1. アサルト13 要塞警察
《ネタバレ》 オリジナルを観たのはずいぶん前なので細かいところは覚えてないんですが、たしか敵はストリートギャングでしたよね。 この映画ではそれがプロの警察とかSWATに変更になってるわけですが、その割に弱いのはどういう事なんでしょうか… それにしても意外なほどの豪華キャストで脇までずらりと「どこかで観たような」俳優しかいません。 ランボーで敵役の保安官をやってた彼、怪しいよなぁと思ってたらやっぱそういう事ですよね笑 ダレさせずに最後まで見せてくれる映画でなかなか面白いのですが、細かくみれば脚本は練りこみが足りずツッコミどころ満載。 そもそもイーサンホークの過去話自体が映画中でもほとんど有効活用されてないし不要だよなぁ、とか 籠るなら「武器が足りない」とか「弾が足りない」とかいうシチュエーションがないとダメだと思うんですが、弾も武器も潤沢です。 てか攻める側がわりとプロのはずなのに素人犯罪者とか脚悪い警官とかにバンバンやられてる時点でダメなんじゃないか、と。 そして一番問題なのは最後はなんか森の中にいっちゃってるんですが、籠城ものは籠城内で問題にケリつけてなんぼなのでは…少人数での籠城の緊迫感がウリでしょ? 他にも冷静に観ればシナリオのアラや演出上の問題点が沢山ある映画なんですが、しかし観てる間はなかなか楽しめる娯楽映画だと思います、はい。 [地上波(吹替)] 7点(2020-10-27 15:31:03) |
2. アイ,ロボット
《ネタバレ》 ロボット三原則を生み出した事であまりにも有名なアイザックアシモフ(正しい発音だとアジモフ)の小説「アイロボット」を元に映画化したのかと思いきや、なんと「ロボット三原則」というキーワードだけ使った完全オリジナル映画。 実際、映画を観てるとアシモフ先生だったらこんな話は絶対書かねーwという、この手のSF映画で超ありふれた「賢すぎる人工頭脳反乱もの」。 (アシモフ先生はミステリ作家でもあったのでこういう謎の殺人事件は「裸の太陽」のようなミステリに仕上げちゃいますから) まぁ映画の場合は地味な推理をやられてもなかなか観客は飽きるわけで、派手なアクションと展開、そしてわかりやすいラスボスという意味で、この「高度な人工頭脳反乱」物が後を絶たないんだと思うわけですが、しかしさすがにこのネタの映画はあまりに大量に作られている昨今、さすがに観客が食傷気味になってしまうのは、観客側のせいだとは言えないでしょう。 と、後半の展開にはわりとがっかりした本映画ですが、観る前の(個人的な)予想と違って映画の中盤まではかなり真剣につくられたしっかりした映画で、「あれ、これ結構おもしろいじゃん」と思ってたのは事実。 謎解きが進むほどにがっかりする展開とありがちラスボスでマイナス1点は避けられませんが、しかし予想よりずっと面白い映画だった事は確かです。 いい意味で裏切られました。 残念なのは警察の上司とかをもっと生かせなかったかな?ってとことかでしょうか。あのキャラただの無駄になってますよね。 ヒロインのブリジッドモイナハン、外見的にも、博士という役どころからも映画を観てるときはアラフォーかと思ったんですが、この映画の撮影時点でまだ32歳。 飲み会あたりで「私の歳あててみて!」と言われたら、「たぶん40近いと思うんだけど、安全考慮でここは思い切り下にふって32歳くらいで答えとくか?」と考えるくらいの雰囲気なのに、それでほんとに32歳と言われると「え、老けてね?」と思ってしまうのは避けられないところ。 日本人以外の年齢ってほんとわかんないなぁ、と思う今日この頃です。 ちなみに、女性に年齢を聞かれたときはあまりわざとらしい下の年齢を答えてもしらけるので「ギリギリありそうな範囲の下限」を答えるのがミソです。これ豆知識な。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-08-25 09:14:40) |
3. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 何人かのレビューにもありますが「夢落ち」(一種の夢落ちですから)とわかってからの視聴テンションの下がり方は異常。 そこまではおもしろかったんだけどなぁ…。そりゃ超常現象じみた事もおきますよね…夢(みたいなもの)なんだもん。 ところで、判事の人はあんな芝居じみた行動を見ただけで独断で死刑を延期しちゃダメだと思うんだけど…アメリカってそうなの??あんな簡単に死刑の延期とかできるものなの?? [地上波(字幕)] 7点(2013-10-14 01:46:58) |
4. アイランド(2005)
《ネタバレ》 公開時ではなく、後からその映画を振り返るといろいろわかる事もあるもので、ちょっとこの映画について調べてみたんですが、「マイケルベイ初(そして唯一)の大ゴケ映画」、「映画がこけた事についてプロデューサーとスカーレットヨハンソンがののしりあい」「盗作でめちゃくちゃ訴えられる(そして数億円で和解)」と、まぁいろんな事があった映画だと言う事がわかります。 弱り目に祟り目と言いますが、コケル映画ってのはほんといろいろあるんだな、と。 さて映画自体はありふれたディストピア物で、1979年の映画「クローンシティ」のパクリだと訴えられちゃうくらいなんだから(実際基本設定はそっくり)ありふれてるのは自明なんですが、しかしそれなりに金はかかってるし展開自体はお約束の安心感あり、という事でそう大ゴケするほど悪い映画ではないと思います。 しかし逆に言えば「ありふれた話を金かけて撮りました」以上のものではなく「暇つぶしにぴったりの娯楽作」という評価にしかならない。そんな映画です。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-07-01 15:49:27) |
