1. ゆすり(1929)
録音状態がひどくて映画として楽しめるレベルじゃないですね。なんといっても台詞が聞き取れないレベルなのは致命傷です。これは日本語字幕はおろか英語字幕すらないDVDのせいなんですが、台詞以外にも音があったりなかったりするので、TVの故障かと思いました。古い映画を楽しむためには、映像効果や効果音をある程度は我慢する必要がありますが、これはちょっとひどすぎでした。主演の女の子は(二の腕が逞しかったけど)可愛かったです。 3点(2004-02-09 17:19:38) |
2. エイリアン2
そもそも「恐怖とホラーの美学を追求した」前作と、「設定を最大限に活かしつつもエンターテーメントを追求した」今作を比較するのは、設計思想の全く異なるスポーツカーと高級セダンを比較するくらい意味のないことです。個人的にはエイリアンはホラーであって欲しかったですが、これもそれなりにOK。 5点(2004-01-26 23:39:03)(良:1票) |
3. エイリアン
「遊星からの物体X」と双璧。設定の妙では「物体X」の勝ちですが、怖さでは「エイリアン」のほうが上かな。とにかく、カメラワークで怖い、静と動の対照で怖い、パニックで怖い、謎めいて怖い、救いがなくて怖い、意外な展開で怖い、逃げ場がなくて怖い。ホラー映画に必要な部分を殆ど備えている優等生です。一つ欠けている要素は「身近にありそうで怖い」ですが、まー宇宙の話だからしょうがないか。シガニー・ウィーバーが若くて綺麗だから十二分にカバーできてます。 8点(2004-01-26 23:25:20) |
4. 第3逃亡者
凝った仕掛けもないし、「これのどこがサスペンス?」という感じでした。あんなに簡単に法廷から逃げられるわけがないし、ヒロインがなぜ主人公に魅かれたか描写不足だし、予定調和のストーリーだし。アラをあげればいっぱい出てきますが、1937年の作品なのでまーしょうがないか。 4点(2004-01-08 17:12:45) |
5. ノッティングヒルの恋人
人を選んでしまう映画だと思います。お洒落な恋愛映画が好きな人、ジュリア・ロバーツが好きな人、ブリティッシュアクセントの英語をヒュー・グラントで研究したい人にはお勧めです。エルビス・コステロが好きなだけでは、この映画はちょっと物足りないでしょう。 4点(2003-12-09 05:00:20) |
6. ブラス!
ストーリー自体は、スポ根もの特有のイベントが続いて最後の大会がクライマックスというありきたりのものですが、なんといっても音楽が素晴らしいです。 7点(2003-12-09 03:27:37) |
7. 2001年宇宙の旅
映画は観る人を選ぶべきで、判りやすく作る必要はないと思います。映画は娯楽であると同時に芸術でもあるので、この映画のような難解と思われるものも尊重されるべきだと思います。難解なものを無理に平易にしようとして、本来の素晴らしさが失われてしまったら悲しいです。絵画でも文学でも、特定の分野での素晴らしさを理解するためには、それ相応の素養が必要になります。素養とは感性であったり教養であったり、或いは価値観であったりします。もちろん鑑賞者も各々の主観で映画を批評する権利はあります。残念ながら私自身この映画を消化しきれていない、つまりこの映画を理解する素養が若干欠けているようです。批評家に踊らされているのではなく、心からこの映画を素晴らしいと思える素養を持ち合わせている人を羨ましく思います。でも私でも理解できる映画も世の中には沢山ありますので、それほど悲観はしていません。 5点(2003-12-08 12:31:00)(良:5票) |
8. 時計じかけのオレンジ
この映画を観て嫌悪感を感じない人は、私はちょっと危ない人だと思います。これほどわけのわからない暴力と悪意をストレートに描いた作品はないでしょう。評価の分かれ目は嫌悪感をどう消化するかにあると思うのですが、私の中では嫌悪感が嫌悪感のまま残ってしまいました。もう二度と観たくないけど、一度は観て良かったという意味でこの点数です。 6点(2003-12-08 12:01:34)(良:3票) |
9. アイズ ワイド シャット
不満な点はいろいろあります。まずトム・クルーズはやはり爽やかなイメージが強すぎてこの役には不向きですね。あとは、秘密のパーティのおどろおどろしさがちょっと足りない気がします。もっと醜悪で甘美な描写ができないかな、と。 4点(2003-12-08 11:51:52) |
10. GO NOW
最近のTVドラマにもこういうのありますよね。重度の障害を抱えつつも俗っぽい精神を隠さないというテーマ。すこし間違えれば陳腐になりがちな内容ですが、酒とサッカーという放蕩的イギリス労働階級の雰囲気がワサビのように効いていて、陳腐さを払拭しています。ロバート・カーライルとジュリエット・オーブリーのカップルは、女性のほうが体も大柄で、情けないやら微笑ましいやら複雑な印象を受けます。外見も内面も平凡で格好悪い主人公で正解です。公開当時も今もたいした話題になっていないですが、まさに掘り出し物を見つけた感じです。 9点(2003-12-07 21:23:10) |
11. フル・モンティ
おっさん達の裸体が全然イケテナイところが良いです。 7点(2003-12-07 21:11:59) |
12. トレインスポッティング
良質のブリティッシュロックとダイアンのつるっとした裸が印象に残りました。イギリス映画は、この手のテーマが多いですがその中では傑作だと思います。 9点(2003-12-07 21:07:37) |