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1.  運命じゃない人 《ネタバレ》 
huluにて視聴。  一つの出来事を多面的に見てみると、何気ないことの裏側には実はすごいことが隠されているかもしれないんですよ、という話。  出演者がどれもどこかで観たことあるけど名前までは知らない人ばかりです。主人公の友人が非常に味のある人です。  個人的にはどうしても最後の場面がしっくりこなくて、スッキリしない点で減点しました。あの女の人は金の束だから奪っていったのか、では、10万円くらいだったら盗まなかったのか。とりあえず、金を平気で盗むような人間性にウザさ100倍です。  また、タクシーの運転手とレストランのウェイターが意味深なのですが、特に絡まなかったのも何だったんだと疑問。  家でのんびり見る程度でいい映画です。
[インターネット(字幕)] 7点(2015-01-18 15:14:03)
2.  ゆれる 《ネタバレ》 
 huluにて視聴。  兄役の香川さんが何であんなしゃべり方を選んだのかわかりませんが、あのしゃべり方は典型的な発達障害の人のしゃべり方なので、最初は「ああ、この映画はレインマン的なあれだな…」と思いました。  そして、巨乳かつその道では強烈なS性を発揮していることでお馴染みの真木さんに、M性の権化の事務員服で巨乳を閉じ込めさせることで否が応でもエロスを感じさせて、「東京に帰る前に一発やっておくか!」と弟が考えてもしょうがないでしょ、と視聴者に納得させる演出力は流石なのでしょうか。  この映画は本当に吊り橋のように心境が揺れ続けます。そして、そこには数多くの対比があります。兄と弟、伯父と父、都会と田舎、モテと非モテ。視聴者はその何処かに身の置き場を探そうとしますが、演出によって足場をぐらつかせられるのです。  私には、母親を継父に取られ、よりを戻せないかとカマをかけた元カレにあっさり捨てられ、最後にしがみつこうとした足場が田舎という監獄に閉じ込められた象徴のような非モテ男だった真木さんは、爪で引っ掻いて自分で命を断ったように受け取りました。  様々な受け取り方のできる奥深い映画でした。   それでも減点ポイントがありまして、それは香川さんの非モテ男の描き方が全然ダメなところです。監督は間違いなくモテ側の男しか知らない人間でしょう。  特に、あの部屋。あの部屋にヲタ臭が全くない。非モテ男には仮に金がないとしても時間は腐るほどあるんです。母親生きてた時は家事してなかったくせに、オマエの部屋にはラジカセしかねーぞ。いや、もしかしたら「僕はレガシーデバイスにこだわってるんです。」ってタイプだったのかしら。カセットテープはメタルしか使いません系か?いかにもAIWAのラジカセっぽかったがなぁ。  ということで、あの部屋にヘッドフォンアンプに繋がれたゼンハイザーのヘッドフォンがかかった自作パソコンがおいてあり、アイマスのポスターが貼ってあったり、カラーボックスの上に墨入れされたガンプラが飾ってあったり、寝間着がヴァンフォーレ甲府のユニフォームであったり、本棚にこち亀が全巻置いてあったりしたらもう少し点が上でした。  おそらく最後の笑顔は、刑務所での7年間を思い出して、「ホモ以外は帰ってくれないか」という思いが巡っているのだと思うことにします。
[インターネット(字幕)] 7点(2015-01-17 14:35:16)
3.  悪の教典 《ネタバレ》 
いやぁ、傑作。 こういうのを待ってました。 海外には、ジェイソン・ボーヒーズやマイケル・マイヤーズなど、名だたるスクリーンの中の殺人鬼が大活躍してくれているのに、日本に生まれてくれないのを残念に思っていましたが、ついに「ハスミン」という傑物が生まれました。 まず、何の感情も込めない殺しっぷりがいいですね。死の確認のために、わざわざ点呼するところが素晴らしい。他のレビュワー様も書いてたように、殺す間も良いです。よいしょ、よいしょという感じでパンパン殺していきます。 見ているコチラは「ハスミン、頑張れ!」と応援せずにはいられません。 二人殺し逃した時には、「チキショー、この設定じゃ続編作れないじゃないか!逃げるなんて、何て酷いことするんだ!!」と憤りを感じましたが、「To be continued」で一安心。  減点ポイントとしては、途中、快楽殺人っぽく描かれたところ。あれはいけません。サイコパスはあくまで利己的に、邪魔な雑草を抜く感覚で人を殺します。相棒とかなんだかんだ言ってるのは余計です。彼らにとってはただの作業です。もう一つは、他のレビュワー様の仰るとおり、モブキャラ以外にはもう少し感情を込めたかったです。物理教師とかのくだりはバッサリいらないです。それよりももっと殺し方の幅をもたせたほうが楽しめたと思います。せっかく学校には凶器になりそうなものがいっぱいあるので、使って欲しかったです。さらに言えば、全員、点呼して殺して欲しかったと思います。  何はともあれ、スッキリしました。次回作があれば、劇場に見に行きます。
