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141.  プラネット・テラー in グラインドハウス 《ネタバレ》 
B級ホラーマニアによるB級ホラーマニアのための映画。 細かい事は気にせずに楽しんだもん勝ち。 ただグロいシーン苦手な人は要注意!『シンシティ』のグロシーンでひいたって人はもう無理。回れ右した方が無難でしょう。 いきなり冒頭から凄い。怪しいおっさん達が何やら取り引きしているのだが、誰かが裏切ったらしくタマを切れ!とか叫んでます(^-^; 袋にはいっぱい切り取った睾丸が…。おいおい、どうせ殺すんなら殺してから切ればいいのに…。 そして、タンクからガスが噴きだしたと思ったらゾンビ大量発生!このガスを浴びるとゾンビ化するのである。『バタリアン』と同じですね。 その後も病院でグロ画像を見せられたり、潰瘍だらけの舌から膿が吹き出したり、ゾンビに喰われたり、畳み掛けるようにグロシーンが続くので全く休ませてはくれない。  また、ヒロイン2人がとにかくカッチョイイです。 片足マシンガールはダンサーだけに身のこなしが柔らかく、アクロバティックな動きでゾンビを殺しまくります。もう一人の女医は太股に隠した注射器を発射したりセクシーさもあったりで大活躍。あと、肝心な時にリール喪失しちゃう支配人にはやられました。
[DVD(字幕)] 7点(2014-11-05 16:01:05)(良:1票)
142.  あん 《ネタバレ》 
近くの映画館で「樹木希林さん追悼特集上映」として本作が公開されていて、ちょうど未見だった為鑑賞。  いやぁ、いい映画だった。 永瀬正敏がいかにも寡黙な職人の風貌で登場し、起き抜けにどら焼の生地を仕込んでいる。 店には女子中学生などで賑わい、これはきっと美味しいどら焼なのだろうなぁと想像しながら観ていたのだが、実は全然こだわりなんて無いし、そんなに情熱もないという意外性。  そこに登場したのが、50年もあん練りをしてきたという、言わばあんの達人、樹木希林の登場である。 これは面白くならない訳がない。 二人のエピソードを軸に悩みを抱える学生との交流も交えながらどら焼作りの大変さと楽しさがよく伝わってきた。 自分も和菓子を作る仕事をしている為、ほんとうにもの作りに対するこだわりや情熱が感じられたし、美味しいものをお客さんに食べさせたいというシンプルな想いに共感を得た。  小豆一粒一粒を丁寧に扱い、小豆に対して会話をしながらじーっと近くで観察し、炊けるのを待つ徳江さんの眼差しが忘れられない。  後半はかなり悲しい展開だったが、希林さんがもう亡くなってしまったという事実が、どうしたって作中の彼女が演じる人物と重なってしまって、涙なくしては見られなかった。
[映画館(邦画)] 9点(2018-10-02 14:50:58)(良:1票)
143.  ミスター・ガラス 《ネタバレ》 
途中まで激論!朝まで"ヒーローは存在するのか"というテーマ(謎)で進む為、まーた『アンブレイカブル』みたいに消化不良な展開になるのかなと心配したが、ちゃんとイライジャが言うところのコミックの典型的な展開も見せてくれるのでそこはとても満足。 ただそのままでは終わらないのはいかにもシャマラン的だった。 また、ちゃんと『アンブレイカブル』に出てきたダンの息子の子役がそのまま大きくなって続投していた事が嬉しかったし、『スプリット』で主役の少女もちゃんと出てきて良い。前2作を観ている者にとっては集大成的なお祭り映画であった。  個人的に一番ツボだったのは、『スプリット』であれだけ思わせ振りだった"ビースト"にいつでも狙ってなれる所。上半身裸になって「ふんっ、はぁぁ~、はあうあっ!」って叫ぶだけでなれちゃうんだからねぇ。なんか笑ってしまった。
[映画館(字幕)] 7点(2019-01-23 14:54:30)(良:1票)
