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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2293
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  アサルト13 要塞警察 《ネタバレ》 
 冒頭10分でいきなりひきこまれます。この緊張感。このスリル。これは何気に掘り出し物をみつけたのかも、と期待感が膨らみます。  でもピークだったのはここまで。中盤からラストにかけて、つまり本筋のストーリーは割と単純な立て篭もり系アクション。奇をてらう演出もなければ、心が高揚するようなアクションもありません。手堅くまとまった王道のサスペンスアクションとお約束の展開をただ楽しむだけ。  取り囲んでいるのが汚職警官達。そして警官である主人公が手を組むのが犯罪者たち。本来は敵同士であるはずなのに、一緒に手を組んでピンチを乗り切ろうとするのは好きなシチュエーション。こーゆー『呉越同舟』的なノリって好きです。  もうこのまま多少おバカ路線でも良いから、爽快な逆転劇を見せてくれれば良いんだけど、そーはならない。にぎやかし担当だと思っていた容疑者二人が、急にオバカキャラを捨てシリアス路線に、あげく早々に裏切って逃げ出したうえ殺されちゃうのが、ちょっと期待していたのと違います。犯罪者と警官が手を組むからこそ生まれるユーモアやカタルシス的なものがほとんど感じられなくて残念。  さらには、気の良さそーな引退じーちゃんが、がっつり裏切ったり、ヒロイン的立ち位置だった人が無残に撃ち殺されたりと、後味の悪い演出も多々あり。とは言え、それに見合うだけの本格的クライムアクション、ってほどでもないんですよね。だから、ストーリーは薄いのに、演出は重いっていうバランスの悪さを感じる作品でした。退屈はしないですけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2018-03-25 12:52:55)(良:1票)
22.  unknown アンノウン(2006) 《ネタバレ》 
 誘拐犯と人質、更には潜入捜査官までみんな記憶を失っちゃって、誰が誰だかわからないというぶっとんだストーリー。これはもうアイデア勝ち。  スタートの雰囲気や状況こそ『ソウ』に似ていますが、これは似て非なるもの。全く別ジャンルの、どちらかと言えば王道ミステリーサスペンスになるんじゃないかな。いや、これもソリッドシチュエーションなんですけどね。  途中までは、自分達が誰だかわからない。なぜここにいるのかもわからない。個々人に断片的に蘇る記憶。更にはトイレで見つかった新聞に書かれている『誘拐』の記事。とゆーことは、自分達は『人質』か『誘拐犯』のどちらかになるのか?っていう、かつてないほどスリリングなシチュエーション。『もし自分が誘拐犯のほうだったら』と、『あいつは絶対誘拐犯のほうだろう』と、それぞれが相手の印象を頼りに想像をめぐらすのが面白い。  また、最初に『誘拐犯』と『人質』の二択しかないと思わせる演出も上手です。これがラストのどんでん返しにつながっていくわけです。  『鏡の前で覆面をはずす自分』⇒『俺は誘拐犯か?』と思い愕然とする。ところが、実は潜入捜査官だったことが何気なく明かされて、見ているほうはサプライズに驚くとともに、ジム・カヴィーゼルがシロだったことにほっとするのです。  こーゆーどんでん返しは、痛快で好き。それに、この作品のプロット、アイデアを利用した展開が面白いです。『自分は真っ当な人間なんだ』とわかったときの安心感はなにものにも代えがたいのでしょう。  だから個人的にはその後のどんでん返しは不要でした。ストーリー的には面白いかもしれないし、そりゃ『ええ?』ってなるけど。『良いやつに見せかけて、実はお前がすべての黒幕なんだぜ。』って言われて、すっきり爽快だった気分が台無しです。
[DVD(字幕)] 8点(2018-02-28 15:20:04)(良:1票)
23.  アドレナリン(2006) 《ネタバレ》 
