1. 愛は霧のかなたに
《ネタバレ》 ダイアン・フォッシーのマウンテンゴリラ絶滅阻止の尽力を描いた実話もの。群れを守ろうとして殺され、その手で作られた灰皿で喫煙するクズに天罰が下らんことを。フォッシーが学者の立場を超えて憎しみで暴走するのを静かに諫めるセンバガーレ。彼女の最期まで常に寄り添い見守り味方であった姿が忘れ難いところです。程なくしてルワンダ虐殺が始まったのを思うと沈んでしまいます。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-06-06 12:33:19) |
2. 赤ちゃんに乾杯!
《ネタバレ》 子育て≧稼ぐ為だけの仕事>>>>>・・・自分の楽しみ、したい事 絶えず睡眠不足 誰もが経験していることでしょう。 本作の母親に野暮を承知で「甘えんな」との思いが。 男三人の奮闘振りは微笑ましかったので、麻薬騒動が中途半端に終わったのが残念なところです。 [DVD(字幕)] 6点(2023-01-17 01:12:54) |
3. アナザー・カントリー
念願叶って初鑑賞、スターチャンネルEX様様であります。 お目当てコリン・ファース24歳映画デビュー作に於いて既にニヒルな雰囲気が漂う姿に大満足。+4点 売国奴ケンブリッジ・ファイブの一人の回顧録学園生活が描かれています。上流は家柄だけである下衆の極みおぼっちゃま達のあれやこれやの日常を見せ場も無しにタラタラ見せられても「アホか!」としか言いようなく。お貴族様の品があるのと人としての品性がある違いを見せつけられたところです。 [インターネット(字幕)] 4点(2022-10-10 10:31:39) |
4. アメリカン・ジゴロ
《ネタバレ》 大の苦手であるリチャード・ギア出演と知っていながらの鑑賞理由は、私のテンション爆上がり曲 Riding High が本作主題歌 Call Me のパクリであるかどうかの確認。パクリでした。ビックリです。イキッてペラッペラな男娼役ははまっており、スッポンポンでアソコもボカシ無く丸見え(驚)(思わず一時停止しそうになったのを、確認無用! 踏み止まる)姿も披露しておりました。サスペンスのサの字も無い殺人事件ネタは丸ごとカットで良かったかと。予想通りで落胆も無い凡作です。 [DVD(字幕)] 3点(2021-07-12 03:07:20)(笑:1票) |
5. 愛と追憶の日々
《ネタバレ》 エマをペットの様に扱うオーロラ、同様に長男を扱うエマ。こんな二人が互いの不倫を報告し合うのに嫌悪が募り、物語を冷めた目で眺めていた。擦れてしまった長男の心の拠り所になってあげられそうなラストシーンのギャレット。本作のニコルソンは宇宙飛行士であった事をカケラも感じさせない色気の無いエロオヤジでガッカリだったので、最後の最後で我慢して鑑賞した甲斐を感じた。 [DVD(字幕)] 5点(2017-08-27 14:11:34)(良:1票) |
6. ある日どこかで
《ネタバレ》 自己暗示がタイムスリップの方法というのは、人を愛するのは一途な思いを振りかざすことを思い起こさせてくれます。映像と音楽の効果もあいまってクリストファー・リーブとジェーン・シーモアは神々しいまでの美しさでした。敵役のクリストファー・プラマーは二人の前にはさすがに霞んでいましたが、しっかりと二人を引き立てていました。結末は悲しいですね。彼には彼女のように長く生きてもらいたかった。珠玉の逸品。酔わされました。 [DVD(字幕)] 8点(2017-06-26 00:07:43)(良:1票) |
7. アラビアのロレンス 完全版
アカバの砲台が海に向かっているショットのみが、成せば成るのだという思いと共に子供心に焼き付いていました。観直してみて、後の苦渋がこの爽快感を掻き消しています。ロレンスの抱いた大望は、彼の優れた戦術と、国王の老練さ、アリの胆力、アウダの磊落さが一体となってこそ果たせるもので、一人のナルシストの限界を見せつけられました。「どんな血も直ぐに乾かしてしまう」砂漠。何事も無かったかのような佇まいの美しさ、静けさに比例した非情さを痛感させられます。 【2023.6.12追記】 劇場鑑賞叶いました。 お目当ての一つドライデン顧問(架空の人物)演じる最晩年クロード・レインズ。少ない出番ながら三枚舌外交をが透けて見える存在感で大満足。 腹に響く音楽、目を瞠る湯水のような出費が窺える壮大な映像での冗長に過ぎる演出はデヴィッド・リーン印。 純白の民族衣装が血と泥で薄汚くなるロレンスの青春物語にも思えた名作を堪能しました。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-29 17:01:34)(良:1票) |
8. アンタッチャブル
ギャング映画に於いて「ボス率いる一味対司直」というお話は奥行きのないものですが、最後まで退屈する事なく鑑賞でき何度も観た作品です。デ・パルマ監督の暴力描写は特有の生々しさがあり、体現しているデ・ニーロ、ショーン・コネリーに惹かれるのです。中でも、食事会におけるデ・ニーロが見せる表情は圧巻で、「デ・ニーロ名場面集」1,2を争うシーンです。マイナス点は白ずくめの男に対する制裁で、感情的にどうであれ私は支持出来ません。 [ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-16 10:52:43) |