1. ボーン・アルティメイタム
民家の窓から窓へ飛び移りながら移動するシーンは、なかなかおもしろいアイデアでした。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-05 18:29:57) |
2. 麦の穂をゆらす風
メインテーマは「昨日の友(兄弟)は今日の敵」?しかし、兄弟らしいエピソードはほとんど描かれないので、よっぽど想像力をたくましくしないと、あのエンディングは理解できません。感動したくてしょうがないときに観たのなら、それも出来たかもしれませんが、落ち着いて普通に観てしまったので、ありきたりの悲劇的展開に頼って盛り上げたつもりになってるだけの、失敗作であることがよく分かりました。観客が勝手にドラマを想像しなきゃいけないようじゃ、映画としては完成してないと思うのです。 [DVD(字幕)] 3点(2008-03-02 02:11:50) |
3. ジャッカルの日
サスペンス映画で、プロの殺し屋を観たければ、これだけ観れば充分です。超えられる映画が出てくるとは思えないなあ。他の映画の殺し屋は、みんな漫画みたいに感じられてしまいます。あのエンディングに向かって淡々と収束していく展開も、緊張感たっぷりで、無駄がありません。林の中で銃のテストをするシーンが特に素晴らしい。オープニングとエンディングがあっさりしてるのも、余計なドラマを感じさせずにサスペンスに集中できた分、効果的だったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-02-22 20:15:47) |
4. レオン(1994)
座ったまま寝るシーンや、ドアのこっちから銃口の位置合わせをするシーンなど、細かい部分はなかなかおもしろいのだが、ライフルを練習する場面が、前後とつながってなかったり、警察署から脱走してきてすぐ、お気楽に牛乳買いに行ったり、不自然な展開も多く、全体としては、高評価が難しい。最大の欠点は、2人の過ごした時間の密度が全く感じ取れないので、何であそこまで互いに思いあえるのか、理解できないことだろう。 [DVD(字幕)] 5点(2008-02-16 15:34:50) |
5. 輝く夜明けに向かって
なんだかどこまでも中途半端な映画でしたね。南アが舞台である必要があったのでしょうか?どの登場人物もキャラクタが弱くて表面的、悪でも善でもなく、わずかな葛藤も描かれてないので、安っぽいドラマになっちゃいましたね。結局、単なる浮気&痴話ゲンカがメインのお話だったのでは? [DVD(字幕)] 3点(2008-02-01 22:05:05) |
6. 冒険者たち(1967)
船の上の3人のシーンがとっても楽しそうで、観てるだけで幸せな気分になれます。「3角関係」映画としては、「明日に向って撃て!」より上質な感じ。ただ、ドラマとしては意味不明の場面も多いし、音楽もつぎはぎだらけな印象が強くて、夢中になって観るような映画ではないかも。 [地上波(字幕)] 6点(2007-08-02 21:47:44) |
7. 大列車作戦
フランケンハイマーは、こういう「足」を使ったアクション映画を作らせると、ほんとうまいですね。フルスピードのカーチェイスも、ミサイルばりばりの空中戦もなくて、トロトロ走ってるだけの汽車と、ひたすら走って追い続けるランカスターぐらいしか出てこないけど、逆にリアルなスピード感に満ちていて、なんとかして列車の進行を遅らせないといけないという状況を実時間で体験しているような不思議な迫力があります。今作ったら、派手なぶち壊しアクションと比べて、地味すぎて、客受けしないと思いますが、古典として充分楽しめると思います。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-16 02:15:22)(良:2票) |
8. 戦場のアリア
《ネタバレ》 戦争映画は、「戦争のおろかさ」以上に何を描けるかが勝負なわけですが、この映画は、どの国にも偏らない描写がとても自然で、単なる群集劇ではない戦争ドラマにしたという点で成功していると思います。全員が単純に仲良くなってしまう「お涙ドラマ」でもなく、微妙に立場の違う人物たちを上手に織り込んであって、淡々としている割には深いドラマになっています。ただ、休戦に至る背景に、宗教や西洋文化の影響があるので、しょうがないといえばそうなのですが、心情的に理解できないところも多く、夢中になれるものではなかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2007-06-10 00:45:47) |
9. アメリ
この映画の感想を言葉で表現するのは難しいです。DVDを借りてきて、連続して3回観てしまいました。こんなことは初めてです。「こんな女いるもんかーっ」って思いながら、全く不快感がないんですよね。最初から最後まで、憎めない映画です。(この「憎めない」感がこの映画のツボなのかもしれない) [DVD(字幕)] 10点(2007-05-18 23:59:15) |
10. グッドナイト&グッドラック
映画の出来としては、とても良いと思います。舞台設定も人物描写も、最小限にまとめてあって、派手に主張するようなくどいセリフやあざといシーンもなく、丁寧な抑えられた演出と演技に好感が持てました。個々のキャラクタの人間関係がほとんど説明がないので、普通のドラマとして観てしまうと、流れの読めない映画とも思われてしまうかもしれませんが、最後まで観るとあまり気になりません。しかし、テーマがよくある「メディアの正義」で、想像した程度にしかストーリーが展開しないので、退屈な映画でもありました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-03-31 17:04:26) |
11. ジャッカル
つまりません。民族紛争っぽい背景を付けてごまかそうとしても、どうにもならないぐらい、何の工夫もありません。悪役は全く暗殺者の雰囲気がありません。主人公は、なぜFBIに協力したくなったのか、全然伝わってきません。武器もマンガみたいな設定で、笑うこともできません。 [地上波(吹替)] 1点(2007-03-17 19:18:00) |
12. ミニミニ大作戦(2003)
いろんなアクションシーンが観られて、それぞれ良く出来たシーンなんですが、それ以外は、どうということもないですね。無難に作ってるという感じです。ほめるべきポイントがどこにもないので、すぐに他の映画と区別が付かなくなってしまいそうです。 [DVD(字幕)] 4点(2007-02-24 19:32:04)(良:1票) |