 「ずっと怒っていないと死んじゃう」という予備知識だけあって、以前から気になっていた作品。思いの外自分の中で期待値が上がっていたのか、見た感想は『なんか普通。』。怒っちゃいるんだけど、思っていたほどには怒っていない。むしろ相手のほうがすんげー怒っています。だから、せっかくの設定、アイデアがそれほどうまく機能していない気がします。  また、アドレナリンを出す方法は、『怒り』以外にもいくつかあるようで、それもちょっとルールがあいまい。ルールが曖昧すぎるせいで、いまいち映画の世界に入り込めません。それに、つなぎとつなぎが雑なので、雰囲気で無理矢理状況を理解しなければならないシーンもあります。ちょっと作りが粗い。  冒頭からノンストップでいきなり本題に入り、スピード感あふれるノリとアクションにも関わらず、後半のエレベーターのシーンではあくびが出ちゃう始末。やっぱりあくびが出ちゃうようじゃアクション映画としてどうなん、ってことになります。バカになりきれないバカ映画は凡作。凡作ながらも味があってちょいちょい面白くて、悪くはないんですけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2018-01-10 13:43:03)(良:1票)
24.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 
 終盤のパニック、こーゆーのが大好きなんで、もっと見ていたかったです。『警察VSロボット』『市民VSロボット』。でもここからクライマックスまでは、わりとあっとゆー間。もっと見たい・・・!という個人的ニーズはさておき、テンポとスピード感に秀でている作品だからこれくらいがちょうど良いのかもしれませんね。私のような人間は、これより長いと『冗長』とか言い出しかねませんから。  SF映画の傑作と言っていいのではないでしょうか。よくある『ロボットの反乱』を描いているものですが、ハイクオリティなCGと映像、無駄の無い流れるようなストーリーで、『ありきたり』を『一級品』に仕上げています。  ロバートソンという黒幕的人物を配置したのも面白い。たいしたミステリーではありませんが、カフェラテ飲みながらお手軽にミステリー要素を楽しむことができます。  また、この作品における近未来構想はかなり絶妙。アナログ(バイク、DVD、ウィルスミス)と最新のロボット世界との対比が面白い。それにロボットのアニメーションが大変なめらかで、違和感を全く感じないのがすごい。CGもここまでくると、その恩恵に感謝したくなります。  スプーナー刑事がNS-5の大群に襲撃されるシーンが2回あります。車での移動のときと、クライマックス。どちらも見応えのあるアクションシーン。ラニング博士の自宅を捜査しているときの、工事用マシンの襲撃も大迫力。過去の記憶を断片的に見せる夢のシーンは、ストーリーに深みとミステリアスな雰囲気を持たせてくれる。近未来のアイデアでは夢を見させてくれる。この映画には、楽しめる要素がふんだんに盛り込まれています。これぞエンターテイメント、これぞ映画です。  職場でルンバをかけながら仕事をしていると、最近やたらとルンバが私に突撃してくる。何回も。もしルンバがあのエリア内で、最大のゴミを私だと認識しているのなら、もうロボットの反乱は始まっているのかもしれないな。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2017-12-05 11:46:40)(笑:1票)
25.  アンデッド 《ネタバレ》 
 つまらねー。ホラーとしてもコメディとしても、とにかくダラダラテンポが悪すぎて全くノれないです。  こーゆー作品に登場する人達は基本バカで構わないのですが、いくらなんでもこの作品に出てくる人達はバカすぎます。バカに寛容な自分でさえイライラするレベル。普通の人だったら、途中で見るのをやめちゃうんじゃないかな。私自信、保安官が壁をよじ登りだしたときには、あまりのつまらない展開にくじけそうになりました。  そう、この保安官二人。やたら武器をとりあげようとする。イニシアチブをとろうとする。そのくせいざとなったら何もできない。そんな自分達に気付いてくれればいいのですが、そんなやりとりを何回も繰り返す。ようやく退場してくれたと思ったら、今度はバカな青年が、そのバカの遺伝子を引き継いでいく。もーいいって!危険や恐怖を演出できないからって、こうも強引な力技を延々と繰り広げられたら、フラストレーションしかたまりません。  極めつけはエイリアンの登場で、ホラー映画としての体裁すら失ってしまいます。もちろんそのアイデアは斬新。ですがそれが映画の面白さにつながっているとは言い難いです。  久しぶりに見た駄作中の駄作。それでも最後のオチだけはちょっと好き。
[DVD(字幕)] 2点(2017-08-15 03:15:47)
26.  アンダーワールド:ビギンズ 《ネタバレ》 
