1. ある人質 生還までの398日
安田純平さんを思い出した。この映画を観て思ったことは、それが誰かに迷惑をかける結果をもたらしたとしても、自らを危険にさらしてまで信念を貫き、戦地のあり様を伝えようとした人たちを批判することは僕にはできないなということだ。シリアに限らず、紛争地域で苦しんでいる人たちが世の中にたくさんいるのに何もせず平和に暮らしている自分に彼らを批判する権利なんてないように思う。当時日本中から叩かれ誹謗中傷された彼であったが、ダニエルはどこか偉人として扱われているし、少なくとも誹謗中傷の対象ではない。もちろん安田さんとダニエルは同じ人質でも経緯が違うので同じにはできないかもしれないが、それでもそこには日本人特有の閉鎖的で陰湿な意識があるようにも思えた。 まあとにかくこの映画はジャーナリストだの紛争だの正義だの平和だのいろんなことを考えさせてくれるわけです。そして何かを考えさせてくれる映画というのはいい映画だと僕は思うわけです。 [インターネット(字幕)] 8点(2021-08-22 00:28:55) |
2. ALONE/アローン
設定が目立つだけのしょうもないB級映画だろうと思って、ハードルを低くして鑑賞したが、意外と面白かった。別に絶賛するほどのものではないが、この手の映画にしてはしっかり作り込まれているので、ソリッドシチュエーション系の映画が好きな人は観てもいいかもしれない。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-02-08 13:00:42) |
3. 愛がなんだ
悪い映画ではないことはわかる。しかしこの映画の良さをきちんと理解しているという自信がない。女の子には共感できるものがあるのだろうか?う〜ん、難しい。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-10-27 22:45:33) |
4. あなたを抱きしめる日まで
外から見ればフィロミナの息子は社会的成功を収め少なからず幸せな人生を送っていたように見える。それでも彼は母を探すためアイルランドの地へ戻り、そしてその地に骨を埋めた。血の繋がった本当の親にしか与えられないものが人生にはあるのだろう。そんな風に思った。 [DVD(字幕)] 7点(2015-02-10 06:20:14) |
5. アナと雪の女王
こだわりなのかどうかはわからないが、ディズニー映画はストーリー展開や表現の骨格はどれも基本的に同じである(ほとんどのハリウッドアニメに言えることだが)。変わることなく観客の期待にしっかり応えるということも大事だとはもちろん思うけれど、大人の私にはやはり驚きや新鮮さに欠けるため、相変わらず保守的な映画しか作らないなあという印象で終わってしまう。ハリウッドの素晴らしいCG技術を持って、もっと挑戦的なアニメを制作してほしいと思うのは私だけだろうか? [DVD(字幕)] 7点(2015-01-18 00:08:34) |
6. アベンジャーズ(2012)
せっかく巨額をかけて制作したのに、ただのヒーローの寄せ集め映画になってしまった。映像に迫力はあるけれど、特に目新しさはない。多分ヒーローをこれだけたくさん集めたんだから、もう充分斬新で面白い映画だ~とか思っちゃったんじゃないかな~。金の臭いだけがプンプンして、こだわりや信念が感じられない。日本よ、これが金の力だ。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-01-21 06:59:51) |
7. アーティスト
このご時世にサイレント映画に挑戦した監督の心意気やよし!完成度は非常に高い。しかし高得点をつける気にはなれない。俺はもっと斬新さがほしいんだよ!サイレント映画にチャレンジするだけの度胸があるなら、もっと他にできることはなかったのかと!やるならとことん冒険してほしかったな~。優秀なサイレント映画で終わってる感じが残念!作品賞は返してもらおう(謎 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-15 04:40:58) |