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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1922
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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1.  グッド・ライ いちばん優しい嘘 《ネタバレ》 
長びく内戦の影響により、難民キャンプで過酷な生活を余儀なくされていたスーダンの少年少女たち。先の見えない生活に希望を見失いかけていたある日、政府の救済処置によってアメリカへと移住することが決定する。それまでアフリカの狭いエリアしか知らなかった彼らが、いきなりボストンの大都会で暮らし始めることに――。今まで電話もスーパーマーケットもマクドナルドすら知らなかった彼らは、突然の豊かな生活に戸惑いを隠せない。それでも親切な支援者の協力により、住むところも仕事も見つけることが出来た彼らは、アメリカでの生活に少しずつ馴染んでゆく。だが、長く続いた内戦の苦しい記憶は簡単には彼らを解放してくれない。そう、彼らには自分たちの命を守るために自らを犠牲にして兵士に囚われた仲間の存在があったからだ。そんな彼らが過去を乗り越えるために吐いた〝優しい嘘〟とは?実話を基に、そんな過酷な境遇で育った少年少女たちの人生を淡々と見つめたヒューマン・ドラマ。冒頭から展開される、兵士たちによって両親や兄弟を殺された彼らの苦難に満ちた半生にはただただ圧倒されるばかり。その地で平穏に生きていただけなのに、たったそれだけで銃を向けられ愛する者を殺されてしまった子供たち。人間の愚かさに、改めて戦慄させられてしまいます。それでも前を向き、ただ「生きていたい」という切実な想いだけを頼りに希望を捨てなかった彼らの姿には心揺さぶられるものがあります。ただ、肝心のアメリカに辿り着いてからの後半部分には僕は残念ながらそこまで嵌まれませんでした。実話を基にしたから仕方ないのかも知れませんが、なんとも地味。事実を改竄しろとまでは言いませんが、それでももう少しドラマティックに脚色しても良かったのでは。それに主要登場人物たち誰もが紋切り方で魅力に乏しいのも残念。もう少しそれぞれのキャラクターに個性を与えて欲しかった。社会の片隅で声にならない悲鳴をあげている社会的弱者たちに寄り添って映画を創ろうという監督のその思いには好感が持てるだけに、なんとも惜しい。
[DVD(字幕)] 6点(2020-12-01 02:30:52)
2.  ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 《ネタバレ》 
ベトナム戦争当時、前線を視察した政府職員が作成したとされる最高機密文書、いわゆるペンタゴン・ペーパーズ。時の政権を揺るがすほどの内容が記されたその文書を巡り、安定した経営か新聞記者としての矜持か、ぎりぎりの選択を迫られることになった記者や社主の葛藤を描いた社会派ドラマ。監督はもはや言うまでもないレジェンド監督スティーブン・スピルバーグ、主演も長年ハリウッドの第一線で活躍し続けるベテラン俳優コンビ、トム・ハンクス&メリル・ストリープ。実話を基にして描かれたという本作、手堅い演出とベテラン勢の安定した演技力でなかなか見応えのある仕上がりになっていたと思います。株式公開による安定経営か、もしかしたら会社存続の危機に陥るかも知れないがそれでも真実の公開か、アメリカの歴史を揺るがした事件を丹念に描いたドラマは抜群の安定力でした。ただ、あまりにも王道過ぎて、若干物足りなく感じてしまったのも事実。もう少し捻りのある展開があればもっと良かったんですけど、これは好みの問題なのかな。面白かったですけど、まあそこまでって感じですかね。