 正当な前日譚。『1』ときれいにつながっていて良いです。  ただ、『1』でネタバラしをしちゃっているわけですから、『助かるの?どーなるの?』っていうハラハラ感を感じることはできません。それはソーニャもそうだし、ルシアン、タニスもそうです。  にも関わらず、今作は『ルシアンとソーニャのラブロマンス』が物語の中心。結末がわかってる物語。すなわち、この作品の魅力はその結末までのプロセスをいかに魅せるかにかかっていると言えるでしょう。  そういった意味では、パンチが弱い。ストーリーは王道中の王道。悪く言えば普通すぎます。序盤、中盤、この作品の8割くらいは退屈です。  もし、『ソーニャがルシアンを見下している』というシチュエーションから始まれば、面白くなったかもしれません。徐々にお互いを認め合う二人に、より深く感情移入できた可能性もあります。ところが、今作では、『二人は裏ですでに出来上がっている』状態からのスタートです。なんだそりゃ~です。ラブストーリーの醍醐味~。  また、『1』『2』に比べると、アクションのアップがやたら多く、見づらく、何が起こっているのかわかりづらい。  良かったのは『ソーニャの処刑シーン』。そしてクライマックスの『ライカンVSヴァンパイア』。  どのようなシチュエーションであれ、虐げられてきた者達の逆襲というのはカタルシスを感じさせてくれます。  それにしても、この作品で生き残った純血種のほうのライカン達(人間にもどらないやつ)はどーなったんでしょうね。『1』『2』ではウィリアム以外見当たらないようですが、絶滅しちゃったのかな。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-07-01 14:10:39)
27.  アメリカン・ピーチパイ 《ネタバレ》 
 昔テレビドラマであった『花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス』と同じプロットですね。  向こうは陸上だった記憶があるけど、こっちはサッカー。しかもサッカーをするのは自分。動機はサッカー女子を馬鹿にする元カレを見返したいという超くだらないもの。手段は双子の兄のふりをして、ライバル校へ入学。そしてサッカー部へ入部。はっきり言って超自分勝手な主人公。こんなはた迷惑な話はありません。  ですが、これが面白いんだから、見せ方、脚本がうまいんでしょうね。更には主人公が可愛いうえにおちゃめなので、素直に応援したくなります。タイプ的に言えば、ヴァイオラ演じるアマンダ・バインズはリンジー・ローハンと同じ系統かもしれません。  アイデアは奇抜なのですが、演じる人たちは主役から脇役から恋敵から両親まで、ぜーんぶステレオタイプ。デュークは絵に描いたような好青年。オリヴィアは恋敵としてパーフェクト。元カレのジャスティンはわかりやすくヤな奴。兄の元カノはわかりやすいトラブルメーカー。斬新なテイストと、ベタな登場人物たちの相性が凄く良くて、なかなか良い味を出しています。  ただ本来の目的であるサッカーが、結構早い段階から脇に追いやられてしまったのはちょっと残念。遊園地の入れ替わりなんか凄い面白くて、コメディパートは文句なしで良い仕上がりです。で、それをふまえても、もう少しこの作品はサッカーメインで見たかった気もしますね。
[DVD(字幕)] 7点(2017-06-28 04:22:16)
28.  アンダーワールド/エボリューション 《ネタバレ》 
 『1』よりかは面白かった。理由ははっきりしています。今回は『超能力バトル』を最初から期待していなかったからです。前作での教訓が活かされたのです。ですから、マーカスがあんな姿になっちゃって、飛び回っちゃうだけでテンション上がります。『そうそう、そーゆーのが見たいんです。』と、これは心の声。  前半での『マーカスVSセリーン・マイケル』は、この作品のハイライト。トラックを走らせながらのバトルは手に汗握る展開。目が離せません。この作品、バトルが結構面白いです。『タニス御殿』での地下バトル。『マーカス・ウィリアムVSセリーン・マイケル』のラスボス戦も、なかなか良い。『なんだかんだ言ってラスト力技じゃねーか。じゃあ、あーだこーだ言っていた今までのドラマ部分ぜんぶいらねーじゃん。』といご指摘もあるかと思いますが、驚くことにそのとおり。まったくもって蛇足なんですよね。  ストーリーの面白さは、ときに『アクション』や『ホラー』の魅力を加速させます。ですが、この作品では、ストーリーが説明過多になっているため、間延びや中だるみが起こっていると思われます。  