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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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1.  マーサの幸せレシピ 《ネタバレ》 
私的、完璧な料理映画の一つ。 ドイツ人のマーサ。美人でシェフとしても一流、でも料理に対するプライドが人一倍高くて、他人と衝突することを恐れません。しかし、こっそりとカウンセリングに通っていて、弱い一面も併せ持つという、とても人間味のあるキャラクターになっている。 イタリア人のマリオ。得意料理も仕事ぶりも、性格も、何から何まで、マーサと対象的。陽気な彼の登場によって、店 (厨房) の空気のみならず、映画自体の雰囲気が劇的に変わった。彼は、得意のパスタで、心を閉ざしていたリナの心も開いた。マーサも、そんな彼に魅了され、次第に心を開いていく。 二人のキスシーンは、いつになくロマンチックだ。そういえば、音楽も上品で美しい。調べてみたら、やはり女性監督だった。本作は、女性ならではの「美的感覚」が随所で感じられる。見て、聴いて、感じて、食欲どころか、「五感」を満たしてくれる、幸せな映画だ。 おいしい「料理」は人を喜ばせ、やがて人と人を結びつけていく。料理は、国籍やパーソナリティを越える愛と友好のキーワードだ。 さぁ、この素敵な映画をぜひみなさんも、Bon Appetit!! と、なぜか最後はフランス語で締めくくることにしよう。
[DVD(字幕)] 9点(2013-08-18 21:06:00)
2.  ジプシーのとき 《ネタバレ》 
例えば、楊徳昌の映画を観れば、たった数時間で台湾とそこに暮らす人々をよく知った気にさせられたように、エミール・クストリッツァはジプシー村に暮らすジプシーという、その生き様を僕らにわかりやすく教えてくれる。 そして監督の描く彼らの姿は、とても土着的で、遊び心があって、生と死があって、そして幻想的でもある。「魔術」などはちょっとした遊びで深く考える必要はないが、むしろそれを超越するほど彼らの実生活が幻想的、ということに注目するべきだろう。とりわけ、美しく幻想的なドナウ川の祝祭、その何という荘厳さ、、これはもう忘れることはないと思う。 人間たちと音楽、ガチョウ、宙づり、そしてコソコソと動く段ボール箱まで、とにかくこの映画は落ち着きがないように見えるけど、実は一画一画がとても洗練されていて、特に場面が切り替わった直後の意表をつく光景、これには監督のセンスの良さを感じた。 個人的には、「死」や生きることの悲しさをより強調した本作よりは、底抜けに楽しい「黒猫・白猫」のほうが好みではありました。
[DVD(字幕)] 7点(2021-01-10 13:36:00)(良:1票)
3.  夕陽のギャングたち 《ネタバレ》 
ロッド・スタイガーは群衆を投影させた等身大のヒーロー。イーストウッドやリー・ヴァン・クリーフのようなカリスマ性はないんだけど、その分人間味があって、体型も平均的だし感情移入がしやすいと言うか、、セルジオ・レオーネもそこが狙いだったのかもしれない。「革命家」の映画に孤高のガンマンはいらないということだろう。 フアンが成り行きで革命の英雄として崇められる展開は、どこか笑ってしまうというか喜劇調でもあって、およそセルジオ・レオーネらしくないお話しだな、と。でも過程はどうであれ革命家は成し遂げた "結果" が全てだし、群衆が認めて決めたことならば、うんうん、と納得させられるようなところは確かにあった。革命に失敗した者、自ら革命家と吹聴する者、そのどちらもホンモノにあらず、だしね。 エンニオ・モリコーネの音楽はもはや鉄板で、相変わらずよかった。 それにしても、、監督の銃殺刑へのこだわりぶりは凄いな。( いったい何回あった? ) そして、夕陽というよりは夜の闇ばかりではあったが。 とにかく、いい齢であろう主演二人のいささかも衰えない眼光、その野心的な光がいつまでも脳裏に焼き付いている。
[DVD(字幕)] 7点(2020-06-19 12:12:06)
4.  ぼくの伯父さん
