Menu
 > レビュワー
 > たきたて さんのレビュー一覧。14ページ目
たきたてさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2286
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

共感できるレビューには「良」、
新しいことを発見させてくれたレビューにも「良」、
とても楽しく読ませていただいたレビューには「笑」
投票をしております。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41424344
>> 通常表示
261.  アフリカン・ダンク 《ネタバレ》 
 アフリカの景色がこの上なく美しい!この映像美を堪能していたはずなのに、気づいたらメインのストーリーにも釘付け。ジミー(ケビン・ベーコン)が終始誠意をもってウナビの人達に接していたのも好感が持てたし、ウナビの人達のジミーへの接し方も凄く良い。  ウナビの人達はジミーを無下に排除するようなこともなく、かといってめっちゃ親切にするわけでもなく、絶妙な距離感で接していたのがとても好印象です。  そんで、最初はいかにも「異国の人」って感じで浮いていたジミーが、いつの間にか村にめっちゃ溶け込んでいるんです。これが良いんですよね。で、ジミーとウナビの人達の絆を強くする原動力になったのが、皮肉にもニャガ一味。皮肉にもって言うかお約束ですね。 でもそのお約束を期待して観ていた側としてはもう大満足なわけで、そこからは期待通りのスポコンものへとスムーズにシフト。  いやー、王道って大好きです。ひとつだけ難を言うなら、映画に個性を持たせようと思ったのか、ジミーをウナビ族にするプロセスがちょっとしつこすぎたかもしれないですね。笑えたけど、しつこい。  それからサーレの兄ちゃん、すごい感動したし、ボルテージ最高潮まで上がったので、ついでにラストで兄ちゃんもついでにスカウトしちゃいましたー、みたいな終わり方だったら、更にプラス1点だったかな。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-15 03:10:11)(良:1票)
262.  アフタースクール 《ネタバレ》 
 堺雅人、大泉洋、佐々木蔵之介、常盤貴子、ムロツヨシ。好きな俳優さん多数出演。これだけの豪華メンバーを集めたら、そりゃ面白くならないわけがありません。で、実際テンポもよく、演技もよく、ミステリー仕立てで面白い。ただ、いつもの内田けんじ作品ほどには物語りにひきこまれませんでした。  前半は置いていかれないようストーリーを追うのに必死。後半は少しずつ真相が見え始めるんですが、小さな驚きはあるものの大きな驚きというものはあまり無かったような気がします。いつもならネタバレシーンで『ああ、そうゆうことだったのかー。してやられたー。』っていう、良い意味での『まいった感』を感じるんですけど。今回はその感じが弱いかな。もったいつけといて、『ただの潜入捜査でした。』ってのが物足りないのかもしれません。  確かにオープニングで、夫婦とも家族とも一言も言ってないですからね。そう言えば他人同士で成立する会話しかしていなかったですね。こーゆーミスリードもあるのかと感心。  最後の木村と妹警官の『寄り添い動画』のネタバレはちょっと面白かったです。それにこの作品のキャスティングと演技は凄く良い。とゆーか凄く好き。堺雅人も大泉洋も佐々木蔵之介も、まさにはまり役でした。そして掘り出しものだったのが田畑智子。こんなにかわいかったっけ?っていうくらいかわいく撮れています。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-07-19 11:25:22)(良:1票)
263.  ツーリスト 《ネタバレ》 
 ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの共演って初めて見た気がします。凄く良い。  アンジェリーナ・ジョリーがとても美しく魅力的に撮れています。ジョニー・デップもいつもの不思議キャラの雰囲気を醸しながらもザ・一般人を演じきっていて新鮮。まあ実際は一般人ではなかったわけですが。  ストーリーがわかりやすく、テンポも良い。小難しい映画は疲れるのでこれくらいが丁度よい。そしてこのオチは、読めても楽しめるから良い。『まさか・・・まさか・・・まさか・・・キター!やっぱりねー』っとテンションを上げてくれるタイプのオチ。爽快な気分を味わえるのなら読めても問題はないのです。  エリーズが諜報員だったっていうのも何気にサプライズ。それに対しフランクの正体は大きなサプライズ。どちらも楽しいサプライズじゃないですか。  金庫の中に納税分の小切手を置いていくのなんか小気味良くて最高です。  巻き込まれがたサスペンスにはずれはないと実感した作品です。  でもよくよく考えてみると、『俺に背格好の似た男に声をかけろ』っていう指示は相当アバウトですよね。これフランクじゃない人に声をかけていたらどーなったんでしょーねー。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-12-15 03:02:27)(良:1票)
264.  オンリー・ザ・ブレイブ 《ネタバレ》 
 ヤーネルヒル火災。グラニット・マウンテン・ホットショット。  まったく予備知識なしでの鑑賞。まさかこんな壮絶なラストが待っていようとは・・・  最後のヤーネルヒル火災までは、どちらかというとブレンダンの成長物語であり、グラニット・マウンテン・ホットショットのサクセスストーリーであり・・・そんな雰囲気で物語が進んでいきます。  出てくる人たちはみんな気さくで良い人ばかり。煙たがられていたブレンダンがチームの一員として少しずつ受け入れられていく過程が実に微笑ましい。  そしてそのチームの家族もいたるところで顔を出します。この幸せそうなチームとその家族のふれあいが、すべてラストの布石だったとは・・・。もちろん、最後はきっとピンチなときも訪れるんだろうなー、ぐらいの認識はありました。それがまさかこんな結末が待っていたなんて。まったくもって信じがたいです。  この映画で一番恐ろしいシーンは、遂に防火テントを使うそのシーンだと思います。  ですが、一番胸を押しつぶされたのは、ブレンダンが中学校を訪れるシーン。  集められた家族は、20名のうち1名だけ助かったことを知っています。ですがその1名が誰かまではわかりません。  そこに訪れるブレンダン。その姿を見たとき、その場にいる誰もが泣き崩れるのです。最愛の人が二度と帰ってこないと悟り…。  私の映画史上最も悲しいシーンでした。  この映画は、・・・見ておいたほうが良いと思う一方で、・・・見なければよかったと心底思った映画です。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-04-09 05:17:44)(良:1票)
265.  人狼ゲーム プリズン・ブレイク 《ネタバレ》 
 全役職オールシークレット。  いいですね。これでこそ人狼ゲームですよ。  キャスティングも最高に良かったと思います。  予言者や霊媒師に性格難アリの人物を配置。視聴者の反感を買いそうな人たちをあえて村人側に。  そして性格でもビジュアルでも好感がもてるタイプを人狼側に配置。心理的なミスリードをさそっています。  個人的には金城渚の人狼は意外でしたね~。  処刑されちゃうときの渚や菜々実の演技は同情をさそうすばらしいもの。その二人がまさかの人狼だったとはね~。  今作では人狼が襲う場面は、遠目にしか映していません。それが逆に良かった。  かたや正義感、かたや理知的で理性的、その二人の美少女はどんな気持ちで人を殺していたんでしょうかねー。  そしてなんと言っても、ラストで明かされる主人公の役職。  その役職の特性を活かして人狼をあぶりだした決着は最高でした。  惜しむらくは『た、タイトルでネタバレしちゃってますよ~。』ってとこでしょうか。  『ビーストサイド』にしろ『クレイジーフォックス』にしろ、サブタイトルがズバリ的を得ていたのが、今回は裏目に出ちゃいましたね~。  朱莉の自己犠牲のシーンも、どうせ死んじゃいないんだろうことがバレバレです。  あとついでに言うと、『死角になっているところでルール違反をしても処刑されない』のであれば、その死角のところで2、3人ずつカードを見せ合えば、簡単に人狼をあぶりだせて犠牲者は最小限に抑えられたんじゃないかな。  もっとも、それじゃ映画にならないわけですが・・・。
[DVD(邦画)] 8点(2024-05-08 01:49:33)(良:1票)
266.  ゴールデンボーイ(1998) 《ネタバレ》 
