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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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1.  穴(1960) 《ネタバレ》 
穴を掘っていく過程を長回しでじっくり撮っているのでとてもリアル。脱獄メンバーのわざとらしいキャラ紹介の類はなく、メンバーの経歴にもほとんど触れずにあくまで脱獄する現在に焦点を当てている。『大脱走』のようなエンターテイメント性は排して、葛藤、疑惑、裏切りといった人間ドラマを丁寧に描く。BGMも使わず、とにかくリアリティにこだわった演出で『大脱走』とは対極にある印象。  ガスパールの妻が訴えを取り下げて脱獄する理由がなくなったことから、究極の選択を迫られる。ガスパールの立場なら仲間を裏切っても仕方ないと思わせるような設定が見事。所長との2時間の面会がどんなものだったかを明確には描いていないことが、いろいろイマジネーションを広げてくれる。 偵察用の小さな鏡を裏返したときに映った大勢の看守の姿は衝撃的。裏切られた仲間に感情移入して、湧き上がる殺意に思いっきり共感してしまう。疑われたことに対して憤ってみせたウソの演技がまた憎々しい。裏切った事情は汲めても、この迫真のウソ演技が主人公に対する嫌悪感を抑えきれなくしてしまう。せめてウソがもう少し下手だったり動揺が見えたら少しは救いがあったのに。 その突き放したようなところがフランス映画っぽいおもしろさではあるが。非常に余韻の残るインパクトのあるラストで、しばらくその余韻に浸ってしまうほど。  しばらくして再鑑賞しても、やっぱり面白い。 リアルで出会った平気で嘘をつく詐欺師のような男を思い出してしまった。
[DVD(字幕)] 8点(2019-12-27 22:05:35)
2.  甘い生活
つまらない上にダラダラと長いので苦痛。眠くなる。
[DVD(字幕)] 2点(2019-07-07 16:39:36)
3.  ある過去の行方 《ネタバレ》 
見ているうちにイラン映画の傑作『別離』とどこかテイストが似ていると感じていたが、同じファルハディ監督だった。道理で似ているわけだ。気持ちのすれ違いや繊細で微妙な心情を描くのがとても巧い。誰もが悪くないようで、誰もが悪いようなリアルな人間像が迫る。見る人によって登場人物への印象が分かれそう。個人的にはマリーが一番嫌い。男に安らぎを与えられない女。ヒステリックで自己主張が強くてイラッとくる。アーマドが家を出たのも、きっとそういうところも原因の一つになったのではないだろうか。  サミールの妻が自殺を図った原因を巡って、リュシーやナイマの隠し事が明らかになっていく過程は一級のミステリーのよう。マリーとサミールが再婚を前にしながらお互い前パートナーに未練が残っている心情の露見もサスペンスに彩りを加えていた。 結局、真相は完全には明らかにされず、うやむやな部分は残る。ラストも植物状態の妻の手が動いたのかどうかハッキリとは描かない。例の「観客のご想像にお任せします」というやつか。こういうところはズルいと感じて好きになれない。『別離』も観客に委ねるラストだったが、答えは自分の中でハッキリ浮かんだのでスッキリした。でも、本作はスッキリとはせず、ちょっと拍子抜け。 ただ、この監督はただものではなく、次回作が楽しみになった。人間をこれだけ描ける監督はなかなかいない。二度三度と観るたびに味が出る。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-08-29 10:07:29)
4.  愛と宿命の泉 PART I /フロレット家のジャン 《ネタバレ》 