144.  ブラックパンサー 《ネタバレ》 
う~ん、これは微妙かな。 ブラックパンサーのスーツを着用してのアクションをもっと見たかったな。この主人公、スーツを脱いだ1対1の決闘になると途端に弱くなるのよね。これじゃあ、誰が王位を継いでも、結局はあのスーツを着れば誰でも強くなれるというわけで。もうちょっと主人公に魅力が足りないような。王として皆を引っ張って行くような人物には見えない。 ストーリーも割と平凡だし…。 ちゃんとシビルウォーのバッキーのその後が描かれていたのは良かったね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2019-04-25 17:32:53)(良:1票)
145.  劇場版 おいしい給食 Final Battle
給食を唯一の楽しみに学校に来ている先生(市原隼人)と、毎回革新的な給食の食べ方で先生を挑発し、完敗させる神野ゴウ少年との闘いを描いたドラマの劇場版。  とにかく好きなドラマだったので嬉しいけど、まさか映画化されるとは思わなかったので若干の戸惑いと不安を感じつつの鑑賞となった。だって劇場でやるようなスケールの内容じゃないんだから(笑)  前半はドラマと同じような流れで進みつつ、中盤で半年後に給食が廃止されてしまうという衝撃の事実が発覚した事から流れが変わって行った感じだった。  果たしてその危機に先生と神野君はどう立ち向かっていくのかというのが劇場版ならではのスケール感(たぶん)で描かれていてとても見応えのあるシリアスな内容だった。  でも、個人的にはドラマと同じようにもっとコメディに徹して欲しかったなぁと言うのが本音かなぁ。給食食べるシーンももっと観たかったし、その食べ方にしてもドラマほどやられた~って感じがしなかったのも残念。
[映画館(邦画)] 7点(2020-03-06 21:52:55)(良:1票)
146.  地獄でなぜ悪い 《ネタバレ》 
 2日続けて観に行くほどこの映画にはまってしまいました。「愛のむきだし」におけるアクロバティック盗撮のくだらないコメディパートが好きだった自分としては、久々の笑い全開なノリが最高でした。監督自信初の娯楽作と言うだけあって、とにかく観客を純粋に楽しませることに徹底しているからこれは楽しんだもん勝ち。全く飽きさせないテンポの良さは素晴らしい。ストーリー的にはありえない展開の連続だが、それを納得させてしまう強引な演出力と説得力のある画はさすがである。出会うはずのなかったヤクザと映画バカ集団、これが如何にして奇跡の合体を果たすのか?ワクワクしながら見ていたら・・・星野源がゲロを吐いて偶然にも祀ってあった木箱から願い事を書いた札が云々・・・って、書いてて馬鹿らしくなってきた。何この安い香港映画みたいな展開。バカバカしくって最高よ(笑)  また、キャラクターも皆魅力的だった。嫌いなキャラが1人も見当たらない。特に最高だったのが、監督の分身とも言える映画バカを演じた長谷川博己である。これまでのイメージを一新する型破りな役を見事に演じきっている。念願かなってついに映画を撮れる、しかも最高のシチュエーションで!という時に発せられる「フォォーーー!!」という雄叫びは忘れられない。ラスト、気が狂ったように髪を振り乱し、疾走する姿は不気味さを超えて妙に清々しさを感じた。というか、アンガールズ田中にしか見えなかった(笑)  最後に、掟破りとも言えるラストシーンについて。あれはカットの声がかかっても尚も走り続ける田中・・・もとい長谷川博己を走り終える最後までスクリーンに映したかったからなんじゃないかなぁと。監督がどうせフィクションなんだしカットの後を見せたってなぜ悪いと言ってるような気がしてならない。
[映画館(邦画)] 9点(2013-10-03 16:47:04)(良:1票)
147.  教誨師
