1. レスラー
《ネタバレ》 映画の前半部分はプロレスラーと言う生き方(生々しさ)みたいなものが良い意味ででていたのに、リングの上でしか生きられない生き物と言うようなラストで少し冷めたきがします。この主人公はプロレスラー=私生活と言うか客を楽しませることに命を賭けてる不器用なただの人間で、リングに上がるとヒーローになると言うのとは何か違って見えました。結局、家族<ファンと言う所が自分は好きにはなれない所だと思う。娘と向かいあって涙流しあったあのシーンは何だったんだろう(泣) [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-27 06:30:02) |
2. エンパイア・オブ・ザ・ウルフ
《ネタバレ》 この映画のピークはヒロインの過去の謎解きまでだった気がします。色々とラストに向けて話を面白くしようとしてる気はするのだが、話が上手くかみ合っていないので消化不良な感じです。特にジャン・レノの作戦(死んだと思わせて不意を突く?(笑))は浅知恵にもほどがあるしさっぱり意味が分からなかった。ラストの銃撃戦も酷く、像を撃った時は逆に爆笑してしまった。この映画を見た後なら同じ系統のクリムゾン・リバーが名作に思えるかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-03-10 03:12:54) |
3. メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
《ネタバレ》 まさかこんな話に展開するとは思っても見ませんでしたが、トータルで考えると悪くない出来かな。ただ、いくら親友の頼みでもあれはやりすぎでしょ、少なくとも共感は出来ない話でした。時間軸を変えたことは個人的に正解だと思った、話が話なだけにそのままだと退屈してたと思う(混乱した人はさらに詰まらなくなるが)。一番よく分からなかったのがメルキアデスの嘘、ピートも彼の誠実さゆえの行動のはず、何で家族や架空の村の名前を話をしたのかサッパリ意味が分からなかった、村らしきものはあったけど、スッキリしない。救いはマイクを許したとこかな、ピートが最後にただの異常者で終わらないでよかった。内容はたいしたことはないが国境を越えるシーンの景色がなかなかよかったので+1 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-10-21 21:49:44) |
4. オリバー・ツイスト(2005)
《ネタバレ》 予告編のイメージとはだいぶ違ってました。少し泣けるのかと期待していましたが、そこまで感情を揺さぶられる映画でもなかったですね。恩を忘れない子供の優しさってとこでジンワリきたのは確かだけど、あの老人はそこまで親切と言うわけでもなかったしね。ビルのあっけない死に方もイマイチだったし。なんか物足りない映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-25 22:31:11) |
5. バベル
《ネタバレ》 全ての悲しみはあのライフルから始まったと言うが、実際そんなことは重要なことではない。事件の大小はあるものの、ここで出てくる悲しみとは映画の中のものだけでは無く、その国では日常茶飯事なことである。ではこの映画の魅力は何か?それは人種間の環境の違いや生き方の違いを描いている所だと自分は思った。耳と口が使えずのけ者にされ愛に飢えている少女。子供の死で夫婦の絆が薄れ始め旅に出たアメリカ人夫婦。不法労働者としてアメリカで働いている女。みんな初めから悩みを抱えていた人達であり、そしてライフルが齎したのは決して不幸だけでは無い。アメリカ人の夫婦は仲を取り戻し現地の人々の優しさを感じ、日本の少女は結果として父親と和解している。結局は国や文化や暮らし、不自由な体であっても、同じ人間であり同じ愛を持って生きている生物に変わりないと言うことが言いたいわけだ。もちろん違法労働者の女や銃撃事件を起こした少年は不幸になったわけだが、どこかの国で死者が出てもどこかの国では産声が聞こえるわけで、それも人間と言う生物の宿命だと言うこと。この映画は複雑な構成ながら、各地の人種の日常を淡々と描いたに過ぎない単純な映画であり、それでいて人間と言う現実を見直す機会を与えた作品だと自分は感じた。愚かなことを積み重ねていく人類だが、未来を明かるく照らすことも不可能ではないと、この映画に励まされた気もした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-02-25 23:59:10) |
6. コーラス