「せむし」なんて言葉は子供の頃の童話にあったくらいで、久々に聞いた。元公務員のジャンが畑違いの農業に手を出し、思わぬ水不足に悪戦苦闘。ただ、ウゴランと伯父のパペが下心から泉を隠さなければ、何の問題もなかった。ジャンが事故死することもなかったとなれば、二人の罪は重い。親切そうなふりをして、泉の湧く土地を安く手に入れようと悪だくみしている姿は外見通りに醜い。その心の醜さにジャンはまったく気づいていなかったが、直感的に嗅ぎとっていた少女の目が印象的。  都会から田舎にやってきたジャンは、うさぎを飼ったりカボチャの種を植えたり井戸を掘ったり、一人で夢を叶えようと奮戦するところは何だか「北の国から」の五郎さんを彷彿させる。ところが、身体的なハンデに加えて呆れるほどの運の悪さがじれったい。 そんな夫を支える健気な妻に、天使のような少女となれば、自然とこの一家に肩入れしてしまう。それだけに、欲にまみれた二人が望み通りにジャンの土地を手に入れるさまは、ムカっ腹が立ってしかたない。 ラストで薄汚れた大人の真の姿を知った少女の救いようのない悲嘆にどっぷり感情移入してしまう。  PARTⅠだけでも一応成立はしているが、伏線がすべて回収されるのはPARTⅡ。ⅠとⅡがセットになった作りなので、続きを見ずにはいられない。
[DVD(字幕)] 9点(2017-02-24 02:53:48)
5.  あん 《ネタバレ》 
こんなに重いテーマだとは思っていなかったが、樹木希林の存在感がすごい。キャスティングがはまった。 雇われ店主の永瀬正敏だけでなく、脇の浅田美代子もイライラさせるような嫌な女性オーナーを好演。 ハンセン病を扱った映画では「砂の器」が思い浮かぶが、あれはBGMから重々しくて苦手だった。この作品はそんな重々しさはなく、さらっと描いた分だけかえって心に染みた。
[DVD(邦画)] 7点(2016-08-03 01:59:46)
6.  赤い航路 《ネタバレ》 
ド変態の倒錯カップルに巻き込まれた夫婦のお話。愛の反対語が憎しみではないことがよくわかる。愛と憎しみは表裏一体。作家に酷い捨てられ方をした女の激しい憎悪と歪んだ愛が悲劇を招く。振り回されたナイジェル(ヒュー・グラント)はとんだピエロ役。この倒錯した世界に入りたいとも理解したいとも思わないが、見物している分にはおもしろい。とてもシリアスなドラマなのに、豚の仮面を被ってのSMプレイには笑ってしまった。  ポランスキー監督はミミ役のエマニュエル・セニエと結婚してたのか。仕事を最大限プライベートに利用しているスケベ親父というイメージ。ナターシャ・キンスキーをはじめ少女に手を出したり、挙句は淫行容疑で捕まったりとやりたい放題で問題の多い人物だが、ホラーにサスペンス、コメディと引き出しも多くて才能は感じる。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-13 10:47:07)
7.  アデル、ブルーは熱い色 《ネタバレ》 
アデル・エグザルコプロスとレア・セドゥの主演二人が、レズビアンで好対照の女性を演じている。アデルはまだ顔にあどけなさが残る女子高生で、青髪で男っぽいエマに惹かれていく。テレビではさすがにかなり割愛されていたが、過激なラブシーンはカンヌ映画祭などでも話題になったようだ。 普段はどちらかというと表情に乏しいアデルが、男との浮気に激しい怒りをぶつけるエマに対して、号泣しながら許しを請う。別れてしばらく経って、もう一度ヨリを戻そうとするアデルが、もう元の二人に戻れないと悟る姿もなかなか切ない。この主演二人の演技がとても良い。 ストーリーは、同性愛ということを除けば普通に男と女の恋愛そのまま。性別を超えたラブストーリーになっている。 ラストでもっと何かあるのかと思ったが、特に変わったこともなく、ちょっと物足りない印象。時間もこの内容で3時間は長すぎる。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-17 00:36:06)
8.  あなたを抱きしめる日まで 《ネタバレ》 