 ストーリーはいたって平凡。ですが平凡だからこそ、恐怖と緊迫感、そして危機感をリアルに感じ取れるのかもしれません。  ブラッド・レンフロのトッド・ボウデンと、イアン・マッケランのドゥ・サンダーが非常に良く、二人の心理戦だけでも見ごたえがあります。時には手を組み、時には火花を散らす、二人の独特な間合いとそこから生まれる緊張感が面白い。  今までスティーブン・キングの原作は一度も読んだことがなく、だから逆にキング原作の映画を面白いと感じるのかもしれません。今作に関しても、小説を読んでいるかのような雰囲気、リズムが大変良いです。音楽もマッチしています。  ドゥ・サンダーの狂気をトッド・ボウデンが継承したことを窺わせるラスト。ですがやはりインパクトは足りないですね。それに、始めから『悪』を内包しているかのような少年でしたので、それが表面に顕在化されただけとも思えます。どうとでもとれるラストが、すごく良いようで、何か惜しい作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2015-03-14 12:43:57)(良:1票)
267.  リーサル・ウェポン2/炎の約束 《ネタバレ》 
 前作と異なり、すでに息ぴったりの仲良しコンビで物語スタート。  今作ではリッグス・マータフ以外の刑事さんたちも、脇役としての立場を守りながら、かなりの頻度で出てきてくれるので、脇役好きとしてはかなり嬉しい演出。脇役も活躍できる映画って、自然と映画の世界やスケールが広がる感じがして好きです。  『とても仲の良い職場』という前半の刷り込みは、後半の復讐劇の動機付けに一役買ってくれているので、そこもうまい演出かと。  更に、ジョー・ペシ演じるレオ・ゲッツの投入で、リッグス・マータフの息のあったつっこみを何回も見ることができて、前作とはまた違った面白さのトークを楽しむことができます。更にはトイレでの爆弾騒動など、シリアスな中にもなんか笑ってしまう絶妙なコメディを取り入れているところが素晴らしい。(特にトイレは・・・みんなが感動的なセリフ、シリアスな表情を見せれば見せるほど笑ってしまう。だって、トイレですよ。トイレ。しかもおそらくアフター。)  ただ、気になるところもあるんですよねー。エンターテイメントを意識し、肩の力を抜いて楽しめる作品にしたかったのかと思いきや、な、な、な、なんと、同僚どころか恋人まで無残な殺され方をしちゃって、頭の切り替えがちょっと大変なんです。  リーサル・ウェポンはさ、やっぱどちらかと言うと、『まじめなんだけどややコメディ寄りのアクション映画』と思うわけです。・・・にしてはさ、ちと犠牲者が多すぎる気がしないでもない。  まあ、そのギャップもメリハリが出ていいんでしょうけど。  リカ(パッツィ・ケンジット)の死に顔なんか気合はいりまくりで怖すぎ。そこだけ、なんか映画のテイストが重い。肩の力抜きまくってたからマジでびっくりしましたよ。  最後二人で笑いあっているのもなんかね。  結局同僚もリカも戻ってはこないのにさ。  唯一と言っていいくらい生き残ったのは、ジョー・ペシ、おまえかよ。次作も出る気満々じゃん。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-05-08 05:05:51)(笑:1票)
268.  酔拳2 《ネタバレ》 
 ジャッキー映画ですから。アクションは当然良いに決まっています。そのうえで、酔えば酔うほど強くなるという設定が本当に良い。前半の工事現場で何のために映したのかわからない工事用アルコールを火に注ぐシーンが、後半まさかこの設定を活かすためだったとは・・・・!そんなことより、もっと丁寧に作ってほしい部分がいっぱいあるのに。  ジャッキー映画とセガール映画はストーリーを無視するように心がけているのに、今回はなんか気になってしょうがなかったんです。特に武術教官をしているとかいう爺ちゃんが殺されたってぇのに、モラルと倫理でできてるようなあの父親がそのことに全然ふれないんじゃ、ものすごくキャラがぶれません?と、なんか変なとこが気になっちゃって、後半イマイチ盛り上がり切れませんでした。そんなことを気にする僕がつまらない人間なのでしょうか・・・。  全然関係ないですけど、中盤までジャッキーは弟子かと思っていました。途中で息子だとわかって、「えええええええええ!?」なんかそこが一番驚きました。
[DVD(吹替)] 6点(2013-11-13 04:17:21)(良:1票)
269.  ミシシッピー・バーニング 《ネタバレ》 
