1. アバウト・タイム 愛おしい時間について
《ネタバレ》 タイムトラベルで過去に戻れる青年ティムの物語。能力を使って、好きな子を射止めるなんてズルい。ズルすぎる。人のために使うことも多いけど、ちょっとした失敗もすぐ能力で解決しようとしたりするので、コイツはロクな大人にならんなーと思ったんだが、後半は少し成長して、最低限にとどめるようにしているし、根本が善良で素朴なので許せる。この能力を持ったことでマスコミやマッドサイエンティストに追っかけまわされたり、同じ能力を持つ人間と対決したりっていうSF的展開はない。 それにしても、何らかの代償があってしかるべきだと思う。何も失わないなんて!能力を使ったことで他の誰かが不幸になる(死ぬ)とか老化が進むとか、で普通はバランスをとるもんだよ。代償らしきシーンもあるんだけど、それもなかったことにできちゃうのはズルすぎる。嫁にも一生言わないつもりかしら…。 ここまで徹底していることから、陰の要素はあえて排除しているのだということもわかる。タイムトラベルの能力は一つのスパイスと捉えれば、グッと来る部分は多く、平凡な幸せを描いた素敵な物語だと思います。 本も映画も時間を気にせず見放題で楽しそうだなー。 [映画館(字幕)] 7点(2015-04-14 01:18:14)(笑:1票) (良:1票) |
2. 悪魔は誰だ
《ネタバレ》 すべてが繋がる音声解析のシーンでは感嘆の声を上げそうになった。お見事。しっかり丁寧に練り上げられている上質ミステリーであり、人間ドラマでもある。テイストは「容疑者Xの献身」あたりに近いのかも。容疑者Xもそうだった気がするが、真相が分かってからのダラダラ感が勿体ない。全体的に、もう少しハイテンポでグイグイすすめてくれれば、相当な傑作になったと思う。三人とも悪魔に取り憑かれてしまったとも言えるだろうし、これがただの人間で、悪魔なんかいなかったんだとも言える。何とも、複雑な気持ちになる結末だ。 [映画館(字幕)] 8点(2015-04-14 01:16:18) |
3. アクト・オブ・キリング
《ネタバレ》 インドネシアであった大量虐殺の加害者に、当時のことを再現しながら演じてもらうというドキュメンタリー。今まであまり大っぴらにされていなかった歴史的事実にこういった形で切り込むというのはそれだけでも意義があり、興味深い。 撮影を続けるうちに、最初のうちは純粋にノリノリだった加害者アンワル・コンゴ達に、変化が起こっていく。暴動のシーンや、悪夢のシーンで、加害者がふと放心したような顔をしたりするところを捉えているので、その度にハっとさせられる。 終盤の拷問シーンに至っては、いままで自分には罪の意識なんかないと豪語していた男が恐怖に怯え、 身体に異常をきたす。そして彼は涙ながらに・・・って、どうもできすぎに感じてしまう。 カメラを回していないところで、演技指導もしくは何らかの誘導があったのではなかろうか。 そこで唐突に終ってしまうので、「大量殺人者である彼らも人間である」という結論ありきの作品だったようにも見えてしまった。 遊び半分で残酷なシーンを演じる前半の彼らには嘘くささはなく、心底ゾっとさせられた。エンドロールに並ぶ、Anonymous(匿名)の多さには脅かされた。 [映画館(字幕)] 8点(2015-03-27 23:21:45) |
4. アメリカン・ハッスル
《ネタバレ》 話の大筋自体はそんなに面白くはないが、見どころは「世界でひとつのプレイブック』と同じく口論シーンかと。警察でありながらもっとも憎たらしいブラッドリー・クーパーのブチ切れっぷり、有能な詐欺師でありながらヨレヨレで情に流されやすいベイルさん、引っ掻き回すジェニファー・ローレンス、男を翻弄し男に翻弄されるエイミー・アダムスが本音でわーわーケンカするのを観ているのは非常に楽しい。 [DVD(字幕)] 7点(2014-09-07 09:39:24) |
5. 青いソラ白い雲
《ネタバレ》 東京とかにいて大した被害を被ったわけでもないのに「震災以降すべて変わってしまった…」と物憂げに言う人や「こんな時だから助けあわなきゃ」と必要以上にシリアスになりがちな人達への違和感ってあるよね。 そんな不穏ムードに暮れていた日本を笑い飛ばすような、気持ちの良いコメディ。 皮肉のバランスが絶妙で嫌味がほとんどない。こういう感覚で震災と向き合っている映画は他に見たことがない。素晴らしい。 [映画館(吹替)] 8点(2014-07-20 18:10:22)(良:1票) |
6. R100