フィロミナ婆さんがすばらしい。田舎者丸出しで、相手にうざがられているのも気づかず長話。部屋で寝ているところを礼を言うために訪れて起こしてしまう。もう少し空気を読めよと思うけれど、悪気はこれっぽっちもない。マーティンも最初はうんざりしていたけれど、次第にその人柄に魅了されていく。 その純朴な善良さは、偏狭で醜悪なシスター・ヒルデガードとは好対照。死に瀕した息子と母の最後の対面も妨げたのも、神の名のもとに正当化して非を認めない。宗教は薬にもなれば毒にもなるものだけど、このシスターはマイナス要素の権化のような存在。 それを許したフィロミナの深い慈悲と、許さないマーティンの侠気に心を動かされる。何十年も生き別れになってお互い捜し求めていた母子が、再会を果たせなかったのはやるせない。ただ、フィロミナとマーティンに擬似親子のような情愛が生まれたのがせめてもの救い。  原作がノンフィクションというのも衝撃的。古今東西、宗教にたずさわりながら信じられないことをしでかす輩が絶えない。キリスト教の牧師が少年や少女を性的虐待したり、イスラム原理主義者がテロで残虐な殺戮を繰り広げたり。神を崇めながら、どうしてそんなことができるのかと不思議で仕方ない。アイルランドで起こったこの悲劇も、シスターに何の罪の意識もなかったことが怖ろしい。
[DVD(吹替)] 7点(2015-04-25 00:33:21)
9.  愛のめぐりあい 《ネタバレ》 
4編のラブストーリーから成るオムニバス。 なんだか芸術的で哲学的な映像とストーリー。 さまざまな男女の愛の形が描かれるのだが、中にはよくわからないものも。 恋の始まりやアプローチが唐突であったり動物的なほどアグレッシブだったり、これが西欧文化との違いなのか、情緒的にもついていけない。 『ありえない恋の物語』など、その言葉通りにありえなくて理解できない。 巨匠アントニオーニ監督の紡ぐ哲学的なセリフに煙に巻かれた印象。 一話『ありえない恋の物語』でイネス・サストル、二話『女と犯罪』でソフィー・マルソー、三話『私を探さないで』でキアラ・カゼッリがそれぞれ美しいヌードを披露。 四話『死んだ瞬間』イレーヌ・ジャコブも気品のある美しさで、各話それぞれ女優の美が印象的。
[DVD(字幕)] 3点(2015-02-09 09:53:33)
10.  愛と宿命の泉 PART II/泉のマノン 《ネタバレ》 
ベアールが泉での水浴びで美しいヌードを披露。 もちろんベアール目当てで見たのだが、そんなよこしまな気持ちはストーリーに引き込まれてどうでもよくなってくる。 実はⅠにはベアールが出ないのでⅠを見ずにこのⅡから見始めたが、途中でこれは絶対にⅠを見てからのほうがいい映画だと察知して中断。 日を改めて、Ⅰを先に見ることに。 そうしたらⅠが期待通りの作品で、すぐにⅡを見ずにはいられなくなる。 ⅠとⅡは言ってみれば前編・後編のようなもので、前編を見なければ後編は成立しないのと同じ。 一つの映画としてセットで見るべき。  因果応報、自業自得を絵に描いたような物語。 Ⅰではウラゴンとパペの悪事は暴かれることなく、悪人が得をするラストだったが、Ⅱで全部ツケを払わされた感じ。 西洋のおとぎ話のような古典的な味わいもあり、リアリティはないけれど、物語としてよくできていて釘付けにされる。 悲劇ということなら、ストーリーは全然違うがロミオとジュリエット並。 そういえば、こちらも分岐点は行き違いで届かなかった手紙だった。 手紙が届いてさえいれば、ハッピーエンドになったのに。 盲目の老女から真実を知ったパペが、生きる気力を失くして翌朝ベッドで冷たくなっているというのは、自殺でもないのに通常ありえない死に方。 でも、それも納得してしまうくらい失ったものが大きすぎて、それも全部自分自身の招いたこととなれば、生命エネルギーがゼロになるのかも。 マノンの復讐は当然で、ざまあみろというカタルシスもあるが、同時に運命の苛酷さと哀しみも感じる。  あまり知られていないようだが、隠れた名作と言ってもいいレベル。 思いがけない秀作だったので得した気分。 キャストもばっちりハマって素晴らしい。