 最初の10分で映画に釘付けになりました。  教育レベルで人種差別が行われていることが一番の衝撃で、昨今のお隣の国の教育の在り方を連想させるものでした。こうなってくると、人種差別から暴力・犯罪に走る人々よりも、そんな人々を作り上げてしまうシステムが最も罪が重いと言わざるをえません。  生まれながらに本能にねじ込むようにして刷り込まれた差別意識と洗脳から、なぜか解放されているベル夫人に一筋の救いを見た気がします。  リアリティを求めた硬派なストーリーの中にも、きちんと映画として人を惹き付ける配慮やアレンジがされていて、「ああ、これは映画なんだ」と、そこだけは見失わずに最後まで映画として観賞することができました。  とても良い映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2013-02-12 03:33:27)(良:1票)
270.  はじまりのうた 《ネタバレ》 
 マーク・ラファロ演じるダンに、最初のうちは全然共感できなくてイライラ。  でも中盤くらいでそんな自分を反省。断片的な情報だけで、ダメ人間と決め付けたらいかんなと、猛省した次第です。  ダメ親父かと思いきや、ダメだったのは奥さんのほうでした。ダンはむしろ被害者。精神的ショックが大きすぎて仕事が上手くいかなくなってしまったのでしょうか。だとしたら本当にかわいそう。なのにダンが家を追い出されていて・・・  そんなダンがグレタと出会う。再起を図る。  グレタはグレタで彼氏の裏切りにあい、傷心中。そんなときにダンに出会い、音楽に打ち込める環境と出会えたのは幸福な偶然。  人生真面目に誠実に生きていたって、上手くいかないときは誰しもあります。むしろ、真剣に生きているからこそ、壁にぶちあたったり、心が病んだりするのかもしれないです。  でも、真面目に生きていれば、同じくらい幸福だって訪れるんだ。そんな希望を感じさせてくれるサクセスストーリー。  人の優しさを肌で感じさせてくれるハートフルなドラマ。  ラッパーとして成功した黒人が、グレタに言ったセリフ。  『2年ほど不運が続いただけで、みんなあいつへのリスペクトを忘れてしまった。あいつは凄いやつなんだ。』  このセリフがぐっときます。勇気をもらえます。  この映画を見た後、今日一日の仕事は大変充実していました。やりがいのある仕事をしているだけで自分は幸せなんだと再認識。終盤の盛り上がり、もう一声ほしいところではありますが、概ね満足。  この大変な時期だからこそ、多くの人に見てもらいたい映画です。  『今、私達は不運なだけなんです。』
[DVD(字幕)] 8点(2020-05-19 00:03:29)(良:1票)
271.  トロール・ハンター 《ネタバレ》 
 結構バカにされている作品のようですが、個人的には面白かったです。  で、これも個人的な感想ですが、ちょっと怖かったです。私的には『ホラー』のジャンルに入ります。  最初のトロール出現シーンに始まり、トロールの怖さがしっかり描かれた力作です。  これは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』をトロールに変えただけですね。  『ブレア~』や『REC』や『クローバーフィールド』といった類の手持ちカメラホラーが大好きなので、この映画も例にもれずはまりました。この臨場感がクセになります。もしかすると、映画というよりアトラクション的面白さを感じているのかもしれません。  思っていたよりトロールが次から次に出てくるのも楽しい。  『山トロール』とか『森トロール』とか、マウンテンキングとかなんとかかんとか、種類が豊富なのも良い。  トロールハンターの詳細なトロール蘊蓄が、どれももっともらしい説明ばかり。設定を作りこみ、真実の物語感が増します。『成長するたびに頭が増える。増えた頭はただの飾りで、相手を威嚇するために使う。』なんていかにもって感じで、よく思いつくなと感心します。キリスト教が狙われるっていうのは胡散臭いですが・・・  で、途中までは思いもかけない掘り出しものを見つけたものだと8点をつけようかと思ったのですが、ラストがいただけません。  まるで某類似作品みたいな終わらせ方ですが、この作品には合いません。こんなあやふやで終わらされて消化不良感がすごかったのでマイナス2点です。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-08-29 18:57:03)(良:1票)
272.  夜のピクニック 《ネタバレ》 
