41. スーパーマン(1978)
スーパーマンというあまりに有名な題材で、これがまた単純なストーリーなんだけど、なぜか結構楽しめまして、音楽ともども妙にワクワクする。ロイスレインがそんなに魅力的に感じないのも ある意味リアリティがあって○。 7点(2003-12-02 15:50:44) |
42. カサンドラ・クロス
とにかく子供が嫌いになる映画。 [地上波(吹替)] 7点(2003-11-29 22:23:52) |
43. エイリアン2
一作目がすごくよかっただけに、期待してみたら下品でうるさい映画になっていてがっかり。というのが初見の印象。 まぁそこそこには面白いんですが..でもねぇ..<追記>でも確かに考えてみると、1作目の出来がいいだけに同じことやってちゃダメなんですよね。そういう意味ではこの路線変更は正解なんだろうなぁ。 7点(2003-11-24 11:22:25) |
44. シャイニング(1980)
新井素子が、「この映画を私はすごく面白いと思ったのに知人がみんな悪く言う。その理由を聞くに原作を読めと。で、原作を読んでみた。なるほど映画が悪く言われるわけだ。」ってなことを何かに書いていた。至極納得。 しかし新井素子は「でもこの映画もやっぱりいいと思う」みたいなことを書いていたと思う。それも納得。 原作至上主義(私は原作が大好きだ)の視点で見るとたしかにこの映画はだめだ。 でも原作をわすれてこの映画単体で見ると、これはこれで決して悪くない..というか十分怖い映画だと思う。 雪が積もると、周りが真っ白になるだけでなくて、一切の音が消えてすごく静かになるじゃないですか。その真っ白で静かな恐怖が、この映画の独特の閉塞感、サイコな香りをよくひきたたている。 その中を低い視点で爆走する三輪車..角をまがると何があるのか.. 7点(2003-11-18 23:16:20) |
45. ターミネーター
冒頭シーンからいきなり当時の水準でも笑っちゃうほどチャチな映像が展開される、ただの(それなりに面白いけど)B級SF映画にすぎないわけですが、なんでT2 以降であんな大作になったのか。ロボコップが2,3とずっとチャチだったのとは対照的。 7点(2003-11-18 12:00:43) |
46. 海底47m 古代マヤの死の迷宮
《ネタバレ》 前作と直接の関係のない2作目ですが、原題の2を表す副題は「Uncaged」と前作を受けたなかなかのセンスあるもの。 それに対して邦題は直接的すぎてセンスを疑います。 内容は前作と全く関係ありません(そりゃみんな死んでるから当然ですが) 造りは大幅に変わっていてシンプルな構成だった前作と異なり今回はてんこ盛りアトラクション状態でとにかく忙しい。つか47mかどうかも怪しいですし(移動しまくるので深度は関係ない)、登場人物も増えている上に海底の暗い遺跡の中が舞台、その上全員ダイビング姿という事で、誰と誰が今どうなってるのか…という細かい状況が非常にわかりづらいのが難点です。 とはいえ、きっちりストーリーが追えさえすれば、そこはてんこ盛りアトラクションストーリー、オーソドックスな娯楽映画として楽しめます。 まぁクライマックスの洋上のシーンでは「やっぱり明るくて状況がちゃんとわかるのって大事だな」と思うわけですが。 冒頭のいじめっ子のキャサリン、最後のオチでなんか罰的なものがあるかと思いきや特に何もなかったのはちと残念でした。 前作のオチを知っている人からすれば今回のクライマックスも酸素切れ妄想オチの可能性が高い事が心配になって素直に楽しめないわけですが…今回さすがにそうでなかったのはよかったです…が、また酸素キレ落ちかも…という疑惑を抱えたまま見るクライマックスはどうしても斜めに見てしまうので全く爽快感もなく、これはシリーズとしての構造的問題かもしれません。 …いや映画に出てないだけで「実は」という可能性もなくはないですが。 それにしてもメキシコの女子高生というのはあんなに普通に車に乗りまわしみんながダイビングの基礎知識とかあるものなんでしょうか…というのが個人的には気になります。 あと姉のサーシャ、なかなかスタイルがいいんですが(特に尻)、それを活かすシーンがあまりないのは個人的に非常に残念です笑 [インターネット(字幕)] 6点(2022-04-23 14:20:22) |
47. メンフィス・ベル(1990)
