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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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21.  グッバイ、サマー 《ネタバレ》 
若さゆえのおバカな悪ノリの中にも、どこか上品で哀愁をおびた雰囲気が終始漂っていて。フランスらしい、米国産の映画とはまた一味違う味わいの青春映画でした。そして、どこか昔の映画を観ているような不思議な感覚があって、それは"レトロ"とか"懐古調"といった表現が相応しいかわかりませんが、昔の、特に1960年代~70年代頃の映画にあった空気感が、この映画にはありました。彼らにとってこの旅はすばらしい思い出でしょう。大事な人の"死"は悲しい思い出でしょう。いつだって、青春の回想は良いことか悪いことで、"普通のできごと"が入り込む居場所はありません。終わり方は好きでした。僕も14歳あたりから、重要な選択を何度も何度も間違えては、いつの間にかただの、、いや青春映画が好きなただの大人になっていました。
[映画館(字幕)] 7点(2016-11-12 16:47:39)
22.  アスファルト(2015) 《ネタバレ》 
たぶん、宇宙から人が降ってくることはまずないでしょう。そして辺境の地にあるマンションに暮らしていて、隣りの部屋に映画女優が越してくることもまずないでしょう。これは限りなく確率0%に近い、もしかしたら現実にありそうなお話。どこかファンタジー映画を観ているような、夢見心地な気分に浸れました。灰色にくすんだ映像や廃墟のようなマンション、それは人々の寂しさや空虚な心境をよく投影しています。それが終盤になるほどその風景の冷たさは、人や心の温かさを際立たせる引き立て役のように機能してきます。決して派手さはありませんが、これこそ映像のマジックでしょう。6人が織りなす3つのエピソードは、性別・年齢・人種を越えた何気ない友好のメッセージ。ハリウッド映画のそれとは違って、実に自然な配役なのでとても好感があります。一人で寂しい人。想像力のある人。そんな人たちにとって、きっと人生の宝物になる映画だと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2016-11-07 22:17:06)
23.  母よ、 《ネタバレ》 
「息子の部屋」のナンニ・モレッティ監督らしく、本作も「死」をテーマにして、淡々とした語り口で物語を描いていきます。監督の描く死には宗教観や倫理観は見えなくて、かと言って劇的な出来事でもなくて、まるでそれぞれの人にとっての人生を締めくくる通過儀礼のよう。 また、平坦なストーリーで退屈になりがちな映画でしたが、個性派ジョン・タトゥーロの何かしでかしそうな存在感がそこを救っていたように思う。 お分かりになるように、今回は象徴的に壁 (境界線) が多く登場します。 労働者と経営陣の間にある工場の壁。娘と母の間にある病院の窓。そして、生と死の境界線。 人は生きていく上で、知らず知らずのうちに多くの境界線を越えていくものだけど、生と死の境界線だけは母と子が正しく順番にその線を越えていけたら、それはお互いに幸せな人生を送った、と言えると思う。 とても感動した、泣けた、と言うよりは、観終えた後からじわじわと静かな感動が押し寄せて心が熱くなるような、そんな映画でした。 何気に邦題もいい。 母よ、に続く言葉、きっと観た人それぞれの心にありますね。
[映画館(字幕)] 7点(2016-05-30 23:28:32)
24.  愛してる、愛してない...(2002) 《ネタバレ》 
オドレイ・トトゥが、たくさんのバラの中からたった一本だけを選ぶ。"アメリ"の彼女を知っていれば、この美しく心弾むオープニングまで観た段階ではその再現かと期待してしまう。でも騙されました。同じ妄想でもこちらは危険な妄想、かわいい顔が次第に恐ろしい顔に見えてくる、ストーカー女のお話でした。でもこれは一本のバラが一人の女を狂わせた話。女性にバラの花を贈る、ということはたぶん我ら男が想像している以上に、女性にとって"特別"なことなのだ。そして、目に見えること、知っていること、世の中は全てが自分の解釈している通りとは限らない。一歩遠くから、そして目線を変えて見たならば世界は全く違った姿に見えてくるのだ。例えばこの物語も見方によっては、アンジェリクは"バラ"の美しさに狂わされその棘に刺された被害者である、とも言える。いや、あえてそう言いたい。たとえ彼女の愛が異常だとしても。
