1. クレオパトラ(1963)
「エリザベス・テイラーのファッションショー」とは言いえて妙だと感心するが、そのファッションがとても美しいのだ。背景となるエジプト王宮も、実際がどうだったのかはさておき、豪華でなかなかのもの。ローマ入場シーンの迫力もすごい。ストーリーは特にどうということもないのだが、ファッションだけでこの長丁場、十分堪能できました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-09-10 16:49:57) |
2. アイリス(米英合作映画)
誰彼かまわず寝るだけでなく、付き合ってる男との密会に別の男を連れて行くなんて、この女、まともじゃないな。そんな女が痴呆症になっても何の同情も湧いてこない。相手の男も、いくら女に縁がないからといって、こんな女と結婚するなんて、何て惨めなんだろう。 [地上波(字幕)] 3点(2014-01-26 18:33:46) |
3. ゼロ・グラビティ
《ネタバレ》 「そんなバカな!」と思わず口走りたくなるほどの「ご都合主義」がテンコ盛り。簡単に外れるフックがなぜか外れず、遠心力がかかった状態でもう外れないという状況になると、なぜか簡単に外れる。なんていうのは序の口で、宇宙空間に目分量で飛び出して、遠くの目標にドンピシャリで到達してしまう。かと思うと自動車くらいの速さですれ違うデブリが、たったの90分で地球を1週して、再遭遇する。 ◇◇ こんな杜撰なシナリオでは、白けてしまうばかりだった。しかも最後は、まだ存在しない中国の宇宙ステーション。これって「ステマ」というやつでしょうか。ロシアのドジで危機が発生し、中国様の優秀な着陸船で無事帰還できたというオチ。 ◇◇ 映像の美しさも、昨今のCG全盛の中では特にどうということもなく、結局、「これだけなの?」という失望感が残るだけだった。 [映画館(字幕)] 3点(2013-12-27 09:42:41)(笑:1票) (良:5票) |
4. ターミネーター4
3までは「ターミネーター」だったけど、これは別物だな。 □ □ ジョン・コナーは絶望に沈む人類を導いた。。ということになっていたはずだけど、本作では一部隊長。ちょっとイメージが違いすぎる。 本作の主人公と言ってもよいマーカス・ライトは、投げかけるテーマが重すぎて、ほとんど料理できていない感じ。私は消化不良を起こして、なんとなく不快感だけが残りました。 シリーズ4作中、最低かな。 [映画館(字幕)] 4点(2009-06-21 21:15:46)(良:2票) |
5. デス・フロント
《ネタバレ》 姿の見えないものが迫り来る恐怖を描きたかったのなら、それに徹するべきでした。死体が動いたり、地面に穴があいたりと中途半端に超常現象を起こして見せますが、それがかえって興ざめです。シェイクスピアの最後もお約束通りという感じで、欠伸がでました。 [DVD(吹替)] 4点(2008-09-15 16:36:51) |
6. K-19
《ネタバレ》 ハン・ソロが艦長かと期待して見始めたのだが。。。。この艦長は異常だ。部下の練度も疲労も考えずに闇雲に抜き打ち訓練を繰り返したあげく負傷者を出し、安全を度外視して無謀な操艦を繰り返し、船体を損傷させてしまう。原子炉の事故が起きれば、誰がやったと部下個人の責任にしようとする。乗組員の中には、このままでは皆の命が危ないと、法に則り艦長から指揮権を剥奪しようとする動きが出るが、元艦長である副長は何もしようとはしない。 □ □ □ この監督はいったい何を描こうとしたのだろう。名前から見て女性のようだが、彼女は男の世界、命をかけた厳しさが何も分かっていないのではないか。 □ □ □ 最後に艦長は、「犠牲になった者たちは国家のためでなく、仲間のために死んだのだ」と、のたまう。監督はそれこそが英雄の名に値すると言いたいのだろうか。しかし、彼らは紛れもなく国家や、もしかすると世界をも救ったのだ。だからこそ英雄の名に値するし、艦長も叙勲を申請したのだ。また現実にもゴルバチョフがノーベル平和賞に推薦したのだ。それを矮小化する艦長のセリフは、死んでいった者たちを侮辱するものでしかない。 [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2008-09-06 12:56:18)(良:1票) |
7. オネーギンの恋文
主役の渋い演技と無駄のない構成で、なかなかいい雰囲気なのですが、人間のごく当たり前の心理を当たり前に、それも結論だけポンと投げ出して見せただけという感じです。オネーギンの苦悩をもう少し描き込むことはできなかったのでしょうか。 [地上波(字幕)] 5点(2007-03-21 17:48:35) |
8. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 学園生活がのんびり描かれて、最後に宿敵と唐突に対戦して終わり。例によって、裏切り者がすぐそばにいてと、いつものパターンですね。途中で私の腰が痛くなるは、眠くなるはというのもお約束。3人組はガラガラ声で、かわいらしさも失せてしまったし、次回作は、さすがにもう勘弁だな。 [DVD(吹替)] 4点(2006-07-24 22:57:37) |
9. ラブ・アクチュアリー
細切れの、従って薄っぺらなエピソードがゴミのように積もった映画。 それにしても、あの「首相」像はあんまりだ。監督は、下品な言動や軽薄な振る舞いを誰もが好むと思っているのかもしれないが、国の指導者がそんなマネをするのは、少なくとも私にとっては嫌悪の対象でしかない。 [DVD(字幕)] 3点(2005-11-20 22:19:06)(良:1票) |
