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1.  スリー・ビルボード 《ネタバレ》 
はっきり言うと、クソつまらんかった。  覚悟完了したババアがひたすら遂行していく話かと思ったら 怒りの連鎖の虚しさを知る物語。 新人警官は、差別主義で怠慢な態度を改めて義心を覚える。 白人署長は、最期まで善人として描かれる。  この作品を評価している文章を見ると、先の読めない展開、 重いのに笑わせるコメディ、ババアと警官の成長ドラマあたりが長所らしい。 個人的には、期待(絶対的な意思でやりきる行動力)を裏切られる展開、 特に笑えないコメディ、応援できない人物の成長と本当にどうでもよかった。 これで感動できる人もいるらしいけど、自分は無理だった。  だって、最初に具体的な目標(復讐とか)が設定されて 視聴者は「目標が(どのように)実現されるのか!?」って期待して見るのに 「これは自分の心の精算の話だったんだ」って収まったらカタルシスがないじゃん。 そういうのは予想外の展開じゃなくて期待外れって言うんだよ!!  仮にその心変わりに物語の力点を置くなら せめて目標を実現できる状況(復讐対象に銃を突き付けるとか)を作った上で、 あえてそれを選ばないという方がカタルシス得られるし心変わりが伝わってくる。 できない状況で諦めるのと、できる状況でやらないのは全然違うだろ!  まーこれは好みというか見る側の人生観の問題なのかも。 自分は何でもある程度はシロクロはっきりさせたいし はっきりすることを期待して物語を読むし。   笑えるかどうかについては、アメリカの文化的背景への理解が必須。  あと結構見る人に解釈を委ねてくる。 ・真犯人は自白した男だったけど黒人署長に隠蔽されたのか。 ・白人署長が自殺した本当の理由は、真犯人を突き止めなられない事情があり  看板を機に覚えた良心の呵責に苛まれたからか。 あたりは意見が分かれそう。  低身長の人物が出てきて、昨今のポリコレ風潮から マイノリティ属性は善人として描かれるだろうと思ったら案の定なのも 「ノルマ達成!」って実績解除された感じ。  自分も看板、立てていいですか?
[映画館(字幕)] 3点(2018-03-05 01:07:10)(良:3票)
2.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 
面白かったというか、パズルのように噛み合う見事な脚本に舌を巻いた。 序盤、入れ替わったところでグッと引き込まれる。 どちらかと言うと主人公は殺し屋の方で「闇社会に生きる男が記憶喪失とともに 持ち前の勤勉さで日常を獲得する」という流れが本当に楽しいし、応援したくなる。
[インターネット(邦画)] 7点(2017-07-25 11:28:34)(良:2票)
3.  特攻野郎Aチーム THE MOVIE 《ネタバレ》 
もうシンプルな娯楽映画なのだけど、とにかくキャラが立っていて面白い! 特に天才パイロットのマードックは「友達になりたくないが頼もしいキチガイ」みたいないいキャラだ。 20分単位で1ミッションずつこなして行くのでテンポがいい。 ジョークを交える余裕がありながらボコボコにするのが爽快だったのだが 最終戦は大量のコンテナが崩れたりするものの、 どこかこじんまりした印象があって残念。(逃げ惑う民衆とかいれば盛り上がった気がする)
[インターネット(字幕)] 7点(2017-07-25 11:22:59)(良:1票)
4.  THE 有頂天ホテル
パズルのような面白さです。大きな感動はありませんが、飽きずに見れました。
[DVD(邦画)] 8点(2017-07-20 17:32:29)(良:1票)
5.  ルパン三世 カリオストロの城
気持ちいいアニメーション、テンポのいい展開、魅力的なヒロインで言うことないです。
[DVD(邦画)] 10点(2017-07-17 00:59:17)(良:1票)
6.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
