1. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 原作は未読です。 最初はシュールなコメディでちょっとクスっとくるくらいで、なんとなくゆるーい映画やなぁくらいに思っていたけど、予想外の展開!ただ単にシュールと思っていた事項が、どんどん線になり繋がっていってびっくりしました。 見ていて切なくてたまらんくなりました。 あの方法で報復するドルジに涙が出た…。 動物虐待を繰り返す若者たちを 鳥葬にしちゃえばいい、とつぶやいた琴美に対して、ドルジは鳥葬は死に方じゃない、弔い方だよ、と語った。あんなに穏やかな性格で、死や生に対して神話的で自然的なとらえ方をしているドルジが、琴美をひき殺した若者を、人なんて寄り付かず黒い鳥達だけが来るだだっぴろい草っ原の大きな木に、ナイフを突き立てて生きたまま放置した。その時の彼の気持ちが私の琴線に触れて、胸と喉が熱くなって苦しくって涙腺が崩壊するほどだった。 苦し過ぎるので、二度と見ないかもしれないけど、胸を突く映画です。 最後があんまり好みでなかったのが、少し残念でした。 [DVD(邦画)] 9点(2009-03-29 19:56:57)(良:1票) |
2. 愛に関する短いフィルム
ちょっと自分は共感できませんでした。こんなにも「愛」を局部的にあらわした映画はない‥。男の子は「愛」と言えるかもしれない。でも、女性の方は私にはわからない。 [地上波(字幕)] 5点(2009-01-14 00:15:59) |
3. アマデウス ディレクターズカット
長い作品だったけどそれを感じさせない作品。サリエリは音楽の才能を授かる・神から寵愛を受ける為に純潔を守り、情熱を傾け、心血を注いだ。そうやって禁欲的な生活をしている。苦しさの代償に「音楽の才能」と「社会的地位」を得たと思っているのだ。だが彼の前に、天真爛漫で下品で煩悩だらけ、しかし才能に満ち溢れたモーツァルトが現れる。彼は何にも苦労せずサリエリの欲しい物をいとも簡単に手にし、神の寵愛を受けている。これはサリエリにとって「神の裏切り」であった。正直、サリエリはモーツァルトよりも世渡り、社会常識、物腰の柔らかさ、計算するという事等優れている点が多い。ただ音楽の才能と、その才能を疑わないというある種の才能以外において、である。サリエリはモーツァルトと出会ってしまった事で、”自分の才能を傲慢な程に信じる”という芸術家にとってとても大事なポイントを永遠に失うことになる。サリエリの苦しみをみて、凡人の自分も苦しみを感じた。 一方、モーツァルトも彼にとっては望まない道を進んだ。彼はアホだ。子供のような人で、楽しいことが大好きだ。彼はただ楽しく作曲して暮らしたかったのだと思う。でも社会ではただ楽しくなんて無理な話で、嫁も子もいれば養わなければならない。周りとうまく折り合いをつけ、時には取り入らなければならない。そうしなければ価値のわかる人間へ彼の曲を披露する機会自体が得られないからだ。彼は落ちぶれても自分の才能だけは信じていた。ただ、彼の才能が「正当に評価」されない事にとても苦しんだ。とても苦しんでいたが、やはりこの点が決定的にサリエリと違う。 私が一番ぐっときたのはやはりサリエリが鎮魂歌作曲を手伝う所。モーツァルトを死に至らしめるのにふさわしいレクイエムを彼自身に作らせるという残酷な計画を練る程憎いのに、なぜ自分から手伝うなんて言ったのか?きっと彼はモーツァルト・神の音楽に携わりたかったのだ。彼の音楽に触れ、純粋にサリエリは幸せだったはず。嫁が帰るように言っても、「彼が手伝えと言っている」と帰ろうとしなかった。サリエリは二度と触れることができなくなって、何を思ったんだろうか。 もしモーツァルトをもう少し周りが救うことができれば、もっともっと素晴らしい曲を世に残すことができたのだろうか、と少し考えてしまった。 [DVD(字幕)] 9点(2009-01-13 21:13:47)(良:2票) |
4. あの夏、いちばん静かな海。
北野武らしい表現な気がします。言葉はいらないんですね。堰を切ったように零れ出す悲しみ。胸が熱くなります。 [ビデオ(邦画)] 7点(2009-01-12 17:51:52) |
5. アメリ
《ネタバレ》 アメリのような友人がいます。見た目はすごくかわいい。悪戯が大好き。子供のような残酷さ。偶に小悪魔ならぬ悪魔の片鱗を見せる。はまったものには物凄い集中力を見せて徹底的にやりぬく。ある意味器用。恋に恋する。少し奥手‥‥。付き合っていると振り回されるしイライラする可愛さ余って憎さ百倍になることも多々。 でも、やっぱり彼女の残酷さは純粋さともいえるし、突き抜けた器用さは不器用ともいえ、応援したくなる。友人としては大変な時もあるけど、彼女の可愛さはアメリに通じると思う。アメリはブラックな面があるけど罪がない。この映画は可愛くてちょっと犯罪手前だけどクスっとしてしまう。合うか合わないか割ときっぱり分かれそうな映画だけど面白かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-09 23:58:17) |
6. 遊びの時間は終らない
設定は面白い!私まだまだガキなので、見てたらガキな私はもっくんにイライラしてしまう所がありました。本部長がナイスキャラ。『何だったんだあのオッサンは』ってまさに自分が思ってたことだったので爆笑。この映画は世間を厳しく風刺している。ヒールをかっこいいともてはやすマスコミ。恐ろしい集団心理による馬鹿騒ぎ。コメディなんですけど、リアルでうんざりしてしまいました。 [地上波(邦画)] 7点(2008-12-15 20:59:55) |
7. アンナと王様
《ネタバレ》 結構面白かったです。でもちょっと長い‥。最初アンナの気の強さに「ちょっとは郷に入れりは郷に従えよ!」と思ってしまいましたが、まぁ後々はよかったです。アンナと王様がくっついちゃったら嘘だろ~~と思ってたのでくっつかなくて良かった。当然かぁ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-12-14 15:42:12) |
8. アンタッチャブル
カッコイイ!素敵!!何かもうしびれます。アンディ素敵すぎでしょう!!! [ビデオ(字幕)] 9点(2008-12-13 22:07:14)(笑:1票) |