1. スリー・ビルボード
《ネタバレ》 娘を殺された母親が捜査の進展がない警察に対し抗議の広告看板を出し八つ当たりすることから様々なコトが生じていく物語。クライム・サスペンスと宣伝してますがブラック・コメディに近いですね。主役ミルドレッドのフランシス・マクドーマンドは女イーストウッドといった雰囲気を醸し出しなかなか強烈なキャラを演じてたな。その怒りの矛先である警察の署長ウィロビーを演じたウディ・ハレルソン、その部下で問題児のディクソンのサム・ロックウェルも単純ではない複雑なキャラクターを演じ切ったと思います。「怒りは怒りを帰す」と元旦那の頭の弱そうな若い恋人の言葉で冷水ぶっかけられたかのように冷静になったミルドレッドでしたが、観ていて「短気は損気」という諺が頭に浮かびましたね。怒りが怒りを呼び大きな諍いを起こしてしまう。その連鎖を止めるにはどうすべきなんだろうなあ、と。恩は倍返し恨みは三倍返しとしている私には到底及ばない境地ですわ。観客に問いかけるような最後にもなっていたので色々な解釈も出来そうですね。スッキリはしませんが見応えありました。 [映画館(字幕)] 7点(2018-02-09 22:26:27)(良:2票) |
2. スノーホワイト(2012)
《ネタバレ》 大多数の女性の願望でもあろう、『永遠の若さと美貌』を渇望する魔女役のセロンは妖艶でハマりすぎてましたね。若さを吸い上げて美顔状態にしろ、邪悪度アップした顔つきにしろ、魔法が抜け老化した顔にしろ、様になってるのは流石でした。クリステン・スチュワートのスノーホワイトも悪くはないですが、陰気で華やかさに欠けるし存在感が薄い。セロンとは完全に格が違いましたね。新解釈と位置づけて戦う白雪姫になっていますが、いっその事、魔女が主役で勝っちゃうのもアリだったんじゃないの?と思います。 『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワースが作品が変わっても斧を持っていてウケましたが、この人はほんと頼もしさが溢れてるしイケメンですねぇ。道中で無駄死に扱いされたら嫌だなぁと思いつつ観てましたが、悪くない扱いで安心しました。 世界観もビジュアルも好みの部類なので退屈はしませんでした。 [映画館(字幕)] 6点(2012-06-18 22:06:04) |
3. スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師
《ネタバレ》 バートンらしいダークな映像満載の王道的な悲劇と血まみれミュージカル。今までのバートン作品やデップが好きだから、というだけの人は止めた方が正解かもしれませんので注意。ちなみに私が観に行ったトコでは、予告が始まっても大きな声で普通にお喋りしていた若干お年を召したご婦人方が数十人いらっしゃいましたが、上映後は皆さん足どり重く無口になっていましたね。 髭剃りでどれくらい稼いでいたのか分かりませんが、喉を掻っ捌いた後のトドメの脳天逆落としは合理的だなぁと感心してしまいました。悪趣味というかさすがバートン!みたいな。殺して落としたら後処理(肉の処理)担当のラベットが大変なんだけど血糊は別として殺しは妙にリアルだった。ラスト、知らずに殺めてしまった嫁を抱きかかえ「斬れ」とばかりに首をもたげ、嫁を包み込むように崩れていったトッドには哀愁を感じたな。ミュージカルとしては皆さん高音も十分に出ていて上手かった。 [映画館(字幕)] 7点(2008-01-22 20:51:43)(良:1票) |
4. スターダスト(2007)
《ネタバレ》 空を飛ぶ海賊船と海賊達(空賊?)、流れ星を待っていた魔女達、王位継承を狙う王子とそれに破れた亡者などキャラが立ってて、とても楽しかった。ロケ地もとても美しい自然のある場所でCGとセットも巧く、衣装や美術も良く出来ていて、ファンタジーしててワクワク感がありましたね。ちょっとブラック風味ながら、ニヤニヤしてしまうジョークも多数で冴え渡ってました。かつて主人公の親父に突破された老人が、同じ手で通ろうとした息子を卓越した棒術と体術で組み倒したのも笑ったな。脚本も上手くまとめてそつなく出来てると思います。デ・ニーロは今までの名演の前フリがある分、今回のアレは最高です(笑)。 「宮崎アニメの実写版を見てるようだ」なんてセンスの無いキャッチコピーは不要。アンチが増えるだけだよ配給会社さん。 [映画館(字幕)] 8点(2007-11-01 23:10:15)(良:2票) |
5. スペースバンパイア
ハレー彗星懐かしい。精気を吸い取る宇宙人って設定が面白かった。マチルダ・メイは綺麗すぎてホントに宇宙人かも。 5点(2004-09-20 23:56:59) |
6. スイミング・プール
《ネタバレ》 中年作家の妄想話、と言うか小説のお話か。アレが虚構コレが現実と考え出したら疲れました。混乱させるのは、監督の思惑通りなんだろうな。最近この手の作品が多いですね。 6点(2004-06-15 19:30:40) |
7. スーパーマンIII/電子の要塞
笑えないギャグが多い。適度なら許せるが。 5点(2003-10-19 14:52:12) |
8. スーパーマン(1978)
好くまとめてあります。クリストファー・リーブは頑張ってもらいたいです。 7点(2003-09-30 03:40:50) |
9. スーパーガール
ヘレンはあのカッコ、結構似合ってましたね。 5点(2003-09-19 02:26:47) |