《ネタバレ》 案外楽しめたんだが、突出した部分はない。アイデアも、他の奇才監督に比べればぶっ飛んでいるというレベルでもなく、平凡の範囲内。にも関わらず、映画として一本筋が通っていないので、結局ただの駄作にしか見えない。映画ができ上がってないのに、映画を壊しても何も凄くないのである。 そして、映画内で破綻の言い訳しているのがクソダサイ。あれさえなければ、もっと好意的に観れたと思う。とは言え、今までの松本監督作の中では一番退屈はしなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2014-04-13 22:19:03)(良:1票) |
7. アナと雪の女王
《ネタバレ》 見惚れて聞き惚れてるだけでもあっという間に終わっちゃう うっとりムービー。やはりミュージカルをやらせたら、ディズニーは天下一品! ただ、コメディ要素が強めなので、シリアスな場面が軽くなっちゃうところが残念といえば残念。とは言え抜群の演出力で、城が完成するシーンはうおぉーっと目を奪われた。 お姉さんが最強な上、悪人でない時点であまり酷いことにはならないというのが予想できてしまう分、絶望感をもっと煽って欲しかった。小悪党なんかじゃなくて、もっと明らかな『脅威』があれば違ったんだけど。 ストーリーは地味だが、結末のつけかたは今までのディズニー作品の常識とは、一味違った。また一段高みに上がったようだ。 できるだけ音響の良い映画館で是非。 [映画館(字幕)] 8点(2014-03-22 18:22:31) |
8. アイアン・フィスト
《ネタバレ》 グラインドハウスっぽいB級バイオンレス・カンフー映画。ヒップホップとカンフーの不調和を楽しんでくれという感じでしょうか。鉄の体を持つ人がいたり、中途半端にミュータントな人がいます。首や腕が頻繁にもげます。お腹もパックリ割れます。アクションはヘボいです。決め画がイチイチダサいです。お話は全く面白くありません。中盤は当然中だるみします。 カンフー映画なのに、多国籍で一昔前の格ゲーのような世界観です(スト2というより餓狼伝説っぽいかな)。要は劣化キル・ビル。 なんと言ってもキャラの名前が、「ジャックナイフ」「X-ブレード」「ポイズン・ダガー」「マダム・ブロッサム」「ブロンズ・ライオン」…って、小学生か!!ダメ映画と言ってしまっても問題ないと思うんですが、無邪気に一生懸命作った感じが、結構好きです。 広い心で観てあげてください! [映画館(字幕)] 7点(2014-02-10 23:54:17) |
9. アンコール!!
《ネタバレ》 正しくベタであって丁寧に作られていればやはり面白い。 主人公のツンデレ爺さんのちょっとした仕草や発言が笑いを誘う。気むずかしい役なのに、同時に愛くるしさがあるため、何だか応援したくなってしまうのだ。手堅く、素敵な映画ではあるが、難もある。肝であるショーのパートが盛り上がらない。 歌というものにそれぞれがどんな想いを持っていて、どんな表現をしたいのかっていうのが薄いため高揚できない。 最後はもっとド派手に決めてテンション高く終わって欲しかった。 エンドロールに関しても、そこは合唱の曲で終わらなきゃダメだ。 [映画館(字幕)] 7点(2014-02-10 23:48:54) |
10. アダムス・ファミリー(1991)
《ネタバレ》 子供の頃大好きだった映画。DVDレンタルで見つけました! 今見ると結構ブラック。今ゴールデンタイムに放映したら苦情きちゃうんでしょうね。 お母さんが拷問されてて辛いんだか、嬉しいんだかわからないところが好き。 ハンドと頭の妖怪がカワイイ。全体的にアホカワイイ映画。 [DVD(吹替)] 7点(2014-02-05 00:03:40) |
11. アフターショック
《ネタバレ》 長すぎる前振りでうんざりする頃に、地震発生。最悪の事態の連続。誰がどこで死ぬか予測不可能。登場人物にトコトン無慈悲。あぁ、掃除のおばちゃんよ! 結局、本当の悪人は犯罪者に絞っているところが健全というかぬるいというか。 [DVD(字幕)] 6点(2014-01-19 18:57:35)(良:1票) |
12. アンチヴァイラル
とにかく静かで難解で白い映画。設定についていくのが精一杯。退屈。 [DVD(字幕)] 3点(2014-01-14 22:41:50) |
13. アナザー Another(2011)
《ネタバレ》 納得のいかない点が多すぎて終始イライラ。へなちょこスプラッターシーンで笑うことはできた。 [映画館(邦画)] 3点(2013-04-29 16:47:31) |
14. アイアンマン3