[インターネット(字幕)] 9点(2014-11-09 17:11:42)
4.  桐島、部活やめるってよ 《ネタバレ》 
青春を語るには、青春を味わっていなければならないという鉄則を改めて思い知らされました。  私は何となく自分の学力にあった男子校に行き、友達もできずに部活も入らずに過ごしたので、そもそも高校時代の思い出なんてありません。というか、自分の卒業した高校に行ってたかも怪しいくらい記憶に残っていません。  もちろん、スクールカーストでは、今回の神木くんよりも底辺でした。  更にいうと、話題の原作も読みにくくって途中で投げ出しました。  でも、当作品は、私の琴線に触れる場面がたくさんありまして、そこが評価を高めたポイントです。 例えば、神木くんがほのかに恋心を寄せる相手にバラしていない彼氏がいるなんて、大人になってもやっぱりあることですね。  女子高生の生態なんてわからないし、たかが一人の生徒が部活やめるだけで振り回されまくってるし、出演者が早口すぎて聞き取れないことも多々ありましたし、吹奏楽部の部長はもはやストーカーレベルで気持ち悪くて仕方なかったですが、それでも監督の力量に最後まで楽しめました。  もう一度、人生やり直したいと、東出くんと一緒に涙しましたが、私には電話する相手はおりませんでした。
[インターネット(字幕)] 7点(2014-11-09 14:04:59)
5.  K-20 怪人二十面相・伝 《ネタバレ》 
世界観が薄っぺらすぎて、辛かったです。 とりあえず、あの装置は電線を必要とせずに電気を送電できるだけで、無からエネルギーを取り出す装置ではないので、あの装置があってもエネルギー問題は解決しないと思います。 あと、ラピュタを含めてオーバーテクノロジーを使って世界征服を企む場合に言えることですが、敵を殲滅してしまっては意味ないのに火力が強すぎます。核で世界を滅亡させた後に一人だけ生き残っても意味ないのに、やろうとしていることはそれに近いです。破壊が目的ではないのに、何考えてんだろうかと思います。
[地上波(邦画)] 4点(2014-04-05 23:11:45)
6.  となりのトトロ
何度も見返します。めいしゃーん。9点。
[映画館(邦画)] 9点(2014-03-31 14:59:11)
7.  ルパン三世 カリオストロの城
何度も見ているし、何度見ても面白いので、9点。
[映画館(邦画)] 9点(2014-03-30 16:19:18)
8.  天空の城ラピュタ
もう何十回と見ているし、何十回見ても面白いので、10点以外ありえないです。
[映画館(邦画)] 10点(2014-03-30 16:12:13)
9.  プラチナデータ
原作未読  とにかく説明不足で「なんでやねん」の連続です。 まず、お約束の「アホ警察」。 あんなすごいトラッキングシステムを使ってるのに、警察、鬼ごっこ弱すぎ。 二宮くんはトンネル爆発の中、謎の生還。 杏はケバすぎ。あんな要職に簡単につけたケバい女って、アメリカすごすぎ。 そんな杏を殺したであろう鈴木保奈美強すぎ。  そもそも、スクリーンセーバーなのか何なのか知りませんが、巨大スクリーンにでっかいDNAがクルクル回ってるとか、理系コンプ丸出しすぎでしょ。 キムタクのドラマでもそうだったけど、あんなラボ、造らないよなぁ。  演技的には、トヨエツ最高でした。カッコ良かった。二宮くんは真犯人銃殺後、ロボットダンスで歩いてましたね。  「冒頭のDNAプロファイルって、二重人格には使えないだろ」と個人的に思ったことと同じ結論だったので、5点かなぁ。 画面はショボイのに話はそこそこ見られるのは、東野圭吾力ですねぇ。
[地上波(邦画)] 5点(2014-03-30 00:44:21)
10.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 
