1. キャッチ22
クレジットの渋いどころが揃ったキャストに興味津々だったのですが。1秒も笑えない反戦を謳った(はぁ? どこが?)不条理劇はワケワケメで退屈の極み。やっとのことで観終えてグッタリ。唯一頭がシャッキッとしたマルセル・ダリオとアート・ガーファンクルのやりとりに点数を。 [DVD(字幕)] 2点(2023-09-23 10:28:54) |
2. 傷跡
古今東西洋の東西を問わずあるあるな大規模工場誘致問題。舞台が70年代ポーランドというのに当時に出来る精一杯なのだろうと思われる作りで生々しさを感じる作品。妻子の描かれ方が中途半端だったのが惜しまれます。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-14 14:25:21) |
3. 傷だらけの挽歌
因業婆さんと頭のネジが外れているマザコン息子のキャラは立っているものの、誰一人として感情移入出来ない面々がドンパチやってるだけのつまらない展開に嫌気がさす。アルドリッチらしからぬカタルシスの無い凡作。 [DVD(字幕)] 4点(2022-11-03 02:01:00) |
4. キラー・エリート(1975)
2022.7.6に旅立たれたジェームズ・カーン目当ての鑑賞。 オープニングクレジットでのいぶし銀の面々に「お~」脚本スターリング・シリファントに「お~~~~」監督サム・ペキンパーに「え~、アチャー」期待と不安の入り混じり。 開始15分までがピークで以降は垂直落下の愚作ぶり。キャストもこれでは浮かばれない(怒) 自身の彼女出演を条件に手直ししたというシリファントに、名脚本家とは到底思えない駄脚本の理由が分かりゲンナリ。 色気漂う若きジェームズ・カーンは素敵だったのが救い。 [DVD(字幕)] 4点(2022-07-29 13:08:35) |
5. 危険を買う男
《ネタバレ》 今作ベルモンドはお上に雇われた高額の報酬で危険な任務を請け負う仕事人であり邦題は「恐怖の報酬」がしっくりくる。凶悪強盗犯「タカ」を追うストーリー。「タカ」役が「恐怖の報酬」(フリードキン版)のブルーノ・クレメルで、ソフトな物腰と反比例する残虐さに盛り上がったのですが。途中消えてしまって???でその理由に「その設定はおかしいよ!」異議あり。お目当てベルモンドのアクションシーンは少ないながら、キレ味は流石。そしてラスト対決で見せる男気は毎度の事ながら「惚れてまうわ~」状態であります。 [DVD(字幕)] 7点(2021-08-05 22:28:14) |
6. 恐怖の報酬【オリジナル完全版】
《ネタバレ》 2018年11月24日劇場鑑賞 1953年版鑑賞済。2018年11月にデジタルリマスター化したオリジナル完全版(監督に無断でカットした短縮版上映から40年後の本邦初公開)上映という事で駆けつけました。冒頭からエンディングまで「映画を作る狂人」ウィリアム・フリードキンの一ミリの妥協も許さないかのような気迫に圧倒されます。非道の殺し屋、外道のテロリスト、邪道の投資家、極道のギャング、4人それぞれの本国では生きてゆけなくなり肥溜めのような地に流れ着く過程を丹念に描く事で、圧巻だった300万ドルつぎ込んだという吊り橋シーンに於ける、地べた這いずり回る毎日から何としても抜け出したいという思いが浮き彫りにされます。罪に対する罰が与えられた結末はやるせないものの、やらずに後悔するよりはやって後悔したほうがマシなのだと思わされます。40年かけて復活させたフリードキンに祝辞を贈りたい傑作。 [映画館(字幕)] 9点(2021-02-28 01:58:21) |
7. キングと呼ばれた男
音楽・ストーリー・キャラクターはマカロニウエスタンならではのもので懐かしさに浸りました。(オープニングの主題歌が粗筋を語っているのにはビックリ「アカン事ないのん?」) お目当てクラウス・キンスキーは何時もとは別人のような大人しさで残念でしたが、怒りが沸点に達した時の、殺気及びレフトハンドから繰り出される身のこなしの瞬発力で彼の右に出る者はいないのを確認させられたワンシーンだけで満足出来た作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2018-09-06 00:15:56) |
8. 帰郷(1978)
ジョン・ヴォイトとジェーン・フォンダの不倫物語。夫として軍人として立つ瀬のないブルース・ダーンがあまりにも憐れ。どこか居直った感のある妻と人妻を寝取った男の反戦メッセージを醒めた思いで見る。 [DVD(字幕)] 5点(2017-12-08 16:00:29) |
9. 北国の帝王
カリスマタダ乗りVS鬼車掌の絡みにドリフのコントやトムとジェリーが思い浮かびました。ラストシーンのカリスマの台詞にうっかり頷くも、コソ泥のようなタダ乗りがのたまっても説得力はないと思いました。他に生き甲斐はないかのような車掌を演ずるアーネスト・ボーグナインのド迫力に点数を。 [DVD(字幕)] 4点(2012-09-27 18:52:49) |
10. 金環蝕(1975)
贈収賄のお話は今も脈々と受け継がれているようなので、未来にも受け継がれていくのかなぁと思うくらいで取り立てて面白いとは感じませんでした。数多の名優が演ずる意地汚い面々の中で官房長官が飛びぬけて嫌らしく、仲代達矢は日本一の男優だと改めて認識しました。 [DVD(邦画)] 6点(2011-10-06 00:45:30)(良:1票) |
11. 君よ憤怒の河を渉れ
《ネタバレ》 初見。予備知識なし。テーマ曲を始めとするチープさプンプンの音楽の効果で、安っぽく見えてしまった、007も真っ青の強引な展開における仰天シーンの数々。極めつけが、健さん、まさかキスなんてしないよね・・・えっ・・・まさかその先はないよね・・・え~っ・・・存在しないと思っていたシーンの相手が中野良子だなんて・・他に誰かいなかったのか!・・・もう、仰天の150分間でした。唯一、本作に向ける視線と通ずるものを感じた原田芳雄のニヒルさに好印象を持ちました。バスルームに向かっての「早く出てきてやれよ」は実に的を得た台詞です。 [DVD(邦画)] 6点(2009-11-16 02:58:14) |
12. 恐怖のメロディ
展開は見え見えでしたが、イーストウッドを苦しめるストーカー女の圧倒的な存在感が光ります。さすがに度が過ぎてはいますが、尻軽男がお灸をすえられている部分は自業自得であり、怨念と憎悪と恐怖の三つ巴の戦いに胸が高鳴ったのですが、あてが外れました。 淡白に過ぎるクライマックスでした。 [DVD(字幕)] 5点(2009-09-20 21:36:27) |
13. 鬼畜
ラストの親子のシーンは、自分が見た日本映画の中で最も印象に残るものである。高校生の時以来何度見ても泣けて、泣けて、泣けて・・・映画を見て涙した唯一の作品。 10点(2003-12-23 20:35:45)(良:1票) |