[DVD(字幕)] 7点(2016-02-20 14:42:22)
25.  キャロル(2015) 《ネタバレ》 
現役女優の中でも最高峰の大女優と、近い将来にその仲間入りをするであろう女優、その二人の奇跡の共演を観てきました。 これは一言、"目は口ほどに物を言う" 映画。ケイト・ブランシェットの魅惑的な視線、ルーニーマーラの羨望や敬慕の視線。二人の目の力によって成立した映画と言ってもよいほど、目の演技に圧倒された映画でした。そして、優雅で完成された美とまだ若々しく完成を心待ちにする美。対象的な二人の "美" をうっとりと見惚れる至福の2時間でもありました。 その対象的な二人の個性を一層華やかに際立たせた衣装、1950年代のニューヨークを完璧に再現した街並み、画面の細部まで拘りが行き届いた美術、本作は衣装や美術スタッフの素晴らしい仕事にも拍手を送りたい。 展開は覚悟をしていた内容でしたが、これはレズビアンや同性愛のたった一言で括れる愛の形ではなく、もっと奥が深い感情だと思いました。人が人を愛すること。それは理屈では決して説明はできません。きっとキャロルとテレーズもこの感情を言葉で説明することはできないでしょう。だから、これは恋愛映画であり、真っ当なミステリー映画。人が人を愛すること、これは解き明かすことのできない深遠なるミステリーであり、そして女は永遠に "謎" なのである。この謎は、今までもこれからも、僕らを永遠に惹きつけてやまないのだ。
[映画館(字幕)] 9点(2016-02-14 19:13:35)(良:3票)
26.  岸辺の旅 《ネタバレ》 
美しい切り紙の花園をゆっくりと浮かび上がらす光。村の集会所で一つずつ灯る天井の照明。ピアノの場面における人物の立ち位置と構図。等々、映画というよりは舞台劇宛らの演出の数々がとても印象的であり、同時にこの映画そのものが、この世に未練を持ったまま死んだ霊たち、成仏できずに"境界線"を彷徨う霊たちに、どうか安らかにあの世に旅立てるようにと、まるで彼らの為にお膳立てされた大がかりな舞台装置のようにも感じました。その彼らの未練とは決して怨恨に起因するものではなく、育んだ"愛"が本物(真実)であったのか、それを生前に確信することができなかったこと。彼らは死してなお、愛を確かめるために彷徨い続ける。そして瑞希と優介がとうとう触れ合い交わうことによって、彼が本当にもう一つの世界に旅立った光景から、やはりこの映画は本質的にはただ愛を描いただけの物語である、と言いたい。個人的には理解するよりも感覚で感じるべき映画と思っていて、私はあの世から見た光景と現実の曖昧さにふわふわとした浮遊感を感じ、鑑賞後に残る憂いの余韻はなぜかとても心地よかったです。
[映画館(邦画)] 8点(2015-10-07 00:36:01)(良:1票)
27.  あん 《ネタバレ》 
木々を揺らす風、踏切の音、鳥の囀り、耳元で囁く声。そして、"あん" が煮立つ音。その音はどれも心地よく、目をとじていても、すぅっと心の中に入ってきます。これはとても "音" にこだわった映画だと感じました。まるで目の不自由な方でもその情景が浮かぶほどに。樹木希林さん演じる徳江を店から追い払ったどら春のオーナーは、はっきり言ってこの映画の悪役です。確かに、誰にでも自分の人生と守るべき生活はある。なのになぜこれほど嫌悪感を感じるのか? それは彼女に "罪の意識" がないからです。どら息子 (甥っ子だったか?) を店にひっぱり込んで千太郎の真心を踏みにじるあたり、彼女に罪の意識というものは微塵も存在しません。千太郎には "罪の意識" がありました。何かに苦しむ人を救えなかったり、保身の為に見て見ぬふりをしたことに、罪の意識や自責の念が強い人ほど彼の涙に共感して泣けるでしょう。僕らが差別や偏見をもってきた人たちは、おいしいものや人の笑顔を好む、豊かな感性をもった普通の人々でした。救えなかったことが悲劇ではなく、それを忘却の彼方へと葬り去ることが本当の悲劇。我々は伝えていくことでしか償うことができないのだ。
