21. LUCY ルーシー
《ネタバレ》 素直に面白かった。ただ超人的な脳の利用方法を、もっと物語の中で有効活用して欲しかった。自分のためだけに行動してしまっているのが勿体無い。CPH4を腹部に仕込んだ謎の組織。そのCPH4を人工的に作り出した、これまた謎の人物。これらに対して、あっ!と驚くような仕返しをして欲しかった。超能力的な見せ場も面白いんだけど、もっと「頭」を使った緻密さで、組織の壊滅や薬の出処の探求をして欲しかった。悪役もバカすぎ。武器持って正面突破って無能すぎでしょ。ロケットランチャーも最初にうてよ!あとなんでルーシーだけ変な連中に監禁されたのかも分からず終い。カーチェイスも、アクションでなくアイデアをもっと見たかった。ブラッシュアップすれば最高傑作が生まれてたかも・・・。そう思うとホント、勿体無く思う。ただこの映画が一つの試金石となり、新たな映画が誕生することに期待します。 [DVD(字幕)] 6点(2015-01-16 05:53:19) |
22. ラストミッション
《ネタバレ》 良い意味で、今のケビン・コスナーを実感できる映画です。何だかんだ言ってもやっぱり名優です。表情、仕草、台詞、着こなし、もうどれをとっても貫禄充分。腐っても鯛、は言いすぎかもしれませんが、それほどまでに、銀幕でもっと光り輝ける存在だと確信しました。内容的にもアクション主体でなく、娘や家族のために頑張るお父さんで、ここ最近ちょっとした流行りな作りに。そのため、観る人によってかなり印象が変わってくると思います。全体的に、なんとな~くが多い。家族とのヨリ戻し・謎の新薬・ウルフの実態・娘と彼氏のその後・逃がした帳簿管理者・敵側の娘想いの父親・味方の女暗殺者・・・なんか、どれもこれもみ~んな中途半端。とくに敵のボスであるウルフの存在感の薄さと言ったら、ただのオッサンやん!て感じ。あとヒドイのは、クライマックスでケビン・コスナー様バンバン敵を倒していきます。ところが発作が始まって苦しくなってきたら、妻と約束したもう仕事はしない、ってオイ!そりゃ~ちょっと強引すぎる演出ですわ。ここは興醒めしちゃいましたね。ま、最初にも言ったように、ケビン・コスナーという役者は十分に堪能できますので、それ目的で鑑賞するのもアリかとは思います。さてさてケビン様、エクスペンダブルズへの出演はあるのでしょうか・・・!? [DVD(字幕)] 4点(2014-11-26 13:20:46) |
23. エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
《ネタバレ》 オールド映画ファンで、リアルタイムで彼らの若かりし勇姿に熱狂していました。そんな私でもこの作品を、手放しで大絶賛するのは忍びないです。たしかにね、ただそこに夢の共演があるだけでそりゃあ狂喜乱舞ですよ。でもね、じゃあそれだけを持って作品として評価していいのか?と問われると困ってしまうんです。「ランボー」「ターミネーター」「マッドマックス」「インディジョーンズ」みんなみんな面白かった。今見直しても楽しめる。作品の持つエネルギーやパワーを感じられる。でもこの「エクスペンダブルズ3」にはそれが足りない。熱量が拡散し焦点がボヤけた感じがする。何でだろう?1作目はスタローン自らが監督し、2作目はベテランのサイモン・ウェストが監督した。しかし今回はまだ新人のパトリック・ヒューズ。消耗品である彼らの「使い方」がどうやら分かってないように思えた。もっと荒々しくて、もっと泥臭くて、もっと格好つけしいじゃなきゃ。監督もチームもリニュアールした今作は、私的には迷走してしまった感がどうしても拭えないです。古參と新参との違いもくっきりと描いて欲しかったな~。R指定じゃないのも残念。中身は3点ですが、このメンバーに敬意を評してオマケで5点にしました。 最初に言った事と矛盾してしまいましたが、やはり「夢」見せてくれたことには、素直に感動しています。もし4があるなら、大物監督をぜひ起用してほしいです。 [映画館(字幕)] 5点(2014-11-02 20:10:04) |