行って帰ってくるだけの映画。しかもなかなか偽善的。 この映画の価値は「本物のB17が出てる」事にあります。しかも3機。 撮影に使われたのは最多生産のB17Gですが、実際のメンフィスベルがB17Fだったので、わざわざアゴ下銃座を外してB17F風にしたんだとか。 実話ベースとはいえ内容的にはほとんど創作なのでそのこだわりは不要で、別にB17Gのままでもよかったじゃん…と個人的には思うんですが… 「本物のタイガーが出てる」でマニア大喜びのフューリーあたりとくらべれば底の浅い偽善映画で出来は圧倒的に見劣りしますが、でも本物のB17が飛んでるから許します。 [地上波(吹替)] 6点(2021-10-19 15:42:30) |
48. ベイビー・ドライバー
評価の高い映画ですし、実際に映画を観てもセンスがいい映画で「なるほどこれが評価されるのはわかるわ…」と思うわけですが、しかし個人的にはイマイチでした。 理由はシンプルで主人公のベイビーがいまいち好きになれないから。 アウトロー系主人公のバリエーションの一つとしていろいろキャラ付けされてる設定もわかりやすいのですが、しかしどうにもこの主人公が好きになれません。そもそもまず顔が好きじゃない(笑) この映画の内容で、主人公を応援できなければ面白いと思えるわけがないので、残念ながら…という評価にしかならないのです。 クライマックスあたりは主人公が好きじゃない自分でも面白いんですから、これで主人公が好きであれば…と思うと残念でなりません。 ただこの映画、いいところもあります。 登場する女性2人が美人で魅力的な事。 そんなのキャスティングだけだろ、と思われるかもしれませんが、美人を魅力的に撮るのも監督の力ですから! [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-10 03:43:40) |
49. マッチポイント
人生、つまるところ運の良し悪しですべてが決まります。 私ももういい年齢なので、それは痛いほど理解しています。 善行を積み努力すれば必ずいい結果がついてくる!なんてのは子供か現実が見えてない人の戯言であって、実際に真面目で何の落ち度もないいい人が「たまたまそこにいただけ」で死んだ例は枚挙にいとまがありません。 (たとえば、強盗に立ち向かって殺される正義感の強い家族思いのお父さんなんかがその典型でしょうか) 一方でどうしようもない人がのうのうと豪邸で暮してる姿、我々、それこそ映画の世界でよく見かけるじゃないですか。 実生活であれ仕事であれ芸能であれ、うまくいくかどうかはつまるところ(そのジャンルにおいて一定の水準の才能があれば)それ以上はもはや運でしかないのです。 悪人でしかもいろいろずさんなどーしようもない人でも運があれば幸せになれるし、何も悪い事をしてないただそこにいただけのおばさんなんかは無意味に殺される、世の中そんなもんだという事を教えてくれる映画です。 [地上波(吹替)] 6点(2021-06-28 15:51:59) |
50. フォーリング・ダウン
この映画が公開された当時より今の方がこの映画に関してはむしろ説明しやすく、潜在的トランプ支持者をカリカチュアライズして描いた映画だと言えばわかりやすいかと。 座右の銘が「なるようになる(ケセラセラ)」で、アラブの「明日できる事は今日するな」ということわざが大好きなタイプの自分には想像もつかない思考方法で、そういう意味ではほぼモンスター映画です。 「自分は真面目にやってるのに、あいつらは…」という社会や政治経済、近所の人や家族までに対し潜在的な恨みやストレスをかかえてる(俗に言うA型っぽい)人はアメリカよりむしろ日本人に多そうで、しかも「蒸し暑い」とかは日本の潜在特許なので、そういう性格と真逆な自分からすればこういうモンスター溢れる日本が恐ろしくてしょうがありません笑 [地上波(吹替)] 6点(2021-06-22 15:42:59) |
51. クライムダウン
《ネタバレ》 男3人女2人が山に行き危ない目にあうというシチエーションはこの映画の2年前にお隣フランスで作られたデッドクリフと同じなわけですが、映画の面白さで言えばこちらの方が断然上。 とはいえシナリオはこちらもかなり残念で、冷静に考えればかなりお粗末です。 まず(これは最後近くまで観ないとわからない事なんですが)そもそも主人公達が女の子を助けたのは間違いだったという事。 主人公達が女の子を助けなくても、あのお父さんですから十中八九女の子は助かっていたでしょうし、最悪の場合でも犠牲者は女の子1人で済んだはずで、そう考えると女の子を助けた事自体が間違い。 なにしろ女の子を助けた事で、主人公達一行に加え罪のない村人が大量に犠牲になっているわけですからバランスシートは大幅赤字です。 