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Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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181.  熟れた本能 《ネタバレ》 
直球ど真ん中の不倫作品です。主人公は夫がありながら速攻で別の男によろめいてしまって、さあこれから逡巡と心理の綾が、と期待したら、あっさり夫にばれて、しかも開き直りまくっています。びっくりです。しかもその後も、都合良く夫と男の間を行ったり来たりです。さらにびっくりです。夫が勢い余って「君は盛りのついたメスだ」と口走ってしまうのですが、あながち間違ってはいないのではないかと思ってしまいます。途中で家を出たはいいもののガソリン代にも窮するようになるとか、生々しい部分にも取り組んではいますが、特にエピソードとしての効果はなく、ただ暗いだけになっています。そんなこんなで終末を迎えるのですが、結局は3人の中でごちゃごちゃやっているだけで、話の拡がりや深みがありませんでした。●K・S・トーマスは潔いほど脱がされまくっていますが(それはそれで凄い)、割とあっけらかんとした感じで、それほどエロティックというわけではありません。
[DVD(字幕)] 5点(2019-11-14 00:18:01)
182.  ユリシーズの瞳
映像の強引な(そしてときには暴力的ですらある)重量感と迫力は、さすがはアンゲロプロス監督なのですが、とにかく全体が観念的で、話としての広がりがなくて・・・どこまで行っても特定の個人(主人公)のフィルターを通したものでしかないため、結局は世界がそこで閉じてしまい、せっかくの映像表現も意味が半減してしまうのです。そのアンバランス状態で3時間近く積み重ねられるため、頭が割れそうになります。
[DVD(字幕)] 5点(2019-09-11 00:33:24)
183.  こうのとり、たちずさんで 《ネタバレ》 
川越しの結婚式のシーンをはじめ、重量感とインパクトのある(ありすぎる)ショットはいくつもある。しかし、よく分からないのは、何で主人公をわざわざレポーターに設定して、その視点からの作品にしてしまったのかということ(この監督にはほかにも同じ手法はあるが)。しかもその上で、主人公が特に何がしたいわけでもなくああだこうだうろうろしているだけなので、結局はせっかくの作品世界が収縮してしまっている。
[DVD(字幕)] 5点(2019-09-09 03:13:46)
184.  グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 《ネタバレ》 
素材としてこの伝説の人物に挑んだ意気は良いんだけど、構築の部分がまったくついていっていないというか・・・ニコール・キッドマンもティム・ロスも、公国の大公や大公妃の威厳や気品を纏うにまでは至っておらず、これではその辺の貴族のカップルと変わりがない。描写の方も、途中からは完全にB級サスペンスのノリになってしまっていて、これはむしろモナコ公国に対して失礼なのではないだろうかと思ってしまう。素材の特殊性に助けられて、一応最後まで興味をつなぐ水準にはなっていますが・・・。その辺の停滞感に風穴を空けているのは、時空をねじ曲げんばかりに割り込んでくるヒッチの存在。彼が絡んで衝突を感じさせるシーンのみ、緊張感が漂っている。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-06-12 00:23:13)
185.  終電車
「地下室に潜む演出家」という素晴らしすぎる設定だけで5点。なんだけど、それがどうも生きていない。妻以外は誰とも顔を合わせていないはずなのに、それが地上世界に影響や変化を与えてこそのドラマだと思うのだが、結局は地下室で閉じてしまっている。また、みんながどのシーンでも同じような芝居をしているのも、作品を平坦にしてしまいました。よって、そのままの点数。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-06-05 01:29:43)
186.  暗黒街のふたり 《ネタバレ》 
ああもう嫌いなんですよ、こういう話。主人公側は主人公側でとにかくノーガードというか、先々のことを考えていない上に危機察知意識も薄いし、逆に突っ込みどころ満載の捜査手続や裁判手続のいい加減さも言わずもがな。大体、ラストがそうなるのは冒頭で堂々と宣言されてるし。その上で、映像とか役者の演技には妙に力があったり、台詞も最低限にきちんと刈り込まれていたりして、つい見入ってしまう質があるのにも腹が立つ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-10-12 01:16:22)
