1. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
《ネタバレ》 笑えて泣けて、心に残る正統派時代劇。戦国時代の世相を背景にした、又兵衛と廉姫の切なく悲しい恋物語を主軸に、野原一家も助演としてキラリと輝く活躍ぶり。結局しんちゃん達がタイムスリップをしても歴史は何も変えられなかったけれど、彼のおかげで一人の武士がほんの数日のあいだでも存命し、野原一家を通じて家族の絆を感じ取り、身分の壁を越えて愛する人への想いを解き放つことができた。それだけでも十分だと思う。これから先、私がふと青空を見上げて、ぽっかりと浮かぶ白い雲を見つけた時は、どうしても井尻又兵衛という戦国の世に生きた侍を思い浮かべてしまうんだろうなぁ。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-04-12 21:34:59)(良:1票) |
2. フラバー
勧善懲悪モノで物語が上手く行きすぎな感もありますが、ロビンとCGの融合が上手くはまっていました。ところで、フラバーよりもウィーボのほうが世紀の発明だと思ってしまうのは私だけでしょうか(笑)。 5点(2004-06-13 22:22:59)(良:1票) |
3. ロスト・イン・トランスレーション
ビル・マーレイの乗ったタクシーの窓から見える、新宿繁華街の「アコム」(だっけ?)の看板。ハリウッドのスターが日本の見慣れた風景と同化する瞬間は「おお!」と思いました。でもただそれだけ。CM撮影シーンやカラオケボックスでのバカ騒ぎ、ついでにマシュー南(笑)のバラエティ番組といった、「日本の文化」の表層を軽くなぞっただけの映画。多分外国人から観たステレオタイプな日本観というのはこういうものなのかもしれません。それは逆に、日本人が外国を舞台にした映画を撮るとしても、これと同じ現象になるんじゃないかという危惧を抱いた作品でもありました。 [DVD(字幕)] 5点(2007-07-08 22:33:55)(良:1票) |
4. ピエロの赤い鼻
《ネタバレ》 悲しくも心温まるヒューマンドラマ。確かにエピソードは美しすぎるし、親子の不和に関してももう少し踏み込んで描いて欲しかった点もあるにはある。だが、絶望の底にあった人質の頭上で、敵味方関係なしに「生きる希望」を示したドイツ兵の強さ、心の優しさには胸が締め付けられずにはいられなかった。そんな彼の想いを継いで毎週ステージに立つジャックの中に、「ピエロのゾゾ」は今でも生きている。笑いという最強の武器が人々に希望を与え続けられる限り。 8点(2005-03-29 16:20:35)(良:1票) |
5. 逆境ナイン
こういう全力をもってアホな映画を作り上げた全スタッフ・キャストの方々には拍手。野球好きには笑いどころ満載で終始楽しめました。この頃の堀北真希は若干幼い印象ですなぁ。 [DVD(邦画)] 6点(2010-05-17 21:25:11)(良:1票) |
6. シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~
分子料理って、何かのギャグかと思っていたのですが実際ある料理名(?)なんですね。そんな分子料理に代表される前衛的料理や三ツ星ガイドをコメディックに風刺しながら、シェフ二人が劇中の料理番組の如くああだこうだ言いながら信頼を深めていくのがテンポ良く描かれていて楽しめました。あとはジャン・レノが侍コスプレすると渡辺謙っぽく見えちゃったのが衝撃的でした(笑)。 [DVD(字幕)] 7点(2016-05-19 21:11:39)(笑:1票) |
7. ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer
殺人事件発生と柴田&真山コンビの謎解きパートまでは面白い。しかし終盤の30分、霧が出てきて非現実空間状態になってからがはっきり言って蛇足です。良くも悪くもちゃんと完結したテレビシリーズの続編を作ろうということ自体がムチャなことなのかもしれませんが・・・。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-04-26 21:16:59)(良:1票) |
8. ミニパト
「ⅩⅢ」の併映として映画館で見たのは第1話。それからウン年経ってようやく全3話を改めて観ることができました。薀蓄満載かつ「パトレイバー」という作品を皮肉る押井節炸裂の脚本の一部にはヒヤリとしましたが、「ⅩⅢ」本編よりこっちのほうが面白いな、という感想は時を経ても変わらず(笑)。 [映画館(邦画)] 7点(2010-05-17 21:43:42)(良:1票) |
9. 踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2
インターナショナル版と銘打っているものの、通常版とほとんど変わらない内容(音はちょっと迫力があったけど)。本筋以外で目立って変わったところといえば、スリーアミーゴスの出番が極端に減っているあたり。この辺はまあ許せるんだけど、和久さんと吉田副総監の長い会話シーンまで削るのはどうかと思う。あれがあってこそラストの和久さんが青島と室井にかける言葉に繋がると思うのだが・・・。 5点(2004-06-05 01:37:13)(良:1票) |
10. アンドリューNDR114
人間になりたいロボットの感情を描いた深い作品。でもアンドリューは顔がロビンになる前よりもその前のロボットフェイス時代のほうが性格も含めて良かったような気がする。人間化した後はなんかワガママが目立っていたし・・・まあ、それが人間臭さを表していたのかもしれないけど。 6点(2004-09-04 21:30:39)(良:1票) |
11. パピヨンの贈りもの
蝶を探しに出かける老人ジュリアンと、それに一緒について行く少女エルザの二人旅。ただそれだけのストーリー(周りの誘拐騒動もあるにはありますが)ですが、一緒に旅する二人の心の距離が、些細な会話や出来事で近づいたり離れたりする、そんな感情の機微をじっくりと時間をかけて描いていた点が好感。流れる音楽も聴きごこちが良く、山の風景とも合っていました。暖かい気分になりたい方にオススメです。 [映画館(字幕)] 7点(2004-06-27 22:25:47)(良:1票) |
12. RV
ロビンがこういう役やるのはかなり久々な気がしますね。年頃の娘と息子を持つお父さんが、家族の絆を深めるために大奮闘する(しすぎ?)という、こういうファミリー映画に彼は本当によく合っていると思います。ビデオスルー扱いなのがちょっと悲しいけど良作。 [DVD(吹替)] 7点(2008-01-04 18:11:17)(良:1票) |
13. サクラ大戦 活動写真
《ネタバレ》 あくまでも「サクラ大戦」シリーズのファンに向けての映画。登場人物もほぼ揃い踏みでそれなりに出番もあるので、各キャラのファンにとっては嬉しいでしょう。ただ、そんな中で劇場版の新キャラクターであるラチェットの存在があまりにも薄い。花組に入っても普段はあまり波風立てないので表向き不協和音の描写がなされていなかったし、そんな彼女が過去に何があったのかを明かすシーンも観客側に提示されることはこれといってなし。だから織姫がラチェットを制して飛び出したりする場面でもこちらとしては「なんで急に?」みたいな感想を抱いてしまいます。それはクライマックスの舞台でいきなりアドリブで心理劇をやり出すのも同じこと。もっと彼女を前面に押し出して物語を進めていけば、最後盛り上がったと思うのですが・・・。私はこのシリーズのファンですが、敢えて厳しめに5点を付けさせていただきます。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2005-06-12 21:11:31)(良:1票) |
14. タッチ 背番号のないエース
実は遠い昔、原作やテレビアニメよりも先にこちらを観ていたので、後になってラストが全然違うということを知って驚いた思い出があります(苦笑)。 [地上波(邦画)] 4点(2011-04-30 21:29:42)(良:1票) |
15. あなたにも書ける恋愛小説
ちょっと地味で小粒な作品だとは思いますが、なかなか楽しかったです。起承転結もはっきりしていて、まさに恋愛小説の王道を行っているんじゃないでしょうか(笑)。ケイト・ハドソンが四人のメイドを演じ分けているのも好印象。でもやっぱり現実パートの彼女が一番可愛いですね。 7点(2004-11-24 22:23:10)(良:1票) |
16. 遠い空の向こうに
炭鉱の町、閉ざされた未来、夢を追う主人公、厳格ながらも陰から見守る父親。どこか「リトルダンサー」を彷彿とさせる物語でしたが、私としてはこちらの作品のほうにより強く心を揺さぶられました(主人公の素直な性格のせいかもしれません)。小さなロケットがただ真っ直ぐに飛んでいく、あのシーンに夢を重ね合わせる人も多いことでしょう。紆余曲折を経て奨学金を勝ち取り、町に帰ってきたホーマーの父親との会話「僕のヒーローは・・・」というシーンが強く印象に残っています。純粋に感動できる作品として、久し振りの9点はこの物語に捧げたいと思います。最後に、クリス・クーパー。かっこ良かった! 9点(2004-10-16 15:58:31)(良:1票) |
17. デモリションマン
こりゃコメディ映画か!気がついたのは観ている途中でした(笑)。いえ、コメディやってるスタローン、私は決して嫌いではないのですが、SFチックな近未来に冷凍刑、因縁の宿敵との対決などなど、シリアスになる要素はガチガチに詰まっているのに、なんか出来上がりはお気楽警察映画?!みたいになってしまいましたね。でもまあ、これはこれでいいんじゃないかな。 [地上波(吹替)] 6点(2008-01-04 18:01:45)(良:1票) |
18. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
監督が交代したのがプラスの方向に働いたと思う。前作までのエピソード詰め込みすぎで窮屈な印象が今回は感じられなかったし、クライマックスに向かう途中のドキドキ感も以前の二作よりもアップしていた。原作のエピソードをバサバサ切り捨てているらしく、原作のファンの方々からは「いろいろ端折られていた」という不満の声が、観終わった後の映画館でチラホラと聞こえてきていたが、二時間半の作品としてまとめるならばこれぐらいの情報量やストーリーが一番ピッタリくると感じた。エンドロールの足跡も結構面白かったし、何よりも観ている途中で飽きなかったというのがポイント高い。それにしても子役達はみんな大きくなりましたな。ハーマイオニーも大人っぽくなっていて驚いたけど、マルフォイの急激な成長にビックリ。 8点(2004-06-21 22:53:35)(良:1票) |
19. ドラムライン
マーチングバンドの技術は凄い!の一言。でも、観ていて鳥肌立つような感動!という感じではありませんでした。ストーリーのほうは、自分勝手な主人公に、努力肌(?)のリーダーの二人に比べて、監督がどういう段階を踏んで主人公を受け入れるようになったかの過程が描かれてなかったような気がするので、少し唐突な感が。まあ二時間飽きずに観られたので6点。 6点(2004-09-05 23:30:02)(良:1票) |
20. ビバリーヒルズ・コップ
アクセルことエディの原語ではもはや何を言ってるのか聞き取れないマシンガントーク炸裂の良作。日曜洋画劇場などで繰り返しリピート放映されるのも納得の、誰にでも楽しめる定番の刑事アクションコメディではないでしょうか。 6点(2004-09-04 20:55:25)(良:1票) |