21. アポロ13
《ネタバレ》 これ実話なんだよね。ホント、絶対生還できると分かってても、すごく手に汗握ったことを覚えている。 宇宙に人間が放り出されたら、それこそじわじわと死ぬしかない、そんな地獄が頭に浮かんで、小さいころに怖がってた記憶がある。でも最近見た2001では大丈夫だったからもうOKだろうけど。 地上と宇宙で一生懸命やってる、そういうのが好き。十何秒エンジンかけるとことかスキだな。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-09 20:41:05) |
22. アンタッチャブル
《ネタバレ》 単発のアクションを並べただけの感じがどうも否めない。確かに一つ一つの画はすばらしいのだが、全体としての連続性から見ると、やはりブツ切れ的。例えばかの有名な駅の階段も、あそこをなくしてもストーリーに支障が出ない。もちろんあそこのアクションはかっこいいが、いわれているほどだとは感じなかった。ただ階段をテクテク追っかけて行くだけなんだもん。 [DVD(吹替)] 8点(2006-12-19 23:24:30) |
23. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 よくこれだけの内容を90分にまとめたものだ。 最初の連続する数カットだけでも、そのすごさはうかがえる。管理人がなぜ売春婦を嫌うか、犯人のいう「すごい秘密」とは何か、なぜレイリオッタの背中に血がついていたか、そしてモーテルと死刑囚の関係、二転三転するラスト、こういった数多くの要素をまとめ上げた監督に拍手。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-18 23:14:46) |
24. アメリカを売った男
《ネタバレ》 実話ベースということもあり、展開は淡々としており、サスペンスフルな展開を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。この映画は二人の人間を描き出すことに注力しており、それには成功していると思う。 ■FBIという敵を探る立場にいながら、敵に情報を流すハンセン、その部下として配属されながら、上司を監視するオニール。ともに何らかの歪みと衰弱を抱えていく。やはり本心を打ち明けられずに生き続けるというのは、相当に辛いし、人間を曲げてしまうのだろう。オニールが去ったのも、それを感じ取ったからではなかろうか [DVD(字幕)] 7点(2013-01-14 23:52:45) |
25. ある殺し屋
《ネタバレ》 風貌は殺し屋のようではないが、仕事は完璧にこなしていく殺し屋、塩沢。最後にきちんと分け前を与えるところが律儀でこれもまたカッコいい。 ■しかし、前半を時間軸をあえて崩した意図がイマイチわからない。ただ混乱させるだけなのかこれは???そこら辺がスタイリッシュではあるがあんまり好かないので減点。しかし全体にいい雰囲気でコンパクトに最後まで持っていっていて、いい映画だと思う [DVD(邦画)] 7点(2010-08-10 00:30:39) |
26. アルジェの戦い
《ネタバレ》 これはすごい。ドキュメントタッチで独立運動を描いているのだが、まったく飽きさせないで緊迫感を持続させている。テロの側も弾圧の側もともに恐ろしい。その恐ろしさが乾いた感じで伝わってくる。 この映画では、独立運動側を一方的に正義にしておらず、独立運動の無差別テロで傷つく市民などもきちんと描き出しており、公平な感じがした。 [DVD(字幕)] 7点(2009-04-16 00:57:31) |
27. 暗黒街の顔役(1932)
《ネタバレ》 時代を考えるとこれはすごい。今見ても飽きることがない映画。 リメイクの方は見ていたが、あっちは尺がこの1.5倍超あって冗長だったのに対して、こっちは非常にテンポがいい。 冒頭の暗殺シーン、マシンガン、裏切り、仲間割れ、恋愛、そして破滅という、ギャング映画のエッセンスが詰まっている。 しかし破滅するならもっと美しく蜂の巣にされてほしかったなぁ。あのみっともない死に際は・・・いや、だからこそなのかもしれんが、しかし・・・ [DVD(字幕)] 7点(2009-02-24 09:53:35) |
28. 荒鷲の要塞