『マーカスとウィリアムは兄弟。』  『マーカスはヴァンパイア、ウィリアムはライカン。でもマーカスは弟ウィリアムが大事』  『ウィリアムを助けたいマーカス、そうはさせないその他大勢』  実際これだけのことなのに、もったいぶった台詞まわし、もったいつけたストーリー展開で、無意味にわかりづらくしています。  もともと画面も雰囲気も暗い本作。だからこそストーリーは単純明快にしちゃって、純粋にアクションやホラー演出を楽しめるようにしたほうが良かったんじゃないかな。  アクションは最高。ドラマはいまいち。ラブシーンはいらん。セリーンは美しい。以上です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-06-24 00:02:52)
29.  アンダーワールド(2003) 《ネタバレ》 
 設定は漫画チック。人間関係はやや複雑。状況や位置関係が若干把握しづらい。こーゆー世界観に不慣れな人は、状況を整理するだけでいっぱいっぱいになっちゃうかもしれませんね。  私はマンガ好きでゲーム好き。なので、まあまあ楽しめたほうです。とは言っても、この作品はあらかじめ大筋を予習していたほうが楽しめるんじゃないかな。  長年続くヴァンパイアとライカンの戦争。変身するライカン。数は少ないが固体の能力は高く、パワフル。それに対しヴァンパイア。変身はなし。特殊能力もなし。身体能力はよくわからない。そして武器は銃。おいおい、人間と変わらんぞ。ヴァンパイアならではの必殺技を出さんかい。じゃないと、せっかくの設定が活きてこない。そういった意味では多少物足りない作品ですね。せめてもうすこし『人間社会』を描いてくれれば、相対的にヴァンパイアの能力の高さを証明することだってできたかもしれないのに。終始『ヴァンパイア』VS『ライカン』でストーリーが進むものですから、ヴァンパイアの劣等性ばかりが目についちゃいますね。  また、『アンダーワールド』の名に相応しく、舞台は『夜』。そして『屋敷』『地下』とインドア派。当然色は黒一色。同じような色とコスチューム。2時間ずっと『黒』に統一された世界を見ていると、『飽き』もきやすいというものです。  ただ、ストーリーが何気に凝っていて面白い。  ずっと敵だと思っていたライカンのリーダー、ルシアンが、実は良い人。  そして心の底から信頼していたヴァンパイア界最強のビクターが諸悪の根源というのは、実に気が利いています。  クレイヴンという小悪党も、ビクターの存在を良くみせるというミスリードのための仕掛けなのかもしれません。  理不尽気味のストーリーは作品の雰囲気にあっていて良かったですよ。  ただ、肝心のネタばれシーンは、セリーンが裏切り者の一人に延々と説明させるいう、最高にダサい演出。このシーンだけでも、ちょっと映画作りのセンスの無さを感じます。
[DVD(字幕)] 6点(2017-06-13 02:52:54)(良:2票)
30.  アンフィニッシュ・ライフ 《ネタバレ》 
 なんかよくある『雰囲気だけやたら良い映画』って感じがします。  何か起こりそうで、たいして何も起こらない。  何か秘密がありそうで、そんな隠すほどの秘密じゃない。  メインの人たちがあまりに心の動きを隠すので、さすがにもったいつけすぎじゃないかと思います。  かと思えば、これといったエピソードもなく、わりと簡単に心のわだかまりがとけちゃったり、なんか終始雰囲気に誤魔化されているような気がします。  優等生な作品は嫌いではないんですけどね。優等生ぶっている作品っていうのは、どうにも肌に合わないみたいです。  全体に漂うなんか説教臭い空気が、好きになれないな。  それにクマを逃がしちゃうってのも、どうでしょう。  あなたたちにはたいへん意味のある行為なのかもしれませんが、そのせいでその他大勢の町の人達を危険に晒すってのには、とても賛同できませんよ。  少々うがった見方をすれば、ストーリーが平坦すぎて面白みに欠けるので、クマやDV男を利用したようにも見えるのです。  それに、主役のジーン。  最愛の夫を自分の運転で死なせてしまい、それをずっと後悔している。  それはそうなのかもしれませんが、その後次々とダメ男を付き合っているようじゃ、まるで説得力がありませんよ。  私には、ジーンは自分の事しか考えていない女性に見えて、正直好きになれません。  唯一、グリフとアイナーの心の交流だけが凄く良かったです。  ただこの内容で2時間ってのは、ちょっと無いかな。
[DVD(字幕)] 5点(2017-05-13 04:17:52)