[DVD(字幕)] 9点(2015-02-04 22:54:09)
11.  愛の神、エロス 《ネタバレ》 
三人の監督によるオムニバス。 ウォン・カーウァイ「若き仕立て屋の恋」は、裸は出てこないのだがエロい。 高級娼婦役のコン・リーが女王様のように若い仕立て屋に性的な手ほどきを。 女の手で翻弄されて、ウブな男はすっかり虜になり、彼の人生を変えてしまう。 パトロンにも捨てられすっかり落ちぶれてしまった女にも忠実に尽くすさまに、思いの一途さを感じる。 男が仕立てている女のドレスを一人まさぐり恍惚となるシーンが印象的。 直接的な性描写はないのだが、エロティシズムあふれる作品。  ソダーバーグ「ペンローズの悩み」は、カラーとモノクロで構成されたコミカルな作品。 毎日エロティックな同じ夢を見る男と、それを診察する精神科医だが、この精神科医がなかなかふざけている。 男を瞑想させて夢の分析をしながら、窓の外をのぞき見したり紙飛行機を飛ばしたり。 モノクロからカラーに変わって、夢の女が男の嫁で、精神科医がカツラの同僚に。 どこまでが夢でどこまでが現実なのか、ごちゃごちゃになってしまうような不思議なテイスト。 エロスとはあまり関係ないようで、オムニバスの中では少し浮いて見える。 ヌードは出てくるが、エロスというテーマに無理やりくっつけた感がある。  ミケランジェロ・アントニオーニ「危険な道筋」は、一番裸が出てきてストレートな性描写が多い。 1本目の「若き仕立て屋の恋」とは好対照で、東洋とイタリアの違いを見るような。 セックスレスに陥ったクリストファーとクロエ夫婦に絡みはないが、夫が出会った若い女リンダとは濃厚なベッドシーンも。 夫とやり直そうとするクロエと、リンダが浜辺で素っ裸で向かい合う、なんだかよくわからないシュールなラスト。  三本の中で一番格調を感じるのは一本目のカーウァイ作品。 三本目がソフトポルノを見るようなのに対し、妄想にいざなう官能小説のようにイメージに訴えるエロス。 ただ、三つまとめてオムニバス全般の印象でいえば、それほどいい出来とは思えず消化不良の感が残る。 オムニバスの傑作というのは難しい。
[DVD(字幕)] 5点(2014-12-29 23:43:25)
12.  アンダーグラウンド(1995) 《ネタバレ》 
マルコとクロの顔の区別がなかなかつかなくて混乱。 後半になってやっと見分けがついてきたほど。 初めて見る外国人俳優が同じような体格、髪型、ヒゲ面だと、見分けるのに苦労する。  シリアスな歴史ドラマか、シニカルなコメディか、はたまた社会派ファンタジーか、いずれにしても個性的で癖のある映画。 だけど、その独特の世界観がとっつきにくく、あのやたら騒がしいノリもどうも合わない。 身内ネタでハイテンションに盛り上がるパーティに出て、付いていけなくて隅っこで固まっているような居心地の悪さ。 終盤になってようやく面白くなってはきたが、それまでが長すぎる。 3時間近くある映画だが、もう少しコンパクトにまとめてくれないと。 内容も旧ユーゴの歴史に馴染みが薄いのであまりピンとこない。 そうしたことに詳しいと、皮肉に満ちたメタファーももっとはっきり伝わるのだろうけど。 いろんな点で、苦手なタイプの作品。
[DVD(字幕)] 3点(2014-11-19 00:17:07)
13.  アザーズ 《ネタバレ》 
決して悪くはないのだが、シックスセンスがメジャーになってしまったので二番煎じ的な印象は拭えない。 こちらを先に観ていればまた違っただろうけど。
[DVD(吹替)] 5点(2014-04-18 17:44:41)
14.  IP5/愛を探す旅人たち 《ネタバレ》 
青年、黒人少年、老人のロードムービーだが、三人の誰にも共感できず。 特に、盗みを平然と繰り返す青年と少年には嫌悪感。 青年が女性に固執した理由もよくわからずストーカーにしか見えない。 また、女性があれほど嫌っていた青年を受け入れたのもピンと来ない。 寓意的なファンタジーが苦手なせいか、意味もよくわからず置き去りにされた感じ。