お父さんとおじさんの違いったら、その子どもに対する責任感の軽さ、なんです。会いたいときだけ会って、おもちゃ買ってあげて、いつもニコニコしていればいい、この軽さ加減は素晴らしい。まるで擬似の子育て体験、それはおじさんだけに許された、世にも楽しい"特権"なのである。ついでに仕事も人生も、こんな感じで肩の力を抜いて楽しくいきたいものだ。さぼりすぎはいけませんが、文明の進化もこのへんでもう十分でしょ?(これ60年前ですが笑) 軽妙で洒脱、とてもフランスらしさに溢れた、ジャック・タチの愛すべき一品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2017-09-24 21:19:11)
5.  沈黙 ーサイレンスー(2016)
これは、中島みゆきさんの「背広の下のロックンロール」思い出したよ。  うまく化けてるね 見分けがつかない程に  怒り 願い たくし込んで  誰に見せる為じゃない 己れの為だ・・。
[映画館(字幕)] 7点(2017-02-14 15:56:45)
6.  母よ、 《ネタバレ》 
「息子の部屋」のナンニ・モレッティ監督らしく、本作も「死」をテーマにして、淡々とした語り口で物語を描いていきます。監督の描く死には宗教観や倫理観は見えなくて、かと言って劇的な出来事でもなくて、まるでそれぞれの人にとっての人生を締めくくる通過儀礼のよう。 また、平坦なストーリーで退屈になりがちな映画でしたが、個性派ジョン・タトゥーロの何かしでかしそうな存在感がそこを救っていたように思う。 お分かりになるように、今回は象徴的に壁 (境界線) が多く登場します。 労働者と経営陣の間にある工場の壁。娘と母の間にある病院の窓。そして、生と死の境界線。 人は生きていく上で、知らず知らずのうちに多くの境界線を越えていくものだけど、生と死の境界線だけは母と子が正しく順番にその線を越えていけたら、それはお互いに幸せな人生を送った、と言えると思う。 とても感動した、泣けた、と言うよりは、観終えた後からじわじわと静かな感動が押し寄せて心が熱くなるような、そんな映画でした。 何気に邦題もいい。 母よ、に続く言葉、きっと観た人それぞれの心にありますね。
[映画館(字幕)] 7点(2016-05-30 23:28:32)
7.  オルカ 《ネタバレ》 
「ジョーズ」では殺られたから殺り返すしかなかったし、やむを得ないだろう。「オルカ」は違う。人間の傲慢さとエゴしか感じないし、これは自業自得だろう。この地球上で人間と動物 (魚) が共存していくことについて、色々と考えさせられる。(これはまさに、その "氷山の一角" ではあるが) 僕には、オルカの悲しげな眼差しが心なしか語っているように見えた。あぁ人間は哀れで、何というオルカな生き物だろうか・・。
[DVD(字幕)] 7点(2015-07-12 00:48:34)
8.  シンプルメン 《ネタバレ》 
いきなり強盗の場面だし、見ての通りストーリーはぶっ飛んでるけど、演出自体はいたっておとなしいです。そう、映画は初めから最後まで、頑なに36.5度の平熱を保ってる。当然、たまにウトウトしかけるんだけど、いいタイミングで強烈なビンタが入ったり、狂ったように踊り出すから、眠気覚ましにはちょうどいいです、はい。 しかしながら、何かとてつもない出来事が起こりそうな緊張感だけは持続していて、なんやかんやで最後まで引っ張ります。でも、やはり最後まで大したことは起こらない (笑) 我が道を往く登場人物たちの誰にも共感できないし、映画はむしろそれを拒んでいて、お客さんは黙って映画を眺めていろ、って感じ。 つまり、ありがちでありながら、どの映画にも属さないという、「ハル・ハートリー」という映画のジャンル、は確立させています。 色使いと、その「透明感」は必見。
[DVD(字幕)] 6点(2020-06-03 22:37:43)
9.  フレンチアルプスで起きたこと 《ネタバレ》 
男であること、そして父親であること。その責任の重さは (雪のように) 積もり積もって、築いてきた信頼はたった一瞬で (雪崩のように) 崩れていく・・。つらいもんだね (泣) あの一瞬で多くを考えられるはずもなく、お父さんの行動って反射的ですよね。何となくですが、三人も一目散に逃げるだろう、って瞬時に考えたと思います。でも人によっては見捨てて逃げたと見えるだろうし、全ての親たちが同じ行動をとるとは思えませんよね。要するにこの映画って論点や着地点がぼんやりとしていて、何が言いたいのか捉えどころのない感じがします。男と女の行動特性の違いであったり、他のカップルを通じて結婚観・恋愛観などを問いかけたり、人それぞれってことでいいんでしょうか。しかし、お父さん。散財して雪崩にあって夫婦喧嘩して精神疲労して、ようやく帰路につくバスの運転手はまともじゃないなんて、とても楽しいバカンスでしたね!