[映画館(邦画)] 8点(2015-06-09 23:38:30)(良:2票)
28.  インランド・エンパイア
当レビューサイトにデヴィッド・リンチというジャンルを追加いただきたい。
[DVD(字幕)] 5点(2015-05-24 00:49:59)
29.  ロスト・ハイウェイ
もはや、デヴィッド・リンチという映画のジャンル。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-15 02:00:04)(良:1票)
30.  暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ
全体的に謎の多い映画。と言うかわからんことばかりです。追跡者たちは何者なのか? デビッドはなぜ監禁されていたのか? そして彼らが何を知りすぎたのか? それらについて、僕らが知りすぎることのないまま映画は終わります。ロベール・アンリコ監督と言えば、確か「冒険者たち」でも謎めいた追跡者たちがいましたねえ・・。好きなんだろうか、こういうの。なんにせよ、監督は何かしら映画の見過ぎな気がします。しかし、エンニオ・モリコーネの物悲しいテーマ曲、終末的な雰囲気 (近未来のような) など、全体的には悪くないので、なぜか酷評する気になれない不思議な映画。
[DVD(字幕)] 6点(2014-06-11 19:14:11)
31.  ベルヴィル・ランデブー
当時、某映画館の日本最大級巨大スクリーンでこの映画を観た時のインパクトはいまだに忘れられません。強烈なデフォルメ、ジャズ、シュール、ブラックユーモア、ノスタルジー。シルヴァン・ショメの個性とイマジネーションが炸裂したこの素晴らしき世界!特に人物のデフォルメは一切手加減なし。謙虚なおばあちゃんの体がこじんまりと小さいことなどは当たり前、態度がでかいおばさんの丸々太った体は車の何倍も大きく、肩を怒らせて歩くギャングたちの肩は怒りすぎて触れれば刺さりそうなほどに鋭角、、といったように、その人物の性格も加味してデフォルメしているのが何とも面白い。観る人選ぶ映画なのでしょうが、私はハマる人でした。けれど、小さい子に観せるには注意が必要です。意外とグロい描写もあるので、アニメだからと安易に小さい子に観せたらトラウマになるかも・・。
[映画館(字幕)] 8点(2014-03-26 21:43:31)(良:1票)
32.  ブロークン・フラワーズ 《ネタバレ》 
ストレンジャー・ザン・パラダイス、ダウン・バイ・ローあたりでは顕著だった、ジム・ジャームッシュの強烈な個性、作家性といったものはあまり感じられず、彼の作品群の中では、らしくない普通の映画だな、という印象です。想像力とセンスに満ち溢れたオープニングは秀逸でした。ドン・ジョンストンさんがとにかくモテます。モテる男はいくつになってもモテるということでしょうか。羨ましい限りです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-01-13 14:06:10)
33.  ベティ・ブルー/インテグラル<完全版> 《ネタバレ》 
これは激情の愛、とでも言おうか。お互いの体を求めて激しく、そして時には牧歌的な大草原で愛し合う。若さという最大の武器と、怖いものなど知らない彼らの深い情愛に、私は少なからず嫉妬した。ベティというキャラクターは強烈だった。物を投げる、車にペンキをぶちまける、家に火をつける、人を傷つける。この破天荒なベティという女をどうしても心底から憎めないのは、良識の範囲が人とずれているだけで、その行動に一切の損得勘定は感じられないからだろう。本能のおもむくまま、考えるより先に行動するベティ。その行動力と生き様を私は内心羨望の眼差しで観ていた。ゾルグが最後にベティに下した決断。ゾルグを行動に駆り立てたのは、「この世には、死よりも苦しいものがあるの」というベティの魂の叫びが聴こえたからと思いたい。この行為は決して許されるものではないが、ベティを世界で最も理解し、愛していた彼には、広い世界でただ一人それを行う手形を委ねられていたと思う。この行為に良いとか悪いとかの一言で審判をすることは、私には到底できない。
[DVD(字幕)] 8点(2013-12-07 23:33:23)(良:1票)
34.  ナイト・オン・ザ・プラネット 《ネタバレ》 