[ビデオ(吹替)] 2点(2014-04-03 20:33:08)
15.  アパートメント(1996) 《ネタバレ》 
時間軸が行ったり来たりで混乱する。 ただ、そのおかげでサスペンス性はうまく演出されている。 謎解きで引っ張られるが、ストーリーの内容自体は物足りない。 以前恋人だったリザを追いかけていた男が最後にアリスを選択したかと思えば、婚約者とって何じゃそりゃ…。 婚約者のいる男の節操のなさに引いてしまう。 モニカ・ベルッチは綺麗だった。
[DVD(吹替)] 5点(2014-03-30 02:06:58)
16.  愛のコリーダ
ハードコアの話題性のみで内容は期待はずれ。 主演女優に魅力を感じないのが残念。 定と吉蔵の性的嗜好も事件を起こした心の動きも理解できない。 内面の掘り下げがないため、事件を表層的になぞっているだけに見える。 藤竜也はなぜこのオファーを受けたのか不思議。
[インターネット(字幕)] 2点(2013-10-09 23:21:21)
17.  アメリ 《ネタバレ》 
現実から逃避していた空想癖の不思議ちゃん。 他人と関係を適切な関係を結べなかったアメリが世界と調和していく様子が微笑ましい。 オシャレでウィットに富んでいて、特に女性に人気のある作品だというのもわかる気がする。 出てくるのがどこか変な人ばかりだが、その不器用で変なところに愛を感じる描き方。 八百屋へのボディブローのような地味に効く嫌がらせが笑える。
[DVD(吹替)] 6点(2013-09-24 22:10:29)
18.  愛してる、愛してない...(2002) 《ネタバレ》 
『ミザリー』とはタイプが違うけど、妄想女にストーカーされる恐ろしさ。 事前情報なしで見たのでてっきりラブロマンスと思っていたら、とんでもないサスペンス。 アメリのイメージにすっかり騙されてしまった。 脚本のうまさに感心し、薬で描いた画の余韻に浸って自然とその先の物語が思い浮かぶ。 後半のナゾ解きを確認したくて前半を見直してみたけど、よくできたパズルのよう。
[DVD(吹替)] 8点(2013-09-21 23:31:11)
19.  アーティスト 《ネタバレ》 
ストーリー設定とサイレントという表現方法をシンクロさせたのはアイデアとして面白い。 ただ、チャップリンの時代ならともかく、今の時代にあえてモノクロでサイレントを作る意味はそれほど感じない。 ラストを効果的にするための長い前フリともいえるが、あくまで企画ものの印象が拭えなかった。 ストーリーとしてはシンプルで流れに乗りやすくサイレントには合っている内容。 時流から取り残される悲哀にラブストーリーが絡んで感情移入できる。 女優がもう少しかわいければよかったのに。
[DVD(字幕)] 6点(2013-09-20 21:32:42)
20.  愛人/ラマン 《ネタバレ》 
没落して荒みきった白人家族がレストランの料理にがっつきながらも金持ちの中国人を蔑んでいるのが滑稽。 金づるでしかない扱いに傷ついた男が、少女と愛のない乱暴な性交の後、少女からお金を要求される。 二人の間に愛情があったとしてもそれは押し殺し、つながりがお金でしかないと割り切ろうとしているよう。 ストーリーは官能映画そのものだけど、洒落た雰囲気があって下品になってはいない。 異国情緒たっぷりで、絵になるような映像。 ただ、男のキャラに魅力を感じないのがラブロマンスとしては致命的。、 働きもせず親の金で暮らして少女を愛人にしセックス三昧の中国人になんて、好感の持てるわけもない。 自分の無力さに少女の前で涙を流すだけというのも、情けないというより気持ち悪い。 撮影当時ジェーン・マーチは19才だったようだが、設定の15才に全然無理がないくらい華奢で幼く見える。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-12 23:25:58)
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