1. スウィングガールズ
監督自身もそれを意図しているのでしょうが、ウォーターボーイズまんまっていうか、難しいですね。家族でみるイイ日本映画の典型だと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-02 23:02:33) |
2. ふくろう
伊藤歩がイイですね!色々と批判を織り交ぜながら進んでいきます。90歳をすぎても監督業を続けているのもすごい。 7点(2005-03-18 23:05:01) |
3. Kids Return キッズ・リターン
《ネタバレ》 本当に久しぶりに見た。年齢を重ねたからか、高校からの思春期を描いた傑作だと思えた。学校ではさえなくて、勉強もできないけど自分の価値はこんなものじゃ計れなくて「何か」になれると誰もが信じているあの時期。もちろん教師達はほとんどの人間が特別な人生を送るわけではないということを当然知っていて、学校にすらまともに適応できず、継続性がない彼らに「ろくな未来はない」と断定する。実際そのとおりなのだが。一度負けたくらいでボクシングを投げ出し、自暴自棄になってやくざになるような奴は結局何をやっても成功しないし、目先の快楽におぼれてボクシングの練習に身を入らないような奴は決して成功できない。モロ師岡が演じるくたびれたボクサーも非常に印象的で、現実の工場の労働から逃げ、かつて手にした栄光にしがみつき、努力もせずに、夢という甘い言葉でごまかし、無駄に年を重ねピーターパンになっている姿は、だらだらと芸暦を重ねた多くの芸人崩れを見てきた監督ならではの登場人物だと思います。またこういう人たちはネガティブなオーラを持ってて足を引っ張るんですよね。とくに若くて才能があった場合に。そこで誘惑に負けないのが真の成功者なのでしょうが。バカにされ続けても愚直にアタックを続けた男が女を妻とできたことも夢というか、目標に向かって継続することの大切さみたいなものを言いたかったのだと思います。芸人として大成功した監督だって、昔芸人になるって言ったときには周りにはバカにされて、絶対に無理だと言われたはずなんですから。最後の台詞をどう思うかなんですが、もっと若ければ(まだ20代ですけど)「若いんだからまだまだこれからだよ」というポジティブな意味で捉えていたのですが、今の自分にはフランス人たちがこの映画を観た感想と同じように「ああ、こいつら終わってる。きっと何をやっても根気強く継続的に努力もできず、決して一角の人間になることはできないだろう」と思いました。(『カイジ』とか読んでるからこんな風に解釈するのかもしれません。笑)漫才ブームの時には図書館から部屋がいっぱいになるくらい大量の本を借り、必死に努力を重ねた結果、大成功を収めた監督からの「自分は特別」と思ってる具体的な努力もしない若者達への痛烈なメッセージ。時間は「リターン」することはできないんだから将来に向けて努力を積み重ねなくては、と強く感じました。 10点(2005-01-28 22:53:59)(良:7票) |
4. ジョゼと虎と魚たち(2003)
恋愛している期間だけでは見えない、身体障害者と暮らしていくという現実。最後にジョゼを捨てたのもある意味「大人の選択」だとも言える。ファンタジー路線に突っ走らなかったのはただのアイドル映画で終わらせなかった成功要因だと思う。 8点(2005-01-19 09:00:46) |
5. 花とアリス〈劇場版〉
岩井監督の映像美が、我々の大幅に美化された思春期の記憶を鮮明に描き出していて素晴らしかった。でも内容は私にはちょっと乙女チックすぎますな。 6点(2005-01-06 23:31:23) |
6. 渚のシンドバッド
なんかねっとりとしたいい映画。教室でのキスシーンは緊張感があっていいですな。 7点(2005-01-02 21:52:52) |
7. 青い春
なんか狙いすぎ。小泉今日子のチョイ役はほほえましい。 5点(2005-01-02 20:39:34) |
8. 櫻の園(1990)
見ているだけで画面からメス臭が漂ってきそうな作品です。十代という瞬間しかない女性の美しさ。制服を着れるのはその間だけなのですね。 7点(2005-01-02 01:17:17) |
9. ウォーターボーイズ
