは仕掛けた爆弾を取り去ろうとしながらもタイムアウトで爆死。 ⇒未だかつてこんなチープな死に方したスパイ居たかwwww そしてトドメは多くのレビュワーが激同な全てが終息した後のリーアムとタクシーのチャンネーの行動。 なんかフツーに笑ろうて旅してる・・・ (´Д`lll)ェェエエ工工? この演出に違和感を持たない人はいないと思うのだが、その前の偽マーティン・ハリス役を殺した現場をチャンネーに見られた時の演出も同じ違和感アリアリ。 ここはリーアムはその場を立ち去る、若しくは殺害現場を見たチャンネーは驚きの目と口元を押えながらソッコーで逃げるのが常道。 だけど次のシーンではハグってやんの・・・工エエェェ(´д`)ェェエエ工工てか、なんでそうクル?おかしいだろコレ。 命の恩人であるのは分かるが、それまでの行動で二人ともそんなにイレ込んだシーンもなかったハズでこの行動が全く理解出来ない。 ・・・とまぁ、尻すぼみな展開で残念ながらボーンとは似ても似つかない安物のミステリー映画という事でこの点数・・殆ど前半部分の評価。 [ブルーレイ(吹替)] 3点(2011-11-11 23:12:59)(良:1票) |
10. 宇宙戦艦ヤマト 復活篇
タイトルだけで往年のファンを惹き付けてこれだけ奈落の底に突落とす作品もないのでは? 復活してるのはその当時に携わった原作連中で作品自体は全く復活していない。 なにしろ全編に渡る押し付けがましい程の宗教観や終末論が ヤマトという偶像を通して語られる姿にはホントに反吐が出る。 それこそシツコイまでの『こりゃヤマトのPVか(゚Д゚!!』と思う程の無敵さ。 断片的な特報映像を見ていたまではこれ程酷評する気はなかったが 想像もしていなかった酷さに怒りが込み上げてしまった作品だ。 [DVD(邦画)] 3点(2011-10-30 10:47:16) |
11. 岳-ガク-
《ネタバレ》 『隊員の遭難者は出さない!!それが俺の判断だ!』 いやぁ、ほんまカッコえぇですなぁ、タイチョー^m^♪ ・・・って、あんたハンチョウでんがな( ゚Д゚)!!! なんでこんなとこにおんねんwwww [映画館(邦画)] 6点(2011-05-10 22:07:05) |
12. 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
異星体(ある意味造語)というガンダムと言う作品にとっては タブーにも思えるテーマに果敢に取り組んだ作品。 『分かり合える』という唯一点の究極の姿を追い求めた監督のポジティブな部分が ガンダムと言う作品を通して思い切り発現させたというべきか? ただやはり1期のあらすじと比較してみるとここが本当の意味で 監督の目指した着地点だったのか?と思うと甚だ疑問が残る。 『分かり合える』という観点からは決してブレてはいないのだが 『分かり合える』という事は見ている側にも『受け入れられる』事が 作品を語る上での最大の焦点であると思うので その部分をしっかりと消化していたかいないのかでは 評価がハッキリと分かれてしまう作品ではないのかと思う。 監督にとってポジティブな作品が見る側にとっては ネガティブな作品にしか見えない部分もあったり視点を間違える若しくは 入り方のベクトルが監督の目指すベクトルと合致していないと いわゆる『分かり合える』姿に見えなかったのではないか。 過去のガンダム作品と比較されるのを敢えて承知して作る勇気と努力は買うが 如何せん1st作品のみからリスペクトして創ったにしては 作品としてのオリジナル性は買うが物語としては結果として薄い。 00(ダブルオー)という作品を見るかガンダムを見るかによって 真逆の評価が出る作品と思いたい。 [映画館(邦画)] 5点(2010-10-02 22:46:05) |
13. サマーウォーズ
《ネタバレ》 何ていうのかなぁ・・・一言で言うと緊張感が薄く物足りない。 多分『オズの魔法使い』を題材として御伽噺的なストーリーをアレンジして現代風の世界観とネット社会の画一性に警鐘を鳴らすべく作ったんだろうな。 夏希のヒロイン性は薄く健二のチャラい設定はある意味リアル(現実)に則した描き方なんだろうけど映画という枠で考えるとやはり萎える。 『時かけ』の様な突き抜ける爽快感は皆無に等しく、寧ろ格ゲーや格漫の見すぎで、それがパンピーのオフィシャルな見解と勘違いしている感も見られる。 あらゆる部分で既出感が拭えず、ある意味惜しい作品だ。 [地上波(邦画)] 5点(2010-08-07 22:01:12) |
14. ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
まぁ現実にはあり得へんほどコミカルに描いたブラックコメディだったけど 笑いには終始事欠かない作品でした。 イチバン笑えたのは劇場での場内アナウンス。 「ブラック会社に勤めているんだが、もう俺は限界かもしれないw…えぇ、ブラック会社に勤めているんだが、もう俺は限界かもしれないwww…をご覧になるお客様、間もなく上映時間となります・・・」 確かに読んでるだけで笑えるタイトルだけど半笑いでアナウンスするなwww しかも、クスwwと笑った後に「えぇ」言うなwww [映画館(邦画)] 6点(2010-01-20 23:34:43)(笑:5票) |
15. 鉄コン筋クリート
《ネタバレ》 原作未読。見始めて5分…スゲェ見る人を選ぶ映画だなと思った。 主人公の2人然り、町並みの描写然り、物語のテンション然り。 脚本的にはベッタベタで詰まる話ヤクザとの抗争を描いた作品なんだけど現実感に非情に乏しい。 アニメに現実感を求めるのもナンセンスなんだけど理解出来ない主人公らのスーパーマンばりの動きには首を捻らざるを得ない。 また前半の調子で後半まで突き進むのかと思ったらあれよあれよと言う間に主人公が鬱になって彷徨ってるし、またその鬱の表現が見ているこっちまで鬱になりそうな程ドロドロと暗然としてて見てて辛くなってくる。 TVCM等でのアジカンの曲がスゴく印象に残ってて「いつか見てみよう」と思いつつこんなに日が経ってしまったけど見なくて正解だったのかも知れないと後悔することしきり。 アニメとしての映像表現はピカイチだが方向性が見る人を選ぶ作品なので原作等、予備知識と耐性を付けてから見る事をお奨めする。 [DVD(邦画)] 4点(2009-09-20 12:59:48) |
16. あずみ
この作品は原作を見ているのと見ていないのとでは物凄く意見が分かれるだろうな。 例えば冒頭の仲間同士の殺し合い。 多分このシーンは事前知識がないと恐らく『何これ?( ゚д゚)ポカーン』と8割くらいの人が思う事だろう。 原作も唐突だったが爺の淡々としたキャラ演出がより一層悲愴感を漂わせていたんだけど、本作の演出は単にチャラけた大人キャラがガチンコのプロレス張りな殺し合いを始めるワケだ。 こりゃあ、お初の方々には置いてけぼり感と安直な演出しか見出せないのは無理もない。 またムダに小栗旬や瑛太やりょうといった現在では名の売れている俳優がこの作品ではカメオ出演かと言いたくなるくらい呆気なく死ぬ。 小栗ファンな嫁は小栗が死んだらソッコーで映画見ないで違う事始めましたわwwww また原作の10巻辺りまでのキャラを総出演させ時間軸をごちゃ混ぜにして割りとそれなりに纏めてる努力は認めるんだけど如何せん時代背景やあずみ達が度々口にする『使命』とやらの説明が勢いだけで語られるから益々理解出来ない事しきり。 彩ちゃんの殺陣が何とも形容し難いほど酷いし単調で立ち回りも子供が追いかけっこしてるかの如く鈍重でスピード感が全くない。 唯一、あまぎが負傷するシーンの殺陣で映像の早送り等がそれなりに見れた感はあるが全体的に女の子し過ぎちゃってるので動きにキレがない。 まぁ彼女のファンは逆に楽しめる事この上ない作品なんだろうと思うけど(^^♪ ちなみに他のレビュワーが彩ちゃんのキメ台詞『き~さ~まぁ~!!』をコテンパンに貶していましたが、この言葉一つ取ってもファンは萌える作品ですわwwww それと要らぬ知識として原作では『爺(じじ)』であり『爺(じい)』とは呼んでないんですわ。 まぁどうでもいい事ですが、セリフを聞いてると妙な違和感があります(^_-)-☆ [DVD(邦画)] 4点(2009-09-14 00:23:51) |
17. EX MACHINA/エクスマキナ(2007)
