41. スーパーサイズ・ミー
栄養価の高いファーストフードを毎日食べれば太るのは当たり前。育ち盛りの虚弱体質児に毎日サラダだけ食べさせるのと同じくらい体に悪い。結局は、その人にとって、バランスがいい食事が摂れてるかが問題なのである。なので、どうせなら、ヘルシーフードと信じられてるものでも毎日食べ続ければ体に悪いことを、ヘルシーフード=体にいいと妄信している人に警告する方がよっぽど有意義ではなかっただろうか?私は自分の体に相談しつつ、これからもバランスよくファーストフードを食していきますよ(笑)。 [映画館(字幕)] 5点(2005-04-29 13:30:06)(良:2票) |
42. ロスト・イン・トランスレーション
《ネタバレ》 (本作と同じく、日本を舞台した映画「ラスト・サムライ」を意識しながら、あらすじを書くとこうなります。) CM撮影のため、サムライの国、日本に意気揚々とやって来たボブ・ハリス。 しかし、そこは「ラスト・サムライ」から約140年後の日本。つまり、不幸にも流暢な英語を話す「渡辺謙」がいない日本なのであった・・。 意思疎通に苦しみ、右(R)も左(L)も分からなくなるボブ・ハリス。ムシャクシャしてトム・クルーズのように「サ~ケ~!!」と叫びたくても許されず、仕方なく上品に「サントリー、タイム」と言って微笑む。 せめて、寂しさを紛らわそうとアバンチュールを楽しみたくても、「小雪」のような大和撫子は既に絶滅。やむなく、同胞の女で我慢する・・。 突然の面会依頼があるも、天皇のはずはなく、国籍不明の「マシュー」とかいう金髪男。 そして、心の中でそっと、「(智恵子抄風に)日本にはもうサムライがいない」と言う。 失意とともに自国の素晴らしさを悟ったハリスは、「♪♪More Than This(日本よりマシ)~」を口ずさみながら、決して「パーフェクト」とは言えない滞在を終え、妻子とカーペットの待つ祖国へ帰るのであった。 (やっぱりこれ、上のあらすじに投稿したらマズイよね・・・(笑)。) 5点(2004-09-19 08:40:15)(笑:2票) |
43. 影武者
長篠の戦いのシーンは蛇足、しかも金の無駄遣い。黒澤映画としては、もはや全盛期の迫力がない。言われなければ、黒澤監督が撮っているとは思えない(これは、その後の作品にも言える)。黒澤の名を語って別の監督が撮っていても分からないのではないか。えっ、まさか・・・、もしかしてこの当時、黒澤監督は既に死去していて、この作品以降は全て黒澤監督の「影武者」が撮っていたってことなのか?? 6点(2003-12-21 17:56:52)(笑:2票) |
44. シベリア超特急2
映画としては、前作から中途半端に「進歩」した結果、多くのファンの期待を裏切り、天下無敵の「カルト的超駄作」が「ふつうの駄作」になってしまった。観客の求めているものからは大きくかけ離れたという意味では「後退」したと言える。「1」で何がウケたか考えて、あえてカルト的な駄作に徹することができれば、本当の意味で「進歩」したと言えるのだが・・。ただ、それができないのが、「水野晴郎」たる所以なのである。 3点(2004-01-10 14:24:56)(良:2票) |
45. まあだだよ
《ネタバレ》 自分の死期を予感した黒澤監督の「遺書」。全盛期の力強さはもうない。誕生日会の寒い演出は萎える。だが、死を前にした人間のやさしさが随所に感じられる。特に少年時代のシーンは、黒澤監督にとっての市民ケーン、「薔薇の蕾」なのだろう。決して傑作とは言えない本作だが、巨匠黒澤の遺作としては相応しい。「まあだだよ」と粘る監督に労いに意味を込めて「もういいよ」と言ってあげたくなる作品です。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-29 11:20:52)(良:2票) |
46. デビルマン
「デーモンは誰だ!」本作の中のこの問いに大声で答えたい。「それは、この映画の関係者全員です!」と・・。この出来では、貶すよりも、むしろ今後、関係者が映画界から迫害を受けないか心配で夜も眠れません。「デーモン」とはいえ、この人たちにもまだ少しは人間の心があるはずなので、「デーモン狩り」等せず、どうか寛大な対応をお願いします(笑)。「デーモン」だけに「魔がさした」だけだと思いますから・・。なお、「デーモン小暮」は名前は「デーモン」でも本作とは全く無関係ですので、区別してあげてください。余談ですが、せっかくボブ・サップと小錦が出演しているのなら、二人のドリーム・マッチを実現して欲しかった。あるいはデビルマンと二人が闘うとか・・。その方がよっぽど盛り上がったはずです(笑)。続編(制作する勇気があるか疑問ですが・・)、万一あれば、(いろいろな意味で)期待しています・・。 2点(2005-02-18 23:07:35)(笑:2票) |
47. エントラップメント
こんな映画を見てしまった私が、「罠にかかった」気分です。 4点(2003-12-10 23:51:19)(笑:1票) (良:1票) |
48. エイリアン2
よく考えてみると、「エイリアン」はむしろ地球人の方ではないか。何しろ、他の星へ襲来し、植民地化しているのだから。エイリアンは、単に防衛しているだけ。平穏な生活を乱されて、よっぽど迷惑しているだろうに。特に散々仲間を殺し、大爆破までさせた「シガニー・ウィーバー」は魔女のような存在で二度と顔も見たくないはず。 6点(2004-03-02 19:52:02)(笑:1票) (良:1票) |