31.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
 これは変則的ですが、『夢オチ』と変わらないですよね。まさかの夢オチかー。ずーとあのおっさんの頭の中を見せられていたとは。  『夢オチ』は何でもアリになるから嫌いです。  しかもこの作品、『多重人格者の頭の中での出来事』という壮大なネタバレをした後でも強引にストーリーが続きます。  いやー、ネタバレしたあとで、『実はロードも脱獄犯の一人でした』なんてサプライズされても・・・  バリスがピンチになってあたふたされても・・・実はティミーがって言われても・・・  もはや、どーでも良い。  真相がわかるまでは楽しかった。  動機やら犯人やらをいろいろ想像しながら見るのは面白いです。  『別々の人生を歩んでいた人間たちが、こんな形で偶然同じ場所に集まる・・・』っていうプロットも好きです。  そのいっさいがっさいを、一発で台無しにされた感じ。  どんでん返し?いやいや、これは『ちゃぶ台返し』でしょう。超ド級の反則技です。  でもレイ・リオッタの使い方は良かったですね。  レイ・リオッタ。もう存在がネタバレですからね。良いやつなわけないじゃん、ねぇ。  そのレイ・リオッタを隠れ蓑にしたもう一人の存在ってのは良かったですね。  まあですが、そもそもこのネタだったら、真犯人もクソもないんですけどね。  それが一番腹がたつ。
[ブルーレイ(字幕)] 3点(2017-04-26 02:03:34)(良:1票)
32.  アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ 《ネタバレ》 
 アクションのレベルが下がったとは思わないのですが、アクションもストーリーも前作ほどのスピード感を感じませんでしたね。  アクションやパルクールに慣れてしまったのか。ストーリーの緊張感が足りないのか・・・。  レイトとダミアンのことを良く知っているので、なんとかなるっていう安心感があります。更には強い仲間が集まる集まる。  それに対する警察組織、軍、そのトップの情け無いこと。  序盤は極悪、強敵の雰囲気がびしばし伝わってきていたので、終盤のへたれっぷりは残念でしたね。  もちろん『圧勝』っていうのは、場合によっては気分爽快になれます。  とはいえ、敵の一番強そうなやつが急所蹴りの一発で瞬殺されちゃうってのは物足りないです。  前半はレイトもダミアンも、大統領ですらもある意味罠にはめられまくって、防戦一方。  後半は力の差がありすぎて緊張感に欠ける。  中盤の、レイトがダミアンを救出しに来るあたりが一番面白いかもしれないですね。  『これから逆襲するぞ!』っていうワクワク感は、いつ見ても楽しいものです。
[DVD(吹替)] 6点(2017-04-22 15:16:40)
33.  アルティメット 《ネタバレ》 
 スピード感あふれるアクション。陰謀うずまくストーリー。  これぞアクション映画ですね。  『パルクール?』『フリーランニング?』なんかよくわかりませんが、これを使った追いかけっこがとにかく凄い。  空間をタテ・ヨコ・ナナメと自由自在に飛びまわる。こんなに爽快な追いかけっこは見たことありません。まじでかっこいいです。  そしてもう一人の主人公の潜入捜査官ダミアン。こちらも登場シーンからとばすとばす。  この無敵艦隊の二人が手を組んだらいったいどうなるのか・・・?  あれれ?意外とおとなしい。いや、むしろピンでやっていたときのほうがアクションのキレがあったような。  『妹の救出』『爆弾の解除』『敵グループの仲間割れ』『政府の陰謀』と、いろいろな要素を詰め込んでしまったためか、後半はアクションがやや失速気味になりましたね。  ただ映画としては十分面白く、ラストのやりこめた感も一応のカタルシスを得ることが出来、満足です。  とは言え、最初に主人公のレイトが捕まえた敵グループの頭タハ、こいつをあろうことが見逃し、更にはレイトを逮捕し、レイトの妹はタハにくれてやるという、外道の極みの悪徳警官が何の制裁も受けていない、こいつは納得できませんね。  そんな仕打ちを受けたレイトの怒りの沸点も低いんじゃあないですか。もっと怒り狂ってほしいです。  他にも気になる点が。  タハの口座から全財産を引き出したのはおそらく政府関係者。ですがその辺の真相はうやむやのまま。  そーゆーとこ放置されると、見終わってからもやもやするのでやめて欲しいです。  せっかく面白い映画なのに、もったいない・・・!