どんでん返しがすごい映画に選ばれていて、『ユージュアル・サスペクツ』や『シックス・センス』などと並んでいたので鑑賞。  結局、「そんな選ばれ方をしては、かわいそう」という結論。 せめて、『アフター・スクール』ぐらいの評価なら良かったのに。  とにかく、話が都合良すぎです。全てが「たまたま」です。 広末があの雑誌の編集じゃなかったら、どうだったんでしょう。 香川の記憶が戻ったのも偶然。 あの曲を10年後とかに聴いたのなら、どうだったんでしょう。 広末の父が死んだのも偶然かも。  第一、バリバリのキャリアウーマンというわけでもない広末が、奥手の独身ってのに現実味がなさすぎだよなぁ。かといって、森三中とかじゃ上映できないんだろうけど。 あと、姉の人も素晴らしい美熟女ですが、広末と同年代すぎて、どっちが姉だかよくわからなかった。  Wikipediaを見て、「堺が森口瑤子に一目惚れしたんだったのか…」と納得しました。  面白い話のために人物が配置されて、偶然がローリングするような映画でした。 5点にしておきます。 (他作品との兼ね合いから6点に変更しました。)
[インターネット(字幕)] 6点(2014-03-29 07:56:16)
11.  悪夢のエレベーター 《ネタバレ》 
原作未読。 エレベーターに閉じ込められた男女のお話。  長いです。 白っぽくて狭苦しいエレベーター内の代わり映えしない映像がずっと続きます。話している内容は面白いですが、映像の退屈さにイライラ。「いつまでこの退屈な映像が続くんだろう。」とクタクタ。 やっとエレベーターから出たと思ったら、「まだ一時間近くあるのかよ!」という衝撃。ここできれいなオチがつくので、あとは更なるオチのための蛇足です。管理人殺害なんて、バッサリいらない。主人公に臭いセリフを言わせるためなんだけど、このために観客が一番思い入れをしている登場人物が全く救われないです。「嫌なことばかりの未来でも、いつか良かったと感じることもあるよ」って、そりゃ、あんたの人生はこれから悪くなる一方だから、現在を良かったと感じるわなぁ。それって現実逃避してるだけじゃん。  原作はスラスラ読めるそうです。映画はスラスラ見れません。舞台向きですね。 小説をオススメします。  4つけたいけど、つけてる人がいないのと、カオルが可愛かったので5にします。
[インターネット(字幕)] 5点(2014-03-22 05:03:46)
12.  海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE 《ネタバレ》 
itunesにてレンタル視聴。  良作でした。劇場で観なかったことを後悔しました。  作り手の愛が溢れています。とにかく、ちゃんとしています。だから、「ギャバンが出ているのに、何でこれがないの?」というところがほとんどありません。ちゃんと、『蒸着プロセス』が説明されます。ちゃんと、『マクーの攻撃』が流れます。言い出したらキリがありません。細かい仕草や小物に至るまで、子供の頃に観ていたあのかっこいいギャバンが戦っています。最後のシーンもあのシーンへのリスペクトですね。  ならば、ギャバンの映画になってしまっているかというと、ちゃんとゴーカイジャーの映画になっています。ギャバンに食われていません。オールピンク、オールホワイトなど、ゴーカイジャーにしかできないらしさが出ています。ストーリーの芯にはマーベラスとギャバンとの過去があり、そこに残りの5人の個性が絡みます。主人公はちゃんとマーベラスです。特に、ゴーカイレッドVSギャバンブートレグの戦闘シーンはあの空間をちゃんと生かした戦いになっていて素晴らしいと思いました。  しかし、大葉さんがかっこ良すぎるなぁ。特に、アクションシーンは還暦間近とは思えない迫力。それに負けない小澤くんの面構えが良い。   ギャバンダイナミックのシーンでは涙が出ました。その感動の対象は、画面からというよりはむしろ画面の奥の作り手の愛でした。この涙は感謝の気持ちかもしれません。  そういえば、サイバリアンもそうですが、特に重要なところが一つ足りませんでした。が、さすがに叶さんがあのカッコをできなくても仕方がありませんね。
[インターネット(字幕)] 8点(2012-07-26 22:24:42)(良:1票)
13.  オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー 《ネタバレ》 