《ネタバレ》 難攻不落の荒鷲の要塞、というわりには大して苦労もせずにささっと潜り込めるあたりは大きくマイナス。 敵の弾は全然当たらず、味方のは全部敵に当たるという超ご都合主義もあそこまで続くとちょっと・・・、になる。 ただ全編通して流れる音楽はいい。すごくいいと思う。 ロープウェイの格闘シーンはなかなか。 それと、スパイを挙げようとするあの疑心暗鬼のシーンはドキドキする。 でも、いいところはいろいろありながら、もっとサスペンス性を強めたり、もっと面白く出来るところを無駄遣いしている感じは否めない。まあ時代も時代でしょうがないか。 [地上波(吹替)] 7点(2007-10-15 23:33:46) |
29. アトミック・カフェ
《ネタバレ》 ともかくもこれが本当に行われていたのか、と疑いたくなるようなことの数々。 最初の広島・長崎で「原爆を落としたとき本当に興奮した」だの「投下後の広島の惨状はすごい。ダブルヘッダー後の野球場のようだ」だのトンデモ発言の連発。 また、「核が落ちてきたらすぐに物陰に隠れましょう(地震か!)」と堂々と宣伝、「髪がぬけてもまた生えてきます(んなわけないだろ)」だの「爆心地から20キロ離れていれば安全です(ほとんど即死だって)」だの「シェルターに隠れて、原爆が落ちて1分したら外に出て後片付けを(いや死ぬって)」だの、目を疑いたくなるようなプロパガンダが当時は本当に流れていたのか・・・ 最後に極めつけが「原爆の中で放射能が一番安全です(逆だって)」と軍で指導し「放射能は全部皮膚で跳ね返します(いやいや・・・)」と言われ、核実験の現場に何の防備もなく兵士が歩いているという・・・ ただ、核兵器とは関係ない反共プロパガンダは、確かにやりすぎ感はあるけど、実際共産主義の悲惨さは後に明らかになったわけだから、そこまで責められるのかは疑問である。 あと、アメリカ人がこれを見て「え、これって事実じゃないの?」とか言い出しそうで怖い・・・ これから見る人に。きちんと心構えをして見ないと、腹が立つだけになるだろう。 [地上波(字幕)] 7点(2007-08-09 22:42:27) |
30. アウトブレイク
《ネタバレ》 「運命の瞬間」にはかなうはずもないけど、それを除けば細菌ものとしては一番じゃないかな。結構楽しめる。 [地上波(吹替)] 7点(2006-12-26 22:05:42) |
31. 悪魔を見た
《ネタバレ》 うーん、期待しすぎたのかもしれないけど、バイオレンスを含む他の韓国作品(「復讐者に憐れみを」「オールド・ボーイ」「殺人の追憶」「母なる証明」「チェイサー」等)と比べても、単なるバイオレンス押しの作品になってしまっている気がした。 ■描写はとにかくグロい。「復讐者に憐れみを」で十分明示的だと思ったアキレス健切りがさらに露骨な形であるし、頬にナイフ刺したり、ギロチンシーンが数回あったり、基本的に拷問の連続だと考えていい作品。他のバイオレンス作品が可愛く見えるレベル。 ■ただ、他の韓国作品が、バイオレンスへの必然性というか、そこを通じてみる「人間の心の闇・深み」みたいなものがあったのに対し、本作からは残念ながらそういったものは感じられなかった。基本的にバイオレンスシーンが「やりたい放題・支離滅裂」という感じで構成されているからであろう。「暴力性の裏に見る・・・」ではなく単に「暴力」になってしまっていた。 ■ストーリーとして見ても、チェ・ミンスクは悪魔というよりただの変態レイプ犯であり、「凶悪な行動の裏にある冷徹な理性」みたいなものは微塵も感じられなかった。他方のイ・ビョンホンはまだ理性を感じられるし、ゆえに「復讐の鬼=悪魔」でもありうるだろうが、それにしては行動が場当たり的。基本的に彼の行動は「イ・ビョンホンの(なぜか)圧倒的なまでの肉弾戦の強さ」に全面的に依存しているわけで、こちらもまた行き当たりばったりと言われても仕方がない。 ■悪魔性があるとしたら、最後の「俺は苦しさを感じないんだ」だが、それにしては途中のシーンでは散々痛がってるし、結局本心は「どんだけ痛めつけられても生きていたい。生きていれば必ずチャンスは来る」という「カイジ」っぽい精神なのだろうと思った。 ■やるとしたら、乱闘シーンを全部削って、基本的に「イ・ビョンホンの不意打ち→体をどこか傷つけられる」にして冷徹に痛めつけていった方が、「悪魔」の感じは出たように思う。同じ復讐ものといっても「オールド・ボーイ」の冷徹な計画性と悪魔性(凶悪性)には全く及ばず。残念 [映画館(字幕)] 6点(2011-03-22 00:08:28)(良:2票) |