「少女を助ける」というお話の根本的な行動がそもそも間違ってるわけですから…そう考えると実にむなしい映画です。 細かく観ても問題は多く、例えば序盤ロープが足りないだの議論したあげく崖を降りるチームと二手に分かれるわけですが、山に慣れてない人が女の子つれてくのは危ないしそもそもロープ足りないならみんな一緒に山を下りろよ、と。 ここ明らかに作劇上の都合で二手に分かれたとしか思えないわけでさすがにどうかと思います。 それに何より後半です。後半でテイストが変わる事自体は必ずしも悪い事ではないと思います。 山で全部終わらせろよ、という意見もわかりますが、しかし後半でテイストが変わるのもうまくやるのであれば全然ありだと思うのです。 問題はそれがうまくいってない事で…そもそも交渉人用心棒チームが出てくるならそれが主人公達と共闘する…くらいでないとストーリー的に意味がないですよね。 あの用心棒とか最後まで主人公達と一切かかわらず、何のために出てきたのかわかりません。キャラとして出す意味がないのです。 というか「イギリスの傭兵は失敗しない」とかイキってた彼、視界の悪そうな豚の面かぶった犯人に瞬殺されてましたが…もうなんなのよ… あの豚お面も、途中で雑に村人ばんばん殺すし、あんたもはや目的忘れてますよ、と。 最後にしても犯人の処分は中途半端で描かれないし(いや殺されたんでしょうけど)、用心棒は微妙な顔でただ去っていくだけだし…で、あまりにもすっきりしない終わり方。 …とシナリオは穴だらけで特に後半は??って感じではあるのですが、でもまぁ最後までそれなりに緊張感をもって観る事ができたので前述のデッドクリフよりははるかにマシだと言えるでしょう。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-09-03 05:28:44) |
52. グリーン・ゾーン
《ネタバレ》 実話ベースの映画なのでそれぞれモデルになる人間がいます。 で、映画の中で裏もとらずに記事を書きまくっているWSJの女記者がいますが、これ、モデルになっているのはニューヨークタイムズのベテラン記者ジュディスミラーです。 実際にイラクの大量破壊兵器について裏を取らずに記事を書きまくって後で米国内でものすごく批判されたわけですが、この映画で一番大事なポイントはここにあると思っていて、つまり「政府高官」とべったりの記者がいて、普段いいスクープも回してもらう代わりに、ときどきは政府の都合にあわせた記事も言いなりで書く。 そういう都合のいい記者が政府は必要で沢山存在してるという事です。 政府からすれば必要なときに大衆に対し都合のいい記事を書いてもらうために絶対に必要です。 記者の方も普段貴重なスクープを取れるので名声と出世が手に入りますし、お互いにWIN-WINの関係。 で、こういう政府関係筋と記者のズブズブの関係というのはこの映画の中に限りません。 日本でもあるわけです。 なぜかというと、この感想を書いてる時点でまだまだ新しい話題である、検事長と新聞記者の賭け麻雀問題、あれです。 これ世間では賭麻雀のレートがどうこうという枝葉末節の事が話題になっていますが、この事件の本質はそこではありません。 賭けのレートとかそれが犯罪かどうかとかはどうでもいい事なのです。 重要なのは(この映画のように)日本でも記者と政府関係者はズブズブの関係だという事がはっきりした事です。 これはある意味当たり前の話で、政治ジャーナリストがほとんどの政治家と敵対関係にあったら、記事の書きようがありません。 誰も何も教えてくれないからです。だからズブズブにならざるをえないのはある意味必要悪であるわけなんですが、大事なのはマスコミと政治家がそうなってる事を知っている事だと思います。 世の中のニュースには時に素晴らしいスプークもあるわけですが、一方で政府に都合のいい誘導のような記事もちょろちょろ混ざっている。 それを知る必要があります。 そんな中で真実を知り正誤を判断する事は普通の人には本当にとても難しいことだ、でもがんばれよ、と、それをこの映画は教えてくれている…んじゃないでしょうか…多分。 [インターネット(吹替)] 6点(2020-06-06 02:26:32) |
53. スラムドッグ$ミリオネア