真犯人に気付かなかったので楽しめた。 まあ、夢オチ的なところもあるが…。 「複数の人格を戦わせる実験」ってなんだよっていう…。 幼児虐待されていた子どもの人格こそが殺人犯!ってのは説得力があっていい。
[DVD(字幕)] 7点(2017-07-27 02:14:38)(良:1票)
7.  若おかみは小学生! 《ネタバレ》 
■構成について 非常にダイジェストな作りで、総集編的になっている。 主要なストーリーラインは以下の6つ。 ・若おかみの孤立と成長 ・うり坊と峰子 ・真月と美陽 ・客三組  それぞれが魅力的な素材だったけど、6つのストーリーを94分で描くのは無理があった。 結果、どうなったか? あらゆる障害は滞りなく、スムーズに解決する。 うり坊と美陽には遺された人とのドラマはなく 若おかみが幽霊を見れなくなる演出の舞台装置の域を出ない。  「幽霊が視える若おかみと遺された人々の話」か 「未熟な若おかみとやっかいな客達の話」のどちらかに振り切れば掘り下げられたのだろう。 もともと、複数の原作小説を一つの映画に収めることに無理があるのだ。 これが監督の責任なのか、配給会社の責任なのかは知らないけど。   ■メッセージ性について 監督はインタビューで仏教の滅私を描いたと語ってるのだけど それなら等身大の小学生として生きる選択肢を与えた上でおかみを選ばせるべきだった。 周囲の大人がフォローせず、幽霊と気のいい客に支えられたギリギリの状況じゃ 滅私じゃなくて理不尽な環境に対する認知的不協和の解消に過ぎない。 自分を奮い立たせるしかない。  登場人物はみんないい人だけど いい人との出会いだけで奉公の素晴らしさを説こうとすることこそが この作品のリアリティの限界点だ。 動物みんな共存させつつも肉食動物の食事事情を 一切描かなかったズートピアに通じる子ども騙し感が残る。 ターゲットを子どもと割り切ったのかもしれないが。   辛い過去があるけど落ち度はないし反省してる。 そりゃあまあ、葛藤はあるにせよ許せるだろう。 そうではなく、クズな客が現れ、全然反省してないし生きてて社会の役に立つかも分からない、 むしろいない方が世の中のためなのではと思わせるクズが現れた、でもどうやら困ってるらしい。 そこで手を差し伸べられるか。 普通はそんなやつ助けない。でも花の湯温泉なら──── そういう語り口であれば、言わんとするところは読み取れたかもしれない。   ■その他 子ども向けであることを主張するかのような ミュージカルのような演技。 子どもに真摯に向き合ったとき、本当にこのような演出が必要なのだろうか。 また、トラウマが思い起こされるシーンへの切り替えも急で 明るいBGMから突然不穏なBGMになり、スムーズな心の揺さぶりを阻害しているように感じられた。   俗世に疲弊した占い師と、親を亡くしながらも純朴な若おかみの交流は素晴らしい。 それだけに惜しい。
[映画館(邦画)] 4点(2018-10-07 05:12:07)(良:1票)
8.  パピヨン(1973)
この映画で描かれているものは「いかにして脱獄するか」ではなく「いかにして生きるか」。 前者を期待すると楽しめないかもしれない。 加えて、後者を主軸として見ると原住民とのエピソードなどは冗長な印象を受ける。 だからエンターテインメントとして見るとどれほど楽しめるかは疑問だ。  しかし、それらを差し引いても視聴者の心に問いかける「人生を無駄にした罪」という痛烈なメッセージ。 身に覚えがある人にとっては、ただの娯楽作を超えた問題提起になりうるだろう。
[インターネット(字幕)] 7点(2018-01-02 21:39:43)(良:1票)
9.  みんなのいえ
他の方のレビューを見ると「コメディを期待したので楽しめなかった」という旨のものが多いのですが 私の場合は特にコメディを期待していなかったのと、仕事への姿勢で衝突するというテーマが好きなことがあり楽しめました。 とくに、技術職で専門性とプライドを持つ人間が持つ価値観は魅力的です。
