1. PUSH 光と闇の能力者
ダコタ・ファニングが安達祐実にしか見えねぇ~。www ま、それはともかく。ここでの評価を先に見ていたせいか、思ったより結構面白く観られた。この手の映画は、超能力合戦なんていうそもそもの設定からして無理があるわけで、そこに細かい文句を言っても始まらない。勢いで観て、勢いで騙されときましょう、くらいのつもりで観るのがイイと思ってますんで。 で、映像にしろ編集にしろ、何とかスタイリッシュに観せようとする気持ちは感じられる。まあ、あまり功を奏しているとは思えないけれど、気持ちは、ね。 何でもできるスーパースターが居るワケじゃなく、能力者一人一人の役割分担が決まっているため、パーティを組んでチーム戦だ! ってところもゲームっぽくて面白い。 細かいことを言い出したら、ストーリー上の粗なんて山ほどある(例えば、どなたかも書いておられるが、何十人、何百人に試してキラ一人にしか成功しなかったワクチンがそんなに大切か? それって失敗作なんじゃないの? とか)のだが、そこは先にも言った通りこの手の映画でそんな粗を突くのは野暮ってモノ。ただ、レビュワーの皆さん仰るように、敵味方含めて人物のキャラが描けていないため、誰にも感情移入できないのが痛い。最低限、観客がしっかりと視点を据えられる程度のキャラ設定は欲しい。それがあるだけで見終わった印象はまったく変わるハズだから。 ところでこの映画、『PUSH』ってタイトルな割には主人公が使うのはただのPKなんだよね。なんで『PUSH』なんだろ? それと、コレって全編香港ロケの意味あるのかな?w [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-01-04 11:47:48) |
2. ジャンパー
絵はそこそこ面白いと思う。めまぐるしく変わる背景をバックにした挌闘シーンなどは結構楽しめる。が、それ以前に話がちっちゃい! あれだけの超能力を持ちながら、ジャンパー達のすることと言ったら泥棒と観光旅行(しかも不法侵入)……。orz で、主人公が言うんだ「俺たちは誰にも迷惑掛けてないのに」って。かけてるよ、十分だよ!www だから狩られるんだよ!w だっていらねぇもん、こんな危ない奴等。殺し屋にでもなられたら完全犯罪だってできちゃうしね。何気に豪華なキャストを揃えながら、ホントどーでもイイ映画でしかない。原作は未読だが、マジでこんな話なの? [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-31 11:45:31) |
3. ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝
ああ、やめときゃよかったのにね……。という映画でした。 多くの方が書かれていますが、まずレイチェル・ワイズじゃないイブリンにがっかり。取って付けたような親子の確執にゲンナリ。くそ生意気なアレックスには全く感情移入できず、ただ子供と張り合うだけのガキくさいリックにもショボーン。 J.リー演ずる始皇帝(?)も、大して脅威に感じないし……。いくら五行を自在に操る魔法を得たところで、兵隊が叩けば粉砕してしまうような泥人形ではどれほどのことができる? 大体、彼を殺せる魔法の剣がある時点で不死じゃないじゃん? シリーズとしてのお約束(本棚のドミノ倒しとかさぁ…w)もほとんど無視で、ミイラさえ出しときゃ『ハムナプトラ』だろ? 的な作りも痛い。 もう終わろうよ、このシリーズは。ね? [地上波(吹替)] 3点(2012-02-01 23:05:03) |
4. 300 <スリーハンドレッド>
これ、映画がオリジナルだったら0点か1点のところだが、マンガ原作ってことで、ならしょうがないか…と2点かな。戦闘シーンなんか、まさにマンガ。有り得ないほどのリアリティの無さ。主人公は強すぎると(もしくは敵が弱すぎると)面白くない、という失敗の典型だな。背景のCGも観ていて疲れてくる。 あと、レナ・へディはどうもドラマの印象が強すぎて、う~むサラ・コナーはローマ時代にタイムスリップしてもやっぱり強いなぁ、と。w [地上波(吹替)] 2点(2010-05-19 19:49:42) |
5. エイリアンVS. プレデター
これ、3年位前にDVDで観た時は、まァ取り立ててどうという事も無い映画だと思ったんですが……。テレビで飯食いながら片手間に観てると結構面白い。w まあ真剣に観ちゃうと、期待ハズレ感は否めない。エイリアンは『エイリアン』ほど怖くないし、プレデターに到っては、なんかイイ奴じゃん! みたいな描き方で、それはどうなの?! と言いたくなるんですが。w で、最後は結局『プレデター2』に似てないか? みたいなね。ダニー・グローバーがサナ・レイサンになっただけと言うか、今回は「勇者よ」って言わないんだ?! みたいな。w でもテレビで観てると、CMから次のCMくらいまでの長さの間に、小さいながらも一応ちゃんと起伏があるんだな。まさにTVでやるために作ったような映画。w TVで観た時の方が印象の良かった映画なんて、コレと『ハリ・ポタ』の1くらいです。でも、公開から1年もすればすぐにTVに流れる最近のご時勢では、それは褒めても良い所かと。 ただ、一つ。前回、今回共に思ったのがラストです。そんな槍いらんから、どっか近くの国まで乗せてったれや~。あのオネェちゃん、南極から1人でどうやって帰るんだろう??? [地上波(吹替)] 6点(2009-10-17 00:33:17) |
6. ゴールデンボーイ(1998)