教誨師とは、死刑囚と向き合い、諭して道徳的に正しい方へと導く者。  勿論、死刑囚と言っても千差万別。しっかり罪に向き合おうとする者も居れば、嘘をついて刑期を延ばそうとする者や、精神に異常をきたした者も居る。  そんな彼らと平等に接し、真面目に向き合おうとする教誨師を演じた大杉漣。彼の深みのある演技は必見。段々と引き込まれていく力があった。  淡々と進む会話劇で、張りつめた重い空気感と適度な緊張感が心地良く、とても興味深い内容だった。
[映画館(邦画)] 7点(2018-11-03 23:28:37)(良:1票)
148.  寝ても覚めても
寝ても覚めても東出昌大。 居なくなったと思ってもまた違う東出昌大が現れる。 東出昌大に囚われた女が遭遇する恐怖と、どこまでも真っ直ぐな愛の物語。 ちょっと何言ってるかわかんねぇと思うけど、ほんとにそんな映画なんだってば。  ヒロインがとにかく頭おかしくて、途中でつき合ってられっかぁ!て叫びたくなったけど、最終的には二人のその後が気になってしまったので、なかなか没入度の高い物語だった。奇妙だけどどこか惹き付けられるラブストーリー。東出昌大好きには特にオススメ!
[映画館(邦画)] 8点(2018-10-22 23:59:47)(笑:1票)
149.  オーヴァーロード
全く予備知識が無い状態で鑑賞。 戦争アクション映画かと思いきや、かなりホラーテイストな内容でびっくり!  脚本はかなり大味!設定も色んなジャンルのごった煮感が凄い! でも、冒頭の降下シーンを皮切りにしっかりと観たい画を見せてくれるので細かい所はあまり気にならない、有無を言わせず画面に引きずりこまれる。  いやぁとにかくテンションの高い映画だった。 最初から最後まで極限状態で、緊張感が全く途切れないのが素晴らしい。  B級ホラー好きには絶対オススメです。
[映画館(字幕)] 8点(2019-05-10 17:58:44)(良:1票)
150.  ひらいて 《ネタバレ》 
好きな人に近付く為には手段を選ばない。目的遂行の為には何をしても許されると思っている超自己中心的肉食系女子。 それがこの物語の主人公、木村愛だ。  好きな男の子に付き合っている彼女が居ればフツーあきらめません? しかし、愛ちゃんは全く引き下がらないばかりか、好きな男の子の机やロッカーを漁る為には夜の学校に忍び込む事も厭わない、正に行動力の化身。  かくして愛ちゃんは好きな人(たとえ君)のロッカーからある手紙を見つけてそれを持って帰ってしまう。それは実はたとえ君に宛てた美雪という人物からの恋文であった。  いてもたっても居られなくなった愛は美雪に接近し、友達が欲しいという彼女の願いを叶えるために友達になり、さらにはもっと深い関係になって行くのだった。 それはたとえ君に振られた事の腹いせともいえる行為であったが、美雪の方も何故か愛を好きになり、そこから複雑極まりない学校生活を送っていく事となる。 最初はあくまでたとえ君の恋人を寝取るという行為であり、内心は同性に嫌悪感を抱いていたはずだが、次第にその気持ちにも変化が生じて行く。小説ではその辺の心境の微妙な移り変わりが繊細に描かれていてとても引き込まれたが、果たして映像ではちゃんと表現出来ているのか?と思っていた所、これが素晴らしい演技によって上手く表現されていたので素晴らしかった。  基本的には主人公の愛は最低の奴である。地道に陰で愛を育む2人の純情な関係に入り込む余地など無いのに無理矢理割って入り、厚顔無恥かつ卑劣な手段で二人の気持ちを掻き乱して行く。現実で側に居たら絶対に嫌な奴だが、フィクションだし他人事として見る分には実に面白いのだから困ったもんである。  そんなとんでもない主人公を演じた山田杏奈の演技力が凄かった! 好きな男子を見るときの獲物を狙うような鋭い目力が素晴らしい。 