[DVD(邦画)] 7点(2017-07-25 11:20:14)(良:1票)
10.  人狼ゲーム クレイジーフォックス 《ネタバレ》 
第三弾。新たな役職「狐」の主人公の話。 人狼に話し合いをさせないために序盤から予言者に名乗り出させるというのはいい感じだ。 加えて、人狼内でも三人のうち二人が協力して一人が人狼と名乗り出ないことで、 人狼内の情報量に差が生まれる戦略も上手い。 主人公は一目惚れした相手にくっつく女を片っ端から殺しながらも 強かに生き残っててて強者感ある。
[インターネット(字幕)] 6点(2017-07-23 10:50:03)(良:1票)
11.  2001年宇宙の旅
素敵な点はたくさんあるのですが、冒頭の猿とワープのシーンを圧縮して2時間に収めて欲しかった…。
[DVD(字幕)] 9点(2017-07-17 00:49:13)(良:1票)
12.  サマータイムマシン・ブルース
あのノリに乗れるか、一緒に加わりたいと思えるかが重要なのだろう。   巻戻しのような冒頭の演出も受け入れられなかったし つじつま合わせに終始してドラマのないストーリーは辛い。  登場人物が小学生程度の知能なのでそういう施設なのかと思いきや そういう設定はないらしい。 ノリがいいことと頭が悪いことは別だと思うけど。
[インターネット(邦画)] 3点(2019-02-11 14:47:37)(良:1票)
13.  るろうに剣心 最終章 The Final 《ネタバレ》 
アクションがよかった! 特に冒頭の電車のシーン、引き込む上でいい感じ。 あと全体的に語らずに魅せようという演出意図はよかった。   脚本について、これは原作からの問題なんだけど 剣心への精神的な追い詰めが弱いので心揺さぶられない。 これでは悪の無差別テロリストを成敗しただけ。 (一応、小刀を無防備に受け止めるくらいはしたけど)  剣心に贖罪というテーマを負わせるのであればやはり 「縁の手によって最愛の薫が殺されて、それでも縁を殺めず許すことができるか」 という問題提起の方が良かったのではないかと。 過去の剣心はそれくらいの罪を背負っている。  これは原作時点で言及されていて、原作者の回答も 「テーマ的にはそうすべきですが、少年マンガとしてできなかった」という旨だったので 実写劇場版なら……とほんの少しだけ期待していたので残念。   サービス出演の瀬田宗次郎は脚本的には論外だけど 娯楽映画として割り切ればアクションもいいし好印象だった。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-11 21:51:09)(良:1票)
14.  インターステラー 《ネタバレ》 
大作!という作品だった。映像はよく出来てるし話も面白い、 特にダレがちな中盤で地球民移住プランは最初から嘘だった(=今地球にいる人は全員死ぬ) という事実を突きつけられた場面での引き込む力はとても強い。 また、ハードSFでは希薄になりがちな「愛」を物語に絡めようとした点も評価できるが やや無理やりというかこじつけ感はあった。 なぜ「本を動かす」「秒針を動かす」程度の作用しかできないのか?  キャラクターでは、主人公は特にミスや落ち度は少なく好感が持てる仕上がりになっている。 こういう作品では身内の内ゲバではなく、みんな有能だが過酷な状況という物語の方が絶対おもしろい。 ヒロインは最終的に正しい選択をしているのだがそれは結果論で、 あまりいいところ、魅力的な場面がなかったように感じる。 宇宙飛行士は最終的に主人公以外全滅させてもよかったのではないだろうか。 モノリスのような外面にユニークな会話術を持つ人工知能のTARSがやたらと人間臭くいい味を出している。  2時間40分という長さを飽きさせずに見せきったのは素晴らしいが、 全く縮める部分がないかというと、もう少し配慮の余地があったと思う。 例えば、息子の存在があまりうまく機能していない気がする。 娘を唯一の肉親とした(父親は娘の保護者としていてもいいが)方が お互いのかけがえのなさ、大切さが描けるし尺も縮められる気がした。  総評として、間違いなくよくできているのだが、愛をテーマに据えた結果やや散漫な構成になった感がある。 細かい説明は片っ端から除外して緊迫感と高級感を保ち続けた「2001年宇宙の旅」に一歩劣る印象。
[DVD(字幕)] 8点(2017-07-20 17:28:47)(良:1票)
15.  クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 《ネタバレ》 
記憶上はオリジナルと同一のクローン人間に感情移入させ、最後に消失することで喪失感を与える脚本だった。 途中まではクローンじゃなくて改造されただけだと思っていたので素直に驚いたのと 最後にクローンが死ぬときは感動した。 感動(=喪失感)を与えるために、視聴者の心の中にクローンの存在感を大きくする必要があり クローン変化後に家族が戸惑い、受け入れ、家族に尽くすまでの描写に時間を多く費やしていた。 (家族に認められるという欲求以外の)自分の利益を顧みず、子供の危機を救い、家事をする献身性に みさえが心を打たれたが、同時に視聴者も心を打たれたと言える(みさえは視聴者に近い立ち回りだろうか) 喪失感を与えるプロットが十分に練られている一方で、黒幕の「父親の復権を目論む」というシナリオがかなりおざなりになっており 社会に参画する組織として怪し過ぎたり、事故を起こしたロボット施設への大人からの言及がなかったり 公園で父親と主婦が対立する問題も、最終的に会釈をして済ませていたが和解やお互いの内省を描写する演出が欠けていた。 警視が黒幕で頑固親父ロボットを操るというネタは裏をついていたが 警視の美への拘りと家庭で蔑ろにされたトラウマの関連性が弱かったし 何よりこの問題に野原家もロボとーちゃんも関与せず、黒幕への回答も「かっこ悪い」とピーマンを進んで食べることで済ませていた。 このテーマに本質的に言及するなら、父親側の代弁者と母親側の代弁者を用意して、歩み寄りをする必要があり それはたとえ子供相手の作品であったとしても、難解な表現にならないよう気を付けなければならないというだけで 両側の代弁者が必要という本質は変わらないはず。  たとえば、サブキャラの段々腹(新米女性警官)に、公園で父親を退ける主婦側の役割を持たせて 当初はやや傲慢な主張をさせながらも主婦側の傲慢さや父親の頑張りに気づき内省する機会を与え 最終決戦でその経験を踏まえた歩み寄った主張をして相手を説得することで「父親の復権を目論む」というテーマを前面に出せる。 さらに、ロボとーちゃんの働きに感化され父親側の頑張りに気付くというシナリオにすることで 野原家やロボとーちゃんとテーマの紐付きが強固なものになる  父親復権を目論む黒幕と父親を蔑ろにする段々腹 →黒幕側の復権計画の発端として家族の繋がりを絶つためにひろしをロボ化 →ロボになっても家族に尽くしたいという家族愛の顕在化として、ロボとーちゃんの家事への励み・救出 →ロボとーちゃんを通じて父親には深い苦労と家族愛があり尊重しなければならないと内省し学ぶ段々腹 →その学びを通じて黒幕を説き伏せる段々腹と、自らの計画が発端となり巡り巡って反発する形で帰ってきた黒幕  もっと踏み込むと、敵幹部の女は「結婚できない嫉妬から子連れ主婦を憎悪いている」する設定にして段々腹と対立するが ひまわりを守るみえさの姿を通じて反省し段々腹と和解、最終的に黒幕を説得する側に回ると話が収束するし野原家とテーマの関わりが強くできると思った。 問題は97分に収まるかという点と子供も理解できる表現にできるかだが、不可能ではないはず。   子供向けとして笑いを取る場面は数多くあり、 しんのすけが我慢してピーマンを食べるという描写により教育教材的側面を兼ねてた点は良い。
[映画館(邦画)] 7点(2017-07-23 10:37:43)(良:1票)

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