187.  ハムレット(1990)
やっぱりメル・ギブソンにはちょっと無理があったかな-、台詞回しに演技が全然ついていっておらず、ボソボソ喋るだけになってしまっています。グレン・クロースも、登場しただけで五癖も十癖もあるように見えて、流れに翻弄される王妃としての悲しさとか儚さが出てきません。こういった役者の個性を生かす方向で行けば、それはそれで独自の作品にはなったでしょうが、ゼフィレッリはあくまでも路線を外さずに正統的に忠実に作り上げようとする。結果、いろいろ中途半端に終わってしまいました。
[DVD(字幕)] 5点(2018-05-22 02:50:59)
188.  故郷よ 《ネタバレ》 
大規模な原発事故という未曾有の事態を、あくまでも個々人の視点から見た作品という時点で、作品の基本的価値は確保されていますし、安易に感傷に流されない作り方にも好感は持てるのですが・・・それにしても一方で全体が薄味で、ここぞという場面でもさらさら流れてしまいます。主人公の故郷への想いに軸足を置きたいのであれば、例えば、タジキスタン難民との衝突の場面なんかは、もっといろいろ深められたと思うのですが。●今気づいたのですが、これ、時系列順ではなく、現在のヒロインの仕事とか恋愛とか旅とかから入って、実は彼女にはこういう過去が、という構成の方がよかったのではと思った。
[DVD(字幕)] 5点(2018-04-24 01:42:08)
189.  バルタザールどこへ行く
何が怖いって、肝心のロバが、走るとか顔を向けるとかとにかく何かするとか、リアクションらしいリアクションを何もしないのですよ。常にただそこに「いる」だけ。だからこそ醸し出される怖さ。そのインパクトは大でしたが、一方、話の内容の方は、やはり観念的で散漫になってしまいました。あと、それとは別に、邦題は秀逸です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-26 23:43:47)
190.  ミスター・ノーボディ 《ネタバレ》 
冒頭、もっともらしく登場する3人組を、一瞬で片付けるフォンダ。何とも緊迫感あふれる導入なのですが、しかしその後は、真剣に映画的に撮っている映像と、ところどころものすごく適当な展開ぶりが、なかなかのカオスな世界を見せつけている。ただ、その謎の突っ走り感も、中盤では息切れしてしまったようで、後半はダレます。そもそも、もっと尺が短くあるべき作品ではない?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-07-13 01:02:44)
191.  美しい絵の崩壊 《ネタバレ》 
長年の友人だった二人の母親が、それぞれ相手方友人の息子と恋愛に陥ってしまう・・・となれば、どれだけ重層的な心理の綾が構築・展開されるのかと期待してしまうのですが、案に相違して中盤前には早々に互いにネタばらしがされ、全員が相互に状況を知っている状態になってしまう。あら何とももったいない。そのまま作品は何事もなかったように(!)、淡々と進行していくのですが、終盤に今度は新たな枠組みでのひねりが待ち構えています。ただ、そのラストの崩壊に突入するためには、導入部分でもっと葛藤や波乱が必要でしたね。それを抑え込んだ収束感があってこそ、終局部分の展開も重くなるはずです。
[DVD(字幕)] 5点(2016-10-24 01:21:12)
192.  カビリアの夜 《ネタバレ》 
前半は、話自体が好き勝手な方向に動いていて、焦点がよく分からなかったのですが・・・催眠ショーのシーン以降は、ほとんど必然のラストへ向けて、騎虎の勢いでした。ラストシーンも的確に決まっていました。
[DVD(字幕)] 5点(2016-08-04 01:34:36)
193.  三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船 《ネタバレ》 
いろいろ頑張って作っている気配はあるのですが、それがことごとく空回りというか・・・敵役がブルーム、ヴァルツ&ミケルセンなんて超豪華ラインナップなはずなのに、全然使いこなされていない。全体的にサブキャラがごちゃごちゃしていて、見せ場の勢いを削いでいる。エンターテインメント作品として最後まで走りきる力はありましたが、よく振り返ってみると、ジョヴォヴィッチの潜入時のセクシーコスチューム以外、中身があまりありませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-04-05 02:52:44)
194.  あなたを抱きしめる日まで 《ネタバレ》 