《ネタバレ》 感動できる映画って聞いてたわりには何てことはない作品でした。不良少年がコーラスで意外な才能を発揮するとか、新任の先生が来て生徒が心を開くだとか、ドラマとかで散々見た展開なのであんまり心には響かなかったですね。ただ、少年の美しい歌声は一度聴いてみても損はしないと思いますね。昔、文化祭で残って練習したのを思い出しました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-01-20 18:18:29) |
7. トランスポーター2
《ネタバレ》 ありがちなアクションものですが、カーアクションあり、格闘あり、ジャッキー的なアクション(物を使ったアクションとか)もありで、仕舞いにはにウイルス兵器ですか。欲張り過ぎるほどアクション性の強い映画に仕上がってます。また過去のリュック・ベッソンの作品にも通じるものを感じましたね。TAXIのユーモアさとカーアクション、キス・オブ・ザ・ドラゴンなどのアクションなどを融合するとこんな感じになるのかなとも思いますね(前作も)。気軽に見るには良いんでしょうが、まぁーありえないことだらけでさすがにちょっと気になりましたね(特に車の爆弾を取る所とか、絶対無理、と言うかその考えにたどり付かないでしょ)、ただし話の短さとテンポはいいのでそこそこは楽しめる作品にはなってると思いますよ。この流れで3とかも作られそうですね。 [地上波(吹替)] 6点(2007-10-04 14:13:54) |
8. アパートメント(1996)
《ネタバレ》 なかなかよく出来ていると思います。複雑に交錯する人間模様に最後まで目が離せない感じです。恋愛もののようで違うし、殺人などの要素無しにここまでの展開に持っていけるのはさすがだと思います(リザは例外として)。マックスとリザのすれ違いから始まった話は、実は嫉妬したアリスが仕組んでたこととわかった時は驚きました。それにしても恐ろしい女ですねアリスは、三人の人生を狂わせてますよね、マックスの友達とリザは特にかわいそうでした。全体を通して少し時間軸で混乱する所もありますが、脚本の良さで自分はあまり気にせず見れました。主演の女優さんが魅力的ですごく映画を引き立ててるとも思いました。マックス役の人はどこかで見たと思ってたんですが、オーシャンズ12でしたか(そう言えば強盗役でしたね)。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-24 12:27:53) |
9. シンプル・プラン
《ネタバレ》 楽しい作品ではないですが、欲に目がくらんだ人間の変貌ぶりが堪能できます。なかなか良い所に目を付けていると思います。これって嘘を付くとそれを隠すために嘘を付くのと一緒です。飛行機がバレないようにと、人を殺し。殺しがバレないようにと事故死に見せかけ。事故の真相がバレないようにと友達を殺す。善人だった主人公の転げっぷりには驚きましたが。やっぱり、この話が面白いのは、ただ単にお金を拾っただけなのに殺人まで犯してしまうと言う所ですね(しかも身近にありそうな話)。主人公も怖いけど、最後までお金に執着していた奥さんも怖かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-15 00:20:54)(良:1票) |
10. ランド・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 ゾンビ映画と言うとバイオハザードを思い浮かべるんですが、バイオのようにアクション色の強い映画とは違い、この映画はグロテスクな描写や残虐な人間性などを包み隠さず描いている分、世界観に引き込まれました。塀で囲まれた街で貧困で苦しむ人間、そしてその世界を牛耳る権力者など人間臭い話にリアリティがあり、魅力的だった。ゾンビが学習すると言う斬新な展開は見てて面白かったです。何か物足りなさがあるのは設定が現代で、しかも完全武装している人間中心の話だからだと思う(主人公の立場が強すぎる)また、ほとんどの仲間が助かった所もホラーとしては印象が薄れる原因になっていると思います。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2007-08-16 21:08:41) |
11. 太陽がいっぱい
《ネタバレ》 映画リプリーはあまり楽しめなかったがこの「太陽がいっぱい」はかなりよかった、いつかアラン・ドロンの映画は見ようと思っていてそんな時にこの映画に出会えてラッキーだった。警察の捜査と周りの人々を巧みなトリックと話術でかわし、危険を回避していく場面はみごとで脚本のセンスを感じた。恋人も財産もすべて手に入れすべてがうまくいったかに見えた直後のあの衝撃的なラストはお見事でした。 [地上波(字幕)] 8点(2007-07-29 16:38:00) |