 長い。随分前に原作を読みましたが、これは原作を読んだことがなければ、退屈極まりないんじゃないかな。特に前半。  そもそもこの原作は登場人物、とりわけ貴子の心情描写がメインの作品。とても映画向きの題材とは思えないんですよね。これを映画=エンターテイメント作品にしようと思ったら、監督をはじめとしたスタッフの、『センス』『力量』『工夫』、あらゆるものがかなり高いレベルにないと面白くならないと思うのです。でないと、この作品の、特に前半のように、ただダラダラとしたイメージしか見えてこない結果になります。  それにこの内容で2時間は長いって。内容を見ても、必要な尺だったとは思えません。このストーリーであれば、どんなに長くても90分以内にはおさえて、その限られた時間の中で必要な回想シーンや、主要人物同士のコミュニケーションを上手く取り入れてほしいです。雰囲気作りに時間を無駄にかけすぎです。  とはゆっても、原作を読んでいると、味わい深い作品であることも確か。登場人物に思い入れがある分、映画の世界に入り込みやすいです。ですので、これは映画単体の評とは言えませんが、一見平坦に見える『夜のピクニック』にも盛り上がるポイントはいくつかあります。  『ラスト20kmの自由歩行スタートのシークエンス』  『回想シーンでの、貴子の母親の告白』  『杏奈の弟が終盤に落としていく爆弾発言』 などなどです。  ただこれらはすべて後半に集約されていますから、前半1時間はまじでだるいです。原作読んでいても、30分過ぎたあたりでもうだるいので、原作読んでいない人には苦痛でしょう。  ・・・せめて、もうちょっと早く歩いてくれないかな!
[DVD(邦画)] 6点(2018-05-05 11:53:58)(良:1票)
273.  リミットレス 《ネタバレ》 
 ヴァーノンを殺した組織がその後一切出てこない。ヴァーノンが何をしていたのかも語られない。エディは記憶がない間にモデルを殺してしまったのか。その真相も闇の中。と、こんな感じで説明不足や投げっぱなしのエピソードが散見する作品。ですが、そんなマイナス要素が気にならないくらい、この作品にはパワーがあります。  薬を飲んで脳がフル回転。トーク力アップ。観察力アップ。掃除力アップ。40分で大学の論文を代筆し、小説を4時間で書き上げる。その小説は編集者から大絶賛。このシークエンスだけでテンションは一気に上がります。  やったことはないですが、ドラッグをやる人たちってこれに近い感覚を味わっているのかもしれません。全能感や万能感に酔いしれてしまうみたいな。薬が切れたときのエディの症状。あれってまさにドラッグの禁断症状じゃないんだろうか。その末路の一例として、メリッサの口から語られる身の上話。この身の上話が結構エグイ。もしかしてこの作品はエンターテイメントに見せかけた『ドラッグ、だめ。絶対』の啓発運動なのだろうか。だとしたらラストは悲惨な結末しかあり得ないじゃん。  と思いながら暗い気持ちで見ていたら、まさかのハッピーエンド。これもある意味どんでん返しですね。  薬の成分を解明し、危険な副作用を取り除いた?それはわかるとしても、結果薬を飲まなくてもよくなったって・・・。しかもシナプスが変化してスターマリオはそのまんまですか。今までみた映画の中でもかなり強引。  で・す・が、ハッピーエンド好きの自分としましては、整合性の欠片もない、ご都合主義の究極系のこの終わり方にさえ、ちょっとニヤニヤしてしまうのでした。ロバート・デ・ニーロをやりこめちゃうのがちょっと清々しかったんですよね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-02-04 03:18:05)(良:1票)
274.  ヘルレイザー3 《ネタバレ》 
 導入~序盤の雰囲気と演出は相変わらず素晴らしく、これから起きるであろう惨劇を予感させるのに十分な効果を発揮しています。正統な続編にも関わらず、1作目、2作目とは違う切り口で始めているため、最初の悲劇はどのような形で訪れるのか、期待せずにはいられません。まさに怖いもの見たさの欲求を満足させてくれる演出になっています。  ですが、前半の雰囲気や丁寧な作りが嘘のように、中盤から後半になるにつれ雑になっていく感じに、正直興ざめです。被害のスケール自体は大きくなったのですが、その分俗っぽさが増し、一番の見所であるはずの終盤がただのモンスターパニック映画と変わらない仕様に。これにはヘルレイザーのファンはがっかりでしょう。  