個人的には28日後とかサンシャイン2057あたりの微妙なB級イメージが強いダニーボイルなんですが、実は意外と大作有名作を撮っており…って、それは僕個人の認識がおかしいんであって一般的にはダニーボイルはすごい監督なんですよね。 そのダニーボイルが賞を撮りまくったあまりにも有名な映画なので今更なにを書けばいいのか難しいものがあります。 バラエティ番組の水曜日のダウンタウンでも「リアルスラムドッグミリオネア企画」が2回放送されてたように、そのあらすじはもはや一般常識レベル。 そういう意味でネタバレもなんもない映画なんですが、しかしこの映画よく知られたそのあらすじを頭に置いてから鑑賞すると、「あれ、これ恋愛要素の方が強くね?」と驚いたりする実は恋愛映画いや純愛映画だったりします。 あとこの映画はなぜかたまに実話ベースと勘違いしている人がいるんですが、まぁ確かにあってもおかしくない話なんですよね。 個人的にはダニーボイルっぽい暗さダークさが気になる映画で、ストーリーに対して尺もちょっと長すぎ。 面白い!とか好きだ!とわざわざ思う映画ではありませんでした。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-06-04 22:19:32) |
54. ダークハウス
《ネタバレ》 一言で言えば「雰囲気お化け屋敷映画」 多分現代版の「ローズマリーの赤ちゃん」を作ろうとしたんじゃないでしょうか? 原題が「Demonic」なのに邦題は「ダークハウス」 原題は「ローズマリーの赤ちゃん」的な意味だし 邦題は「雰囲気お化け屋敷映画」的な意味 まぁタイトルが割れるのはわからなくはありません。 基本は最近多い過去と現在を交互に行き来して謎を解き明かしていくタイプのホラーです。 序盤から雰囲気は抜群で「これはおもしろそう」と期待させてくれます…が、最後まで観ると「なんだかなぁ」となる残念な映画です。 お化け屋敷的な脅かし(途中どんどん安っぽくなる)と雰囲気はあるんですが、ストーリー自体が非常に安直なんですよね。 ラストへ向けて映画の中で種明かしが進むと尻すぼみになっていくのはどういう事なんだ…と。 つかブライアンの行動は意味不明すぎます。何の説明もされないけど…あれは結局何だったの? 2への伏線の一つ?いや2ないけどな! この映画の大きな欠点は、被害者チームの特に男性陣のキャラが薄い事。 大学生チームの男性は4人しかいないのに白人長身細身系が3人いてキャラの描き分けも弱く、さらに暗いシーンも多く「こいつ誰?」になる事が多数。 例えば残った映像を見て刑事が「ジョンだ」とか言ってるシーンは「ジョン」と言ってるからジョンだとわかりますが、言われなければ誰かわかりません。 暗かったり荒い映像で見せるタイプの映画は、デブとか黒人とか入れてわかりやすくするのが必須なんだな…という映画の基本を教えてくれる映画です。 いかにもパート2を作れるホラーらしいラストもお約束の域を出ずにイマイチです。 まぁこの話だとこのラストしかないけどな! [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-01 13:18:22) |
55. エクス・マキナ(2015)
映像は綺麗ですが、ストーリーは陳腐であまりにも予定調和で魅力無し。 映像は綺麗ですが(2回言った) 裸がぽんぽん出てくるのは本来ポジティブファクターのはずなんですが、見せかたが完全に芸術品のそれであってエロとしての魅力が全然ないんですよね… [インターネット(字幕)] 6点(2020-04-26 21:21:47) |
56. クリミナル 2人の記憶を持つ男
《ネタバレ》 相手がケビンコスナーだから老人とはいえギリで夫としてありなんだろうけど、太って臭いキモオタとかだったらあの美人の嫁は受け入れられるんだろうか… 人間の本質はどこにあるのか?を問う哲学的に深淵な映画と言えなくもない笑 記憶移植という荒唐無稽かつありがち設定をいまどき用いるならもっと弾けたストーリーにできなかったのか…と問い詰めたくなる映画で、老人ばかり(一部例外有)とはいえ豪華キャストだしストーリーも堅実だし出てくる女は軒並み美人なので、とりあえず最後まで観る事はできるけど、本当にただそれだけ。 いまどきこの設定で映画撮るならもっとはっちゃけないとダメでしょ。 あとゲイリーオールドマン演じる上司が無能すぎます。 ラストで「彼を雇う」と言ってましたが、こいつの部下になるのはマジでやめた方がいいよ!と観客が余計な心配をしてしまうくらい無能です。 どこでもいるんですね、ブラック上司。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-04-20 14:15:13) |
57. 007/ユア・アイズ・オンリー