itunesにてレンタル視聴。  「1号2号が本来の目的通りショッカー怪人になっていたら…」というif話です。  観ていてハラハラしましたし、戦闘シーンもかっこよくて、単純に面白かったです。 いつもなら背中がかゆくなる子供がらみのエピソードも良かったです。あの不自然な少年仮面ライダー隊を上手に扱っていました。  確かに、再生怪人と同等の役割しかないオーズ・電王・1号2号以外のオールライダーは観ていてとても切ないですが、お祭り映画として割り切れます。  これだけなら8点あげようかと思える作品ですが、下記のポイントで減点です。  ①バカ丸出しの顔で映っているうざいエキストラたち  なんでこんな演出にしたんでしょうか?ショッカーの悪政に耐える人々の希望の光として、ライダー達の名前を叫ぶシーンのはずなのに、エキストラがバカ面で名前を連呼しているだけなので、今までの流れを全て台無しにしてしまっています。緊迫感が全くありません。ヘラヘラ笑っていて、ただただ不愉快。アイドルに興味のない人がドルヲタを見ているような気分になりました。庵野秀明が『まごころを、君に』でアニヲタに見せつけた皮肉を、特撮ヲタに向けてやったのかなぁ?とも感じましたが。  ②だったら悪いことしちゃったであろう1号2号  「洗脳されたフリをしてたんだ」とかなんとか言ってましたが、だったらショッカーの手先として通園バスを襲ったり、東京バッタ作戦とかやったりしてたんだろうか、と思いました。仮面ライダー1号じゃなくて、ただのバッタ男として扱われてたでしょうし。   とにかく、エキストラの名前コールシーンがひどいので、本当に残念です。 観ている子供たちの「助けて、ライダー」という気持ちを昇華させてない演出にがっかりです。  6点はあげられますが、ファンサービスとはこういうことじゃないということを、製作陣はよく考えてほしいと思います。
[インターネット(字幕)] 6点(2012-06-02 01:04:36)
14.  劇場版 仮面ライダーオーズ/OOO WONDERFUL 将軍と21のコアメダル 《ネタバレ》 
itunesにてレンタル視聴。  ライダー作品として、とてもおもしろかったです。 ライダーが強敵と戦うというポイントにしっかり焦点を当ててあり、オーズの特別編として成り立っていました。  戦闘シーンも工夫を凝らしてあり、特にガタキリバから全コンボに同時変身してのスキャニングチャージにはしびれました。  また、松平健の殺陣のキレには、「なんで人間が怪人倒してるんだよw」というシラケた空気が全くなく、「この将軍様なら、スキャニングチャージしちまいそうだ」という説得力がありました。特撮とは異なる進化をたどったアクションが、最高に画になっていました。  最初に、「白線流してた酒井美紀が悪役かよ」と驚かせたのも良かったです。母親役にも驚きましたが…。  惜しむらくは、「人と人との絆」の話と「過去に遡る」話は分けたほうが良かったかなぁ、と感じました。 「人と人との絆は、いつの時代の人とも結ばれる」というテーマはとてもよく伝わっているのですが、親子の絆と時代を超えた絆の両方を描くにはもう少し尺がほしかったです。テーマをしっかり分けて、2本の映画にしてくれたほうがより良かったかなぁ、と思います。将軍様がかっこ良すぎるので、マツケンとのコラボはもっと見たかったです。金銭的な問題も理解できないことはないのですが…。ここは減点とは思いません。  減点ポイントは2つ。  1つは、ブラカワニが唐突すぎること。もう少しまともな理由が欲しかったです。映画限定フォームになってしまう理由も説明されていません。ブラカワニのグリードはいたのかしら?テレビくんフォームレベルです。タマシイコンボのほうがよっぽどマシでした。ブラカワニ自体はとっても良かったんだけどなぁ。将軍様の御心がメダル化するとかのほうが良かったです。  もう1つは、やっぱり新番組ライダーが強すぎなこと。オーズがダブルに出たときはちょうど良い感じだったのに、今回はダブルがディケイドに出たときくらいひどいです。どう見ても、「だったら、オマエが倒せよ」とツッコまざるをえません。それも今見れば、ベースステイツのまま楽勝ペースというのはいくらなんでもいけません。その相手をオーズは全コンボで倒すんだから、なんだかなぁという気になりました。  とは言え、良作です。 子供たちには、ぜひ、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に楽しんでもらいたいと思います。
[インターネット(字幕)] 7点(2012-05-31 23:44:54)
15.  機動戦士ガンダムF91 《ネタバレ》 