5. アンブレイカブル
《ネタバレ》 この映画が低評価な理由は明確に説明できます。 一つは「シックスセンス」で期待値を爆上げしてからの次回作だったため観客が「あー…」となった事。 もう一つは、時代が早すぎた点。 前者については「シックスセンス」が偶々この監督にとっての奇蹟の一本だったからで(リュックベッソンにとってのレオン)しょうがないですし、後者についてはこの映画以降ハリウッドで作られ始めた等身大で描くヒーロー物の嚆矢とも言える映画になってるわけで、今だったらもうちょっと普通の評価されたんじゃないか、と。ほんと早すぎただけなんじゃないか、と。 そういう意味では運がなくて不当に低評価されている映画だと思うのです。 まぁ残念ながらそこまで面白いわけでもないんですが、しかしここまで低評価なのはかわいそうってそんな感じ。 ちなみに自分がこの映画を観ているときには「どんなに不死身でケガも病気もしなくてもハゲるんだな」と映画を観てる途中でそれがずっと気になっててしまって、やや重めのストーリーが全然頭に入ってこない困った映画でありました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-06 10:19:11)(笑:1票) |
6. アザーズ
《ネタバレ》 全く予備知識なく観ましたが、途中で「こりゃこっちが幽霊だろうな」と薄々気づいてしまったので(まぁ伏線張ってますし気づきますよね)、そういう意味では最後に驚きがなくて残念でした。 個人的にニコールキッドマンの顔が苦手なんですが、しかしこの映画の雰囲気にはあの神経質そうな顔が似合ってたので、はまり役かなぁ、と。 オチのワンアイデアから逆算して雰囲気重視で作った映画って感じで、このゴシックホラーな雰囲気が好きなら楽しめるんじゃないでしょうか。 個人的には可もなし不可もなし、というとこです。 [地上波(吹替)] 6点(2016-11-05 23:00:29) |
7. 悪魔の毒々パーティー
「悪魔の毒々モンスター」以来量産されている邦題「悪魔の毒々なんちゃら」の一つなわけですが。どれがどれだかわからない上に安直なタイトルだけで見る気がなくなるので邦題はもうちょっとなんとかした方がよかったんじゃないでしょうか。 原題のままのパーティオブザデッドでいいんじゃないかと思いますが、なんとかオブザデッドも多すぎますよね… 映画に限らずたとえば漫画でも「ハイスクールオブザデッド」とか「学校ぐらし」とかとにかく「青春」と「ゾンビ」の相性のよさは抜群。 当然作品も沢山あるわけで、これもいくつも作られている青春ゾンビ映画の一つです。 コメディ部分やキャラ設定は典型的アメリカB級物のそれで日本人的にはちょっと受け入れづらいわざとらしさが多いのが難点。 同じような青春ゾンビ映画としては「ゾンビワールドへようこそ」という良作があるわけですが、この映画は残念ながらそれの全面的下位互換。 あちらを7点にしてるのでこちらは2点マイナスで5点というところでしょうか。 映画の出来としてはそれくらいの差があるかな、と思います。 ヒロインの一人チアの子はまぁまぁ可愛くてそこは高評価。 [インターネット(吹替)] 5点(2020-06-02 20:10:40) |
8. アイ・アム・レジェンド
《ネタバレ》 ボルトのレビューを書いたので、犬に関わる映画でレビュー書いてない奴…と思ってたら、ありました! 「アイアムレジェンド」です。 マシスンの有名なワンアイディアSF小説「地球最後の男」を原作にしているわけですが、ぶっちゃけ原作の面影はほとんどありません。 私、原作はもちろん既読だし話も覚えてますが、知らずに観たらこの映画の原作が「地球最後の男」だとは絶対にわからなかったでしょう。それくらい別物です。 またこの映画、前半と後半でかなーり雰囲気が異なる映画であり、さらにスクリーンテストで本来の予定と異なるラストに変更になったため、ますます原作から遠いわけのわからん事になっている残念映画なのですが…しかしこの映画、何しろ犬(サム)がいいのです。犬は人間の親友、という古典的なフレーズを実感させてくれるのです。 このサム、なんでも撮影には3匹が使われているらしいのですが、残念ながら私には全然見分けがつきません。 まぁ、あのSBのお父さん犬だって、初期は2匹が使われていたくらいですから、このくらいの映画だと3匹くらい使われても不思議はないのかもしれませんが、その気になって映画を観ても同じ犬にしか見えません。まぁそりゃそうですけどね。 と、ここまでまるでなかったかのように書いていますけど、やっぱり一番印象的なのは…そのサム(実はサマンサ)の最後です。 映画的にはしょうがないんですけど…ひどいよ、ママン… とにかくこの映画の見どころのほとんどが犬であることだけは間違いありません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-12-14 00:51:07) |
9. アメリ
一番不思議なのは、冒頭のアメリ処女喪失シーン(無表情) そもそも、こういう不思議ちゃんは、どういうきっかけでどういう相手と最初の一回を済ますのか、と。 わりと不思議なんですよねぇ.. 5点(2003-11-17 22:56:46) |