まぶしすぎるほどさわやか。平山あやの飛び蹴りなんかは矢口節炸裂って感じですね。時間も90分位。製作にフジテレビが絡んでるところなどCM込みで二時間ぴったり、後々の放映権もあるのかな? 7点(2005-01-01 22:51:10) |
10. 地獄甲子園
よくやるよな。。。この漫画を映画化するというだけで、すでにオチがついてるわけで内容は。。。 3点(2005-01-01 13:57:44) |
11. 69 sixty nine
自分も初めて妻夫木聡っていいなと思いました。突っ走りすぎの青春。空回りしてるけど、それこそが青春の醍醐味なんでしょう。 6点(2005-01-01 13:10:17) |
12. リリイ・シュシュのすべて
稲中卓球部をおバカな中学時代を理想化させた作品だとすると、この作品はこの時期に生まれる様々な感情の流れ、人の汚い部分を具現化させた寡作だと思います。ここまで極端な悪事はなかったでしょうが、差別、いじめ、嫉妬など誰もが中学時代に経験し、目撃する出来事ではないでしょうか。舞台は地方都市なので、一度自分の立場を決定されると逃げられないという閉塞感もあるでしょう。岩井氏の美しく優れた映像技術で我々の記憶がよみがえられされるとともに、人が子どもから大人になる前に持つ最後の攻撃性を見せ付けられ苦いもの感じる。大人になれば露骨ないじめなんかはしませんから。 8点(2004-12-23 23:11:24) |
13. ラヴァーズ・キス
確かに演技がド下手。ちょっと文芸っぽく見せてるアイドル映画といえるかも。成宮くんの母親との確執なんかはまあまあ。 5点(2004-12-23 23:02:58) |
14. ロボコン
まあ、直球すぎる青春映画だなあという感想です。皮マンさんのレビューを読んで、妙に納得してしまったのですが、これって色々な大人の事情が絡んだ作品なのかも、と思ったりもしました。ものづくり大国日本復活のために少年達をそっちの方向に誘導させるものなのでは、と。モーニング娘が自衛官募集のポスターに使われるような、お上主導のなんともいえない気持ち悪さ。主人公のようなかわいい女の子、さわやかな青春の舞台が高専ではまってますよと言いたげ。そう考えると大会のいかにもNHKチックな乾いた実況と盛り上がり方も製作した人達の強烈な皮肉であるようにも受け取れます。 少し斜めに見すぎですかね。荒川良々といっしょにバイクに乗ってる少年がおいしい、いいー顔してます。 6点(2004-12-23 16:20:45) |
15. 青春デンデケデケデケ
青春映画の傑作。この作品では岸辺一徳が太りすぎていてバナナマンにそっくりな気がしたのは私だけでしょうか? 8点(2004-12-19 00:35:23) |
16. 世界の中心で、愛をさけぶ
泣かせようとしててあざとい。さえない高校時代を送った自分には、放課後の部活、デートでの夕日を多用したシーンはあまりに美しすぎて恥ずかしながら涙が出てきた。誰でも記憶の映像は美しく残るもので、また二人の関係もプラトニックなものだったからこそきれいなままでいられたのではないでしょう。設定では今の30代の人がこれを見ながら自分の青春時代に重ね合わせるっていう事なのでしょうか。でも今の10代の人にも読まれているみたいですし、現代の性に乱れた若者も純愛を求めてるんですかね。 7点(2004-12-15 00:10:00) |
17. A2
監視する側だった住民と心を通わせるオウム信者の映像がなんとも温かい。数年間の苦労で疲れきった荒木さんも心配です。性欲を正直に告白する信者。なんとも人間くさいじゃないですか。普通に暮らす信者と狂気じみた住民。正常なのはどっちなんですかね? 9点(2004-11-18 20:40:38) |
18. A
マスコミ志望の学生は一見の価値あり。やり取りが生々しくて面白い。警察の公務執行妨害の自作自演が寒々しいと同時に、恐ろしくもありますねえ。 9点(2004-11-18 20:34:22) |
19. ババァゾーン
いやー、こういう映画をつくるのってものすごいテンションが必要ですよ。この原作を映画化しようと決めたスタッフがすごい。遠藤憲一なんかも楽しそうに演じてますね。 5点(2004-11-12 19:01:07) |
20. ヴァイブレータ
独身30代の女の孤独。寺島しのぶがいい味を出しつつ演じてます。 5点(2004-10-08 10:09:57) |