セノバイト(魔導士)達は、ピンヘッドと同列の、神に近いような存在だったからこそ魅力があったわけで、ピンヘッドがお手軽に作り出して子分みたいに従えるのは、前2作への冒涜にすら感じられるわけです。  また、テリーやドクといった魅力的なサブキャラを出しておきながら、二人のラストは見せずに気づいたらピンヘッドの子分にされているってあんまりでしょう。  一番残念だったのは、パズルボックス。パズルボックスで扉を開けた瞬間、壁の隙間から光が差し込むあの緊張感こそ、ヘルレイザーの一番の見所なのに、それを無くしてしまうなんて・・・。  3作目だけを独立した映画として見れば、素直に面白い作品と言えなくもないですが、これはあくまでも1、2作目の続編。だとしたら、ヘルレイザーの魅力となっていた部分は素直に踏襲してほしかったと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2013-05-01 14:34:00)(良:1票)
275.  ザ・ホード -死霊の大群-
ゾンビの群れが入り口のガラス割って入ってくるシーンが、バイオハザードっぽい。ってゆーか、おっちゃん強いな。
[DVD(字幕)] 7点(2011-07-06 22:23:27)(良:1票)
276.  ゴジラVSビオランテ
 フランス映画を2本見た後に、コレを見ました。  もうめちゃめちゃ面白かった。  なんてわかりやすい映画なんだ。  しかも刺激的。  ビオランテの造形最高です!しかも前半戦、後半戦の二本仕立てで、モデルチェンジまでしてくれるこのサービス精神。  そしてゴジラはやっぱり最強。かつ最高のかっこよさ。  自衛隊の方たちもとても頑張ってくださいました。  ああ、とてもすっきりしました。
[DVD(字幕)] 8点(2012-05-03 05:00:32)(笑:1票)
277.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
 今となっては珍しくなくなったタイムリープを題材とした作品。原作ができた年代を考えれば、そのアイデアに注目が集まるのもわかる気がします。真琴、千昭、功介の3人だけでなく、親戚のおばさんや友人の早川さん、天ぷらの失敗を押し付けられるクラスメートに、内気な少女など、脇役の個性も光っていて面白い。  プロットは確かに『バタフライ・エフェクト』に似ている部分がありますね。コメディとシリアスの寒暖差はなかなか凄い。『おまえタイムリープしてない?』の衝撃発言。結果、最後のタイムリープをしちゃった直後、ブレーキが壊れる自転車に乗ってしまった功介&女の子とすれ違うときの恐怖。このシークエンスの完成度はピカイチ。ここだけだったら間違いなく10点でしょう。  『千昭が実は未来人でした。』ってオチは、あんまり好きではないです。  『タイムリープという力を持っているのが主人公一人だけ』という特別感が好きなんですよね。そこにもう一人同じ力を持っている人が現れて、説明までされちゃうと、なんか神秘性がなくなってしまってちょっと寂しい。  また、個人的には回数制限なんて無いほうが好きですね。タイムリープを私利私欲に使えば、他人を不幸にすることがある。そのリスクに気付いた主人公が、自らタイムリープを使うことを封印する、っていう展開のほうがよりアニメ的でかっこいい気がします。やっぱ出だしがこーゆー主人公だからこそ、その成長をわかりやすく描いて欲しいものです。  ちょっと長くなっちゃいましたが、最後の感想です。  『リアルなアニメは好きだけど、リアルじゃないアニメも好き。』  アニメ的主人公。アニメ的男友達。アニメ的シチュエーション。実写でされちゃうと寒いだけのノリやセリフも、アニメだと楽しく受け入れられちゃう。そーゆーアニメの良さを満喫できる作品ではあります。
[DVD(邦画)] 7点(2018-02-15 13:28:09)(良:1票)
278.  アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 
