21. テルマエ・ロマエ
漫画のシュールな世界観をそこそこに受け継いだ前半部分は7点。その後も、無駄にスケールが大きくなって微妙な感じになるんだろうな、というある程度邦画のヒット作を熟知している人間なら誰でも考えるであろう不安を、何一つ裏切ることなく展開してゆきます。 [映画館(邦画)] 5点(2012-10-17 14:17:10)(良:1票) |
22. アフタースクール
あまりにも脚本をこねくり回し過ぎたあまり、観客に対しての上から目線が目についてしまい、どうも素直に褒められないという作品。 [映画館(邦画)] 6点(2010-08-17 13:36:20)(良:1票) |
23. 汚名
話というよりも、ヒッチコックの映像演出がひたすらに冴え渡る一本。有名なキスシーンの長まわしから俯瞰ズーム、影の演出など、楽しんで撮っている様子が浮かんできます。悪役のマザコンは後の「サイコ」に受け継がれているし、見所に事欠かない良作。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-21 21:22:50)(良:1票) |
24. しあわせの隠れ場所
個人的にサンドラ・ブロックの魅力的な表情の一つだと思うのが「してやったり顔」。本作はその使いどころが非常に上手く、爽快なシーン、溜飲が下がるシーンであたたかい気持ちにさせてくれる。それは、苦悩する部分のドラマがしっかり描かれていることにも裏打ちされている。総じて、非常にクオリティの高い作品だと印象づけられた。 [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 23:31:24)(良:1票) |
25. お熱いのがお好き
《ネタバレ》 小学四年生のとき、深夜にBSで上映していたのを偶然観たのが思い出深い一本。とにかく笑って笑って、キスシーンでは凄く恥ずかしくなって(大人ってこんなに一杯キスするのかと思った)、ハラハラさせてハッピーエンドで…観賞後の余韻は素晴らしすぎて涙が出るほどだった。驚いたのは、あれから10年経って最近見返してみて、あの時に感じた面白さが全く色褪せていなかったこと。ここまで愛すべきキャラに囲まれた、観ていて楽しくなれる映画はないのではないか。圧倒的な面白さの前には、社会性も芸術性もメッセージ性も敵わないということを思い知らされる一本。Nobody is perfect!! [地上波(字幕)] 10点(2009-02-11 20:03:35)(良:1票) |
26. ゼロ・ダーク・サーティ
いつ面白くなるのだろうと思っていたら、そのまま終わってしまったという印象。 「アルゴ」や「ミュンヘン」が、あくまでも主人公の視点を中心に物語を展開していたため、感情移入して観やすかったのに対し、今回はその部分に非常に戸惑った。主人公に明確に追う理由ができたのは、開始1時間以上経ってから。しかもジェシカ・チャスティンは性格悪そうでいまいち。事象を追うままに過ぎてゆく158分。ただ歴史を勉強しているような感覚でした。 [映画館(字幕)] 5点(2013-03-21 18:44:14)(良:1票) |
27. トイ・ストーリー3
《ネタバレ》 最高の娯楽作に必要な三要素……笑い、スリル、感動。常にそれを実践してきたという土壌のあるピクサーが、本気を出すとどうなるかが証明された。特に斬新な試みがあるわけでもない、どちらかといえば予定調和なラスト。しかし、三要素をブレずに描ききり、最大限に伸ばすことができればこれほどのクオリティになるのかと改めて思い知らされる。聞きしに勝る完璧な作品。 [DVD(吹替)] 9点(2010-08-17 23:22:25)(良:1票) |
28. ミッドナイト・イン・パリ
上質なユーモアとは何ぞやを思い知らされた。 [映画館(字幕)] 7点(2012-10-17 14:33:03)(良:1票) |
29. テキサス・チェーンソー
怖い映画は好きですが、グロい映画は嫌いです。その点で、この映画に対してはどうしても拒否反応が出てしまう。もう徹底的にグロく、イタい。しかし、この世で一番怖い映画を創ってやろうという製作側の意気込みはひしひしと伝わって来た。大抵のホラー映画にはどこかしらつきまとってくるユーモラスさが、この映画からは徹底的に排除されている。ある意味究極のホラー映画のような気がしてきた。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-11 22:12:38)(良:1票) |