[DVD(吹替)] 8点(2017-04-15 14:16:13)
34.  あずみ 《ネタバレ》 
 平均点が低かったため、期待はしていなかったのですが、予想以上に面白い作品です。  上戸彩、成宮寛貴、金子など、好きな俳優がメインだったのもポイントが高い。  残念だったのは、瑛太や小栗旬が瞬殺されちゃったこと。そしてあっという間に画面の彼方に消えていった、りょう。何てもったいないことをするんでしょう。  冒頭でのいきなりのバトルロワイヤル。村人達が殺されても見殺し。  もうこの2点だけで、『爺』という人間に対しては嫌悪感しかわきません。  にもかかわらず、『うきは』をはじめとして、みんな『爺』の言いなり。これが気に入らない。  小さい頃から育てられていたら、そりゃそうか。洗脳教育。やっていることはどこぞの国と変わりませんな。  ですから、ストーリーはすかっとしません。仲間は死んでいく一方ですし。  ただ、一人一人のキャラづけ、アクションは抜群に面白いです。  小さい頃さんざん祖母と一緒に時代劇を見ていたので、逆に時代劇とは全く別物として見られたのが良かったのかもしれません。  やはりこれは『漫画』の実写化。原作は1話目~4話くらいまでしか読んだことがありませんが、『漫画チック』なノリが大好きです。  特に『うきは』、『ひゅうが』あたりの2番手キャラ。そして悪役。その中でも『美女丸』のキャラクターは最高。  とゆーことで、総評としては7点くらい。  ですが『あずみ』『うきは』『ひゅうが』『美女丸』のキャラが大変良かったので、8点。  『きーさーまー』っつって、あずみが『爺』をたたき斬ったら『10点』でした。
[DVD(邦画)] 8点(2016-12-18 11:47:14)(良:1票)
35.  the EYE 【アイ】 《ネタバレ》 
 ベースは『シックス・センス』でラストは『ファイナル・ディスティネーション』。  確かに、いろいろな映画作品のファクターが見受けられます。ですがそれぞれの作品の良いとこどりで終わらず、きちんと一本の映画として昇華され、『the EYE』としてのオリジナリティが確立している点が素晴らしいですね。  前半、視界が定まらない主人公マン。頻繁に映るぼやけた視界。完全主観の世界。この作業を繰り返すことによって、見ている私達はマンと同じ体験を繰り返します。そして抱くようになる強烈なマンとの一体感。怖がりの私はホラー映画を一歩引いた目線で見るようにしているのに、そんな私を強制的に映画の登場人物と同化させることに成功しています。まいった。参加させられてしまいました。舌を巻くほどに完璧に計算された演出と脚本です。おかげさまで超怖くて、夜寝られないと思っていたら、この切ないドラマの完成度。これは凄い作品ですよ。  ホラー要素だけではなく、『美しさ』や『優しさ』といった人の良心を自然に表現したことで、作品に深みがでているじゃあないですか。  インインのエピソードは、涙なくしては語れません。  ラストの名台詞はこの上ない清涼感。そしてちょっと切なく、だけど幸せな人生を予感させるハッピーエンド。  書道教室、エレベーターの霊は否応なしに怖く、電車での手紙のエピソードで驚愕する。  これだけ盛り沢山な内容にも関わらず、ストーリーにはムダがなくムラもない。とてもすっきりまとめられています。  この完成度の高さ。抜群のバランス。『ホラー』『ミステリー』『人間ドラマ』、複数の要素が綺麗に融合すると、こんなに良い作品ができるのですね。  主人公以外になぜか霊が見える店員や、重要な役目を果たしているのかよーわからん霊媒師など、放置されたままの人材がいることは確か。ですがここまで本筋が面白ければ、細かい部分はもーどーでも良いですね。  ホラー映画の傑作です。
[DVD(字幕)] 10点(2016-11-20 14:55:38)(良:1票)
36.  アイドルとデートする方法 《ネタバレ》 