人物とタクシー、真夜中の街の風景。ジム・ジャームッシュの映画って、さすが構図がとても洗練されていて、どこを切り取っても完璧に絵 (写真) になります。そこだけでまず楽しめる。その映像だけなら本作はシャープな印象ですが、でも人間そのものはとても可笑しくて温かみがあって、映画全体としては体温が宿っている感じ。地球上のどこか、真夜中のタクシーに偶然乗り合わせた二人。さて、二人はどこから流れ着いて、どこへ向かうのか? たった数分のエピソードでありながら、人物の描写にはそれを想像させるだけの奥行きを感じます。(ローマ編に約1名、これからの人生がない人がおりますが・・) それぞれ、車中の話題は他愛もなさそうにみえて、実は互いの本心や素性を探り合うような会話をしていて、最後にタクシーから降車した後にドラマが大きく動き出す、、という点もほぼ共通していて面白い。真夜中に観始めて、ウィスキーをちびちびやりながら楽しんで、映画が終わる頃に始まる夜明け、っていうのもいいかも。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-28 23:01:11)
35.  ル・アーヴルの靴みがき 《ネタバレ》 
難民問題や密入国といった深刻なテーマを扱いながら、そこまでの重苦しい空気はありません。いやむしろ、年老いたバンドマンに一曲まるっと演奏させたり(笑)、アキ・カウリスマキ監督ならではの遊び心が随所に効いていて、思わずニヤリとさせられる場面も多い。世界には深刻な(人権)問題は山ほどあり、私は映画を通じてそれを伝えたいが、やはり映画は娯楽であり楽しくあるべきである。こういった監督の流儀、映画を撮る上での哲学が本作でもよく伝わってきます。登場人物たちは総じて、人生の成功者ではないが人間味のある描き方をされていて、それはとても好感が持てました。そして淡々と観ているうち、黒人の少年が不意に言い放った「あなたのことは一生忘れません」の言葉には強く心を打たれました。本作に込められた、弱い者同士みなで助け合って生きていこう、というメッセージに私も心から賛同します。
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-20 22:11:26)
36.  最強のふたり 《ネタバレ》 
原題は「untouchable」ですか、、。確かに、車椅子の障害者と屈強な黒人の組み合わせはまさにuntouchable、恐れ多くて誰も手出しはできません。仏映画らしくもないこの映画、脚本だけを読むならいかにもマーティン・ブレストが撮りそうなお話で、対極にある男たちが育む友情はなかなか心温まるお話でございました。ただし、介護現場を軽視しているような節があり、高得点はどうかご勘弁を。
[映画館(字幕)] 5点(2013-10-27 21:06:56)
37.  エスター 《ネタバレ》 
トム・ハンクス「ビッグ」など、大人の姿をした子供の話はとても夢のあるファンタジー映画。その逆に、子供の姿をした大人の話は悪夢のようなホラー映画にしかならないことを認識しました。どんでん返し、というよりはミスリードの仕方が秀逸だったように思う。パッケージや映画の雰囲気から、これは絶対に悪魔憑きの話と思ってましたから。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-10-08 21:41:10)
38.  ブラウン・バニー
主演が別の俳優であればもう少し評価が上がったと思います。この内容で監督、脚本、主演が同じだと何だかナルシストの自作プロモーションビデオにしか見えない。ちなみに、公開当時に私はある女の子との初デートでこの映画を観に行きました。 悲惨でした。映画館出たあと気まずくて仕方なかった。心に傷を負った彼女とはこれ以降会っていない。このトラウマも含めて0点になります。
[映画館(字幕)] 0点(2013-08-16 21:06:35)
39.  クリムゾン・リバー 《ネタバレ》 
原作読後に観ました。映画化するにあたり、アクションの要素をムリやり取り入れた感があります。それにしても「羊たちの沈黙」以降、この手のホラータッチのサスペンス映画が増えましたね。
[映画館(字幕)] 6点(2013-07-28 15:28:09)
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