《ネタバレ》 うーん、やっぱりアイアンマンは、僕には合わないようだ。 序盤は、何やらシリアスな雰囲気で、陽気なトニー・スタークおじさんが、心の病とは。確かに丸腰だったら、アベンジャーズの中では最弱だろうけど…。 トニー・スターク邸襲撃のシーンは、絶望感すらただよう怒涛の攻撃。余裕のないトニーさんを観ているのは辛い。雰囲気が重いよ…。 悪役サイドに魅力がないせいか、テンポも悪く感じてしまった。 トニー・スタークは悪態が魅力でもあったりするので、 相棒がいたほうが面白いし、孤独にさせてほしくない。 [映画館(字幕)] 5点(2013-04-29 13:17:03)(良:1票) |
15. アウトロー(2012)
《ネタバレ》 いつもより、ちょっぴり乱暴なワイルドトム! でも、いつもとあんまり変わらない気もする爽やかトム! 冒頭の無差別殺人から、軽く意表をつくストーリー展開は案外楽しい。王道ハードボイルドという感じで、特筆すべきところはあまりないので、トムじゃなきゃ、全く日の当たらない作品になってたかも。 おじいちゃんもカッコイイよ!! [映画館(字幕)] 7点(2013-04-29 12:50:42) |
16. 悪の教典
《ネタバレ》 一般生徒のケンカで効果音がドゴォッ!!ってとこでまず笑うよね。クローズじゃないんだから。 猟銃で撃たれて吹っ飛ぶさまがコントのよう。 そして、ホークアイばりの神がかった百発百中っぷり。猟銃ってあんなに離れた相手に正確に撃ちこめるものなの? ともかく、無茶が多いんですが、まあその辺はニコニコと楽しく見れます。 グロテスクな表現もありますし、いっぱい人が死にます。殺人鬼が観る夢のシーンは、マジで意味不明。 とにかく人がいっぱい死にます。 人をいっぱい死なせるためだけにこの映画はあるので、ストーリーは人がいっぱい死ぬためだけにあるようなものです。 それはいいんだけど、ちょっとテンポ悪くて、かったるい。この内容で129分はないでしょ! つまらない伏線を効かせての解決と、ラストの過剰な説明セリフには萎え萎え。 [映画館(邦画)] 7点(2012-12-08 17:08:14) |
17. アウトレイジ ビヨンド
《ネタバレ》 面白かった!!1と毛色がだいぶ違う。 1のコメディ色や、グロテスクさはほとんど鳴りを潜め、かなりカッコ良く、渋く、駆け引きだらけのバイオレンス映画になっている。前作生き残ったクソヤローたちに加え西側のクソヤローが参戦で、一体誰が生き残るのやら最後まで分からない。 1に比べると派手なシーンはあまりないが、ストーリーが面白いので、問題なし!桔平クラスのむっちゃ怖くて、むっちゃカッコいいヤクザがいないところが、1に比べてちょっと落ちるところか。 もっと関西勢と血みどろの戦争をしてほしいところでもあったが、それはまた次回? 西田敏行と塩見三省に全力で殺し合いをしてほしい! 関西死闘篇をお待ちしております。 [映画館(邦画)] 8点(2012-10-17 23:15:47)(良:1票) |
18. アイアン・スカイ
《ネタバレ》 つまんなかった! 知的というか、行儀のよいネタ(主にパロディと風刺)がちっとも笑えず。 もっと…もっとやりすぎてよ!設定は悪くないんだから。 登場人物は多いが、だれも面白くない。めっちゃ長く感じた。 「黒人が白人になっちゃった!」っていうくだりがつまらなさすぎて、早い段階で興味を失ってしまった。 このキャラクターがしっかりと面白黒人として笑わせてくれれば少しは違ったんだろうけど。 ヒロインは可愛かったけど。 [映画館(字幕)] 3点(2012-10-17 23:12:31)(良:1票) |
19. I'M FLASH!
《ネタバレ》 つまらなくはないんだけど、やってることは『青い春』と変わらない。 沖縄の自然をうつすことと、中村達也(ヒットマン役で出てる上に音楽にも携わっているようでだ)のドラムをドカドカ鳴らすことに執心しすぎて内容がそっちのけな気が…。意味ありげなメッセージは、独白で長々と語らせているため、全然頭に入ってこない。 クライマックスでの不意をついた発砲シーンは「おっ!?」と思ったのに、そのすぐ後、ダサダサなスロモーションの銃撃戦になってしまって台無し。何か色々もったいぶってカッコつけてる割には垢抜けないというか…。 印象に残ったのは、松田龍平が藤原竜也に「クサイ芝居嫌いなんだよ」って言い放つシーンかな。 確かに藤原君の舞台風演技は大げさすぎて苦手だけど、本作では、そんなことなかったです。 宗教をネタにドンパチやるバイオレンスを期待すると失敗します。 短さは○。 [映画館(邦画)] 6点(2012-10-17 22:49:52) |
20. アベンジャーズ(2012)
アイアンマンがビューン! キャップがバシーン!! ソーがズガシャーン!!! ハルクがグオォー!!!! 楽しんだもん勝ち! 祭だワッショイ!! [映画館(字幕)] 8点(2012-09-15 19:12:11)(良:1票) |