また、結構大胆な濡れ場もあるのだが、邦画にしては逃げずに描いていたので良かったかな。そこを省略してしまうと全く原作の本質が無くなってしまっていただけに、ちゃんと分かっているなと感じられとても良かった。この作品を映画化する為に監督になったというのは本当なんだな。 原作には無いシーンで良かったのはカラオケの場面。2人の立場の違いがより明確になっていたしあいみょんの「ふたりの世界」がとても印象に残る。  もう一つ特に好きなシーンは最後に愛がフラフラと美雪と一緒にたとえ君の家に行くシーン。 もはや完全に拒絶され、悪者となっている状態なのにもう惰性で向かっている感じがなんか憐れだし、そこでたとえ君の父親を殴るという大仕事をやってのけるのが最高だ。 しかもその後、ちょっとやってやった感を出して2人に説教してるのも笑えるし、あれだけの最低な奴を許してしまえる2人もまた優し過ぎて泣いた。 最後に、結末が原作の途中で終わっていて(殆ど最後に近いけど)、最初はそこで切っちゃうと意味変わってこない?って思ったけど、色々想像出来るしあれで良かったのかなと思い始めて来た。また何より監督のフィルモグラフィーに秘密があったのを発見。最後の台詞と同じタイトルの映画があるじゃん!
[映画館(邦画)] 9点(2021-11-07 14:19:22)(良:1票)
151.  エイリアン2/完全版
「完全版」だけあって、より登場人物の背景が深く掘り下げてあるし、物語に深みが増しているので初見の方はまず「完全版」を観る事をおススメする。 但し、一旦知ってしまえば十分なので、繰り返し見る分には「劇場版」の方がテンポも良いし丁度良い長さなので最適だろう。そして、また忘れた頃に「完全版」を挟み、また「劇場版」を繰り返し見れば良いのである。一体何回観れば気が済むのかって?それはもう終わりはないのである。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-09-16 20:14:01)(良:1票)
152.  ファンタスティック Mr.FOX
世界観が好き。 喋る動物のキャラクター達が皆個性的で可愛い。 主人公のキツネは思いっきりジョージ・クルーニーだった!めっちゃ渋いこのキツネ。 あと、相棒の何の動物かわからないけど目が点になっちゃうとことか好きだし、敵なのに妙に愛嬌があるネズミとか気に入った。 ストーリーはちょっと取っ付きにくく、盛り上がりにも欠けるんだけど、映像がとても作り込まれていて観ているだけでワクワクさせられた。 あと気になったのが、キツネ時間って何?笑
[インターネット(字幕)] 8点(2018-05-24 22:06:32)(良:1票)
153.  探検隊の栄光
う~ん、コンセプトはいいんだけどねぇ。ちょっと笑いが足りなかった。 俳優役の藤原竜也が段々とバラエティのノリに染まっていく辺りは面白いんだけど、被り物のネタとかベタすぎるのがちょっとね。全体通してみるとこういうノリ嫌いじゃないだけに惜しい作品でした。
[DVD(邦画)] 4点(2016-03-15 18:55:22)(良:1票)
154.  紀子の食卓 《ネタバレ》 
2時間半かけて壮大な家族ごっこを見せられる映画。 園子温が得意とするひとつの家族の崩壊を描いた映画であるが、後の「愛のむきだし」なんかと比べると粗が多く、何が言いたいのかよくわからない為イマイチ入り込めなかった作品。 まず、紀子の思想、行動、が不可解すぎてついて行けない。  彼女は、今の自分が嫌いで、生きていること自体がリアルに感じないとつぶやく。 自分の周りには自分を理解してくれる人間など居ないとネットにはまっていく。 やがて廃墟ドットコムというサイトに辿り着く。 その結果、新しい自分に生まれ変わる為、家族ごっこにはまっていく。  う~ん、なんという厨二病的思想。 救いようが無いです。  それから、映画全体を通してあまりにクドイ演出が続くので苦痛だった。 とにかくモノローグが多すぎ。あんな1から10まで説明されたらクドイだけ。まるで観客に何か想像させるという事を放棄するかのよう。 やたら繰り返し挿入される「自殺サークル」の集団自殺の映像や、オルゴールみたいな音楽が耳障りだ。 まだ「自殺サークル」の方が気軽に楽しめるバカ映画だったのでマシだった。