10. キングダム・オブ・ヘブン
《ネタバレ》 ステロタイプな登場人物とあらすじを追っただけのようなストーリー。なんか退屈でした。しかし、エルサレム攻防戦で奮戦したから、民の命を保証する条件を引き出したというのは、いくらなんでも、手前味噌すぎるんじゃないかな。サラディンは無辜の民や捕虜を殺しはしなかったし、最初からエルサレムを無血開城するなら安全な撤退くらい許したでしょうから。キリスト教徒の作った映画の独善にはホトホト辟易しますね。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-14 22:00:46) |
11. トロイ(2004)
「トロイ」より「アキレス」の方が題名として相応しいような映画だ。だったら、もっとアキレスを中心に描けばいいのに、トロイにも色気を出して、なんとなく散漫な印象。でも、昔の武人だったら、戦場での死にあれほどセンシティブにはならないんじゃないか。その点、あまりにも現代風にし過ぎてしまったんじゃないか。 [DVD(字幕)] 4点(2005-07-30 20:01:08) |
12. 列車に乗った男
ブロンソン似のこの男、かっこいいなぁ。勘違い女が文句を言いにきて、軽蔑的な言葉を吐いても、平然と聞き流すその無表情さがたまらない。これで、ラストのわけのわからんシーンさえなければ、よかったのにな。 [DVD(字幕)] 4点(2005-07-30 19:56:02) |
13. エイリアンVS. プレデター
《ネタバレ》 暑い気候が好きなプレデターが、なんで南極に現れるんだか。人間をおびき寄せてエイリアンの餌にするとか言いながら、プレデターさん、人間を見るなり殺しまくり。他にも筋の通らないところが山盛りで、白けてしょうがない。プレデターもエイリアンも姿の見えない怖さがあったのに、この映画では丸見え。あんまり強そうでもないし。もうあんまりだよ、この映画。 [DVD(字幕)] 2点(2005-06-03 21:58:09) |
14. CODE46
夜の中華料理店のシーンなど、背景となる街の描写が自然な感じで、なんともムードのある映画だった。しかし、女房子供がいながら、こんなに簡単に恋に落ちるだろうか。落ちるとしてもそんな恋なら、軽い遊びで終わるんじゃなかろうか。性欲と恋情は別物だっていうことが、ヨーロッパ人には何故わからないのだろう。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-24 23:22:25) |
15. トゥームレイダー2
1が面白かったので、結構期待していたんですけどね。もう「二番煎じ」としか形容のしようがない映画。あんまり深みのある映画でもないのに、恋人とのからみを妙にひねってしまった結果、ただの強欲男にしてしまい、そこがまた興を削ぐ一因だったかも。(ゲームの方も1が最高!) 4点(2004-09-09 23:13:15) |
16. めぐりあう時間たち
この人たちは、同性愛者なのだろうか。みんな深刻そうな顔をして、しかし、その理由が何なのか、説得力をもって伝わっては来ない。たぶん、苦しむことそれ自体が好きな人たちなんだろう。だが、周りの人間にとってはいい迷惑だ。私はこんな女どもに一片の同情も共感も感じることが出来ない。特に、あの母親には.... 3点(2004-07-10 14:28:45) |
17. アポロ13
いつだったか、アポロ13号生還のドキュメンタリー番組を見た。危機に際して冷静さを失うことなく英知を結集して難局を乗り切った行為には感動を覚えずにはいられなかった。インタビューを受けていた地上側の元責任者が、ラストでつい涙ぐんでいたのが印象に残る。 さて、この作品だが、事実があまりにも重いためか、出来事を順に追っていくような感じもして、特撮のスケールの割には、ややきれいに まとまりすぎていると思わないでもない。しかし、まず、この映画はノンフィクションだということを忘れてはならない。アメリカ版プロジェクトXとして、いや人類のプロジェクトXとして、この映画は多くの人に感動を与えるだろう。 7点(2004-07-04 15:51:15) |
18. ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
あの結末を早いうちに予測していた...と言ったら嘘になるが、しかし、驚きもしなかったのが正直なところ。しだいに明かされていくゲイルの過去と事件の真相についての描写が不十分で、何故あのようなことになったのか、説得力に欠ける。結局最後に観客をびっくりさせるだけの陳腐な映画になってしまっている。 6点(2004-03-25 21:36:32) |
19. 未来世紀ブラジル
殺伐とした現代社会の閉塞感が、カフカの「審判」を思わせるような展開の中でよく描かれている。この私もあのタイプライターをたたく人々の一員なのかもしれないと思い、心が萎える。唯一主人公が解放されるのは夢の中なのだが、女神のような女性は出てくるものの、二人の間には会話もない。そして目が覚めるとモノクロームの現実がのしかかる。 6点(2004-01-24 22:14:35) |
20. 戦場のメリークリスマス
理解できない暴力が繰り広げられる。欧米人から見た日本はこんなだったんだろうか。たぶん、そうなんだろうな。俺達はこの映画を見て「過去の過ち」を反省しなけれないけないんだろうか。しかし、脚本が弱く、素人の俳優をつかっているときては、心に訴えてくるものは何もない。映画作品としては失敗作だ。唯一、音楽だけはよかったので、それに2点進呈する。 2点(2004-01-24 10:37:42) |