極々普通。原作からしてそうなんだけど、頭の切れる人間が悪に走るというテーマは、特に目新しいものでもない。いやいや、むしろ普遍的なテーマ。かと言って、結構(イイ意味で)ぶっ壊れてた原作を映画化するにあたって、とくに工夫があるわけでもない。まあこんなモンでしょ。原作を含め、この物語で思うのは、非常にアメリカ的な感覚だということ。つまり“誰にでも判る悪”という概念としてナチスを持ってきている。自分たちの悪行は棚上げ。しかも悪いのは他人(他国人)。こういうのを見るとガッカリするね。やっぱりアメリカ人って馬鹿だわ。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-12-24 23:22:48) |
7. ドリームキャッチャー
《ネタバレ》 いやぁ、モーガン・フリーマンの完全なる無駄遣いに笑ってしまったゾ。映画の出来は……なんかね、物凄く中途半端。しかも無駄に長い。2時間15分かけて見せる内容ではないな。まあ、元々原作も、「スタンド・バイ・ミー」や「IT」や「スタンド」やらその他のキング自身の過去作品を、こぢんまりとスケールダウンして掛け合わせたような不出来な作品だから、しょうがないっちゃしょうがないけどね。それにしても、もう少し盛り上げられそうなクライマックスを、無意味なフリーマンの乱入やら、車中でのエイリアンのセリフによるネタばらしで台無しにしてしまう辺り、このホン屋は何を考えとるんだろ? ってか、これにあのウィリアム・ゴールドマンが噛んでるなんて嘘でしょ? 3点じゃ! と言いたい所だが、まあ途中までは嫌いな展開じゃなかったんで4点に。w [ビデオ(字幕)] 4点(2007-12-10 00:52:27) |
8. アサインメント
《ネタバレ》 ふーん……。と言う感じの作品。スパイアクション、スリラー系の映画としては、まあ及第点かな。ただ、実際にジャッカルと対決するクライマックスよりも、それ以前の訓練やトラブルの方が面白いのが問題だね。w ラストはどんでん返しのつもりかもしれないが、ちょっと雑すぎ。アレじゃ納得できないよ。一家全員ふっ飛ばしといて軍部や周りを納得させるんだから、家族全員の替え玉を用意したのか? そりゃムリだろ。そしてさらにラストシーンでは、実はジャッカルなのか? とも思わせるカットで幕。それじゃストーリーが破綻する。まあ、最後にサプライズを、というサーヴィス精神はいいが、ちょっと奇を衒い過ぎてハズしたな。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-06 15:45:13) |
9. 沈黙の聖戦
ま、いつものセガール映画にちょっぴりオカルトホラー的なスパイスを振ってみました、みたいな作品。でも結局はセガール映画。w 相変わらず無理矢理な東洋風がナンとも言えませんな。w って言うか、これってタイという設定じゃないの? なのに出てくる敵はみんな中国人だし、使うのは功夫じゃんっ。一人としてムエタイ使いが出て来ないのはナンで~?! ナンでついでに……、誰が一番最初にセガールに“セガール”って読みを付けたんだろ? 普通に読んだらどう見てもスティーブン・シーガルだよな??? [ビデオ(字幕)] 5点(2007-11-03 02:55:31) |
10. 閉ざされた森
《ネタバレ》 面白い。よく出来た脚本だと思う。まぁ、けっこう無理矢理な力技ではありますが……。w でも、こういうコンゲーム物は細かいこと考えちゃダメなんだろうな。後々考えたらおかしな事ばっかりだからね。あの連中、任務じゃない時は何してんだろ? とか、S.L.ジャクソンはこの作戦のために何年あの基地で軍曹やってたんだろ? とか……。www でもそんな事は考えちゃいけない! 2転3転と転がる展開に、「なんじゃ、こりゃ?」「どゆこと?」と“?”を連発しているうちに、グイグイと話が進んでいく。1つ残念なのは、兵士たちの名前と顔が判り難いこと。名前のすり替えなどのトリックを使うのに、誰が誰だかよく判らんというのはちょっとね。前半にもう少し兵士達一人ひとりを印象付けるシークエンスがあった方が、より面白くなったんじゃないかな。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-26 20:37:23) |
11. サイレントヒル
《ネタバレ》 ゲームを一切知らないで見たんですが、まあ心配していたよりは楽しめました。前半は画面も観づらく、話もかったるい。「なんじゃ?」、「どうなっとんじゃ?」の連発でしたが、後半に入ると話はテンポよく動き出す。主人公がサクサクと動いて話を進めていく辺りは、さすがゲームが基だけあるな、と。しかし、どなたかも仰ってますが、終盤に差し掛かるところで、女の子の声に全てを語らせて謎が解明される、ってのはいかがなものか? しかもソラリゼーション処理した画面の観にくいこと……。あそこまでRPGの形を踏襲したのなら、やはり主人公や別働の父親が少しずつヒントを見つけて謎を解明して欲しかった。 で、キャリーやら菊池秀行の小説やら、ナンやカンやを寄せ集めたようなクライマックスはマァよしとしても、あのラスト。ゲームと違って、映画ってのは一本の完結した作品であるべき、と考える私には、あのパラレルワールドは頂けない。オフビートを気取ったつもりかも知れないが、ちょっと中途半端。やはり最後はちゃんと家に帰り着いて欲しかったかな。あ、それから、シビルは助けてやりたかったなぁ~。劇中で一番かっこいいキャラじゃなかった? [映画館(字幕)] 6点(2006-07-15 17:08:37)(良:1票) |