24. マラヴィータ
《ネタバレ》 この映画、改めて振り返ってみると、デニーロ一家は誰ひとりとして一般人を殺害していないんですよね。痛めつけてはいるけれど。そこがミソですね。息子役の子がなかなか味があって良かったです。続編を作るようなことがあれば今度は、アル・パチーノを出演させてほしいな。 [DVD(字幕)] 5点(2014-07-01 19:09:11) |
25. グランド・イリュージョン
初っ端のダイヤの7にやられ、その後の展開にもビックリさせられっぱなし。もうエンターテイメントとして十分に楽しませてもらいました。実際には無理なマジックばかりだけど、だからこそムービーマジックとして気楽に見れるし、模倣犯が出ることもないないでしょうwwwだた、催眠術はマジックちゃうやんけ! それとカーアクション。下手したら死人が出るやん!そこんとこだけ気になりました。 F/Xを思い出したさ~( ´ ▽ ` ) [DVD(字幕)] 6点(2014-04-13 07:54:42) |
26. スーサイド・ショップ
《ネタバレ》 アイデアがアイデアのまま終わってしまっていて残念。もっと掘り下げられた気もする。作品自体がミュージカル仕立てなせいで、あまりブラックさを感じられない。つまり次男が爆音で陽気にさせる作戦が、それまでさんざん歌って踊っていたから、おお!とまでならなかった。それにしても父親の名前、ミシマって・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2014-03-04 21:44:54) |
27. レスラー
タイトルに惹かれて留守録をした。ミッキーロークが主演というのも気になった点でもある。ここ最近はパッとしないミッキー様ではあるが、やはりド派手なSFXよりも、シンプルなヒューマニズムの方がしっくりとくる。心に染みる。心が痛む。無様で惨めで滑稽で、でもそれでも格好良い!こういった役をやらせたら、ミッキー様に敵う者なんかいやしない。どことなく「ホームボーイ」を連想させるが、そんなこたぁどうでもいい!格好良いもんは格好良いんだから。「俺にとって痛いのは、外の世界なんだ」この台詞はもう・・・名言です。 [地上波(字幕)] 8点(2014-01-18 23:17:02) |
28. 96時間 リベンジ
《ネタバレ》 前作が予想以上に面白かったので、嫌が上にも期待しての鑑賞となりました。元CIAの人をテクニカルアドバイザーに迎えて制作されたそうで、そういった面でも期待値はかなりMAX状態でした。娘を使って自分の場所を探させたり、目隠しされて搬送中に耳だけでルートを確認したり、また狭い空間での銃撃戦において、マシンガンよりもハンドガンを利用したりと、たしかにアドバイザーの起用が功を奏している場面もあり、おお!と関心もさせられました。がしかし、そこまで緻密に取り組んだにも関わらず、なぜかご都合主義な展開が乱発します。運転初心者の娘による信じられないドライビングテクニック。毎日同じ場所で楽器を演奏する人物。元奥さんを利用して主人公を捕まえたのに、主人公が攻めてきたらその元奥さんを全く利用しないアホな犯人たち。捕まえた主人公の身体チェックをしてない、これまたアホアホな犯人たち。前作の、多少は力技な所があっても、それを黙らせるほどの圧倒的な計略性はどこへやら。トホホですよ。と思ってよくよく確認したら、あららら、監督さん交代してますやん。どうやら凶と出てしまったようですね。残念。でもそんなダメダメ映画ではありますが、グイグイと引き込むエンターテイメント性は抜群で、アッという間に時間が過ぎておりました。その点は評価しました。最後に、邦題の96時間、もう関係ないじゃないですか!日本の配給会社もきっと、悩んだ末にこの放題にしたんですかね?合掌www [DVD(字幕)] 5点(2013-05-05 10:42:18)(良:1票) |