 優しさと可笑しさに包まれた映画。ただ優しすぎて、タイムトラベル設定がなければ、何も見所がないかもしれません。  当初の予想とは違い、思っていたより長い年月の作品。エピソードが多くて、ちょっと散漫になっちゃったかな。個人的にはラブコメ1本で見せてくれたほうが気分が乗れます。もちろん、この映画が面白い作品であることは間違いありません。  やたらとひねった設定にされがちなタイムトラベルもの。オチも悲恋だったり切ないものが多い気がします。そんななか、ある意味革命的なこの作品。ひねりなし。深い考証もなし。  ルール①『タイムトラベルは過去に戻れるだけ。未来には行けない。』  ルール②『過去に戻って過去を改変したのち、過去に戻る前の現在の時間のところには帰ってこれる。』  ルール③『子供が生まれてから過去に戻っちゃうと子供が別人になってしまう。』  ルール④『手をつなぐと自分以外の人を過去に連れて行くこともできる。』  わかりやすい。そしてこの超便利な能力でやることが、父親は読書で、息子は彼女ゲット、なんとも平和なお話。  ただねえ、その彼女がレイチェル・マクアダムスだからたまらないですね。この女優さん大好きです。  失敗したらタイムトラベル。小さな修正繰り返し、ちょっとだけ良い未来にしていって、最後はメアリーを見事ゲット。メアリー、あなた騙されてますよー、って教えてあげたい。でもこの恋愛パートは凄く面白くて見入っちゃいました。  後半は、もしかすると今までの幸せが全部なくなっちゃうような嫌などんでん返しにびびりながら鑑賞。妹のくだりや父親のガンは特にドキドキしましたが、主人公が家族のために自己犠牲も厭わないような高尚な人物ではなく、奥さんと子供を優先する凡人で本当に良かった。  ルール③で子供をとるか父親をとるかの2拓を迫られるシーンで、最後に父親に会いに行くシーンは感動。  ただ、過去に戻って父親と会った後、その父親と一緒に更に過去に戻るシーンはちょっとやりすぎな気も・・・。 
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-05-12 13:17:59)(良:1票)
279.  アドレナリン(2006) 《ネタバレ》 
 「ずっと怒っていないと死んじゃう」という予備知識だけあって、以前から気になっていた作品。思いの外自分の中で期待値が上がっていたのか、見た感想は『なんか普通。』。怒っちゃいるんだけど、思っていたほどには怒っていない。むしろ相手のほうがすんげー怒っています。だから、せっかくの設定、アイデアがそれほどうまく機能していない気がします。  また、アドレナリンを出す方法は、『怒り』以外にもいくつかあるようで、それもちょっとルールがあいまい。ルールが曖昧すぎるせいで、いまいち映画の世界に入り込めません。それに、つなぎとつなぎが雑なので、雰囲気で無理矢理状況を理解しなければならないシーンもあります。ちょっと作りが粗い。  冒頭からノンストップでいきなり本題に入り、スピード感あふれるノリとアクションにも関わらず、後半のエレベーターのシーンではあくびが出ちゃう始末。やっぱりあくびが出ちゃうようじゃアクション映画としてどうなん、ってことになります。バカになりきれないバカ映画は凡作。凡作ながらも味があってちょいちょい面白くて、悪くはないんですけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2018-01-10 13:43:03)(良:1票)
280.  セイフ ヘイヴン 《ネタバレ》 
 そんなに期待はしていなかったのです。実際中盤あたりはケイティとアレックスの恋愛がちょっと退屈に感じていたくらいです。で、いつの間にかラストの手紙で号泣。良い映画じゃないですか。  ケイティが何か犯罪を犯して逃げ出すオープニング。すでにここからミスリード。何も考えずに見ていたので、二段構えのサプライズに驚嘆。ケイティは暴力夫を殺して逃げてきたもんだとばかり思っていたので、予想もしなかった真相が判明して、俄然面白くなってきます。  で、2つめのサプライズ。これも驚きはしましたが、個人的には無いほうが良かった。せっかく手紙の感動に浸っていたのに、水を差された気分です。ただ、それくらい『手紙の伏線』と『手紙のシーン』が完璧だったわけです。このサプライズはちょっと演出過剰と言いますか、サービスが過ぎた気がしますね。  ただそういった気になる点をふまえても、この映画は良い映画です。  ミステリーに好奇心を刺激され、ふれあいドラマで人の優しさを感じ、サスペンスでハラハラする。最後には大きな感動と幸せな余韻。大変良質なサスペンスドラマに仕上がっています。  
[DVD(字幕)] 8点(2020-04-25 14:33:20)(良:1票)

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS