1. アタラント号
ジャン・ヴィゴの愛に包まれた作品であると思った。なんといってもジュールというおっさんがミソでしょう。彼のやること全てが観ていて楽しかった。ジュールがいるからこそ、ジュリエットが輝いて見える気がした。最後、ジュリエットをジュールが見つけて旦那のとこに連れ戻し、二人が抱き合うラストは、綺麗で爽やかな感動を私にもたらしてくれた。旦那がやけになり、飛び込んだ河の中にいる花嫁姿のジュリエットなど、幻想的なシーンも愛に包まれていて好きだ。音楽もまた、この映画の幻想的な空間を作り上げるのにうってつけの音楽だ。爽やかな、そして、愛と夢がある映画である。 9点(2004-02-06 22:11:22)(良:2票) |
2. 赤い砂漠
月光城月麻呂さんがおっしゃるようにアントニオーニの映像センスはやばすぎます。色の使い方、無機質な映像と幻想的な映像の組み合わせが絶妙です。月光城さんも指摘していますが、登場人物が一瞬、霧の中に消えるシーンにはゾクっときてやられてしまいました。人間の不確かな内面性、物質主義が作り出した空虚感、脱力感が見事に表現されており、真実っていったい何?と深く考えさせられる映画であります。主演の女性も心に不安を抱える役をうまく演じていると感じました。アントニオーニの愛の不毛の物語はほんとに奥が深い、深すぎます。 10点(2004-02-01 22:53:09) |
3. 甘い生活
冒頭のヘリの映像から圧倒されっぱなしになってしまった。それほどこの映画には魔力があるということだろうか。それはやはり、皆さんが書かれているように宗教の退廃、人間生活の墜落といったテーマをリアルな描写とフェリーニの精神世界の幻想の映像化という対比する二つの映像表現によって強烈に描いている点にあると思った。ニーノ・ロータの切ない音楽、そして、マルチェロ・マストロヤンニの無鉄砲で華のある演技がこの世界の創造に最大の貢献をしていると感じた。 それに、「甘い生活」という題名自体が皮肉たっぷりだ。甘くない、逆に辛いと感じてしまう。 フェリーニは「私は映画だ。」と言っていたがまさしくその通りだと思わせてしまう大傑作だと素直に思う。 10点(2004-01-07 19:46:39)(良:1票) |
4. あぶない刑事リターンズ
やっぱ課長は中条でなくてはだめなんだよー。しかし タカ&ユージのやり取りはいつ見てもいい! 5点(2003-11-26 23:40:16) |
5. アラクノフォビア
なかなか面白かった。蜘蛛がこえー、まさに蜘蛛巣城だ(笑) 6点(2003-11-26 23:35:49) |
6. アウトブレイク
あの猿がいともたやすく手に入リ、抗体ができちゃうとこがアメリカっぽくて馬鹿馬鹿しいです。でもテーマとしてはよかったんじゃないでしょうか。 6点(2003-11-23 22:34:06) |
7. あぶない刑事
映画はだめだー テレビドラマだからこそおもしろい 5点(2003-10-22 00:00:02) |
8. 赤ひげ
これぞ黒澤の集大成であるでしょう。いろんな技術、手法を存分に取り入れている。重苦しいムードだが最後は明るく締めるとこは黒澤らしい。前半の佐八のエピソードなどもよかった。素晴らしい役者陣がピリッと利いている。頼むから、江口洋介なんかを使って安っぽいリメイクを作らないでほしいものだ。フジテレビよ 10点(2003-10-21 23:54:28) |
9. アルカトラズからの脱出
地道に頑張るイーストウッドが好きだ。 7点(2003-10-21 23:33:06) |
10. アンラッキー・モンキー
最後は観るのめんどくさいけど、まー よかった。堤が六平のラーメン屋のおやじとばったり出くわして仲良くなってるとこはかなり笑えた。 6点(2003-10-17 00:28:38) |
11. 悪魔のいけにえ
あの家族いい味出してるよ!とくにじいさまがいい。こんなばか映画は賞賛に値する。 7点(2003-10-17 00:00:13) |
12. アイズ ワイド シャット
よくわからんが、みて損ではなかったと思った。エロスの極地か。 6点(2003-10-16 23:40:22) |
13. アンダーグラウンド(1995)
悲しすぎる。陰と陽か。陽気さと暗さを併せ持つ映画 うまく描いている 9点(2003-10-15 00:37:23) |
14. アナコンダ
ストーリーどうでもよいが微妙にしょぼいとこが笑えてよかった。 5点(2003-10-13 21:50:57) |
15. アポロンの地獄
パゾリーニのこの映画は好きだ。独特すぎるアイデアと解釈にはやられてしまった。預言者のババアの笑い方が怖い。 8点(2003-10-13 20:35:05) |
16. アパートの鍵貸します
三回は観てしまいました!いやー、ホントにいい映画ですねー。ジャック・レモンの細かい演技がなんとも観ていて楽しいのです。ホントに笑えるんだけど下品さがまったくないというか、今の時代では作れないもんだろーなー。話は最後はともかく全体的にバクスターがかわいそうなんだけど、そういったサラリーマンの悲しさを上品な笑いで描いているとこが素晴らしいです。シャーリー・マクレーンはかわいいけど、かなりの気分屋だなー。 10点(2003-09-29 22:49:59)(良:1票) |
17. アマデウス
サリエリが憎んでいたものはモーツアルトというよりも神であるのか。神を敬いあれだけ崇拝していたのにもかかわらず、なんの信仰心のないモーツアルトに神は才能を与えた。これだけ嫉妬と、凡人と天才の対比をうまく描いた映画はなかなかないです。素晴らしい。 8点(2003-09-29 21:58:57) |