iTunesでレンタル視聴。  普通に面白かったです。  確かに、TVシリーズ用に用意されたお話を2時間に詰め込んでいるので、早足すぎるのは否めません。「敵軍の黒人女性が嫉妬で裏切り、即撃墜」などは笑わせようとしているのでは?とすら感じました。  しかし、今のガンダムもどきにはない富野節は痛快です。あいかわらず、脇を固める人、特に名前もないようなエキストラが生きている言葉を話しています。美少年たちが人を殺す実感なく、ゲームのように戦争するのではなく、ちゃんと人が汚らしくあっさりと死にますし、おっさん、おばはんも戦争に参加します。支配階級のエゴに振り回される庶民が、必死で生きています。  もう、「質量を持った残像」というフレーズだけでおなかいっぱいです。  個人的に、シーブックとセシリィの父親の顔が似ていて、最初どっちがどっちかわからなかったところはマイナスでした。 でも、ニュータイプの能力を戦闘以外で有効に使ったシーンは感心しました。  7点はあげてもいいと思います
[インターネット(字幕)] 7点(2012-05-11 15:25:27)(良:1票)
16.  劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦 《ネタバレ》 
iTunesにてレンタル視聴。  今回の敵は過去の鬼が時間の流れの影響で、劇場版限定ライダーになってしまったものです。ゴルドラとシルバラの強さが説得力あって、好印象でした。また、篠井英介さんと柳沢慎吾さんの演技も、「理由のある悪」をしっかり表現できていると感じました。  確かに、話の内容自体は子供向けのチープなもので、見ているこちらの背中がかゆくなってきます。佐藤健くんではない良太郎にも慣れませんし、New電王はかっこわるいです。コハナはかわいいですが、演技が学芸会レベルです。  そんなダメな点は、ゴルドラとシルバラの存在感が吹き飛ばしてくれています。   しかし、それら全てを台無しにするのが、このお話の主人公にあたるユウくんです。 ユウくん自体は、子供向け映画によくある「大人の階段を一歩上る少年」です。  なのになぜ、女の子である沢木ルカちゃんがユウくんを演じてるんだよ!?  私は沢木ルカちゃんが女の子であることを知っていたので、いつ「私、実は女の子なの」と言い出すのか、気になって仕方ありませんでした。 アッキーナが母親に似ているのも、むりくりなんだよなぁ。年齢的に無理あるでしょうが。 また、思い出の中の母親の目にボカシが入っていて、ちょっとサイコな雰囲気なのも変です。ボカシいれたんだったら、「目のボカシがとれてアッキーナのお母さんになる」のシーンもいると思います。明らかに年齢が若すぎるけど。  第一、あの鬼たち、戦艦が時間を超えることを知ってたけど、どうして知ってたんでしょうか。自分たちの時代にあったなら、そっちを探せよ。未来に建造されることを知ることはできないだろ。  ディケイドにいたっては、なんで過去にいるのか、わけわからないです。イマジンに似た客演ライダーはおもしろかったけど、海東は敵なの、味方なの?ちょこっとだけ戦って、満足してどこか行っちゃうし。  単純に、強い鬼と戦う電王チームの話なら8点でしたが、プロデューサーのひどいブッキングに-2点です。
[インターネット(字幕)] 6点(2012-05-11 14:54:43)
17.  リアル鬼ごっこ(2008) 《ネタバレ》 
原作未読  何も期待せず借りて見ました。  設定の破綻ぶりがすごいです。  超能力で人々を支配しているとされる王様が、テレビスタジオの中、部下の前で、あっさり自分は無能力者であることをしゃべるところなどは、「こんなバカに支配される程度の日本ならば、佐藤以外も鬼ごっこに参加させてしまえ!!」と思わずにはいられませんでした。  そもそも、パラレルワールドで起こることがその他の世界にも影響を及ぼす設定ならば、最初に電車に轢かれる女子高生はなぜ突如、カンカン鳴っている踏切の中に入っていったのでしょうか?  設定の破綻が気になり始めると、もっと見つけたくなってきて、ぐいぐい映画に引き込まれました。  個人的には、自分の命を助けてくれるような妹思いの兄を、危険な異世界へ容赦なく送り込むドSな妹がツボでした。  おバカ映画としてなら3点あげてもいいなと思いました。
[インターネット(字幕)] 3点(2012-05-10 10:14:51)
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