[DVD(字幕)] 6点(2019-07-23 23:13:54)
3.  LION/ライオン 〜25年目のただいま〜 《ネタバレ》 
子供のころに迷子となり、その後オーストラリアの裕福な家庭で養子として育てられた青年が、微かな記憶とグーグルアースだけを頼りに家族を捜し出したという奇跡のような実話を描いたヒューマン・ドラマ。実話を基にしているため結末が分かってしまっているのに、肝心の物語が時系列通りに進行していくためドラマとして見れば少々退屈。もう少しドラマチックな見せ方にしてほしかった。スタッフや役者たちの実話に対する誠実で真摯な姿勢には好感が持てたんですけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2018-08-24 21:32:19)
4.  PK 《ネタバレ》 
インド発、様々な宗教の際どいネタを扱いながらも、笑って泣けるエンタメ大作として本国で大ヒットした?ミュージカル・コメディ。この監督&主演コンビの前作『きっと、うまくいく』がかなり面白かったので、本作も期待して鑑賞してみました。うーん、期待が高すぎたのか、僕はいまいち嵌まらなかったです、これ。なんか国民性の違いか、宗教ネタもいまいちピンと来なかったし、全体的にそれほど笑えなかったかなぁ。それに相変わらず、長い!!次作に期待ってことで、厳しめの5点で。
[DVD(字幕)] 5点(2018-03-08 21:09:50)
5.  落下の王国 《ネタバレ》 
むかしむかし…、と言ってもここは20世紀初頭のロサンゼルス。郊外にある静かな病院で、左手を骨折し退屈な入院生活を送る幼い少女アレクサンドリア。彼女はある日、同じく両脚を骨折し入院生活を余儀なくされた青年ロイと出会う。ほとんど娯楽などない毎日に退屈しきっていたアレクサンドリアへ、ロイは戯れに即興の作り話を聞かせ始めるのだった――。「想像してごらん。絶海に浮かぶ蝶の形をした無人島に佇むのは、弟を殺された黒人奴隷、愛する妻を奪われたインド人、孤立へと追い込まれた爆発物専門家、貴重な蝶を標本にされた生物学者、今まさに弟を処刑されようという仮面の男……、彼ら5人はそれぞれの理由により邪悪な総督オウディアスに復讐を固く誓った男たちなんだ」。ロイが語り少女が静かに耳を澄ます彼らの復讐の物語は、次第に病院内の現実社会へとどんどんと侵食していって……。そんなオリエンタルな雰囲気が濃厚に漂う映像と悪趣味紙一重の極彩色で美しい衣装の数々で描かれるのは、そんな摩訶不思議な世界が画面の端々にまで横溢するヒロイック・ファンタジーでした。監督は、唯一無二の映像表現で独自の世界観を構築するターセム・シン。確かに、この監督にしか描き出せないであろうエキゾチックな映像美が凄いことは認めます。画面の隅々まで計算された構図に豊かな色彩感覚、全編にほのかに漂うどこかノスタルジックな雰囲気。とはいえ、あまりにも我が道を行き過ぎていて、中盤辺りから僕はもうお腹いっぱいになっちゃいました。それに、「こんな映像を撮りたいんだ!」という監督の情熱が先走りすぎたのか、ストーリーの至るところに「?」な部分がたくさんあるせいで、いまいち物語に入り込めません。「だって、結局はロイの即興の作り話なんだもん」って言い訳されてもねー。こういう荒唐無稽なお話だからこそ(映像だけじゃなく)脚本の細部にまで拘って欲しかったです。観る者を圧倒するこの唯一無二のエキゾチックな世界観が好き!って人の気持ちも分かるのだけど、昔から僕はこの監督とはあんまり相性がよくないんだよね~。うーん、5点、ごめんなさい!