 久しぶりに良いラブコメを見ました。笑えるし泣ける。そして終盤では切ない気持ちに浸れる。まさかこんなティーン向けのコテコテなラブコメで涙腺がゆるんでしまうとは。  ストーリーは古臭さを感じさせるかもしれません。ですが昭和生まれの自分にとっては、この古臭さがストライク。  この作品では、タッドが悪役として描かれないのが良いですね。  タッドがただの女垂らしであれば、『ざまーみろ』の一言でおわり。  ですがタッドが何気に良い人なんですよ。ただのチャラ俳優ではありません。タッドなりにロザリーとのことを真剣に考えています。  だからロザリーが、タッドではなく結局ピートを選んでしまうラストに、B級作品とは思えない説得力が生まれます。  また、良い作品というのは、主役級の人たちだけではなく、その脇を固める人たちにも魅力があります。  この作品でも、『父親』『バーテンダーの姐さん』『ロザリーの親友』など、個性溢れる人たちがたくさん出てきます。  ただのあっぱっぱーな人もいれば、さりげない優しさを見せるひともいる。  そのバランスが極めて上手く、コメディタッチながらも穏やかな優しさにつつまれた作品へと仕上がっています。  ロザリーの父親の台詞は良かったですねー。  『タッドが来てから、街中がそわそわしている。いつもなら娘が誰を選ぶかはわかる。でも今は〝いつも〟とは違う。』  人を慰める名台詞だと思います。  劇中劇もしらけることが多いのですが、この作品での使い方は実に上手いです。  特に、冒頭の映画シーンと、クライマックスのリンクのさせかたは、ありがちだけど見事!
[DVD(字幕)] 10点(2016-09-30 17:47:54)(良:1票)
37.  アメージング・ハイウェイ60 《ネタバレ》 
 リアルな世界を舞台にしていますが、内容は完全におとぎ話。  ただし、『贋作美術館』『ドラッグ合法の街』『訴訟の町』など、皮肉やユーモアがしっかり効いているのが特徴。  この作品に出てくる人々は、与えられた役割を演じるだけの駒のような存在。  その分、人物描写は限りなく薄い。  主人公ニールも、まるで毒の無い爽やかな好青年に終始しています。  一応ニールの精神的成長という側面もあるのですが、私が見る限りでは風刺を効かすことに重きを置いているように感じられます。  マイケル・J・フォックスやカート・ラッセルといった存在感のある名優が、脇やチョイ役に徹しているのも、作風が関係しているのかもしれません。  この作品には、主人公ニールの体験を通して、世の中の通年や常識を改めて考えさせてくれる面白さがあります。  完全に人物よりストーリーを楽しむ作品なので、ストーリーメインで映画を楽しむ人とは相性が良さそうです。  ですが心にずっと残るような作品でもありません。  絵本の域を出ていないのも事実です。
[DVD(字幕)] 7点(2016-08-26 11:00:55)
38.  藍色夏恋 《ネタバレ》 
 とっても雰囲気の良い映画。  でも私は騙されない。この作品は雰囲気でゴリ押ししているだけの作品だ。負けてなるものか。冷静になれ自分。  これは、面白いか?否。だってストーリーがないもん。  いえ、あるっちゃあるが、無きに等しい。  監督は語る。  『模範的な解釈でなくて良いんです。それぞれの青色大門を見てくれれば。』  おいおい。めっちゃ良いように言っていますが、鑑賞者へのまる投げじゃねーか。  それに中盤までの展開がだるいだるい。  『女の子が好きなの』発言からは、多少面白くなりますが、それまでがだるい。  少々くどいサブエピソードから、わけわからんもんまで盛り沢山。  例えば先生。何か重要な役割を担うかと思いきや、ただのピエロ。いや、ソフトストーカー。  ラブレターのくだりに関しては、友人の女の子がもはや何をしたいのかわけわかりません。  ただ、こんな映画にもサプライズ・ポイントはあります。  ふられた女の子が、好きな相手の名前を書くおまじないを、途中から『木村拓哉』に変えたこと。  マジで凄いぞ、キムタク。
[DVD(吹替)] 5点(2016-07-28 04:40:40)
39.  AIKI/アイキ 《ネタバレ》 
