21. アイ・ラブ・トラブル
意外や意外?特にジュリ・ロバのファンでもない私としても,これは良かった。ライバル新聞社のコラムニストと新米記者のスクープ合戦が,いつしか・・・。という他愛のない話だったが,ジュリア・ロバーツがこんなに魅力的に見えた作品はそう無い。よって目出度く合格点。 8点(2002-02-23 10:00:38) |
22. 愛と追憶の日々
これでオスカー4部門ですか・・・。当時アカデミーとった作品は良い映画,といった信仰に近いようなものがあったけど,いくら何でも・・・。印象に残ったのは音楽だけ。 3点(2002-02-02 15:11:42) |
23. アイアン・ジャイアント
アメコミ調の(当たり前だが)キャラクターにどうも馴染めず,前半は何か今一つといった感じだったが,後半ストーリーが動き出すと共に,こちらもすっかり引きつけられてしまった。良い映画として万人に勧められる作品。ラストシーンの,部品が再生能力を持って動き出し,やがてアイスランドの氷河に終結していくくだりは感動ものだった。蛇足ながら,軍隊の出動場面で,当時の軍装がきちんと再現されていたり,戦車がM41,戦闘機がF86Fと考証がきちんとしているあたりにも,良識と手抜きの無さが現れている。どうでも良いことかもしれないが,こうした配慮は是非あって欲しい。 9点(2002-01-13 14:22:39)(良:1票) |
24. アメリカ物語
スピルバーグがディズニーの向こうを張ってアニメに挑んだ野心作か?と思ったが,製作・監督のドン・ブルースは,以前ディズニーのアシスタント・アニメーターを長くつとめた人だけに,近年のディズニーのアニメーション作品より余程リアルで色彩的にも落ち着いた印象を受ける。内容は,19世紀末にロシアからアメリカを目指したネズミの一家が嵐で親子離ればなれになり,流れ着いたアメリカでようやく・・・,という目新しいものではないが,「愛と勇気」という陳腐(失礼!子ども向きだから良いのですね)なモチーフを最大限に使って,とても上質なファンタジーに仕上げている。家族で楽しめることうけあいである。曲はジェームス・ホーナーだけに素晴らしく,ボーカルにジェームズ・イングラムとリンダ・ロンシュタットという大物を配しているあたり,気合いが感じられる。特にエンド・クレジットは素晴らしい。 9点(2001-12-31 19:56:33) |
25. アメリカン・ブルーパーズ
いやー,こんな作品がここに載っていたなんて・・・。私も18年前に見ました。同時上映は何だったか(「ベスト・キッド」じゃないし・・・)忘れました。私もイマジンさんに同感です。CX系の珍プレー好プレーの方が絶対面白い。 4点(2001-11-14 20:46:29) |
26. アラジン(1992)
子どもと一緒に吹き替え版を見ただけだからなぁ・・・。でも結構楽しめたよな。他力本願なアラジンと剽軽極まりないジーニーのコンビはいいねぇ。 7点(2001-11-14 20:12:42) |
27. 明日に向って撃て!
前半の快調さが,後半になると嘘のようになりひそめる。そして,あのラストシーン。何も知らずに見た者としては,意外であり,実に後味の悪い結末となった。しかし,私はこの2人の生き様が強烈に投射された本作を断固指示する。 9点(2001-11-14 20:08:13) |
28. アナスタシア
実は私もディズニーかと思っていました。絵柄が本当に似てますよね。これと「ムーラン」や「ノートルダムの鐘」が隣り合わせに置いてあっても全く違和感有りませんもの。あのラスプーチンはいかにも悪そうでなかなか怖くて良いです。ま,ロマノフ王朝の悲史を考えると,救いのあるエンディングが,あまりに血生臭い史実と違ってもそこは映画と割り切れば良いのでしょう。 6点(2001-11-01 22:11:29) |
29. 青い珊瑚礁(1980)
確かにこの頃のブルック・シールズは綺麗でした。ラストシーンは生きているのか死んでいるのか,迷った記憶があります。ところで,続編も見た方ってどれぐらいいらっしゃるのでしょう。原題と続編が同じ名前の映画ってこれぐらいだろうな・・・。 6点(2001-09-22 19:33:54) |
30. アンナと王様
チョウ・ユンファ演じる王様が何と聡明なことか,と思った。聡明な王とやはり聡明な英国人女性の心の交流がほほえましく,スペクタクルな見せ場も十分だった。しかし,このあとシャムの王朝はどうなってしまいやがて日本軍の支配を受けることになるのだろう,反英感情がいつのまに反日感情になってしまったのか,などと考えてしまった。 9点(2001-08-12 10:11:43) |
31. アマデウス
サリエリがモーツァルトを毒殺したという破天荒な設定に目をつぶれば実に面白い人間ドラマとして楽しめた。お下劣極まりないモーツァルトが最高である。 9点(2001-08-12 10:03:01) |
32. 雨あがる
山本周五郎の珠玉作が何と世界の黒沢が長年暖めていた構想だったとは。大いなる期待をもって見た。これって結構ドラマティックな内容と思う。それを敢えて淡々とした運びにした点に苦労や工夫が窺えるのだが,どうも収まりが悪く隔靴掻痒の感を最後まで払拭できなかった。原作の味をそのまま出すのが優れた映像作品,などとは全く思わないが,淡々とした筆致の中に詩情や憤りを盛り込んだ山本文学の世界は一筋縄ではいかぬ代物なのかもしれない。寺尾聡が実に良い味を出していたのだが。 5点(2001-08-11 20:40:08) |
33. 赤ちゃんのおでかけ
文句無く楽しめて誰にもお薦めできるコメディってこういう作品なんだろうな。 8点(2001-08-04 00:54:00) |
34. アラビアのロレンス
母国の帝国主義と民族自立の板挟みになりながらも理想を追ったロレンスの苦悩がひしひしと伝わる。今となっては,と言われるかもしれないが,映画史に残る必見の大傑作と思う。因みにピーター・オトゥールはロレンスの遠縁らしい。オンドマルトノや打楽器を多用したジャールの音楽も抜群だが,タイトルバックにあるように指揮はエードリアン・ボールト(ホルスト「惑星」の初演者)が正しいようだ。(以前のサウンドトラック盤:英国パイ原盤では作曲者の自演となっていたが) 10点(2001-07-29 00:00:01) |