こういうフルデジタルのアニメって一番の違和感が何もかもがキレイ過ぎると言う事に尽きる。 全編3DCGで作ってるのだからトーゼンと理解しつつもセルに似せて作る気があるのならもう少し汚しを入れるとか劇画調にするとか工夫が欲しかった。 脚本も最悪でアメリカナイズされた単調なストーリーなので物凄く大味な展開。 要は視点を変えて観るべき作品なのだろうが、どうにも既出なプロットが並べ立てられているだけの稚拙な印象しか浮ばない。 声優は全てプロの職人芸なのが唯一の救いではあるのだが、それで作品の質が上がっているのかと思えばそうでもない。 特に苦しいのがブリアレオスのキャラ的な立場上、一番感情表現を魅せて欲しいのにあのマシンフェイスが一切黙して語らず、なのに首から下はギュンギュン動いて違和感この上ない。 それぞれの感情に伴い顔を赤くするとか青くするとかではなくそれぞれの場面で背景を赤くするとか演出の努力すら垣間見られない為、想像力に乏しい。 今更ながらのジョン・ウーとテクノの大御所が名を連ね、PRADAも協力していながらそれぞれがバラバラで咬み合ってなく所謂片手落ちな作品だ。 [DVD(邦画)] 4点(2009-09-09 23:40:52) |
18. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
《ネタバレ》 噂は常々耳にしてていつか見ようと思ってた作品て大概見る機会に恵まれていなくて、得てしてそんな環境がある意味救われていたんだなと改めて思わせてくれた作品。 まぁ確かに幼児と共に見る親子の為のアニメ映画としては平均値以上の評価が出来るのかも知れないが本作品の妙は別の所にあったものと思われる。 それはアレだけTVで下品の象徴の様なギャグアニメがリアルにドラマしていた意外性にあるのだと思う。 ただあくまで『くれよんしんちゃん』として見ると拍子抜けだし悲恋の戦国絵巻として大人の鑑賞に堪えうるのか?と真に問えばやはりどちらの視点に立ってみても中途半端な印象しか拭えない。 ラストの又兵衛が種子島に撃たれての死に際に立ち会う姿でしんちゃんが子供から大人に成長する様な描写をもっとリアルに見せてくれればもう少し観れたのだが「きんちょう♪」だけではやはり感情移入するに乏しい。 幼児の成長物語の見せ方としては『機動戦士ガンダム0080-ポケットの中の戦争-』に出て来るアルの心理描写の方が魅せ方としては数倍も優れているし本当の意味で泣ける。 戦争映画としてのリアルさを魅せるのかギャグアニメの一つの方向性として見せるのかもう少し突き詰めて欲しかった作品だ。 [DVD(邦画)] 5点(2009-09-09 22:47:38) |
19. ゲド戦記
※最初に断っておきますが、以下レビューはあくまで宮崎吾朗監督に対する 叱咤激励であり、それ以上でも以下でもありませんので悪しからず※ 生きている事の意味だとか、死の怖さとか…一番ベタなQuestion=問いかけで それ自体は別にキライじゃない(元々答えなんか無いんだから) だけど一視聴者として敢えて言わせて貰うならば、そんな反抗期の厨房ネタを 映画という桧舞台でワザワザひけらかすな 親が偉大だから倅は何かと比較されて苦痛だとか 最初から自虐を籠めて深遠なるThemeに盛り付けてNarushizumuに浸る …まさに放蕩息子の典型的な例だ だから何が言いたい?何を訴えたい?何を感じて貰いたい?何を信じて貰いたい? …何を認めて貰いたい? 己の【raison d’etre】を盛大に且つ声高に叫んだというのか? …そんなもん自分ち帰って、世に言う【偉大な親父】と 二人だけでやってくれ┐(´~`;)┌ 映画そのものの評価としてはThemeも小っちぇけど音が小っちゃくて 聞き取り辛いのが癪に障る。 岡准のボソボソ声とか田中裕子のボソボソ声、ホントに小さくしてどうする! 然もなくも会話だけで理解しなきゃならん様な程度の低い作品を より一層低レベルの作品に落とし込んでいるだろ。 そういう基本的な所をキチンと仕事しないとオヤジみたいに評価されないんだよ。 (正当に評価されてるかどうかは別としてな) 自虐だとかナルシズムとかをひけらかす前に最低限の仕事はしてくれ。 そんな訳で最大に頑張って2点だな。 [DVD(邦画)] 2点(2009-08-15 00:02:15) |
20. スカイ・クロラ The Sky Crawlers
やべぇ!押井作品なのに普通に見れた。 50代も半ばを過ぎてだいぶ棘が取れてきたかなぁ。 キルドレという設定がスゴく面白い。 人々に平和を感じさせる為のショーとしての戦争なんて 考え様によっちゃあ物凄くエゴイズム。 考えてみれば現世もエゴイズムの塊りだ。 キルドレという永遠の命を授かった子供ならそんなエゴに思い悩むだろう。 普通の人間以上に。 存在としての意義、人としての意義、戦争の意義、そして平和の意義。 そんな普遍的で誰もが唯一答えが見つからない問いに ガチに向き合い捻じ伏せる力量はやはり押井作品ならではだ。 [映画館(邦画)] 8点(2008-08-02 22:01:09) |