[DVD(字幕)] 5点(2014-08-02 21:54:32)
6.  きっと、うまくいく 《ネタバレ》 
いまさら言うことでもないだろうが、インドという国はまだまだ若い。1970年代の日本の高度経済成長期のように、誰もが前を向き、誰もがただ幸せになることを夢見て努力した結果、国全体がどんどんと豊かになろうとしている。ただ、努力すれば誰でもある程度の中産階級以上となることが出来たあのころの日本と違い、今のインドでは行き過ぎた競争社会の弊害により貧富の格差は拡がるばかり、プレッシャーに負けた若い学生の間には自殺が流行し、そして社会の不満が爆発するかのように多発する女性への暴行事件……。そんな負の側面を抱えながら、それでもまだまだ若い活力に満ちたインドの人々は豊かさを追い求めしっかりと明日を向き歩き続けている。今作の主人公であるランチョーたち3人もまた未来に目を向けている。だが、地方から出てきて全国でも有数の工科大学へと入学した彼らだったが、競争社会が生み出すさまざまな矛盾や悲劇へと直面してしまうことに。「こんな社会、少しでも変えたい!」――。シンプルにそう願う彼らと、競争主義の申し子のような学長との闘争をいかにもインドらしくエネルギッシュで猥雑にそして時にはきつい毒を滲ませたギャグの数々で描き、そんな社会的矛盾を軽快に笑い飛ばすこの映画は今のインドという国を象徴しているようだ。まさにこれぞ〝ボリウッド〟という過剰なまでの人生賛歌コメディなのに、最後まで全く押し付けがましくなく、ちゃんと社会の闇を直視しながらも素直に笑って泣けて元気が出る良質のエンタメ映画に仕上げてしまうところは、活力に満ちたこの若い国のなせる技なのだろう。最後、次々と回収されてゆく伏線もよく練られていて見事だった。正直、これまでインド映画というものをほとんど観てこなかった為、中盤までは「この題材で3時間はさすがに長すぎないか?」と思っていたのだが、この底抜けに明るい雰囲気とパワフルで魅力的な音楽の数々、ほとんど無駄のないシンプルなストーリーとで最後まで一気に見せ切るところなど素直に感嘆させられた。観ている間こんなにも楽しく、観終わってこんなにも爽快な気分になれる映画に久しぶりに出会えたように思う。最近嫌なことがあって少し落ち込み気味だった僕の心に、まだ彼らの歌声が明るく鳴り響いている。「兄弟、きっと、全てうま~くい~く♪ 」
[DVD(字幕)] 8点(2014-07-20 20:20:31)
7.  ウェイバック -脱出6500km- 《ネタバレ》 
共産主義体制化のソ連、スパイ容疑で逮捕され、シベリアへと流刑になってしまった男たちが決死の思いで脱出。彼らのインドへの6500kmにも及ぶ苦難の逃避行を淡々と描いた作品。事実を基にしているということなのだけど、映画として観るには、さすがにこれは退屈に過ぎるのではないか。芸術性云々よりも、僕はただ単純に映画としての見せ方が下手なだけだと思えてしまった。エド・ハリスとコリン・ファレル以外、誰が誰だか最後までよく分からないから人間ドラマが一向に頭に入ってこないし、男たちがひたすら砂漠を歩く映像を延々と見せられても眠気が湧いてくるだけ。そして、そんな極限状況に追い詰められた男たちに急に若い女が加われば、どう考えても(簡単に人を殺す荒くれ者だって居るのだから)みんなでレイプしようという発想が必ず起こるだろうけど完全にそれもスルー。人肉食の問題も軽く触れる程度。そうやって綺麗事だけで映画を作るならあまりにも娯楽性に欠けているし、芸術性の高い映画とするならあまりにも人間心理への掘り下げが足りない。結局、退屈な二時間を過ごしてしまったなぁという感想しか僕には残らなかった。
[DVD(字幕)] 3点(2013-08-12 14:44:14)
8.  リアル・スティール 《ネタバレ》 
もう、ベッタベタ。冒頭10分で最後の映像まで予想できるような、そんな恥ずかしくなるような王道ストーリー。でも、そんなベタベタな映画って普通は古臭くって最後まで観ていられないんだけど、この作品はロボットボクシングという新しい題材を扱ったせいか最後まで飽きずに面白く観れた。それに、映像の隅々までこだわりを持って作られているところも、そんな古さを感じさせない一助になっているように思う。格闘ゲームで育った世代のお父さんが息子と一緒に観たら最高に盛り上がれるんじゃないかな。そんな王将のラーメンみたいな映画デス。ちゃんとお父さん向けに、出てくるお姉さんはみな巨乳でセクシーだよ(笑)。
[DVD(字幕)] 7点(2013-04-04 11:45:51)
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