29. ロックアウト(2012)
《ネタバレ》 ビックリするくらい何も残らない映画。そもそも最新設備で出来ているであろう宇宙刑務所の防衛システムが、あまりにもお粗末。たった一人の囚人と、たった一丁の銃でいとも容易く占拠されるなんて・・・。あとね、鏡に映ったのを見て勘違いってさぁ、解析だの分析だのすりゃあすぐに分かるじゃん。てか普通に左右反転してますしね。リュックベッソンは宇宙の海より、地球の海の方がしっくりくるのかも。はい。 [DVD(字幕)] 4点(2013-03-19 15:23:37) |
30. 96時間
《ネタバレ》 全くもってノーマークな作品ではあったが、続編である「96時間リベンジ」の予告を見て、ムムムム、こいつぁ面白そうじゃん!て感じたので、この1作目を鑑賞してみることに。結果的に、何でノーマークだったんだろう?て思えるほど、満足度の高い出来でした。とにかくテンポがいいし、無駄なカットがほとんどない。さらに、主人公の父親を応援したくなる演出&演技が、憎たらしいほど素晴らしい!原題よりも邦題の「96時間」の方が、ピッタとハマるのもまたいい。ああ、本当に面白かったな~。こりゃあ続編の「リベンジ」が、超楽しみになってきましたよ。 [DVD(字幕)] 8点(2013-01-13 19:36:48) |
31. ソロモン・ケーン
《ネタバレ》 B級映画かと思っていたら、撮影や編集、衣装などかなり力が入っていて驚いた。剣を捨てた男が再び剣を手にするシーンは、胸が熱くなります。主人公は何度も神に祈り、悪魔との戦いに挑みますが、神がかり的な補佐はなく、あくまでも主人公自身の力で戦い抜くところに、この映画が持つ普遍的テーマがあるように見えました。ただ残念なのは、父親を手にかけるところはもう少し、苦渋の選択をする辛さを出して欲しかったのと、ラスボスとの対決があっさりしすぎていて物足りないところです。題材や主人公の設定も個人的にとても好みなので、いつの日か続編なりリメイク版を制作して欲しいです。そしてこの映画、もっとたくさんの人に観てもらいたいと思いました。 [DVD(字幕)] 6点(2012-08-06 14:55:02) |
32. アンノウン(2011)
《ネタバレ》 なんだか昔、似たような内容の映画を見た気が・・・。まぁ記憶をなくしたスパイや暗殺者の話なんていくらでもあるからな~。●ツッコミどころ。その1.主人公が眠っていた4日間、いくらでも殺せただろうに暗殺集団よ。その2.記憶が戻ると性格まで変わっちゃうのね。その3.暗殺集団のくせに論文を発表しようとしたのか!?その4.黒人を殺す理由が分からない??その5.向こうの映画、というか生活での七不思議。どうして相手の確認もせずに簡単にドア、開けちゃうんですか?いっつもそう!どの映画でもそう!THE・危険な国なのに、まったくもって信じられません!!よっぽど日本人の方がドア、開けないけどね。 文句は言ったけど、めちゃくちゃつまらなかったわけでもなく、そこそこ楽しめはしました。 [DVD(字幕)] 5点(2012-07-28 16:22:31) |
33. ゴーストライター
《ネタバレ》 ハリウッド映画とは違う、格調高い仕上がりにお国柄を感じる。その辺りが好みの分かれるところだろう。 色使いに監督のこだわりを感じた。寒々しくてどこか哀愁の漂う色彩は、ゴーストという言葉にピッタリだ。 ユアンマクレガーはいい役者だ!という再確認が出来た。 いい映画だとは思うが、やや緊張感に欠ける。ユアンマクレガーの前任者は、奥さんがCIAだと気付きそのことを自伝書の冒頭に、暗号的に書き綴った。でもなぜそんなことをしたのか?それにその原稿は奥さんの目と鼻の先にあるのに、なぜ何もしなかったのか? 私のような頭の回転が鈍い人間にも、それなりに理解できる構成にして欲しかったです。 [DVD(字幕)] 6点(2012-07-22 11:11:31) |