1. 嫌われ松子の一生
《ネタバレ》 不運な女性、というよりも、男依存症な松子。松子のように、男がいないと生きていけない女性って結構いるんじゃないでしょうか。そしてそういった女性には、何かと不運が付きものですね。なぜか、自分のせいでは無く「運が悪い」の方で考えてしまっていて。だからまた男を見つけても、同じことの繰り返しで。「嫌われ松子」ってなってるけど、父親や妹に愛されてましたね。あと龍や、友達の沢村めぐみにも。口には出してないけど、松子の弟もきっと。憎く、そして愛しかった、父親や妹と同じ場所へ逝ってしまった松子が、最後に見せる笑顔が切なすぎて、涙が溢れてしまいました。醜いものも愛しいものも今は同じ、すべてあの世・・・。゜。゜(ノД`)゜。゜。 [DVD(邦画)] 7点(2010-04-02 19:42:27) |
2. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 1作目を見てから6年の間が空いてしまい、ようやくこの2作目を鑑賞しました。はっきり言って1作目の内容を殆ど覚えていませんでしたが、それでも楽しめてしまったのがこの作品の凄い所。B級・サブカル・カルト・オタクなどの言葉を使うと、タランティーノの映画は称賛しやすいんだけど、それ以上に、本作からはタランティーノの映画に対する姿勢・潔さを感じました。静と動のメリハリを効かせてる展開もそうだけど、もう全てが架空の漫画の実写化のようでいて、そこにユマ・サーマンの素晴らしい体当たり演技も加わって、唯一無二な作品となっています。話は変わりますが、米HIPHOPグループのウータン・クランのRZAが音楽担当してるんですね。カンフーが好きだからその繋がりなんでしょうか。 [DVD(字幕)] 8点(2009-11-27 19:28:53) |
3. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
《ネタバレ》 まるで、ルパンと銭形の関係のような、詐欺師とFBIの追いかけっこ。ストイックな刑事役を演じていたトム・ハンクスが良かったです。淡々としていて軽快に話が進んでいくけど、これといった盛り上がりはありません。でも、音楽で盛り上げまくる昨今の作品と比べると、引き算が上手にできているのでバランスがちょうどいいです。カメラの撮り方には若干スピルバーグらしさが垣間見れたけど、作品全体で見るとスピルバーグという意義をあまり感じない映画です。 [DVD(字幕)] 6点(2009-09-04 18:03:18) |
4. キング・コング(2005)
《ネタバレ》 キングコングが出てきて、ジュラシックパーク顔負けの怪獣や巨大生物で画面が忙しくなってきてからが面白いです。さすがピーター・ジャクソンと思ってしまいます。ナオミ・ワッツの美貌には、獣も虜になっちゃう、、、ってか!人間と獣の三角関係・・・何なんでしょう、これ。アンは気持ちが獣に傾いたり、ドリスコルに戻ったり。ズルい女。あと、コングと夕陽によるちょっと哀愁漂う場面で、「美しい」ことを共感することに固執してるアン・・・あれも何なんでしょう。良く分かんないけど、とにかくUMA(未確認動物)の迫力は無茶苦茶あるので、一見の価値ありです。にしても3時間は長過ぎw [DVD(字幕)] 7点(2009-08-04 20:55:17)(良:1票) |
5. キサラギ
《ネタバレ》 映画というよりも舞台劇を見たような感じです。皆さんそれなりに個性のある演技でしたが、いちご娘役の香川照之がずば抜けて良くて、流石だなと思いました。塚地武雅は、はねとびと同じようなキャラで、そのまんま面白かったです。死んだアイドルの如月ミキがファンレターを大事にしていたくだりで泣けました。ただ、如月ミキとの接点をみんな黙っていて、「実は…」的なことの連続が、あまりいただけません。 [DVD(邦画)] 6点(2009-03-20 16:56:02) |
6. 奇跡のシンフォニー
《ネタバレ》 音楽を通して、孤児とその父母を巡り会わせる奇跡を起こす感動作品。主役の男の子は、天才的な音楽のセンスをもっている設定だけど、楽器が似合ってない…。原始人が初めて楽器を触ったかのような弾き方かと思えば、すらすらピアノを弾いてみたり…。スピリチュアルで実験音楽のような楽曲を学長は「素晴らしい!」って褒め称えてたけど、大衆にそういう音楽はウケません。一部の好事家や偏屈な人が、ウンチク語る時のネタ的な音楽。でも清潔感があり純情で前向きな姿勢は、この子役はベストマッチしてました。萩原流行風のボスの元から男の子が逃げようとした時、その友人がギターで萩原を殴って助けてくれた場面から、徐々に涙しました。クライマックスは当然ハッピーエンドで、涙腺がゆるくなった私としては必要以上に泣けました。でも泣いた後、この映画良かったな~っていう満足感はなぜか無かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2008-11-24 18:22:31) |
7. 紀元前1万年
《ネタバレ》 この映画はファンタジーとして捉えるのが正解でしょう。大きなダチョウに追いかけられるシーン、マナクの群れが走るシーンは圧巻でした。ただ残念だったのは、ヒロイン役のエバレットが涙を流した時に、アイシャドーが落ちて黒い涙になっていたこと。捕まって奴隷になっていたのに、化粧バッチリかいっ!ってつっこまざるを得ない。とにかく事あるごとにウホウホ言ってる映画でした。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-19 17:01:53) |
8. キングダム/見えざる敵
《ネタバレ》 開始10分で始まるテロに衝撃を受けます。 そしてストーリーが進行していくと、怒り・悲しみ・虚しさが沸いてきます。 あと興奮も。 人質に刀を当てながらビデオカメラに向かって声明文を読むところとか、リアルです。 でもこれは映画で、エンターテイメント。その枠を超えると、映画の意味が傾いてある種の説教臭い感じになっちゃうんだけど、この映画は大丈夫でした。好感が持てます。 ジェイミー・フォックスもハマリ役で良かったです。後半の緊迫するシーンではバッチリ演技してたし、父親像としての顔も良かったです。 残念なのはカメラワークがぶれぶれな撮影法で、目が疲れました。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-17 19:07:16) |
9. キル・ビル Vol.1(日本版)
笑ったな~。笑撃でした。雑誌やTVの宣伝で大体の内容は知ってたけど。特に寿司屋のシーンと池田屋みたいな料亭ディスコ。頑張って覚えたと思うんだけど、カタコトニポンゴは笑わずにはいられません。日本じゃないどこか異国の雰囲気を楽しめました。あとは、首チョンパに腕チョンパ足チョンパ、想像以上のスプラッタでした。タランティーノもタランティーノのこれまでの作品も気に入ってるだけあって、点数つけるのは正直難しいです・・・。 6点(2003-11-07 19:20:07) |