49. マトリックス
例の「兄弟」へ一言だけ言っておく。「こんなことして楽しいか?」 1点(2003-11-13 05:38:35)(笑:2票) |
50. ソウ
まったく読めない行動をする犯人。それでも、だた一つだけ確かな事がある。それは、「あの後」犯人が真っ先に向かった先。そこは、「トイレ」だったはずだ。間違いない。 8点(2005-01-05 00:21:31)(笑:2票) |
51. 運動靴と赤い金魚
金魚は見ていた・・・。 7点(2003-11-13 23:17:40)(笑:1票) |
52. GODZILLA ゴジラ(1998)
松井秀喜と同様、ニューヨークへ行ったら、スケールが小さくなってしまった。 2点(2003-11-19 02:21:05)(笑:1票) |
53. シッピング・ニュース
「あ、コバヤシ弁護士だ・・。」「え、これってユージュアル・サスペクツ 2なのか?」と思ってしまった。 4点(2003-11-16 22:53:23)(笑:1票) |
54. アパートの鍵貸します
「感動」よりむしろ「感心」する映画。見終わって、ここまで出来の良さに感心させられた映画はないくらい。どうって事ないような話をここまで面白くするとは・・。ビリー・ワイルダーの力量をとことん見せつけられた。40年前の映画だが、現代でも手本とすべき事は山ほどある。この映画と比べると40年間で、映画のレベルは上がるどころか下がっていると思えてしまう(比べるのが酷かもしれないが・・)。映画製作者(特にラブコメ)は「ワイルダーならどうするか」を考えて創って欲しいくらいだ。 10点(2003-11-11 20:47:20)(良:1票) |
55. 北北西に進路を取れ
「あのラスト」は、絶対予測不可能(笑)。 8点(2003-11-13 06:25:41)(笑:1票) |
56. フィールド・オブ・ドリームス
本当に来てくれてよかった。来なければ、せっかくの野球場が無駄になるところだった。本作の影響なのか、“If you build it, he will come・・”のお告げで建てた(?)札幌ドーム。来たのは、「新庄」でした。こちらも無駄でなかった? 8点(2003-11-13 06:04:35)(笑:1票) |
57. 未知との遭遇
分かりきった結末ながら、2時間引っ張っても見どころを作り、見る側を釘付けにするワザはスゴイ。同じ「引っ張る」でも、「この後、すぐです!」「もうすぐ○○○!」などと散々ウソをついて夜中に何時間も引っ張りまくった某テレビ局の「世○陸上」中継とは大違いだ。 6点(2003-11-29 22:43:53)(笑:1票) |
58. プリティ・ウーマン
この映画を見て、「イチゴ」と「シャンペン」の組み合わせを試した人も多いはず。でもやっぱり日本人ならイチゴには「大福」でしょうよ。是非ジュリア・ロバーツにも一度「イチゴ大福」を食べさせたい(無理矢理あのでかい口に押し込んででも・・)。 7点(2003-12-06 00:50:44)(笑:1票) |
59. サイコ(1998)
あまりにも忠実なリメイク。よって見る必要なし(これを見るくらいならヒッチコックの方をもう一度見るべし)。リメイクは独自色を出すと批判されるものだが、かといって何もしなくてもやっぱり批判されるので創らない方がマシ、と業界関係者にはっきり分からせた点では意義はあったかも。 5点(2003-11-13 20:34:42)(良:1票) |
60. 2046
<映画冒頭のキムタク・ナレーションの真意はこういうことなのかな?> 2046を観に行く全ての客の目的はただ一つ、なくした映画の感動を取り戻すため。しかし、2046に行っても何も変わらなかった。それが本当であることは、みんな知っている。2046から帰ってきたヤツは(キムタク以外にも)大勢いるのだから・・。 もし、誰かが2046上映中の映画館から出ようとしたら、どのくらいの時間がかかるのだろう。(30分程度で)簡単に出ていける者もいるだろう。でも人によっては、かなりの時間がかかる(1800円払っているのだから)。 もうどれくらいの時間、この映画を観ているのか(退屈すぎて)忘れてしまった。なんかすごくさみしくなってきた。 (途中で退席した人は)どうして2046から途中で出てきたのか聞かれるたびに曖昧な答えをしてしまうだろう。 今なら、誰かに知らせたい映画のコメントを持った人はレビューサイトにアクセスし、映画を見つけてそこにレビューを書く。その中に「この映画はひどい・・」等と文句を言い、それからサイトをログオフする。そうすれば、そのコメントは永遠に誰からも知られることになる。 昔、映画で感動したことがある。しばらくして、その感動はなくなった。2046へ行ってみた。もしかしたら、そこで感動が待っているのではないかと思った。でも感動を見つけることはできなかった。この映画が感動できるものだったのか考えずにはいられない。でもきっと答えなんてないのかもしれない。この映画の感動は知られることのない秘密のことのようだ。 「~この映画は全部生ぬるい~」 (キムタクのナレーションをもとにSTYX21が脚色) 4点(2004-11-05 06:47:18)(笑:1票) |