1. インセプション
《ネタバレ》 映像と音楽が素晴らしい。音楽が効果ありすぎて、後半はずっとハラハラしながら見ていました。こういう「設定はわかりにくいけれど、おかまいなしでズンズン進んでいく映画」はわりと好きなので高評価です。私のお気に入りのエレンペイジ嬢もいい役で出ていて嬉しい。ラストシーンは私は好きです。 [映画館(字幕)] 7点(2010-07-24 15:55:14) |
2. レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
《ネタバレ》 年齢を重ねるにつれて、映画としての完成度でなく自分がいかに感情移入できたかで点数をつけていると思う私・・・。適当に仕事して、適当に浮気して、そんなに害のない(笑)ディカプー。奥さんとは対照的です。人生を無駄にしたくない、本当にやりたいことをやりたい・・・。同僚や隣家の夫婦がパリ行きに失笑するのがリアルです。伊集院氏がいたら「この中二!」と言うかも。今いる環境で一生懸命やれば自分が成長していくし、周囲も変化していくものだけど、それに気付いていない人たちの悲劇です。夫より奥さんが重症。夫のほうが奥さんに比べて「期待」してないというのが私の見解です。スガシカオの曲に「あのころの未来に僕らは立っているのかな・・・」という歌詞があって、たまに思い出します。切ない歌詞だけど、大人になった今は、あの頃の未来と今の自分が離れていても自分は幸せだと感じています。そんな私は幸運なのかもしれません。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-18 23:57:44)(笑:1票) |
3. マッチポイント
《ネタバレ》 私は最初からクロエ(奥さん)の事をかわいいし優しい子だと思っていたので、あんまり主人公に共感できませんでした。おまけにクロエは実家金持ちだし。こっちでいいじゃん(笑)序盤で主人公とノラは生まれ育った環境が似ているっぽい説明があったけど、そこの共感はあんまり描かれていなくて残念。「私は男が夢中になる女だから」の台詞は自嘲気味に言ったんだと思います。ノラは美しいしスタイルいいし、でも恋人からふられ続け、主人公を会社の前で待ち伏せして、嘘つきと罵る終盤が悲しかったです。 抱きたい女は別だけど、豊かな暮らしを求めて資産家の娘と結婚する主人公は見ていてそんなに嫌じゃなかった。人生を懸けることのできるものを探したいと言いながら、仕事は手を抜いて金髪美女とセックスして、結局はその愛人を自分の生活を守るために殺してしまう。最後に求めたものは金かよとは非難できないですね。うーん・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2009-07-24 16:41:11) |
4. ブーリン家の姉妹
《ネタバレ》 一言で表すと、「心安らぐ場面が全くなかった」です。(次女と王様のエロシーンくらいですね。)他の映画ではピリッとした美女役のヨハンソンが、今回はホワンとした妹を演じています。いい仕事してる。ポートマンは野心家の頭の切れる長女役が似合っていました。しかしこの映画、画策・憎しみ・嫉妬の繰り返しで、最後は処刑シーンです。見ていて苦しい。タイトルの「ブーリン家の姉妹」も、姉妹間の感情や立ち位置が見ていて途中で掴めなくなったので、いまいち印象に薄い・・・。しかし「レオン」の時からそうでしたが、ナタリー・ポートマンは苦しそうな表情をするとイイですね。下の歯が見えるところが・・・。いや、Sではないつもりなのですが・・・。 [映画館(字幕)] 6点(2008-12-03 22:45:45) |
5. スパイ・ゲーム(2001)
《ネタバレ》 レッドフォードの「前戯なしでセックスするようなもんだ」にこの点数。そりゃあキツイわ。 5点(2005-01-07 21:03:04) |
6. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ
ピアース・ブロスナンの笑った顔が出川に似てると気づいた映画。 5点(2004-12-05 22:14:33) |
7. ラブ・アクチュアリー
