1. スラムドッグ$ミリオネア
んー.アカデミー賞とるほど高いレベルとは思えない・・・.インドのスラムの厳しい世界観とかはいいと思うし,他の点はみなさんが書かれている通りなんですが.なんせ一番引っかかるのはクイズの内容が全部たまたま主人公の経験に合ってるって言うのがなあ.映画批評につきものの「ご都合主義映画」とそうでないものの境界線って,人それぞれだし難しいところだと思います.個人的には,アクションにしてもどんなジャンルにしても,それまでのプロットがよかったりすれば,ここぞという場面で起こる「奇跡」は一度くらいあってもいいと思います.あとはストーリーの決定的な進行条件とは異なる「奇跡」とか.ただ,本作の「奇跡」が物語の設定の根幹にかかわる部分で,しかもそれが何度も起きちゃうってのが,ちょっと個人的には許容範囲を越えちゃう気がするのです.・・・心が狭いのかなあ. [ブルーレイ(字幕)] 4点(2012-04-28 02:36:36)(良:1票) |
2. シャイニング(1980)
個人的な意見なのですが、スタンリー・キューブリックって映像へのこだわりとかはわかるのですが、実は映画づくりをする監督としてはものすごく下手くそなんじゃないかって思うんです。彼の作品はどこかぎこちないというか、何かホッとしてみることが出来ない独特の印象を受けるのですが、このシャイニングという「ホラー」というジャンルの中でその異様さが遺憾なく発揮されているように思うのです。 フランスの画家アンリ・ルソーは人や背景などのの立体的な構図が奇妙で、批評家によってはただの下手な画家と言われたそうですが、その独特な手法が生み出す不安定さが「戦争」という作品の中で混沌とした世界観を描き出しました。それと同様のものをこの作品から感じるのです。 [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2009-08-19 20:59:18) |
3. ザ・バンク -堕ちた巨像-
終盤の美術館のシーンが確かに見応えあり。ただ全体の雰囲気とマッチしてない気がします。そのせいもあって全体的に中途半端になってしまったように思います。 [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2009-08-19 19:45:02) |
4. ターミネーター4
クリスチャン・ベールは始め出演の打診を受けたとき乗り気ではなく(クリスチャンも多くのファンと同様にT2までしか認めてなく、続編の必要性を感じていなっかたとのこと)、断ったそうだが、監督の熱意に押され、脚本の手直しなどを条件に出演OKを出したそうです。 観てなるほど、と。どこをどう手直しされたかしりませんが、私たちが期待する「ターミネーター」はそこにはないけれど、ヒトとターミネーターの交流などT2にあったエッセンスなどを織り交ぜて、これはもうスピンオフ企画か別物程度に考えれば中々の良作に仕上がったと思います。 ただ最近のアクション映画(スタートレックとかGIじょーとか)はクライマックスあたりの重要なシーンで安易な展開が目立つ気がします。敵の根城に潜入するシーンとか。そこで完成度を下げてるようで非常にもったいないです。 [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2009-08-19 19:06:02)(良:1票) |
5. グラディエーター
歴史娯楽大作として見た後の充実感はあったけれど、果たしてアカデミー賞ほどのものかなあ、というとどうかと思いました。俳優の方ではラッセル・クロウよりもホアキン・フェニックスのいかれぶりの方に目が行きました。全体としては結構面白かったけれどアカデミー賞作品だと思って期待しすぎると肩すかしを食らうかもしれないです。 8点(2004-04-28 19:03:25) |
6. トゥームレイダー
前半までは軽快で迫力のあるアクションだったけど後半がちょっとダレた感じだった。アクション映画でストーリーを捨てるなら最後までアクションで見せて欲しい。 4点(2003-09-23 21:16:47) |