32. 悪魔のシスター
《ネタバレ》 最後のまとめ方がちょっといただけないが、全体として狂気というかがうまく表れている。 落ちは中盤あたりで予想がついたが、しかしてああいうのってやだなぁ。 カット割りはなかなかのもの。 ヒッチコックをそんなに見てないけど、ヒッチコックっぽいところはあちこちに。 ナイフ(サイコ)とか望遠鏡(裏窓)とか・・・ [DVD(字幕)] 6点(2008-10-05 00:12:50) |
33. 赤い影
《ネタバレ》 これは雰囲気がすべての映画ですね。 理詰めで解こうとしてはいけない。 ベニスという異様な雰囲気を、なんとなく背筋にいやなものが走るカットで追う。 そういうのを楽しむ映画でしょう。 水が恐怖を描きたてています。 水というのはなんかありますね。 ベニスという水の都が、この映画の雰囲気全体を作っています。 ラストは確かにショックですが、あそこだけの映画ではないでしょう。 むしろラストはおまけで(実際唐突だし)、途中の流れを楽しむ映画でしょう。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-08-16 23:33:57) |
34. アルカトラズからの脱出
《ネタバレ》 淡々と脱獄の準備をしていく。面白いはずなんだけど、なにかいま一歩なのでこの点数。もう1回見たら変わるかも。 [地上波(字幕)] 6点(2006-12-29 18:01:39) |
35. アンダルシアの犬
《ネタバレ》 「シュルレアリスム展」でまさかの上映をしていたので鑑賞。まさにシュルレアリスム、いや、他の絵画よりもある意味で引き立つ不気味さではあった。 ■冒頭の有名な「眼をカミソリで切るシーン」、恐らく「映画史上最も痛いシーン」ではなかろうか。想像するだけで身震いする。そしてもう一つ有名な「切れた手をつつくシーン」、こちらは怪しい趣味ではあるがわりと普通の範囲内だった。 ■腕に湧いている蟻は、ダリの他の絵画作品、例えば「記憶の固執」などにも描かれている。彼の作品において蟻は重要な位置を占めるよう。 ■後のシーンはたいして記憶にも残らなかった。面白いかと言われると微妙。というか面白くはなかった。冒頭だけ見ておけば十分話の種にはなるし。 ■ちなみに、美術館ということもあり、誰ひとり爆笑する人はいなかった。 [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2011-02-18 01:48:52) |
36. アクシデンタル・スパイ
《ネタバレ》 よくわからないストーリー。最後のタンクローリーのためだけにすべてがある気がする。 [地上波(吹替)] 4点(2006-12-28 23:01:36) |
37. I am Sam アイ・アム・サム
《ネタバレ》 障害者物はそんなに得意でない上に、スタートの設定があまりに違和感(子供おいて出ていくって何ですか、しかも主人公より子供の方が頭いいの!?どういう状況?)なので、全体に違和と不自然さが抜けきらなかった。本当に子供より知能が低いのならどこか別のところに預けざるを得ないのはむしろその子の為でもあると思うしね。 [DVD(吹替)] 2点(2010-06-27 12:10:43) |
38. 暗殺の森
《ネタバレ》 はっきり言って意味不明。だらだらと時だけがすぎていく。最後は何?、妄想?、狂気?、個別カットを適当につないだようにしか見えない。 リンチはもともと無意味そうに見えるからいいけど、これは見かけだけ有意味っぽくて実は何にもない。 ここでの高得点が不思議。 [DVD(字幕)] 2点(2008-03-03 20:13:19) |
39. アルマゲドン(1998)
《ネタバレ》 現実性ゼロ。都市を狙って落ちてくる隕石。時差のない地球。超短期間で宇宙飛行士になれる穴掘り屋。限界点ぎりぎりで爆発すると地球に被害がゼロの不思議。マイナス100度を普通に通る。ちょっとの穴ですぐ隕石が破壊できる。 で、最後を除くと特になんでもない話。 [地上波(吹替)] 2点(2006-12-22 23:30:15) |
40. アトミック・トレイン<TVM>
《ネタバレ》 お約束をものの見事に破っている。でも悪い方に傾いてる。え~、な展開の連続。悪い方で。 「隣人は静かに笑う」はお約束を破ってプラスに働いたんだがなぁ [地上波(吹替)] 1点(2006-12-25 23:06:09) |