最近007シリーズを1作目から順に観てるわけですが、今見るととにかく全体にぬるい。 まぁそれは他の映画のレビューに書きますが、それがこのユアアイズオンリーあたりにくるとかなり現代の娯楽映画に近い雰囲気があってまぁまぁ面白く観る事ができます。 それはさておき、古い映画を久しぶりに見ると思わす発見があるもので、このユアアインズオンリーのスキーチェイスシーンで使われているBGM。これダイコン3オープニングアニメのチェイスシーンで使われてるBGMじゃないですか! あのBGMはユアアイズオンリーのものだったんだな…と今更になって初めてわかって感動したわけです。 考えてみれば両方とも1981年製作。ユアアイズオンリーのサントラを買ってBGMに使ったんだろうなぁ…と推測できるわけです。 ダイコン3オープニングアニメってなんだよ…という方はドラマもしくはコミックの「アオイホノオ」を観るとよくわかると思います。まぁググればすぐわかるわけですが… [地上波(吹替)] 6点(2020-03-16 14:04:35) |
58. セブン・シスターズ
《ネタバレ》 評判がいい映画だったのですが、残念ながらそこまでではありませんでした。 観る前はもっと謎が謎を呼ぶミステリサスペンスかと思ってたんですが、ありふれた設定の安直なアクション系デストピアSFにすぎませんでした。 双子以上が規制されるデストピア世界というのは人口増加が問題になっていた60年代70年代のSFでよくあったありふれたテーマで今更感がすごいですし。 ツッコミどころも多く 〇一卵性双生児(いや7つ子ですが)あんなに多彩な才能や性格をもつのはありえない。(いたらそいつは天才です) 〇mondayが他の姉妹を売ったのが最初からバレバレすぎる …等々、なかなか底の浅いシナリオでして、期待して観てた分だけ非常にがっかりしたというのが正直なところです。 一点だけ、月曜が姉妹を売った理由が「双子を妊娠していてそれを守りたかったから」という理由付けはなかなかよかったと思います。 確かにそれを言われたら「あぁそうするかも」と他の姉妹も思ったでしょう。実際そういうリアクションしてましたし。 まぁ、がっかりしたとはいえ理由付けはちゃんとしてましたし普通のアクション系デストピアSFとして及第点だと思うので、点数はそうしてあります。 逆に言えばそれを超えるものではないなぁと言うのが正直な感想です。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-02-04 12:24:03) |
59. トレイン・ミッション
《ネタバレ》 個々人の些細な行動をすべて監視し例えば電車から降りた一見無関係の老人を路上ですぐ殺せるような力がある組織ならそもそもこんな手の込んだ不確実性の高い事する必要がないだろう…という事に気づかなければなかなか面白い映画。 つっこみどころ満載で突っ込みが忙しすぎて落ち着いてみてらんないところはフライトゲームと同じで、このスタッフの知能に限界があるんじゃないかという疑問が生じるレベル。 直接の犯人(怪しい奴)はわりと早く割れます。 何しろあんな状況なのに親友だけはなんか普通に電話して捜査できてるんだから、怪しすぎて逆に怪しくないんじゃね?と思っちゃうくらいなわけで。 つかあの役にたたないパッセンジャーの彼、このシナリオだと最後のどっかで思わぬ大活躍…というのがセオリーだと思うんですがそれがない。 ただダメな人なだけ…ってのはどうなんでしょうか…セオリー無視かよ! まぁでも(フライトゲームと同じで)設定の根本的なとこや細かいアナに目をつぶって何も考えずに流して観ている分には面白い、暇つぶしにちょうどいい映画だと思います。 真剣に観ると(フライトゲームと同じで)いろいろ気になってしまってまるでダメなんですが… [インターネット(字幕)] 6点(2019-11-19 15:34:16)(良:1票) |
60. スパイ・ゲーム(2001)
《ネタバレ》 普通のスパイアクションものとは違う感じの映画を作ろうとしたんでしょうか。 基本的に会議室での聴聞に対して回想として過去のイベントが語られていく変わったスタイルのスパイアクションものです。 観ている途中に「わざわざこんなスタイルにしたんだから、これブラピパートは全部彼の創作で実は存在しなかった…まであるぞ」と深読みしていたため、結局わりと普通のラストにがっかり。 いや普通じゃん!! 途中で深読みしすぎた分、ラストの肩透かし感がすごかったのでした。 いやいや。 [地上波(吹替)] 6点(2019-04-26 13:17:14) |