 脊椎損傷により、下半身麻痺になった青年が、合気道を通して人生を再スタートするサクセスストーリー。  人生の途中で、突然下半身麻痺になるのがどういうことか。それを延々と描写する前半。それは、排泄、性機能障害にまで話が及びます。  このディテールへのこだわりにより、この作品は一般的な青春スポーツドラマと一線を画しています。  突然の事故、怪我。それにより変化するのは、肉体的なことだけではありません。人間関係、社会的立場、そのすべてが劇的な変化を遂げます。彼女、友人、家族。その関係性の変化が生生しくリアルです。  主人公芦原の人間関係は一度リセットされます。もはや以前と同じように、周りの人と触れ合うことができません。  その一方で、車椅子になってから知り合った人々とは、自然体で触れ合うことができる芦原。  それは、以前の自分を知らない人たちだから、なのかもしれません。新しく出会う人々が自分を見るその目は、障害者を見る目ではあっても、芦原個人に対する憐憫の眼差しではないのでしょう。  ベッドに置かれたビールを、取ろうとして取れない。排泄をするのに、一回一回ゴム手袋を使わなければならない。それはもう想像を絶する世界です。  そこからの後半。雰囲気が急に変わります。  合気道を通して、人生が再び動き始めます。  この作品での『AIKI』には二つの意味があるのですね。『武道としてのAIKI』と、『人生をもう一度受け入れるという意味のAIKI』。  芦原太一がAIKIを通じてもう一度人生を受け入れるその過程に、素直に感動します。  前半のぐちゃぐちゃだった部屋。ラストの綺麗に片付けられた部屋。まるで芦原の人生に対する心の在り方の変化を表しているようで、ぐっときます。  ただ、個人的に非常に苦手なともさかりえ。彼女の投入により、やたらファンタジックでフィクションの雰囲気が漂ってしまったのが一番のマイナス。彼女の演技、声、表情、そのどれもがわざとらしくて苦手です。この作品には出て欲しくなかった。  また、最後の他流派との異種格闘技戦。エンターテイメントとしては致し方ないのでしょうが、これのせいで随分と安っぽくなってしまったのは残念。  ですがそのおかげで、すがすがしい気持ちで見終わることができたのも、また事実です。  最後に加藤晴彦、あなたは素晴らしい。  
[DVD(邦画)] 9点(2016-07-02 15:11:03)
40.  アメリカン・アウトロー 《ネタバレ》 
 血生臭い時代背景とストーリーを、ポップで明るい雰囲気に仕上げたエンタメ作品。  よって多少の不謹慎感はありますが、気軽に見られるポップコーンムービーとなっています。  プロットも極力わかりやすくなっているようですね。  まずは南軍が北軍に敗北します。南軍のレンジャー部隊、故郷に還ります。故郷の村に、政府の息のかかった鉄道会社が立ち退きを迫ります。つっぱねます。仲間が処刑されそうになります。助けます。今度は母親が殺されたりして、報復強盗が始まります。  このようなシリアスな脚本を、ひたすらライトなテイストで味わうことになります。  当然犠牲者もいるわけです。ジェームズ兄弟の母親。ヤンガー兄弟の末の弟。また、話題の中でしか出てきませんが、ドク・ミムズの長男も死んでいます。  ですが『人の死』の扱いが、この作品ではかなり軽いです。悲しみ、怒り、痛みといった感情が、この作品から伝わってくることはありません。もちろん、そこから生まれるはずの、逆襲や復讐によって得られるカタルシスもありません。なんせ、ラストは自分達の家族を殺した相手と馴れ合う始末です。そして笑顔で新天地へ向けて再スタートですから、死んだ者達は浮かばれないですよね。  したがってこの作品は、終始ジェシー・ジェームズというアウトロー・ヒーローを描くことにこだわった作品と言えそうです。  そりゃあ、見ていて楽しいですが、深みはなく、共感することも無く、見応えもありません。  ついでに言うと、部分的に脚本がかなり雑です。 一例を挙げると、仲たがいのシーン。ここはかなり強引ですよ。  その人間性とカリスマで、みんなをひっぱってきたジェシー、突然のご乱心です。  『俺がボスだ。』『お前は死にぞこないだ。』  不自然極まりないです。  ライトなタッチは好きなのですが、しめるところはしめてほしいですね。  『袂を分かつシーン』や、『人の死のシーン』だけは、もう少し脚本や演出を練っても良かったのではないかな。
[DVD(字幕)] 7点(2016-06-24 11:14:09)
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