1. 時計じかけのオレンジ
これだけ刺激に満ちた世の中だと言うのに、30年前のこの映画は今も人々に衝撃や激しい嫌悪感を与え、美術的には近未来的。我々がキューブリックの見ていた世界に追いつくことは果たしてあるのか?先日「ギャングスター・ナンバー1」でマルコム・マクダウェルを見たけど、すっかりイギリス人らしいじーさんになってたなぁ。 10点(2003-11-12 17:53:19) |
2. 24アワー・パーティ・ピープル
80年代から90年代初めにかけて音楽業界を席巻し、現在のクラブ・シーンにも多大な影響を及ぼす「マンチェスター・ムーヴメント」の盛衰を、ジョイ・ディヴィジョン→ニューオーダーやハッピーマンデーズを擁するファクトリー・レコードのオーナーであった、トニー・ウィルソンを語り部に描いた作品。この辺の音楽に詳しい人は勿論のこと、詳しくない人もマイケル・ウィンターボトムのイギリス人らしいユーモアと、「ブエナビスタ」のロビー・ミューラーの映像を楽しめるのではないだろうか。まさに「パーティ」と言う言葉が相応しいやけくそのバカ騒ぎは、最初から終わることをずっと意識し続けているかのような空しさがつきまとう。この時代に思い入れたっぷりの私には、懐かしくもあり切なくもある作品でした。でもこの映画で語られている「マンチェ・ムーブメント」はほんの一部なのよね。 <追記>何度観てもやっぱり好きで好きでたまらないので、思い切って10点だ!もってけドロボー! [映画館(字幕)] 10点(2003-05-01 17:13:44) |
3. Tommy/トミー
↓日比谷スカラ座のロードショウですか!見たかった!時代の匂いがかなり強いので、今だと引いて見てしまうというのはあるでしょうが、内容はさておきあなたがもしロックファンを自負するなら超マスト映画。試験に出ますよ。 7点(2003-11-14 11:37:23) |
4. 遠い夜明け
本作公開当時は映画の他にも音楽・ミュージカル・書籍・写真等様々な形での「反アパルトヘイト」運動が世界中で盛り上がりを見せていた時期であり、その中ではこの作品はかなりエンターテイメント色が強かった印象があります。デンゼル・ワシントン演じるスティーヴン・ビコ著「俺は書きたいことを書く!」も読みましたが、彼の「黒人だってなんでもできるんだ!」という強い主張には、白人コンプレックスな部分が強い日本人にもあてはまる事だと感じた覚えがあります。因みに当時南アで日本人は「名誉白人」という屈辱を甘んじて受け入れており、現地では「OVERNIGHT WHITE」との嘲笑を受けていたとか。我々も決して高見の見物的な立場ではないのです。同じアパルトヘイトを扱った映画では「ワールド・アパート」の方が繊細で心に浸みました。こちらも実話です。興味ある方は見てください。 7点(2003-07-09 12:24:42) |
5. トレインスポッティング
「エイズ前」と「エイズ後」では若者のサブ・カルチャーというのは、(特に欧米では)大きく変わったと思う。この映画は「エイズ後」である私たちの時代の青春映画だ。と、感じた人は原作を読むことをお勧めします。映画自体は予告編で期待し過ぎたので、ちょっと物足りなかった。 6点(2003-05-06 15:53:17) |
6. トゥームレイダー
ゲームは操作が難しくて最初の遺跡から出て来れず、すぐ中古屋に売っぱらってしまったのだが正解だったかも。こりゃ絶対クリアできなかっただろうなー。2個目のカケラ取るところとか私にぁムリだ。 4点(2004-01-06 10:57:27) |
7. ドラキュラ(1992)
ドラキュラはもっと冷え々していて且つ洗練されたゾクっとする男でなくてはならない(思いこみですが)。ゲイリー・オールドマンじゃ田舎くさすぎてイカン。大体なんなのよ、このディズニーランドみたいな映像は!「ポーの一族」でも読んで出直して来なさい! 3点(2003-12-11 15:00:48) |