[DVD(邦画)] 3点(2014-10-11 20:31:21)(良:1票)
155.  ヒックとドラゴン 聖地への冒険
2は色んなテーマを盛り込み過ぎで感情が追い付く間もなくどんどん展開しちゃってあまり入り込めなかったが、今回はだいぶやりたいことを絞ってきているのでその狙いが分かりやすく、素直に感動も出来た。 ただ、話としては実にオーソドックスだったので、もう一捻り合っても良かったように思う。  でもでも、トゥースが前回よりとても可愛く描かれていたのが良かったなぁ。 特に好きなシーンは、トゥースが恋した娘に求愛するシーンで、ヘンテコなダンスを繰り出したりして気を惹こうとするんだけど、相手にネコパンチ(ドラゴンだけど)で反撃されてたのが可笑しかった。  あと、やっぱり飛翔シーンの躍動感がとても気持ち良かったので満足。
[映画館(吹替)] 7点(2019-12-20 23:56:08)(良:1票)
156.  自殺サークル 《ネタバレ》 
さすが園子温映画だけあって、ジャンルを超えている。 最初はホラーで、病院のシーンとか観客を脅かそうとしてくるので結構怖い。笑顔で集まって何の躊躇いもなく電車に飛び込む女子高生達も怖いが、学生達が昼休み、屋上でふざけて自殺の真似をして本当に自殺してしまう場面が1番怖く、狂気を感じた。  その後も不安を煽るようなシーンの連続だが、突然のローリーの登場によって映画は急にコメディヘと変貌を遂げる。今までの緊迫感は一体。観客を嘲笑うかのようにローリーの独壇場が続く。ここで騙された!と思ったら、完全に園子温の勝ちなので、ここはグッと堪えて大人しく観るのがよろしいだろう。  そして、映画は事もあろうに終わる15分くらい前になってから急に謎解きミステリーの様相になり、なんだかわからないけど解決へと向かう。いや、全然解決になっていないんだけど。最後は哲学的になって観客に色々意見を押し付けて終了するという一番ダメなパターン。ちゃんとパズルのピースを全部はめてから終わりにしようよ。じゃないと死んだ方がいいってデザートも歌っているよ?というわけでこの映画は完全に死にました。あははは。
[DVD(邦画)] 4点(2014-10-03 20:21:39)(良:1票)
157.  検察側の罪人 《ネタバレ》 
別にどちらのファンでもない中立な立場ですけど、ニノの演技は静と動がはっきりしていてとても良かった。特に容疑者に対して激高する所とか凄い迫力だった。対してキムタクは…いつもの感じというんですかね。あまり面白みのない演技だった。  ストーリー的にもキムタクに忖度し過ぎなように感じた。詳しいネタバレは避けますが、とにかくキムタク最強!みたいな。 敵役の松倉にしてもモンスターという割にはちょっと小心者で肩透かしを喰らった。録画のスイッチ切りました!で簡単に自供しちゃうし…。 脚本的にも色々盛り込み過ぎて無駄なシーンが多く感じた。なんかよくわからん戦時中の祖父の話とか。あとはまああの人の一人相撲ですよ。行動が短絡的過ぎて、正義は何かとかそんな深く考えさせるようなレベルじゃない。 中途半端な恋愛シーンとかもいらないからもっと主演2人の対決を見せろと言いたかった。
[映画館(邦画)] 4点(2018-08-24 23:06:47)(良:1票)
158.  運命じゃない人
