1. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
《ネタバレ》 パートナーの気持ちに寄り添うより自分の欲求を満たすことが優先されてしまう子供っぽい海の男。こういう男が子育てや結婚に向いていないと感じながらも、夢とロマンに生きるみたいな男と幸せ家族の両方を追い求めようとするヒロイン。実社会でも自信に満ちた人が欲張って両方を失ってしまうよくあるパターン、ヒロインよりイルカの方がかわいく思えてくるのは主人公のロマンが伝わってきたのかな? [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-10 00:12:06) |
2. 暁の用心棒
《ネタバレ》 荒野に夕陽に用心棒、すぐにマカロニウエスタンと分かるような邦題ですが、直訳の方がイケてませんか?騙し取った金貨をお尋ね者たちの賞金を差っ引いて返す、なかなか面白いエンディングですが、ヒロイズムと緊張感の演出しか頭にないのか、主人公をはじめ、盗賊、メキシコ軍、米軍の行動があまりにもお粗末。低予算だからこそもうちょっと現実感がほしかったです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2019-02-05 23:35:51) |
3. キングダム・オブ・ヘブン
聖地、聖地って昔から人間は正統性に弱いんですね。迫力満点の映像でした。戦闘シーンだけですが・・・ [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-10-20 22:05:00) |
4. 暗黒街のふたり
どうしちゃったの?渋くてクールなドロンを期待していたのに・・・邦題には参りました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-10-08 20:18:46) |
5. 太陽はひとりぼっち
思わせぶりな演出、深刻ぶった演技、気取ったカメラワークが延々と続きます。思わず「勝手に悩んでろ」といいたくなるような、私の中でのイタリア映画のイメージを壊す作品でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-10-06 21:05:01) |
6. 太陽がいっぱい
ラストシーンのネタバレで緊張感も半減ですが、初見を振り返っての評価です。何度か見ていると、サスペンス本来のハラハラより、完全犯罪遂行のための小細工の稚拙さにドキドキしてしまいます。殆ど地で演じているのではないかと思わせるアラン・ドロンの卑しさが見事です。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-10-04 22:42:56) |
7. 炎の戦線エル・アラメイン
イタリア映画ならではの脳の深層部分を刺激するような人間臭い作りになっています。実際の兵士の心理状態は知る由もありませんが。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-08-23 18:09:13) |
8. ベニスに死す
LGBT?美へのときめきはそんな範疇ではないでしょ。主人公の気持ちは伝わってきますが、それにしてもじれったい映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-08-02 21:00:52) |
9. 山猫
扇子を一斉にパタパタさせる貴婦人たち、イタリア語ペラペラの叔父と甥。感想としてはその程度しか残りませんがお二人は吹替えだとか。舞踏会の蒸し暑さだけは伝わってきますが・・・ [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-07-29 22:56:09) |
10. バラバ
多神教時代のローマ帝国に好感を抱いている者としては、殺せコール一色のコロセウムを見ていると、「コンスタンティヌス帝より前のローマ帝国=悪」の構図が透けているようで、なんかなあという気分になります。キリスト教国家が幅を利かせている今の世の中、歴史映画とはこんなもんなんでしょうけど。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-05-01 21:38:30) |
11. ワーテルロー
ナポレオンのキャスティングとそのキャラターを見る限りフランス映画でないのは頷けます。実写の壮大さだけは伝わってきますが、スケール優先の編集カットのせいかアバウト感の際立つ映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-04-30 21:53:14) |
12. ラストエンペラー
一般的に知られている溥儀の生涯から、それなりの人物像をイメージしていましたが、大分違いますね。もっとも、この作品の見どころは波乱万丈の細かい中身よりそのスケールの大きさだと思います。壮大さに圧倒されます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-28 23:00:49) |
13. ガンマン大連合
とぼけた映画も嫌いじゃないですが、マカロニウエスタン黄金期を倣って無理にそれっぽく味付けしているように感じられます。確かに中味もマカロニみたいに空虚ですが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-04-11 22:55:05) |
14. 地下室のメロディー
不確定要素たっぷりの随分リスキーな計画ですね。全編退屈な雰囲気が漂う中、現金強奪シーンの緊張感とプールでの虚脱感がなんともドロン的でした。ジャン・ギャバンより渋さを感じました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-03 21:32:57) |
15. ひまわり(1970)
《ネタバレ》 主演ソフィア・ローレン程度の予備知識しかなかったが、冒頭から画面いっぱいに咲きほこるひまわりと聞き覚えのある悲しげなテーマ曲に、まだ物語が始まっていないのになにやら切なさが込み上げてくる。チャランポランでコミカルな前半、当時を思い起こさせるロケ映像の数々、そしてラストの別れのシーン、それぞれがなかなかの出来映えだとは思うけど、やっぱりこの映画は情熱的で行動的な主人公がやっと探し当てた夫と再会するシーンに尽きるのでは。列車から降りてきたアントニオが現地妻と話すのを遠くから見守るジョバンニ、耐えきれずに言葉も交わさず今来た列車に飛び乗るヒロイン。たくましさが際立っていただけにあまりにも切なく健気な姿に感情移入100%。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-12-16 14:11:40) |
16. ノスタルジア
映画館ではなく美術館にいるかのような勿体ぶった映像からは頑ななエリート芸術家目線が伝わってきます。自分の居場所に対する満たされない気分やストレスは本人でないと理解できない部分もあるとは思いますが、もう少し承認欲求を抑えてもいいのではないでしょうか? [CS・衛星(字幕)] 2点(2017-11-20 16:01:01) |
17. バラキ
意外性の無い実に実話らしい映画、TVのカット版なので深みもカットされてしまったようだ。 [地上波(字幕)] 4点(2017-11-01 21:54:09) |
18. 理想の女
戯曲の原題の方がしっくりくるように思います。やっぱり男にとって「理想の女」とはメグのような「鈍い女」ですか? [地上波(字幕)] 6点(2017-10-11 23:23:24) |
19. 奇跡の丘
イエスの行動が当時の人たちの心にメチャクチャ響いたから今のキリスト教があると勝手に思い込んでいます。聖書は後付けの作為的な物語だと勝手に思い込んでいます。なのでそれを説明的にダラダラと見せられても、ただただ苦痛なだけでした。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2017-09-22 22:24:47) |
20. レッド・サン
設定がユニークで重みの無いアラン・ドロンも味がある。最後まで銃に刀と手裏剣で応戦するシナリオも評価したいけど、007並にリアリティ無さ過ぎ。いっそコメディ仕立ての方が良かったのでは。 [地上波(吹替)] 6点(2017-01-14 22:35:11) |