[DVD(字幕)] 6点(2018-09-21 15:40:04)
10.  ノスタルジア 《ネタバレ》 
いつか夢に見た遠い日の懐かしい風景の断片を映像化すると、このようになると思う。そういった意味では、本作の表現はフェリーニの「8 1/2」に近いと感じた。もちろん両者は人種も生い立ちも趣向も異なるので、一見すると2作は全くのジャンル違いに見えるが、アプローチはよく似ていると思う。見る夢とそれを映像化する感性は人それぞれだから、どちらも第三者にとって難解な作品になって当然だろう。両者の共通的な特徴として、視聴者の理解・娯楽的嗜好を満たすよりは、どうやら監督自身がその映像表現に陶酔することを最優先しているということ。タルコフスキーは時に人間不信と感じるほどに登場人物の感情が見えにくく、もしかしたら映画の撮影においては、人間すら風景の一部として捉えているのかもしれない。(全体像として母への愛は"抽象的に"伝わってくるが) 確かに、詩的でありどこか郷愁を誘う映像美にはただただ圧倒される。しかし、場面場面の暗示的な問いかけに監督の意図する答えを見つけることができなかった私には、この評価が精一杯だ。個人の映像表現としてなら迷うことなく満点だが、これは映画なのだから。
[DVD(字幕)] 6点(2017-12-08 23:17:35)
11.  ある天文学者の恋文 《ネタバレ》 
言うまでもなく、その存在を失っても彼女の元に届く彼の愛を、その存在を失っても我々の元に届く星の光に例えています。それは永遠には続かない、といった意味でも一致しています。天文学者らしく、とてもロマンにあふれた愛情表現でした。でも現実的にはかなり無理のある話で、たとえ入念に準備したとしてもこうはうまく運ばないと思いますね。(スミマセン、夢がなくて) それに"天文学者"だからこそ許される愛情表現であって、普通の人が同じことやったらちょっと怖いです。女性的にはどうなんでしょう?これは女性の方の感想を聞いてみたい映画でした。それはさておき、、しつこいクローズアップ、カットが変わる度に新しいお洋服、おまけにスタントアクションにお色気サービスショット。一体これはオルガ・キュリレンコのプロモーションビデオですか?でもよいか、景色も含めて、美しいものたくさん観れるのも映画の楽しみの一つだし。
[映画館(字幕)] 6点(2016-12-04 19:29:58)
12.  ギャング・オブ・ニューヨーク
できれば、"ネイティブ・アメリカンズ" と "デッド・ラビッツ" のグループ抗争にもっと焦点を当てて、クライマックスでダニエル・デイ=ルイスとリーアム・ニーソンの名優二人による決闘がいい。  これを合わせて160分ほどにのばして、デカプリオとキャメロン・ディアスの出演シーンを6分程度に圧縮したディレクターズカット版がぜひ観たい。
[DVD(字幕)] 5点(2020-04-05 21:46:05)
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