21. 暗殺者
《ネタバレ》 過去を引きずったベテラン殺し屋にナンバーワンの座を狙って若手が挑む。 そこにナンバーワンハッカーが絡むという設定は面白いし期待を抱かせた のですが、お世辞にもそういったレベルの高い人間の絡み合いには 見えなかった。バンデラスは息づかい荒過ぎ。そんなんで本当にトップ を狙えるの?ハッカーはまぬけでドジで欲に目がくらんだそこらに いるおばさんにしか見えない。スタローンも相変わらずのキャラ。 最後にドンデン返しを用意したのだろうけど、さらにドタバタ度が 増しただけだったのでは。 4点(2004-06-12 10:22:53) |
22. 帰らざる夜明け
《ネタバレ》 偏屈で独り者の女性のところに謎の男が現れて恋に落ちるという設定には新鮮味はないけども、二人の大物役者の共演による男女の心の機微の細かな描写は見ごたえはありました。 フランスの田園風景を色々な角度から丁寧に撮った映像も美しい。孵卵機が動くようになって夢を膨らませて無邪気にはしゃぐ二人のシーンが印象的でした。警察隊によって無残に打ち砕かれるひとときの平和な生活を、壊わされ燃えてしまう孵卵機が象徴しているような切ないラストでした。シモーヌ・シニョレはいつもちょっと怖いおばさんの役のイメージがあるのですが、この映画の彼女はとても良かったです。隣家の若い娘に嫉妬したり、男のために新しい寝間着を買って男を待ったり、いじらしい女を好演しています。 オッタビア・ピッコロのオッパイ丸だしにはちょっとびっくりです。 7点(2004-05-28 23:03:08) |
23. 冒険者たち(1967)
《ネタバレ》 シャレた音楽、大物男優二人の共演、美女、夢とロマン、男の友情、波乱万丈の人生、パリの街、南の青い海、宝探し、要塞の島、ギャングとの銃撃戦、悲しい死、ドロンの最後の言葉などなど、これだけの材料があるのに若い時見た時も、今見ても、なぜか今一つピンとこなかった私です。これは映画の問題ではなく私自身に問題があるのでしょうか。感動できない自分が悲しい。全く夢もロマンもない我人生かな。ところでドロンは映画の中で歌を歌っていたんですかね。 6点(2004-05-14 09:41:46) |
24. 悪魔のようなあなた
《ネタバレ》 フランス映画独特というか、ドロン独特というか、あの気だるい雰囲気は悪くは無かったのですが、ストーリーはイマイチですね。最後に真相をクリスティアーヌが単純に告白するというのもサスペンスにしてはひねりが足りない。最後のテープレコーダーはどういう意味なのでしょうか。あれはオチなんでしょうかね。結局犯人は誰にされたんでしょうか。なんとなく意味不明のままFinが出てしまいましたね。 5点(2004-05-11 23:30:14) |
25. 地下室のメロディー
《ネタバレ》 犯罪サスペンスの原型のようなもので、老獪な老人と軽率な若者のコンビによる犯罪物はこの後色々作られたように思う。後半は確かにサスペンスが盛り上がって良かった。最後に意外などんでん返しでドロン扮する若者がドジを踏むのだが、まだ警官や関係者のうじゃうじゃいるホテルのカフェテラスに、盗んだまんまのカバンを持ってこさせるギャバンの方も相当間が抜けている気がした。札束を別のカバンに積め変えるのは強盗の基本?だと思うのですが。あれじゃあ盗んだATMを荷台に積んだままで街中を走りまわっているようなものでしょう。この点がどうしても引っかかってしまって6点に留めました。 6点(2004-05-10 23:13:13) |
26. さらば夏の日
《ネタバレ》 当時人気絶頂だったルノー・ベルレー主演のラブロマンスもので、舞台がパリや地中海ということで当時結構話題にはなったけども、ストーリー的には新奇さはなかった。フランシスレイの美しい曲もさることながら、モニカの豊満な肉体がやたら印象に残った。 [映画館(字幕)] 6点(2004-04-26 11:27:35) |
27. 個人教授
《ネタバレ》 今思うと大したことないのですが、ルノー・ベルレーのもっさりとした雰囲気が結構気に入っていました。高校生達が乗っていたペダル付きの電動自転車(当時のフランス映画には良く登場していました)がかっこよくってほしくてたまらなかったのを覚えています。 6点(2003-11-27 23:08:04)(良:1票) |
28. 先生
《ネタバレ》 公開当時に新聞広告のするどいまなざしの少女が気に入って見ようと思っているうちに見逃してしまい、後になってから見ましたが、ちょっと期待とは違っていました。いわゆる学園ものとか青春ものではなく、心理サスペンスみたいな内容です。フランス人の女の子ってそんなに可愛くないと思っていたのですが、この映画の子は皆魅力的で、ちょっとフランスという国にあこがれてしまったものです。 6点(2003-11-26 18:15:55) |
29. 死刑台のエレベーター(1958)
《ネタバレ》 良い映画だったのでしょう。もし当時見ていたらそれなりに感動したと思います。マイルスのジャズも良かった。しかしいかんせん半世紀近く前の映画であり、現在の社会のスピードや人々の行動パターンなどとの違いがありすぎたためか、今一つサスペンスが盛り上がりませんでした。殺人を犯したた後エレベーターに閉じ込められた主人公や恋人が目の前で殺人を犯した若い女などは現代的な感覚から言えばもっと感情表現があっても良いと思うのですが。意図的に押さえたのでしょうか。二つの殺人のプロットや思いを寄せる男を求めて街を彷徨するジャンヌ・モローの哀愁に満ちた姿など内容はあるはずなのに心が今一つ動きませんでした。 6点(2003-10-25 11:59:52) |