この設定で主演がジュディ・デンチとかだったら、それだけで期待が高まってしまうのですが・・・導入部からしてえらく説明的で、しかも拙速に進行してしまうし、その後も、頭で考えた以上のドラマが特にあるわけではない。ラストに元の修道院に戻っていく展開はなかなかでしたが、そこもほとんどそれだけで終わってしまいました。もっと、プロセスの描写においてはいろいろとできたと思うのですが・・・。
[DVD(字幕)] 5点(2016-03-25 21:21:45)
195.  ニューヨーク、狼たちの野望 《ネタバレ》 
こういう時系列操作もの・同一地点多視点ものというのは大好きなはずなのですが、どうも今一つ乗り切れませんでした。それぞれの柱の相互の絡み方が弱く、絡んでいる部分も構造が単純でやはり弱すぎる。意味があるのは、店頭で三者が交錯するシーンくらい。発想は悪くありませんでしたが、この種の作品の先達には及びませんでした。
[DVD(字幕)] 5点(2015-06-22 01:35:22)
196.  レ・ミゼラブル(1982) 《ネタバレ》 
実際の尺は3時間40分くらいあるが、内容はそんなに濃いわけではない。一番の問題は、ポイントとなるはずの場面で、そのポイントをついていないこと。ジャベルがマドレーヌに対面して、いきなりフォーシュルバン救出シーンになってしまう(前提としてのマドレーヌへの敬意がないので、後のシーンが引き立たない)。ジャベルの一言でファンティーヌがこときれるシーンがない(ジャベルの冷徹さが表現されない)。バルジャンがコゼットの救出に行った際、テナルディエが悔しがる一幕がない(バルジャンの人格的大きさ、テナルディエのバルジャンに対する屈辱感が表現されない)。修道院に逃げ込む際の「壁上がり」がない(スリルを削ぐとともに、バルジャンの肉体に刻みつけられたものの深さが物語られない)。等々、脇道には結構あちこちに反れている割に、肝心の所が押さえられてないのです。唯一、他の作品より深かったのは、エポニーヌの扱いが丁寧なこと。というか、どうみてもコゼットより出番多いぞ。あと、ファンティーヌが堕ちていく下りを、顔面アップのストップモーションの変化で表現したのは、衝撃でした。
[DVD(字幕)] 5点(2015-05-19 02:33:15)
197.  狼の挽歌 《ネタバレ》 
導入部の、背景の説明一切なしのカーチェイスはなかなか。バックミラーの多用、狭い道のうねうね感がスリルを高めている。なんだけど、中盤は何となくだれてしまい、敵ボスも格好良く見えないのだが、結局これはラスト10分の鑑賞に行き着くための作品だったのだな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-04 02:36:29)
198.  世界の果ての通学路 《ネタバレ》 
ケニア・モロッコ・アルゼンチン・インドの4箇所で、それぞれ、何時間もかけて学校に通う子供たちの通学状況を映したドキュメント。各地のあまり見ることのない風景や、家庭内・街中の光景などはなかなか興味深い。なんだけど、肝心の主題について、例えば、そうまでして子供たちが行こうとしている学校ではどんなスケジュールやカリキュラムになっているとか、その国(またはその地方)の進学・就職状況であるとか、あるいはその通学路の全体像やルートであるとか、そういう中心テーマを成り立たせる背景部分の提供が何もない。つまり、カメラはただ漠然と子供たちについて行っているだけなのです。何とももったいない。それと、子供たちの会話内容が全体的にわざとらしすぎるのも気になったんだけど。人の日常の会話って、もっと無秩序で、ランダムで、どうでもいいことばかり言っているものではない?
[DVD(字幕)] 5点(2015-01-15 23:41:04)
199.  ANA+OTTO/アナとオットー
それなりにいろいろな変化を盛り込んでいるので、調理法次第でもっと壮大なドラマになったのではないかと思うが・・・いろんなところでシーンがするっと流れてしまっているので、やっていることの割に、淡々と当たり前に結論に至ったような印象を受ける。
[DVD(字幕)] 5点(2014-11-28 00:50:08)
200.  ジャッカルの日 《ネタバレ》 
ひたすらターゲットに向けて一歩一歩進んでいく暗殺者と、それを地道にじわじわ追っていく捜査官。その構造だけで、中途半端な盛り上げを入れずに最後まで通した構成は潔いが、それならば知能戦的な部分はもっと見たかった。この描写だと、能力に優れたから対決やバトルが生じたというよりも、互いに相手の抜けている部分に助けられたように見えてしまう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-10-19 02:57:51)
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