1. 鍵泥棒のメソッド
《ネタバレ》 期待していたほどの大どんでん返しではなかったのだが、前のアフタースクールはセリフを一つも逃さず集中する必要があったけどそれに比べると話がわかりやすくて気軽に見れる感じだった。後半のどんどん話が進んで行くところは本当に話に引き込まれて映画館で見て良かったと思った。 [映画館(邦画)] 8点(2012-09-16 06:04:14) |
2. ステキな金縛り ONCE IN A BLUE MOON
《ネタバレ》 大笑いする映画を期待していったのだが残念ながらそうではなかった。独特の世界観ではあったのだが、それだけだった。前作・前前作と比べても客席の笑い声は少なく感じた(映画館はほぼ満員だったが)。 [映画館(邦画)] 5点(2011-11-03 18:49:41) |
3. ジーン・ワルツ
《ネタバレ》 原作を読んだときにも感じたことではあるが、閉鎖する予定の産科クリニックで4人(原作では5人)週一回非常勤の医師が見るというのは経営上に無理があるし、かなりリアリティに乏しい。挙句にどんな患者も受け入れると豪語したかと思えば、同日に2人の帝王切開をするのにも大混乱になっている(気候上の悪条件はあるが)。まだこれはたまたま昼間の人がいる時間だったからよかったが、夜に陣痛が起こったりしたらどうなったのか。結局たらいまわしにされるのではないか。せめて小児科医も麻酔科医もいないクリニックで出産することの問題を描くならよいがそこには触れず、双子の世話をする間恒例の妊婦は放置され、生まれてよかった感動を押し付けるような演出は見ていて不快にさえ思った。映画として産科医療の現実を知らせるという役割も果たせないだろう。 [DVD(邦画)] 3点(2011-10-30 07:59:33) |
4. THE LAST MESSAGE 海猿
海の上でカメラが揺れると、3Dが気持ち悪くなってそうまでして立体感がなくてもよかったかなと感じた。感動的ではあったが、冗長な感じもした。 [映画館(邦画)] 6点(2010-10-03 15:24:22) |
5. ゴールデンスランバー(2009)
《ネタバレ》 原作は未読。伏線の張り方はうまいのだろうが、伊坂幸太郎のほかの作品で見られるような、振り返ってみればあの場面はああいうことだったのかというつながりに関する驚きはなく、本屋大賞受賞作ということで期待して鑑賞したことがあだとなった感じであった。 [DVD(邦画)] 7点(2010-08-18 15:38:53) |
6. ディア・ドクター
《ネタバレ》 医療関係者の言葉遣いもわざとらしくなくてこういう状況ならこういうだろうというせりふであった。いろいろなことをあえて詳しく描いていない分見るものの創造によっていろいろな解釈ができて久しぶりに映画を見た後にたっぷりと考えさせられた。 [DVD(邦画)] 8点(2010-06-02 15:09:25) |
7. サイドウェイズ
原作は内容をあまりはっきり覚えていなくて、比較もできないけれど、なんとなくこんなシーンあったなあと思い出すような内容であった。主人公の書く脚本もそうであるように、ドラマチックな展開ではないが、しみじみしていい映画だと思った。もう一度オリジナルを見て比較してみたい。 [DVD(字幕)] 6点(2010-04-13 17:59:14) |
8. ラッシュライフ
《ネタバレ》 原作のおもしろいところは4つの話を並べて同時に起こっていることなのかなと思わせつつ実はそうではなくてということが後になってわかってくるところだったはずだが、映画ではその部分がすっきり整理された形で見せられてしまうので醍醐味の90%以上を失った感じになる。一つ一つのエピソードはそれほどおもしろいものでもないというこの二関しては原作を読んだ時のままであった。ということであえて映画にして見るほどのことはなかったかなという印象である。 [DVD(邦画)] 4点(2010-01-07 14:36:18) |
9. K-20 怪人二十面相・伝
セットは仰々しいが安っぽい感じであった。ストーリーも二転三転するところもあったが、なんとなくだらだらしていてもう少しメリハリがあるとよかった。笑えるところも数箇所に固まっているだけだったのでもっと多かったらよかったと思う。 [DVD(邦画)] 5点(2009-11-21 20:25:26) |
10. 重力ピエロ
《ネタバレ》 伊坂幸太郎の小説の中で個人的にもっとも好きな作品の映画化だったため少し期待が大きすぎたかもしれない。とはいっても詳細をあまりはっきりは覚えていないのであるが、確か兄である泉水の意図というのが終盤になるまでわからずそこが小説としてはどんでんがえしであったはずだが、この映画ではそちらのほうが先に来てしまっていた。小説の若干回りくどい表現の中に巧みに隠されていた意図であったので、小説のその文体をなくしてしまった映画ではそこまで再現できなかったのが残念である。映画の印象としては小説に比べてすっきりしてしまった感じがあって、小説の回りくどいところが好きだった自分にはやや物足りなく感じられた。 [DVD(邦画)] 7点(2009-11-16 20:36:05) |
11. ハンサム★スーツ
チープだけど、気軽な気持ちで見るにはちょうどいい。ただし後に残るものは何もない。 [DVD(邦画)] 6点(2009-10-26 21:47:59) |
12. フィッシュストーリー
