1. 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
良かったです! 水木の視点で話は進み、語らない心情も絵で伝わってくる。 さすが東映アニメーション。 一部アクションシーンの圧巻の出来。 アニメーターの本気、創り手の本気を今後も見てみとうなった! 匠の技をずっとずっと見たい見せて下さい! [インターネット(邦画)] 7点(2024-05-30 22:39:24) |
2. 孤狼の血 LEVEL2
《ネタバレ》 原作未読。前作鑑賞済。刑事日岡が前作で殺されたガミさんの遺志を継いで暴力団の抗争を止めようと奔走する物語。 日岡がガミさんばりの不良刑事になっているが、残念ながら彼が孤狼になりきれていない。 根は生真面目善良なまま、ナリだけチンピラではガミさんのような綱渡りが続けられる筈もなく何とも中途半端なキャラになってしまった。 「広大卒の学士様」という設定なら、優等生然としているが牙を隠した狡猾冷徹キャラの方がしっくりきたのにと思う。 とは言え、放送倫理規定も昭和に比べ厳しくなっているであろうに、深作欣二や五社英雄が描いた骨太でド派手なバイオレンスの世界をこの令和の時代に蘇らせてくれたのは嬉しい。 [インターネット(邦画)] 5点(2022-03-05 13:57:20) |
3. 銀河鉄道999
《ネタバレ》 改めて今見ると、展開の強引さや荒さが目立たなくもない。けれどそんなの問題にならない秀作である事は間違いありません。 希望と母の敵討ちに燃える少年がミステリアスな美女にいざなわれ、レトロな汽車に乗って未知の大宇宙へ冒険の旅に出る…。 これでもかと詰め込んだワクワク要素を見事に昇華させ、鑑賞後の切なさと爽やかさはいつまでも心に残ります。 松本零士らしく、「覚悟」を説く歴戦のツワモノたちのセリフがいちいちカッコイイ。今では古臭いとかウザイとか言われるかもしれませんが。(^_^;) [映画館(邦画)] 9点(2012-04-01 19:45:00) |
4. さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
《ネタバレ》 ビデオデッキもまだまだ普及していない当時、映画は映画館で見るものでした。 この作品が公開されると知った時は「あの美しいメーテルにもう一度会える!」と胸が躍ったものです。 TV版の、モッサリ顔にくすんだ金髪のメーテルは残念でなりませんでした。 待ちに待って現れたメーテルの美しい事この上無く、今では考えられない事ですが劇場内はシャッター音とフラッシュ(!)の嵐だったのです。 三脚据えてる人さえいました。(関西の一部の映画館だけでしょうか?) ストーリー的には手垢のついた感が否めませんがダレない展開で飽きさせず、作画などは本当に丁寧に作られた佳作だと思います。音楽も最高です。 地球を旅立つ鉄郎を送り出す老パルチザンの件などはやはり999ならではでグッときました。 エンディングクレジットでSAYONARAが流れる中、夕景に佇むメーテルのシーンは今見ても胸がキュンとします。同性ですけどね。 [映画館(邦画)] 9点(2012-04-01 19:40:23)(良:1票) |
5. ルパン三世(1978)
《ネタバレ》 子供の頃に映画館で見て、正直その時はストーリーの細かい処までは解りませんでした。それでもOPの細胞やキリコやダリの絵画のシーンなどはずっと心に残っていて、年を経てから見た時には色んな有名映画の有名シーンもパロってる事に気付いたり、マモーも切ないなあ、なんて思ったり、父っつぁんカッコ悪いけどカッコイイよ!なんて思ったり、行くルパンと引き止める次元のシーンに全部持っていかれたり、もう何というか、この映画を作ってくれた人達尊敬します。ありがとう、本当に大好きな映画です。 [映画館(邦画)] 10点(2012-03-25 02:25:26) |
6. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
結構緻密に作ってあるのがびっくりしました。合戦シーンとか、子供向けアニメにしては凄すぎ。大人が見て楽しめるのは前作以上かもと思います。ただスタッフが「クレしん」の設定を借りて別物を作ったような気もします。子供向けな中途半端な面もあって、かえって惜しいようにも感じます。私は前作の方がテーマその他共好きですが、良い作品だと思います。 6点(2002-12-12 04:48:57) |
7. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
「二十世紀博」、ほんとに出来たら面白いだろうなぁ。冒頭でハマッてたしんちゃんの両親の気持ちがわかる。きっと私もハマる!原恵一氏は細部にこだわって近代二十世紀を見せてくれました。未来へ向かう姿勢宜しく今明日の見えない苦境を生きている中年世代にエールを送っているように感じたのは私だけかな。「匂い」を重要なファクターに持って来たのは上手いです。確かに昔は町に匂いがあった。それも夕暮れ時に漂う夕餉の匂いは強烈でした。作品としてはとても上手く出来ていて面白いです。特にエキスポ万博を覚えている人にはきっと充分楽しめると思います(私が幼児の頃で写真はあっても記憶がないので…残念!)。ちょっと辛く言うと、しんちゃんのキャラを充分活かしきれていたのかどうかちょっと疑問です。しんちゃんの仲間達が活きていたのはカーチェイスのシーンだけだったし、作り手が趣味に走り過ぎたような感もしました。 6点(2002-03-14 22:49:01) |
8. ルパン三世 カリオストロの城
「なんと気持ちの良い連中だろう」…ってほんとにそうだった。 10点(2001-12-21 17:19:28) |
9. 黒い家(1999)
森田芳光の演出する人物ってデフォルメしすぎでどうも好きになれないんですが、これは怖さを引き立てる意味で、まあ良かったです。「リング」以降、馬鹿の一つ覚えの如く乱立している子供騙しのホラー映画よりよっぽど怖かったです。大竹しのぶは凄い女優だと改めて思いました。 7点(2001-11-19 16:18:07) |
10. クラッシャージョウ
安彦氏の描く「肉体」の柔らかさに魅了された私には充分堪能できる絵でしたが、この種のアニメ映画としてはカタルシスに欠けます。 5点(2001-11-17 01:43:58) |
11. 機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編
TVシリーズを編集しただけかと思いきや、絵と音楽と演出がリニューアルされてて完成度高いです。安彦良和の描く人物の、独特の質感がきちんと表現されてたのが嬉しいですね。三部作の締めくくりとして文句なしです。 8点(2001-11-17 00:36:27) |
12. 悪魔の手毬唄(1977)
市川監督の横溝正史物は、雰囲気、映像ともにいいですね。監督も楽しんで撮ってるような…。この作品では若山富三郎がいい味出してました。それにしても犯人の息子、可哀相すぎ。 8点(2001-11-08 13:46:20) |
13. 火垂るの墓(1988)
絵柄が優しいだけに救いが無い。でも仮に清太が生き抜いて大人になってからの回想物語だったとしたら、全然魅力ない映画になってたでしょう。清太の未熟な頑なさや叔母の心情がリアルで、悲惨さが際立ってました。ラストの都会の夜景を見下ろす二人のショット、あれが一番ずーんと来ました。 7点(2001-11-08 13:04:34) |