《ネタバレ》 障害のある弟を持つ女の人は、前半あれだけ出てきたのに終盤全然出てこなくて、他のキャラクターのハッピーエンドが順に見せられていつのまにかエンディング・・・ってのは正直卑怯だと思った。でも考えてみるとそりゃそうだよね。他のキャラクター達の愛は、全部足してようやくひとつの映画になりうる、つまりひとつひとつを取り上げたとしても物語として成立しないんだもん。チロルチョコ詰め合わせ映画。それがこの映画の狙い。制作者は『最後は空港でいろんなキャラ出して抱き合わせてそれでオッケーって事にしましょうよ』とでも考えたのか。弟の事情が出てきたことで観客に『これは甘いだけの映画じゃないんだな』と思わせておいて、でも姉弟に何らかの救いを与えるわけではない(オチすら与えない)別にいいけどね。イギリス制作映画だけど妙にハリウッド的。それとも世界的に映画はハリウッド化する傾向にあるのか? あとキャラクターが多すぎていつも重宝してるこのサイトのキャスト欄が意味ねえ! 5点(2004-11-28 00:21:39) |
8. ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
エミリー・ワトソンはいつもどーり実力を発揮している感があります。ストーリーは終盤「ん?」って思う箇所がいくつかあって、それは妹の体が病気に蝕まれていくところだったり(妹の苦悩も十分描かれていないし、次のシーンでいきなり病状が進行していたりする)夫の浮気だったり(家にひとりでいるから別れたのかと思ったら次のシーンで夫と一緒にいたり)どーなん?そこはつっこまずに黙って見ろってこと?なんて思っていました。前半は素晴らしかったです。たまにこういう、前半は素晴らしいけど後半までそのパワーが続かない映画に出会うけれど、それは何が原因なんだろう? 7点(2004-11-18 22:24:13) |
9. わらの犬(1971)
映画開始直後からずっとハラハラしていた。何も起こってないのに『なんかヤバイこと起こる!!』って。ああ疲れた。才能ある人の映画を見るのは疲れる。 8点(2004-11-17 00:11:09) |
10. フルメタル・ジャケット
海兵隊シーンは松本人志によるコントのようだった。「ごっつ」を思い出した。シュール。 9点(2004-10-31 20:57:21) |
11. ラストエンペラー
《ネタバレ》 ①こういう実在の人物を主人公にした映画って評価難しい。ストーリーが、溥儀の生涯と時代背景と脇キャラを追うことに精一杯になっていて、肝心の人間ドラマが描かれてなかった気がします。②「自虐史観」とか「補償は済んだ」と言う人がいるけれど、この映画をみると、あの戦争で日本がひとつの王朝を滅ぼしたことを実感します。そう思うと映画とは別に涙が出ます。 [映画館(字幕)] 6点(2004-10-08 22:48:32) |
12. エイリアン2
《ネタバレ》 小さい頃から何度見たことでしょう・・・。TSUTAYA半額レンタルの日に「エイリアン」「エイリアン2」「エイリアン3」を借りてきたら母に『変態』と言われた。 エイリアンが近づいてきたときの「ピコンピコン・・・」という機械音が超怖かった。私が見ている間隣の部屋にいた母は、その音が昔見た記憶を呼び起こすと言って他の部屋に逃げていった。血のつながった親子でなぜこうも違うのだろう。 8点(2004-09-18 17:38:26) |
13. 時計じかけのオレンジ
「犯罪者」となって更正手術を受け、「一般人」となって外に出たアレックスを異端とみなす「一般人」たち。正論を武器に攻撃する、世間で善とされる人々。誰かを「悪」とするとそれに反する「善」が出てくるわけで、でもどれだけ善なんだ?って聞くと・・・。結局みんなひとまとめにして悪で、そういうカオスぶりを見せつけられた感じがします。今の日本世論の「被害者叩き」に似た印象を受けました。 9点(2004-08-28 12:57:43) |
14. トゥームレイダー
A・ジョリーに「・・・どこ見てんのよ!!」って言われちゃうなぁ。言ってほしいなぁ。 5点(2004-08-19 23:58:22)(笑:1票) |
15. 人生は、時々晴れ
この登場人物らの置かれた状況は、裕福ではないけれど別に毎日の生活にも困るほど貧乏な訳じゃないし、一応家族もいて友達もいて・・・。でもこの全体に漂う「やっきなさ」は、画面を通してじわじわと伝わってくる感じがしました。昔読んだ「カラマーゾフの兄弟」に、『人間は30歳までは若さがすべてに打ち勝つ』という言葉があったのを思い出しました。自分の10年後が怖いと感じた映画でした。映画見てはじめて「映画なんて見とらんと勉強しんなんがんじゃない?」と思った。長すぎるのが難。 7点(2004-07-10 21:40:53) |
16. ダンサー・イン・ザ・ダーク
友達の男子が「エンディングで思わず泣いてしまった」・・・お前わかってねえな。この映画。 10点(2003-09-18 00:58:30) |