普通に恋愛ドラマが展開されるが、この監督の映画なので、絶対、"もう始まっているぞ"と目を凝らして観てしまう。この時点で、何の知識も無く観た人とは観るスタンスが違う。なので、ネタばらしが始まってもああそういうことだったのかと驚き事すれ全ては予想の範囲内。しかも先に「アフタースクール」を観ていた為、ちょっと物足りなさを覚えたのも確か。 ストーリー自体は面白いのだが、登場人物にあまり感情移入できず、もう一度見直したくなるほどの魅力は感じられなかった。
[DVD(邦画)] 6点(2014-10-09 22:07:56)(良:1票)
159.  クワイエット・プレイス
ヤバいですこの映画。 音を立てると何かがやって来るんです。 音を立てたら即死です。 ただちょっとルールが曖昧でして…どこまでの音がオッケーでどこからがダメなのか? あえて説明を省いているんでしょう! 観客も探り探り体験していく事になるので没入感が高まります。巧い演出!  とにかく私の苦手なパターンとして、来るぞ来るぞと思わせておいて、ためてためて…(シーン)……ドッカーン!っていう例の奴あるじゃないですか?(何のことやら)あれが本当に苦手で、ビクッ!ってなるんですよ!そんな私を全力で殺しに来る映画だった。 細かい事言い出すと結構ツッコミ所はあったものの、とにかく最初っから最後まで緊張感が途切れず楽しめたので期待通りの作品でした。  映画の設定上観客も固唾を飲んで鑑賞していたように思いますが、私の近くに座っていた人は定期的にビニールをバサバサ(必ず1人や2人はいるビニール野郎)やっていて、即死すれば良いのにと思っちゃいました。
[映画館(字幕)] 8点(2018-09-28 20:34:31)(笑:1票)
160.  写真甲子園 0.5秒の夏
北海道では11月11日から先行して公開されたので早速観に行ってきた。 いやぁ迂闊だった。北海道に生まれてこのかたずっと住んでるのに、写真甲子園の存在を知らなかった。もう20年以上前から東川町であんなに熱い大会が毎年繰り広げられていたなんて。  とにかく驚いたのが全国各地で選ばれた代表が本選に進む為には非常に狭き門であるという事。500校を超える応募校から本選に行けるのは18校のみ。そこへ行った者にしか見えない景色を見るために皆熱戦を繰り広げている。 そして本選では東川町で3日間に渡って行われて、実際に現地で決められた時間内に撮った写真を決められた時間内に8枚だけ選び、どういうテーマの作品なのかを選手がプレゼンするという形式である。  そこには色んなドラマがあり、非常に面白かった。映画向けに少々大袈裟にしたなという展開も見受けられたが、俳優達が素人っぽいのが幸いしたのかなかなか自然な演技で良かったと思う。また、脇を固めるベテラン俳優の力も大きい。千葉真一は物語上必要なのかなってレベルの役だったけど、彼の登場により深みが増したし、河合我聞とか久しぶりに見たけど凄く良かった。ただ、ちょっと残念だったのは東京代表の桜丘高校の部長のキャラの掘り下げが足りなかった事。せっかく一人で頑張って部員集めに奔走して主役級にドラマチックな盛り上がりを見せていたのに、途中から関西学園に見せ場を奪われがちだった。  あと、面白いのは実際の写真甲子園の大会と並行して映画の撮影が行われた事。街中を映画のキャスト達がカメラを手に撮影している隣で実際に出場している高校生たちも写真を撮っていた。まさに映画と現実の入り組んだ不思議な空間。劇中、写真をプレゼンするシーンではキャストたちが自分で考えて発表し、実際の審査員に審査され、しかもどのような審査が下されるのかも予めわからないというのだから凄い。だからこそキャストたちの自然な演技が引き出されていると思った。これがきっかけでもっともっと「写真甲子園」が注目されればいいな。
[映画館(邦画)] 8点(2017-11-13 18:32:54)(良:1票)

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