この一見無関係な話がつながるんだとしたらこうなんだろうなという予想は裏切らないラストであった。これもつながるという映画の宣伝文句のせいではあったので、それがなかったら予想外の展開だったのかもしれない。原作は未読だったが文庫になったら読んでみたいと思う。無理があるとも思うけれどそもそもがほら話なのでありなのではないだろうか。 [DVD(邦画)] 7点(2009-10-08 22:20:40) |
13. 20世紀少年 -第2章- 最後の希望
《ネタバレ》 公開当時には第一部と違ってオリジナルの内容があるようなことを聞いた気がするが、実際のところつぎはぎして、原作とは同じ場面にいる人物が違う程度だったように思う。原作を見ていないと本当に理解できるのか心配にはなるが、原作と比べるとストーリーを一応追っているだけで深みがないなと感じてしまった。原作がそもそもまとまりなかったことを考えると第三部で本当に収拾がつくのか見てみたい。 [DVD(邦画)] 4点(2009-09-23 00:01:12) |
14. ジェネラル・ルージュの凱旋
前作のトリックが原作も映画もドラマもそれではそんな死に方にならないだろうというものだったこともあって、原作はミステリーですらない今作にはあまり大きな期待をしていなかったが、意外によかった。シリアスなシーンの中にも笑えるシーンを持ってくるところもアメリカ映画のようで新鮮だった。 [DVD(邦画)] 8点(2009-09-21 00:10:06) |
15. 余命1ヶ月の花嫁
《ネタバレ》 話の筋は聞いて知っていたけどドキュメンタリーは見ていないでいった。確かに悲しい話で、見て涙ぐんだけれど、映画としてよかったかと考えるとどうなのかと悩む。実話を基にしたものにはありがちなことだけれど、登場人物がきれいに描かれていて、話が素直すぎる。登場人物の感情もそのまんまである。病気になってしまった以上運命に逆らうことはできないのかもしれないが、人が亡くなる悲しさを想像した悲しみ異常のものはなかった。ただ若いうちに検診を受けて少しでも多くの人が癌で亡くなることがないようにしたいと願う主人公の気持ちはすばらしいと思った。 [映画館(邦画)] 6点(2009-05-31 21:38:49) |
16. ブラインドネス
《ネタバレ》 疲れてしまう映画なので体調のいいときにみないと辛いと思う。「全世界失明」となるのは(というよりそれがわかるのは)物語の終盤で、メインは初期に発症した人々が入れられた施設での話であった。リアリティがないという人がいるが、原因もわからず、どうやってかはわからないが接触者がどんどん感染していくあの状況では社会も医療も対応が追いつかずとりあえず隔離しておくというのはありえる話ではないだろうか。警備員たちも失明を恐れて内部に干渉せず、中が無秩序になるというのも実際に起こりそうだと思った。目が見えるからといって、それだけで武器を持った多数の目の見えない人に勝てるとは思えないだろう。数週間で人の生活と心がすさんでいくさまが僕個人にはリアルに感じた。真っ暗なシーン、真っ白なシーンも印象的だった。決して楽しい映画ではなく、当分また見たいとは思わないが、見ておいてよかった。 [DVD(字幕)] 8点(2009-05-04 07:47:09)(良:1票) |
17. 容疑者Xの献身
原作のよさがそれなりに出ていた。テレビドラマは柴崎コウのキャラクターが嫌いで1羽しか見なかったが映画版では存在感が割りと薄くなっており、そこには好感が持てる。結末を知った状態で見たために、ここに伏線があるなと思ってしまうしトリックの意外さも原作をはじめて読んだときほどには衝撃とならなかったが、ほかの人にも進められると思う。ただ雪山はちょっと違うだろうと感じた。 [DVD(邦画)] 7点(2009-04-20 22:10:54) |
18. クライマーズ・ハイ(2008)
報道における「正義」というものにどうもぴんと来ず消化不良になった。事故の時には自分は小学生だったし、地元でもなかったから実際どのように報道されていたかなんてほとんど覚えていないのだが、連日一面に載せて伝えたいと思うその必死さがどうにも理解できない。インターネットで情報がなんとなくたくさん手に入る現代には通じるところが少ないのかもしれない。 [DVD(邦画)] 5点(2009-04-04 21:26:47) |
19. ヤッターマン(2008)
春休みの平日昼間に映画館に行ったせいか、周りは子供連れの家族ばかりだった。そんな中大の大人が一人で見に行くのは少し恥ずかしかったのだが、自分が親だったら子供には見せたくないと思った。ヤッターマンのアニメが最終的にどう終わったかは全く覚えていないけれど、基本的にはほとんどがにせものの情報でストーリーはほとんどなく、細かく笑わせるところが面白かったような気がする。そういう意味でストーリーのしっかりしたつながりがないこの映画は忠実とはいえるかもしれないのだが、2時間続けてこのだらだらした映画を見られるほどの集中力は自分にはないんだなと改めて感じた。 [映画館(邦画)] 5点(2009-03-27 06:21:10) |
20. 歩いても 歩いても
最近家族のことでいろいろ悩みがあったりしたもので、そんな状況でこの映画を見るとなんだか身につまされることもあった。盆に子供たちが帰省してきたその一日を描いただけで、大きな事件があったわけでもないのにいろいろな感情が渦巻いているさまがよく描かれているなと感じた。 [DVD(邦画)] 8点(2009-02-17 23:05:11) |